クレジットカード業界とは? 転職のポイントや仕事内容を解説!|求人・転職エージェント

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更新日:2022/08/25

金融業界

クレジットカード業界とは? 転職のポイントや仕事内容を解説!

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国をあげてキャッシュレス決済の普及を推し進めていることもあり、クレジットカード業界はここ数年でさらに大きな発展を見せています。そのような背景もあり、クレジットカード業界に転職を考えている方もいらっしゃるでしょう。

ただ転職となれば、クレジットカード業界の現状や業務内容なども知りたいところではないでしょうか。そこで今回マイナビでは、クレジットカード業界の現状をはじめ、実際にどのような業務を行うのかなど転職に役立つ情報をまとめました

クレジットカード業界への転職に興味をお持ちの方は、ご自身にとってクレジットカード業界は向いているのか、キャリア構築の上でプラスとなるかなど、検討していただけます。

目次

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クレジットカード業界の現状は?

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クレジットカード業界は、電子決済利用の広がりを追い風として、人々の生活に欠かせない重要な役割を担っています。

  • 電子決済の主流化が追い風に
  • ポストペイ式の電子マネーが増えてきている
  • クレジットカードにはマイナスイメージもある

しかし一方で、クレジットカードそのものに対して根強く残るマイナスイメージを払拭しきれてはいません。これら、よい傾向も気になる傾向も合わせて、詳細を確認していきましょう。

電子決済の主流化が追い風に

実はクレジットカードをはじめとしたキャッシュレス化において、後進国といわれているのが日本です。しかし今後のグローバル化に伴い、キャッシュレス化は必要不可欠になることから、ここ数年は国をあげてキャッシュレス化が推し進められています。

またコロナ禍によりネット通販の需要が高まったこともあるでしょう。クレジットカードをはじめ、スマホ決済など電子決済の主流化が急速に進み、需要は高まる一方です

ポストペイ式の電子マネーが増えてきている

ポストペイ式の電子マネーとは、ApplePayやQUICKPayといった決済サービスのことです。電子決済の主流化が進むとともに、これらポストペイ式電子マネーの需要も増加しています

ポストペイ式の電子マネーは、クレジットカードと結び付けて利用するのが一般的です。そのため、ポストペイ式電子マネー需要が高まるのに伴い、クレジットカードの契約数も増えています

クレジットカードにはマイナスイメージもある

ほかの先進国に比べて日本のクレジットカード普及率が低いのには、マイナスイメージが根強いことも影響しています。後払い方式であることに対する借金のようなイメージや、不正利用をはじめとしたトラブルに巻き込まれるリスクをクレジットカードの利用において懸念する人は少なくありません。

クレジットカード業界では、このようなマイナスイメージの払拭が長年の課題となっています

【クレジットカード業界への転職】おすすめな理由とポイント

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クレジットカード業界への転職には、キャリア構築に役立つ働きやすい風土を持つ企業が多いなどのメリットがあります。

  • 成長産業なのでキャリアアップになる
  • 男女問わず働きやすい企業が多い
  • 転職に有利な職歴・経歴

ここではこれらメリットのほか、クレジットカード業界への転職をおすすめする年齢層や未経験者の転職に関する情報をご紹介します

成長産業なのでキャリアアップになる

電子決済は国をあげて普及が進められており、クレジットカード業界は年々躍進が見られる成長産業といえます。成長路線の方針を取る企業が多く、転職後の昇進や昇給も期待できるでしょう。実際、銀行や信販会社などから、キャリアアップを目的としてクレジットカード業界に転職する方は少なくありません。

また、成長に伴って業務拡充を図る企業も多いと予想されるため、さまざまなことに挑戦し、スキルアップできる環境に期待できます。

男女問わず働きやすい企業が多い

クレジットカード業界は、大手企業ほど福利厚生が充実している傾向にあります。そのため、産休や育休をはじめとした休暇制度も利用しやすく、ライフスタイルが変化しても働きやすいでしょう。

また、時短やフレックス制度が充実している企業も、クレジットカード業界には多く見られます。このように働き方の自由度が高い企業であれば、ワークライフバランスを取りながら、ご自身の力を最大限に発揮して働けるでしょう。

20代・30代での転職がおすすめ

クレジットカード業界には成長戦略を取る企業が多いことから、新カードの開発や新企画の提案など、時代のニーズを先取りしたり、満たしたりする仕事を求められます。若い世代が活躍しやすい環境のため、20代・30代の方の転職におすすめです。

実際クレジットカード業界では、未経験者の採用は30歳前後が積極的な傾向にあります。ただし、これまでに別のクレジットカード会社や信販会社など業界に関わる職務経歴があるのなら、30代~40代でも即戦力として採用される可能性があります

未経験でも転職できる?

担当業務にもよりますが、クレジットカード業界への転職には特にこれといった資格は必要ありません。未経験であっても転職は可能です。

ただ、クレジットカード会社の職務経歴のほか、銀行系、信販会社、消費者金融系、保険会社といった金融業の職務経歴がある場合には、転職が有利になるといわれています。これらの職務経歴を持つ方は、金融業界の基本的な知識をすでに有している、また新しい知識の理解も早いことから、企業は採用しやすいでしょう。

なお、一口にクレジットカード業界といってもその業務はさまざまであり、業務によって有利となる職務経歴は異なります。たとえば営業業務の採用であれば、金融業の職務経歴よりも営業経験が優遇される傾向にあります。

クレジットカード会社の仕事とは?業務内容や職種

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クレジットカード会社の仕事は、主に「営業」「企画」「債務管理」「システム」「カスタマーサービス」の5つです。
ここでは、これら5つの業務について解説します。クレジットカード業界に転職するのならどの業務が向いているのか、ご自身に当てはめて考えてみましょう。

利用者を増やすための「営業」

クレジットカード会社の営業業務は、大きく2つに分けられます。1つはクレジットカードの利用者を増やすための営業、もう1つはカード加盟店を増やすための営業です。

しかし、どちらにしてもクレジットカード会社の営業は主に企業相手です。他職のように飛び込み営業となることはほとんどないため、行き当たりばったりの営業が苦手な方でも比較的働きやすいでしょう。

調査や経営管理をする「企画」

クレジットカード会社の企画業務は、クレジットカードに付帯するサービスや、新しいカードの発案や開発を行う業務です。また、企画に必要となる市場調査や経営企画、経営管理といった業務も企画部門が担当します

そのため、アイデアマンとしての能力だけでなく、数字を正確かつ理論的に扱える能力が必要となるでしょう。

債券管理や回収をする「債権管理」

クレジットカード会社はお金を信用で貸すため、取引によって発生する債権を管理する部門があります。具体的な仕事内容としては、未払いの代金がないかを確認し、あれば督促する業務です。

債権管理と聞くと法律面での知識や特殊な資格が必要に思えますが、そのようなことはありません。ただ、パソコンでデータを管理するケースが多いため、ExcelやWordなどを使いこなせるのなら強みとなりやすいでしょう。

セキュリティ管理や業務システム開発をする「システム」

クレジットカード会社は個人情報など重要なデータを大量に扱うため、高度なセキュリティを有したシステムを必要とします。セキュリティ管理や、業務に使用するシステムの開発を行うのがシステム部門です。

職種としてはシステムエンジニアとなり、高度な知識やスキル、経験を求められる求人が多い傾向にあります。システム部門に関しては、完全未経験からの転職はかなり厳しいといえるでしょう。

お客様の対応をする「カスタマーサービス」

カスタマーサービス業務とは、電話やメールなどで顧客からの問い合わせに対応する業務です。求人では、「コールセンター」と書かれているケースが多く見られます。

なお、カスタマーサービスもカード利用者対応と、加盟店対応の2部門です。どちらもこれといって必要な資格はなく、未経験からでもチャレンジしやすいでしょう。

【クレジットカード業界への転職】覚えておくと便利な用語

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クレジットカード業界に転職を考えているのなら、ある程度の専門用語を覚えておくことで、転職後に仕事を覚えるスピードが早くなるでしょう。クレジットカードに関する基礎知識も含まれますが、おさらいとしてチェックしてみてください。

セキュリティ基準である「PCI DSS」

「PCI DSS」とは、クレジットカードの国際ブランド5社(アメリカンエキスプレス、ディスカバリー、JCB、MasterCard、VISA)によって定められたセキュリティ基準です。

PCI DSSがあることで、クレジットカードの利用に一定の安全が確保されます。取り扱う国際ブランドが複数ある加盟店でもPCI DSSに準拠していればよいため、加盟店のセキュリティ対応の負担が減りました。

もしPCI DSSがなければ、加盟店は国際ブランドごとに異なるセキュリティ要件を満たさないといけないため、負担がとても大きくなります。

加盟店を開拓する「アクワイアラー」

「アクワイアラー」とは、加盟店を増やすための営業を行う会社を指します。しかし日本では、「加盟店を増やす営業」と「利用者を増やす営業」のどちらもクレジットカード会社で行うことが一般的です。そのため日本においては、アクワイアラーは会社ではなく、異なる部署の業務とイメージしてもよいでしょう

また、加盟店を増やすための営業業務のことを「アクワイアリング」と呼ぶことから、日本ではクレジットカード会社の「アクワイアリング営業」や「アクワイアリング部門」として求人をかけているケースがあります

クレジットカード利用者を増やす「イシュアー」

アクワイアラーと対をなす「イシュアー」とは、クレジットカードの利用者を増やす営業を行う会社を指します。しかし前述の通り、日本のクレジットカード会社では業務ごとに会社を分けないため、あまり聞き馴染みがないかもしれません。

利用者を増やす業務を「イシュイング」と呼び、日本ではクレジットカード会社の「イシュイング営業」や「イシュイング部門」として求人を見かけることがあるでしょう

支払い方法の1つである「リボルビング払い」

リボ払いとも呼ばれるリボルビング払いとは、毎月の支払いを一定額に固定する支払い方法です。たとえば支払い額を5,000円と設定すれば、クレジットカード利用額が5,000円を超えていても毎月の支払いは5,000円です。毎月の支払い金額が一定となり、利用者にとっては負担が軽く感じられるかもしれません。

しかし、リボルビング払いはあくまでカード会社に支払い料金を立て替えてもらう支払い方法です。立て替え期間が長ければ長いほど利用者が支払う手数料の総額は大きくなりますし、気づけば返済不能なまでに元金が膨らむケースもあります。

まとめ

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クレジットカード業界は、今後も目覚ましい成長が期待できます。今よりもキャリアアップを目指しての転職であれば、きっとやりがいを持って仕事に取り組める環境となるでしょう。

しかし同じクレジットカード業界であっても、業務は多岐にわたります。また企業によって商品の特徴や経営方針は大きく異なります。自分のスキルや資質を最大限に活かせる職場を探すためにも、転職エージェントを活用してはいかがでしょうか

マイナビエージェントは丁寧なヒアリングによって、一人ひとりの強みや適性を客観的に判断します。さらに求人紹介はもちろん、応募書類の添削や模擬面接など、サポート体制は万全です。理想の転職を実現するために、マイナビ金融エージェントが全力でお力になります。

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マイナビエージェント編集部

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