転職を繰り返す人の7つの特徴!長く働くために改善すべきポイントとは|求人・転職エージェント

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更新日:2022/06/16

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転職を繰り返す人の7つの特徴!長く働くために改善すべきポイントとは

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この記事のまとめ

  • 転職を繰り返してしまう人には、「キャリアプランが明確でない」「会社への理想が高い」などの特徴がある。
  • 自己分析を行ったり、客観的なアドバイスを受けたりすることで、長く働ける企業を探せる。
  • 的確なアドバイスを受けるのであれば、転職エージェントを活用するのがおすすめ。

周囲と比較して転職回数が多く、「このままで大丈夫だろうか」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。転職を繰り返してきた方の中には、なぜ転職を繰り返してしまうのかが分からず、悩んでいる方もいるかもしれません。

そこでこの記事では、転職を繰り返す人の特徴について解説します。転職を繰り返すデメリットもお伝えするので、今後の転職活動の参考にしてみてください。

目次

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一般的な転職回数はどのくらい?

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業界や業種によって、平均的な転職回数は異なります。企業や採用担当者によっても、「多い」「少ない」の感じ方には違いがあるでしょう。また、年齢によっても、転職回数に対する見方は異なります。

20代であれば3回、30代だと3回~5回以上の転職歴があると、「転職を繰り返している」と捉えられる可能性が高いといえます。ただし、1社あたりの期間が長い場合は、「経験を積むための転職であった」と判断されるケースもあります。

一方で、短期間での転職を繰り返している場合は、「何かあるのでは」「仕事へのモチベーションが低いのでは」などと懸念されてしまうでしょう。

転職を繰り返す人の7つの特徴

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ここからは、転職を繰り返す人によくみられる7つの特徴をご紹介します。自分に当てはまるところがないか、確認してみてください。

1.勢いで転職してしまう

転職先の情報をしっかり集めないまま転職をしてしまうと、転職した後でギャップを感じ、「辞めたい」と思う確率が上がります。もちろん、実際に働いてみないと分からないこともありますが、給与面や仕事内容、業界内での立ち位置、企業理念、働いている人の口コミなど、できる限りの情報を集めてから転職する努力が必要です。

2.自己評価が高い

転職をするにあたって、自己評価がある程度しっかりしていることは大切です。自分の魅力やアピールポイントが分かっていなければ、企業に対してアプローチをかけられないからです。

しかし、実際の能力よりも自己評価が高かったり、一般的なレベルを超えてプライドが高かったりすると、周囲の人とのあいだに軋轢が生じてしまい、働きづらくなるおそれがあります。自己評価の高さから、「自分はこのような仕事をするために働いているわけじゃない」「もっと高く評価されるべきだ」という不満が募り、転職を繰り返してしまう方もいるかもしれません。

実際に能力に見合わない給料で働いているケースもあるため、判断の難しいところではあります。しかし、複数回同じ理由で転職をしたことがあり、希望の仕事に就こうとしても採用面接に通らないという場合は、自己評価が高すぎると思ってよいでしょう。

また、自己評価の高さと同様に、責任転嫁しやすい傾向もみられます。責任転嫁しがちな方は、何か問題が起こったときに、自分自身に問いかけたり原因を探ったりすることを苦手とします。企業や周りの責任にしてしまうため不満が募り、「このような企業は辞める」と転職を繰り返してしまいます。

本当に企業が悪いケースもありますが、第三者に話を聞いてもらったり、周囲の人の意見に耳を傾けたりしながら、自分の中に転職を繰り返してしまう原因がないか探ってみてください。

3.会社への理想が高い

「高収入」「残業なし」「自分と考え方が合う人ばかりいてほしい」など、企業に求める理想が高すぎても、理想と現実のギャップに落胆し、すぐにまた転職してしまうケースがあります。「自分の理想がすべて叶えられる企業は、ほとんど存在しない」と考えた方がよいでしょう。企業に求める条件については、「譲れない条件」と「妥協してもよい条件」を決めて、バランスよく働ける企業を見つけることが大切です。

4.コミュニケーション能力に問題がある

コミュニケーション能力は、どのような職場であっても必要とされるものです。周囲の人といつもぶつかってしまったり、居心地が悪くなったりして辞めてしまう方は、自分がどのように人と接しているのか、また、人の言葉を敏感に受け止めすぎていないかについて考えてみましょう。

人間関係の悩みやトラブルを理由に転職を繰り返す方も、一度コミュニケーションの取り方について振り返ってみることをおすすめします。

5.自己分析ができていない

自己分析ができていないということは、自分が何を求めて仕事をしているのかが、きちんと理解できていないということです。自己分析が甘いと、自分のスキルや特性に合う仕事を見つけられず、仕事でやりたいことが曖昧になってしまいます。

転職を繰り返しても、「どうもしっくりこない」「希望どおりの仕事に就けない」という場合は、まず自分の転職先への希望をあらためて洗い出し、転職によってその希望が叶えられるかどうか確認する必要があります。

6.キャリアプランが明確でない

転職は目標を実現するためのステップですから、将来のビジョンが明確でなければ、満足のいく結果は得られないでしょう。目的が曖昧なまま転職活動を進めると、希望する企業に入社できたとしても、「思っていたのと違った」と感じてしまいます。

その結果、せっかく転職活動に労力を割いたにも関わらず、再び転職が思い浮かんでしまうことも。なんとなく転職活動を進めている場合、転職の目的を明確にすることで、転職を繰り返す行為を止められるかもしれません。

7.不安を感じやすい

転職回数が多い方の中には、将来に漠然とした不安を感じ、転職を繰り返してしまう方もいるでしょう。「この企業の将来は大丈夫だろうか」「このままのポジションでよいのだろうか」など、さまざまなことが心配になり、仕事へのモチベーションが下がってしまうケースもあります。

常に心配ごとがあり、物事をネガティブに考えてしまう方は、意識的に性格を変える努力が必要です。考え方を変えなければ、どこの会社に就職してもまた不安になってしまうでしょう。

転職を繰り返す5つのデメリット

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何度も転職を繰り返すことで、さまざまなデメリットが生じてしまいます。たとえば、短期間の職歴が増えて志望先企業の採用担当者からの印象が悪くなったり、自分自身のスキルや専門性が身につかずに転職もキャリアアップも難しくなったりしてしまいます。ここからは、転職を繰り返すことによる5つのデメリットについて見ていきましょう。

1.市場価値が下がる

転職を繰り返すことで、市場価値が下がるといわれることもあります。これは、結局のところ「各企業の採用担当者がどう思うか」ということですから、一概に下がる、下がらないといえるものではありません。

しかし、数ヵ月や半年など、まだ企業に慣れておらず、スキルやキャリアを身につける前に辞めていると考えられるような転職を繰り返している場合は、やはりマイナス評価になる可能性が高いといえます。

一方で、3年程度で転職を数回繰り返していたとしても、それぞれの転職に対して明確な理由があり、その理由を説明できるのであれば、マイナスにはならない場合もあります。

各企業できちんとスキルを身につけており、自分のキャリアアップのために前向きな転職をしてきたというのであれば、それほど問題視しない企業も多いでしょう。

2.経験値が上がらない

半年、または1年未満といった「短期間での転職」を繰り返している場合、その仕事は経験としてアピールできないケースが多いでしょう。特に短期間でさまざまな職種への転職を繰り返している方は、専門的なスキルや知識が身につきにくく、経験値を積めないというデメリットがあります。

20代であれば、新卒と同等と判断されてしまい、待遇が上がらないケースも考えられます。30代、40代、と年齢が上がるほど、経験を積んでいない職種への転職は難しくなるため、応募できる求人が減ってしまうかもしれません。

3.企業からの印象が悪くなる

転職を繰り返していることが、マイナスイメージにつながる恐れもあります。実際の転職理由にかかわらず、「何事もすぐに諦めてしまうのでは」「最後までやり遂げる力がないのでは」と思われることもあるでしょう。

企業は採用活動において、「長く勤めてくれる人」を採用したいと考えています。早期退職のリスクが高い応募者だと判断されてしまえば、採用される確率が低くなるかもしれません。

4.社会的信用が下がる

企業に信用されにくくなるだけでなく、家族や友人から悪いイメージを持たれてしまうケースもあります。「計画性がない人」「嫌なことから逃げ出す人」というイメージがつくと、周囲からの信頼がなくなるかもしれません

また、勤続年数が短いと、ローンを組むときに影響を受けることもあります。マイホームや車の購入ができなくなれば、思い描いていたライフプランの実現が難しくなるでしょう。

5.辞め癖がついてしまう

何度も転職を繰り返していると、「嫌なことがあればまた辞めればよいか」という考えに陥ってしまいます。辞め癖がついてしまうと、転職がうまくいったとしても、業務内容や人間関係などの不満から再度辞めてしまう可能性が高いでしょう。

そういったループに陥ると、今度は欠点に目が行くように。その結果、どの企業へ転職できても、「不満がある」と感じてしまいます。

転職を繰り返す人が長く働くためのポイント5

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転職を何度も繰り返すのは、自分のキャリアにおいて、あまり望ましいことではありません。落ち着いて長く働ける企業で働くために、心掛けておきたい5つのポイントをご紹介します。

1.自己分析を行う

勢いで転職を決めてしまう前に、自分が何を求めて転職をするのかについてあらためて考えてください。転職時、職務経歴書を書くにあたって、キャリアの棚卸を行う方も多いでしょう。これは、いわば仕事面での自己分析ということです。

それと同時に、自分の希望、将来設計についても考え直してみることが大切です。他人に自分の評価をしてもらったり、自己分析シートなどを利用したりして、自分自身を見つめ直してみるのもよいでしょう。

自己分析をすることは、仕事選びをするうえで非常に重要なことです。「自分の気持ちくらい分かっている」と思っていても、そのすべてを意識できていない場合もあります。転職を意識したときは、まず自分自身についての理解を深めることが大切です。

2.過去を振り返る

これまでに自分が勤めてきた職場や仕事について、あらためて思い出してみてください。「案外悪くなかったな」と思うところはなかったでしょうか。本当に転職すべきだったのか考えて、「あのときは転職しなくてもよかったかもしれない」と感じたら、一体どうして転職という道を選んだのか分析してみましょう。そこに、転職を繰り返してしまう原因が潜んでいるかもしれません。

また、これまでの職場での自分の振る舞いについても、思い出してみてください。周囲の人と問題なくコミュニケーションが取れていたか、気まずくなってしまったとしたら、その原因が自分になかったかということを細かく思い返してみましょう。そうすることで、自分自身の抱える問題点に気づける場合があります

3.企業の情報を集める

自分が何を求めているのかがはっきりしたら、次に、応募先の候補となっている企業について情報を集めます。これは、そこに転職することで、本当に自分が求めているものが手に入るのかどうかを確かめるためです。

企業の情報を集める場合、労働環境や待遇などをチェックする人が多いでしょう。自分にとって働きやすい企業かどうかを知ることは、長く勤めるためには重要なことですから、情報はもちろん大切です。しかし、それと同時に、自分が本当に望んでいることをかなえられるのかという点もしっかり吟味しなければなりません。

自分が仕事を通じてかなえたかった欲求を満たせる企業であれば、それ以外の要素に多少の問題があっても勤め続けられます。

4.勢いで辞める前にいったん立ち止まる

「転職したい」と思ったときは、自己分析を行ったり、過去を振り返ったりしてじっくり考えてみてください。そのうえで、「本当に辞める必要があるのか」を判断します。

自己分析をしたり、過去の転職を振り返ったりすることで、自分自身の考えを知ることができます。また、応募先の企業の情報を集めることで、転職した場合の将来についてイメージできるでしょう。

それらを踏まえたうえで、「いまの状況が改善されるか」「本当に自分の求めていることに近づけるのか」を明確にします。そのために、次のようなことを考えてみましょう。

  • 何が原因で辞めたいのか、あらためて考える
  • 今の仕事を辞めることで生じるデメリットを挙げてみる
  • 転職によっていまの状況を改善できるのか考える

転職をしたとしても、いまよりもよい環境になるとは限りません。勢いで転職に踏み切るのではなく、いまの自分は本当に転職したほうがよい状況なのかということを、しっかり検討してみましょう

5.客観的な企業選びのアドバイスを受ける

自分だけの意思で転職を決めるのではなく、第三者に相談することもおすすめです。意外と自分では見えていなかった、転職以外の仕事の悩みの解決策や、改善案を得られる場合もあります。

これ以上転職を繰り返さないために、次の転職を成功させたいのであれば、転職エージェントのような転職のプロに相談することもおすすめです。転職サイトなどには掲載されていない魅力的な求人案件の紹介や、転職成功のためのサポートも受けられます。

転職を繰り返す人が採用されるためのアピール方法4

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転職回数が多く、希望の企業に採用されないのではないか、と不安を感じている方も多いでしょう。転職回数の多さは懸念材料ですが、アピール方法を工夫すると、懸念点を払拭できる場合があります。ここでは、採用されるために押さえておきたいポイントを解説します。

キャリアの一貫性をアピール

転職を繰り返している方は、経歴から共通点を見つけ出すことで、キャリアの一環性をアピールできます。「同業界」や「同職種」での転職を繰り返しているのであれば、目的のある転職だったと説明できるケースもあります。

業種や職種が異なる企業への転職だとしても、「コミュニケーション力を重視する仕事」「お客様の課題解決につながる仕事」など、共通点を見つけられると採用担当者を納得させられるでしょう。

資格やスキルをアピール

転職を繰り返していたとしても、応募先で必要とされるスキルがあれば、高評価を得られるかもしれません。

「この資格を持っているなら活躍してくれそう」「このような経験を積んでいるのであれば、入社後に力を発揮してくれるだろう」と思ってもらえると、採用の可能性は高まります。これまでの経験を振り返り、企業へ貢献できる部分がないかを探してみましょう。

また、多くの仕事を経験していることが、アピールポイントになる場合もあります。異なる職種の経験がある人材を探している企業を見つけ、アピールするのもひとつの手です。

入社後の活躍をアピール

入社後にどのような貢献ができるかを伝え、活躍のイメージを持ってもらえると、採用に一歩近づきます。転職回数の多さに懸念を抱く企業があるのも事実ですが、今後の可能性に期待して採用してくれる企業もあります。

どのように貢献できるかが分からない方は、現職または前職でどのような活躍をしたのかを振り返ってみましょう。今後のビジョンを含め、成長したいことを伝えるのもよいでしょう。

転職意欲の高さをアピール

転職を繰り返している方は、定着性がないと思われてしまいます。「この人を採用しても、すぐに退職してしまうだろう」という懸念を抱かれるケースも多いでしょう。そういった懸念を払拭するため、入社意欲の高さをアピールするのもポイントです。

「どうしてもここに入社したい」「ここでしか実現できないことがある」というように、他社ではだめな理由を述べましょう。そのためには企業や業界を研究し、理解を深めておくことが大切です。

転職を繰り返さないために、徹底的に自己分析を行おう

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転職を繰り返さないためには、まず、自分自身の希望や特性をしっかり分析することが大切です。このとき、自分だけで考えるのではなく、転職エージェントのキャリアアドバイザーといった専門家に相談し、客観的な意見を取り入れることがおすすめです。

マイナビエージェントでは、キャリアアドバイザーが一人ひとりの転職を手厚くサポートします。無料登録後は面談を行い、経歴をヒアリング。その後、キャリアの棚卸しからあなたの強みを見つけ、転職成功のためのアドバイスをさせていただきます。客観的にアドバイスすることで、自分では気がついていない強みを発見できるケースもあります。

失敗を繰り返さないためにも、過去と現在を踏まえたうえで自分の思い描くキャリアプランについてあらためて考えてみましょう。

まとめ

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転職を繰り返してしまう方は、一度立ち止まって、転職を繰り返す原因を考えてみましょう。いきおいで転職したり、自己評価が高かったり、明確なキャリアプランがなかったりなど、転職を繰り返す原因は人それぞれです。転職を繰り返していると、「経験値が上がらない」「社会的信用を失う」といったデメリットが生じてしまうケースもありますので、原因を把握して長期的に働ける職場を探してみましょう。

マイナビエージェントでは、キャリアアドバイザーが一人ひとりの転職活動をしっかりとサポートします。転職に関する不安や悩みがある方は、ぜひご相談ください。

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執筆・編集

巽 信貴

株式会社マイナビ所属。前職ではアパレル業界での営業職を経験。ブランドの立ち上げ・ブランド戦略の立案・拡販などに携わった。その後、マイナビに転職をし、キャリアアドバイザーとして従事。20代・30代の転職サポートに強みがあり、将来のキャリア設計に俯瞰的なアドバイスを得意としている。

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