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更新日:2022/09/06

IT業界

Webエンジニアの仕事はきつい?理由や転職で気を付けるポイントについて

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Web エンジニアの仕事は、「きつくて辛い仕事」だと言われることも少なくありません。
何故そのように言われてきたのでしょうか。

当記事では、Webエンジニアがきついとされる理由や、Webエンジニアに向いている人材の特性、Webエンジニアへの転職で気を付けたいポイントについて解説します。

目次

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Webエンジニアの仕事は本当にきつい?

マイナビエージェントが実施した調査「職種別平均年収ランキング(2016)」によると、マークアップエンジニア・フロントエンドエンジニアなど、Web系エンジニアの平均年収は385万円でした。

同調査では、システムエンジニア・プログラマーの平均年収が443万円、内勤営業・カウンターセールスの平均年収が366万円となっており、収入面においてWebエンジニアは、システムエンジニアやプログラマーよりは低めだが、営業やカウンターセールスと比較すると高めとなっています。

しかし、企業規模や勤務年数、スキルや経験によっても変わってくるので一概には言えません。
では、Webエンジニアの労働時間についてはどうなのでしょうか。

一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)の「情報サービス産業基本統計調査」によると、Webエンジニアを含むITエンジニアの年間残業・休日出勤等は245時間(月平均20.4時間)でした。

また、年次有給休暇の取得率は69.1%です。
さらに、厚生労働省発表の「平成31年就労条件総合調査の概況」によると、全職種平均では、年次有給休暇の取得率は52.4%となっています。

企業規模別に見てみると1,000人以上で約60%近くの企業が半数以上となっており、それ以下の企業においても約半数が取得できている状況から見てみると、有給休暇を比較的取りやすい現状であることが分かります。

Webエンジニアはきつい仕事だとよく言われますが、年収と労働時間の観点からすると、労働時間は長くなる傾向ながら、休めるときには休暇をとれる仕事だと評価できます。

Webエンジニアがきつい・辛いと言われる理由

では、Webエンジニアが「きつい・辛い」と言われる理由にはどういったものがあるのでしょうか?
その理由について解説していきます。

スピードを求められる事が多い

Webエンジニアの仕事には必ず納期があり、常に開発スケジュールに沿って作業します。
一方で、Webエンジニアは全開発工程の下流工程であるため、上流工程が遅延した場合、Webエンジニアがその遅延のフォローをおこなうことがあります。
そうなってしまうと、納品間際では時間に追われながらの作業となり、常にスピードを求められる状態が続きます。

新しい技術・情報を学び続けなければならない

Web関連で最近注目された新しいフレームワークやライブラリの中に、「React」や「AngularJS」がありますが、これらは、ほんの数年前にはあまり知られていなかった技術でした。

このように、少し前までは知られていなかった技術が突然注目される様になったり、全く新しい技術が開発されたりと、Webエンジニアは毎日のように新しい知識や情報を習得し、学び続けなければいけません。

就業時間以外でも勉強する場合があるため、プライベートな時間が確保できず、Webエンジニアがきつい・辛いと感じてしまう理由の一つとなっています。

納期やバグによる残業が続くことがある

Webエンジニアの年間残業・休日出勤などの時間数平均は、245時間と先述しました。
これは月平均にすると20.4時間ですが、毎月平均して約20時間というわけではありません。

69.1%という比較的高い年次有給休暇の取得率となっていますが、繁忙期や納期が迫っている月に関しては、残業をする月もあります。
Webエンジニアは納期やバグの修正に追われ、残業続きになることもあるのが実情です。

一人で負担する領域が広い

Webエンジニアを含むIT人材は不足しており、どの企業も十分にWebエンジニアを雇用できているとは限りません。
Webエンジニアが不足している企業の場合、開発も少人数で進めていかなければいけないため、一人あたりが担当する領域が広くなります。

特にベンチャー企業などでは、幅広く仕事を受け持つ傾向があります。
また、協力できるエンジニアの数が少ないため、業務の引き継ぎができず、Webエンジニアの仕事は属人化しやすいという側面もあります。

未経験・文系からWebエンジニアになれる?

Webエンジニアにはロジカルな思考が求められるため、どちらかといえば文系よりも理系に向く仕事です。
ただし論理的な思考は、トレーニングによっていくらでも身につけられるため、文系だからといってWebエンジニアになれないわけではありません。

ITエンジニアは不足傾向が続いており、未経験者や文系職種からの転職でも、Webエンジニアになれる可能性はあります。
特に20代であれば、企業がエンジニアとして一から教育する前提で採用されるケースも多く、未経験からの転職実現の可能性が高まります。

Webエンジニアに向いている人

Webエンジニアに向いているのは、以下のような特性を持つ方です。

黙々と作業をすることが好き

小さい頃から、黙々と物を作ったり考えたりすることが好きだったという方は、Webエンジニアに向いています。
逆に、何も話さずに作業することが苦痛な方には、難しいかもしれません。

論理的に考えることが好き

Webエンジニアには論理的な思考が常に求められます。
自身で作成したコードにエラーがあった場合も、論理的に考えながら見直すことで、容易にエラーを発見できるようになります。
よって、数字やロジックをもとに物事を考えるのが得意な方は、Webエンジニアに向いているといえます。

新しい技術や知識の学習が苦ではない

例えば「Docker」や「Kubernetes(k8s)」などの仮想化技術は、数年前は全く注目されていなかった技術です。
一方、近年では大注目のフロントエンド技術として話題になることが増えました。

そのような新技術を勉強する機会と時間を、業務内で与えてくれる企業もありますが、それ以外に自分のプライベートを犠牲にしてでも技術や知識を学習したいという方であれば、Webエンジニアはおすすめです。

転職の際に気を付けるべきこと

Webエンジニアへの転職を考える際は、新しい企業に契約する前に、必ず次の点を確認しましょう。

平均残業時間

興味がある企業の平均残業時間は、必ず確認しておくべきです。
ただ、平均残業時間の情報は外部ソースからだと確認しにくいため、直接企業に問い合わせるなどの工夫が必要です。

離職率

離職率が高いか低いかは、転職先を考えるうえで知っておきたい情報です。
離職率に関する情報はネガティブな内容であり、企業には直接聞きにくいですが、企業の働きやすさを知るためには非常に重要であるため、ぜひ入手しておきたい情報です。

自社の開発or受託制作

システム開発会社の業務形態は、「自社でシステムの企画から納品まですべてを手がけている場合」「ほかの大規模企業から開発の一部分を受託している場合」の2種類に大別できます。
自社開発か受託開発かによって、実際に勤務したときの残業時間や給与などが大きく異なります。

受託開発する企業は一般的に、孫請・曾孫請けなどと言われていますが、いずれも親会社による方針変更やスケジュール変更に振り回されがちです。

自社でシステム開発の上流から下流までを対応している企業であれば、自社でコントロールできる部分が多く、自分のプライベートへの影響を最小限にできるため、より働きやすいと感じられるでしょう。

会社の雰囲気を見る

Webエンジニアは基本、黙々と作業する職種ですが、社内のほかのエンジニアや顧客とのコミュニケーションは必須です。

近年ではチャットツールやWeb会議などでコミュニケーションが完結することも増えていますが、実際には対面でのコミュニケーションも重要視されています。
会社の雰囲気を知るためには、面談などで企業訪問する際、実際に働いている社員を観察するとよいでしょう。

自分に合った働き方を手に入れよう

離職率や会社の雰囲気、残業時間などは、転職時にぜひ入手したい情報ですが、直接企業に聞くのはためらわれます。
そこで、解決策としておすすめしたいのが、転職エージェントの利用です。

転職エージェントは数々の企業と太いパイプがあるため、求人票から得られない情報や給与、離職率などの情報も提供してもらえます。

まとめ

Webエンジニアの仕事は、残業が多いわりには給与が安いとされ、きつく辛い仕事だと言われてきました。
しかしながら、Webエンジニアの需要は高まる一方です。

日々新しい技術を追い続けられる方であれば、Webエンジニアへの転職はおすすめできます。
転職をまだ決断していない状態でも、転職エージェントなどからの情報収集は有益です。
エンジニアへ転職をお考えの方は、マイナビエージェントのご利用がおすすめです。

転職が初めての方でもプロのキャリアアドバイザーが、一つひとつ丁寧に疑問に答えてれます。
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マイナビエージェント編集部

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