インフラエンジニアの3つのキャリアパスとやりがいを徹底解剖!|求人・転職エージェント

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更新日:2024/01/18

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インフラエンジニアの3つのキャリアパスとやりがいを徹底解剖!

目次

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インフラエンジニアの需要と将来性

かつてのインフラエンジニアの仕事というと、休日や時間帯を問わず「サーバーが止まってしまったので、今すぐ来てほしい」と呼び出されることも珍しくないハードワークでした。

しかし、近年の「クラウドサービス」の浸透によって、以前よりも簡単にサーバー構築・運用ができる環境となったこともあり、機器のメンテナンス業務から解放されたインフラエンジニアの負担は大きく軽減されたといえます。

だからといって、インフラエンジニアの仕事がなくなるわけではありません。
リーズナブルに利用できるクラウドサービスは、大手企業だけでなく中小企業も積極的に利用するようになりつつあり、インフラエンジニアの需要と将来性はより高くなっています。

パソコンが消えない限りITインフラも存在し続けるため、他の社会人と同様のワークスタイルで働くインフラエンジニアの需要は、今後も高い水準にあるといえるでしょう。

インフラエンジニアには、3通りのキャリアパスがある

インフラエンジニアがキャリアアップを目指すとなると、進むべき道としては「マネージャー」「スペシャリスト」「ITコンサルタント」の3つが代表的です。
それぞれの仕事内容と、やりがいについてまとめてみました。

キャリアパス1 チームを率いてプロジェクト成功を目指す「マネージャー」

【仕事内容】

チームやプロジェクトでリーダーシップを発揮したい人におすすめなのはマネージャーです。
インフラエンジニアの仕事は作業量が多く内容も多岐にわたります。

そのため、複数の専門家が集まるチームの一員として取り組んでいくことになります。
マネージャーはそのチームのまとめ役となり、責任を持ってITインフラの管理をする役割を担います。

【やりがい】

マネージャーの仕事は、チームリーダーとしての責任を伴うため大変な面もあります。
しかし、自分が指揮をとって構築したITインフラが企業を動かし、多くの人の生活を支えていくことのやりがいを実感することができるという、大きな魅力があります。

また、指導した後輩が成長していく様子をつぶさに見られることも、マネージャーならではの喜びとなるでしょう。

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キャリアパス2 技術を極めたThe仕事人「スペシャリスト」

【仕事内容】

インフラエンジニアとしての知識とスキルをとことん高めたい人には、スペシャリストを目指すことをおすすめします。
インフラエンジニアのスペシャリストにとって大切なのは、当然「技術の向上」です。

仮想化の技術など、一般的なインフラエンジニアにはできないような、よりハイレベルな技術が求められます。
また、スペシャリストは技術だけでなく「最新技術の情報収集」をすることも必要不可欠です。

変化の激しいIT業界では、あるひとつの技術を覚えても、そのニーズがなくなれば、仕事はなくなってしまいます。
「今、業界で求められている技術は何なのか?」と常にアンテナを張り巡らせ、取り組むべき技術を見極めることが求められるのです。
さらに知識も高めて、システムの改善や課題解決策なども提案できるようになれば、より活躍の幅が広がるでしょう。

【やりがい】

インフラエンジニアのスペシャリストとして技術と知識を高めることで、自分自身の成長度合いを感じることができ、やがては自分の腕ひとつで顧客に貢献できるようになります。

そのため、インフラエンジニアとしての他の2つの道と比較して、「個人としてのやりがい」をより強く感じることができるでしょう。

キャリアパス3 IT技術で企業の課題をビシッと解決する「ITコンサルタント」

【仕事内容】

インフラエンジニアとして培ったIT分野の豊富な知識を活かして、アドバイザーとして活躍したい人は、ITコンサルタントを目指しましょう。
ITコンサルタントは、顧客のニーズや課題に合わせて、ITインフラや経営戦略をアドバイスしていきます。

経営戦略を提案するためには、IT関連の知識だけではなく、現在の経済情勢や経営術といった、ビジネス面の知識も日頃から学んでいくことが求められます。

【やりがい】

ITコンサルタントは、複数のプロジェクトを同時に抱えることができるという特徴があります。
より多くの、多様な分野の人々と仕事がしたいという人におすすめです。

様々な企業や業界からのオファーに対応することで、「ITインフラを自分が支えている」という実感を得ることができるでしょう。

また、顧客から頼りにされるITコンサルタントという存在になることで、ビジネスに貢献できる大きな喜びも感じることができます。

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インフラエンジニア未経験の場合は?

インフラエンジニア未経験でIT業界・インフラエンジニアに転職をするとなると、まずは「システム運用・保守」「ヘルプデスク」といった職種にチャレンジし、そこから経験を積んでいくことがおすすめです。

最初から開発をしたり、専門的な知識やスキルをそこまで必要としたりするポジションではないため、未経験者でも前向きに採用している企業が多いのです。

未経験でも、独学で勉強して「CCNA」「ITパスポート」といった資格を取得していると、さらに転職成功率が高くなるでしょう。

理想のキャリアパスへの近道!取っておきたい3つの資格

インフラエンジニアという名前のつく資格はありませんが、仕事に活かせる資格はいくつも存在します。
ここで紹介する3つの資格は、数ある資格の中でも、インフラエンジニアとして一定の知識があることを証明できるものです。
1つでも取得できていると、理想とするキャリアパスへの近道となるでしょう。

CCIE(シーシーアイイー)

「CCIE」は、アメリカのコンピューターネットワーク機器開発会社のCisco Systemsが認定するベンダー資格です。
正式名称は「Cisco Certified Internetwork Expert」で、ネットワーク資格の最高位として知られています。

難度は非常に高いですが、取得できればIT業界で最も高いレベルに位置するネットワークエンジニアであることを証明できます。

LPIC(エルピック)

カナダのNPO法人Linux技術者認定機関「LPI」が認定する、世界最大規模のLinux技術者認定試験が「LPIC」です。
レベル1~3の3段階に分けられており、最も難しいレベル3は、分野が3つ用意されています(Mixed Environment/Security/Virtualization & High Availability)。

日本でオープンソースソフトウェアを導入している半数以上の企業が、Linuxを利用しているという調査結果(2016年、IDC Japan株式会社調べ)もあります。
サーバーやネットワークを含むシステムの構築・運用・保守を担うエンジニアは、ぜひ取得しておきたい資格です。

ORACLE MASTER(オラクルマスター)

「ORACLE MASTER」は、アメリカのソフトウェア会社Oracle Corporationが認定する、オラクル社製品の知識を証明する資格です。
知名度が高く、世界で通用する国際資格となっています。

専門分野ごとに多数の認定資格があり、おもなものとして「Database/Enterprise Management」「Java/Middleware」「Applications」「O/S・H/W・仮想化」「Oracle Cloud」があり、それぞれがさらに細分化されています。

まずは自分の得意とするジャンルや使用しているハードウェア(ソフトウェア)の資格から取得し、少しずつ周辺の資格に手を広げていくと良いでしょう。

これからの時代、インフラエンジニアとして活躍するにはプログラミングの知識も必要!

これまでインフラエンジニアは、ITに関する豊富な知識と技術を駆使して業務を遂行してきました。
しかしこれからの時代、さらにインフラエンジニアが活躍するためには、プログラミングの知識も求められるでしょう。
その最大の理由は「ITインフラの仮想化」にあります。

ITインフラの仮想化とは?

これまでパソコンを利用するときは、コンピューターのハードウェア、ソフトウェア、データなどを自分で保有し、管理してきました。
外出先で別のパソコンを使う場合は、事前にデータをメディアに移して、持ち歩く必要があったのです。

しかし、現在はどのパソコンからでもデータを共有できる、ITインフラの「仮想化」の時代になっています。
ITインフラの仮想化とは、ソフトウェアによって1台のコンピューター上に、何台もの「仮想のコンピューター」があるかのように働かせることができる技術のことです。

この仮想化技術のわかりやすい例が「クラウドサービス」で、この技術のおかげもあり、データやソフトウェアはどの端末からでも利用できるようになりました。

ITインフラ仮想化によるプログラミングスキルの必要性

ITインフラの仮想化によって、インフラエンジニアの仕事内容も変化してきました。
現在のITインフラは、「プログラミングによって操作する」ようになっているのです。

つまり、これからの時代のインフラエンジニアには、IT関連の知識と技術に加えて、プログラミングの知識が必要不可欠なのです。

専門スキルや知識以上に求められるものとは?

技術力や知識が一番の武器となるインフラエンジニア。
しかし、開発や運用の現場での実際の業務を考えると、「コミュニケーション能力」「英語力」も求められるといえます。
その最大の理由は「ITインフラの仮想化」にあります。

チームメンバーと意思疎通を図る、コミュニケーション能力

インフラエンジニアにとって、「ITに関する知識」や「機器を組み立てる作業効率の高さ」「設計書を作成する文章構成力」などは、必要不可欠です。

しかし、その専門知識や技術以上に大切とされるのが、コミュニケーション能力です。
インフラエンジニアの仕事は、個人戦ではなくチーム戦。

メンバー間でこまめに連絡をとり、協力して取り組まなければ、目的を達成することはできません。
また、顧客の要望をヒアリングしたり、トラブルが起きたときに状況を伝えたりする場合にも、高いコミュニケーション能力が求められます。

機器のマニュアルを読み解く、英語能力

ITインフラのトラブル発生時に必ず確認するのが、それぞれの機器のマニュアルです。
日本語で書いてあれば問題ありませんが、サーバーやネットワーク関連の機器、ソフトウェアのマニュアルは英語で書かれているケースが多くあります。

インフラエンジニアにこれを読み解くレベルの英語力が備わっていれば、スピーディーなトラブル解決に役立ちます。

どのキャリアパスでもマイナビエージェントは相談にのります

マイナビエージェントでは、インフラエンジニアのどのキャリアパスについてもご相談に応じます。
マイナビエージェントのキャリアアドバイザーは、業界別の専任制。
IT業界出身者も数多く在籍しています。

各企業とのパイプを活かして、転職を希望される方が知りたいポイントを押さえた、求人企業の情報収集を行っています。
ご希望のキャリアパスに応じて転職先探しのサポートをさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

マイナビエージェントには、IT業界への転職サポート実績が数多くあります。
応募前の「審査書類の添削」や「面接対策」など、転職に関する様々なお悩みについてキャリアアドバイザーが手厚くフォローさせていただきます。

みなさまの将来の選択肢を広げるお手伝いをさせて頂けたらと思いますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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執筆・編集

大原 直人

前職は大手メーカー系SIerにて要件定義から実装・導入まで幅広く担当し、現在は関西圏のIT領域責任者を担当しております。エンジニアとしての現場知識を活かし、コンサルタント・SI・WEB系・社内SEなど、ご希望に対する適切な提案を強みとしております。

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