子育て中の女性が転職するには?成功のポイントや面接・応募書類対策|求人・転職エージェント

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更新日:2023/07/13

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子育て中の女性が転職するには?成功のポイントや面接・応募書類対策

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この記事のまとめ

  • 子育て中の転職活動には育児がしやすい環境が整った職場を見つけられる、家庭の収入が増えるといったメリットがある。
  • 子育て中の転職活動は、子どもの預け先が決まったタイミングや、体調が落ち着く4歳~5歳以降を目途に始めるとよい。
  • 子育て中の転職活動は、今後のキャリアやライフスタイルをイメージして条件を決め、プロのサポートを受けるとスムーズに進む。

保育園など子どもの預け先が見つけられないため、いまは子育てに専念しているものの、一段落したら仕事に復帰しようと考えている方は多いのではないでしょうか。

しかし、子育てをしながら仕事をするのはもちろんのこと、子育て中の転職活動自体も大変なことです。さらに、子どものお迎えがあって残業が難しかったり、急な発熱などで早退したりする可能性のある子育て中の方の採用に、二の足を踏む企業も少なからず存在します。

この記事では、子育て中の女性が転職に成功するためのポイントについて、詳しく紹介します。

目次

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子育て中でも転職活動はできる?

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子育て中であっても、もちろん転職活動は可能です。しかし、子育て中の女性の転職では、気をつけたいポイントがいくつかあります。転職活動を始める時期やタイミングは、特に重要です。子どもの年齢だけでなく、自身の年齢についても考慮する必要があります。採用の有無だけでなく、転職活動にかけられる時間も変わってくるでしょう。ここでは、子育て中の転職活動における注意点を解説します。

「年齢の壁」を考え、転職活動はなるべく早めに

子育て中の転職活動には、出産後一度退職して転職するケースと、仕事を続けながら転職を希望するケースの2つのパターンがあります。

出産後に退職していて転職する場合は、子どもの成長に合わせて、どのタイミングで復職するかが問題になります。企業側が長期間の仕事のブランクがあることを懸念する場合もありますので、なるべく早く行動したほうが転職活動を有利に展開しやすくなるといえるでしょう。

在職中に転職活動をするのか、辞めてからするのか

就業中の方の場合、在職中に転職活動をするのか、退職後に転職活動をするのかが問題になります。

働きながら転職活動をするメリットには、収入が確保されているので、焦ることなく活動できる点があります。その一方で、転職活動の時間の確保が難しいデメリットもあります。

反対に退職してから転職活動をする場合、じっくりと転職活動に取り組める点はメリットです。しかし仕事を辞めてしまうと、保育園を退園しなければいけない可能性があったり、収入が途絶えてしまったりするデメリットがあります。

そのため、自身の置かれた状況に応じて、臨機応変に判断する必要があります。

子育て中の女性が転職するメリットと注意点

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産前に仕事を優先して生活していたとしても、産後は育児と両立させる必要があり、これまでのように働けなくなる可能性があります。子どもとの時間を優先させたいと考える方もいるでしょう。子育て中の転職は自分の理想に合わせて職場環境を見つけられる点がメリットです。一方で注意したいポイントもあるため、詳しく解説します。

子育て中に転職するメリット

子育て中の女性が転職するメリットとして、育児がしやすい環境が整っている転職先を選べる点が挙げられます。育児休暇制度や短時間勤務、有給休暇などが利用しやすい職場のほうが、生活スタイルや育児のステージに合わせた働き方が可能です。制度を利用しづらい職場だと、子育てとの両立が難しく、仕事を辞めざるを得ないケースも考えられます。

退職してしまうと、配偶者の収入のみに頼ることとなり、これまでより生活に余裕がなくなってしまうでしょう。教育資金や老後資金の準備にも不安が残ります。このように経済的な面から見ても、育児環境の整った職場を見つけ、働きながら子育てをするメリットは大きいといえるでしょう。

子育て中に転職する際の注意点

子育て中は自由な時間が少なく、転職活動の時間を確保するのに苦労するでしょう。面接が平日に実施されるケースも多いため、配偶者や両親、友人などに協力してもらう必要があります。また、子育てを優先した働き方でパートを選ぶ方もいますが、その場合は正社員に比べて収入が落ちるなどの可能性もあるので、転職の条件はよく考えましょう。

いつがベスト?子育てママの転職に適した3つのタイミング

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子育てに追われていると、転職について考える時間もなかなか取りにくいでしょう。今後のキャリアやライフスタイルを考えていくうえで転職を検討している場合には、適したタイミングというものがあります。ここでは、子育てママが転職に適しているタイミングを3つ紹介します。

子どもの預け先を確保できてから

子どもがまだ小さいうちは、保育園や託児所など子どもの預け先を確保してから転職活動を始めるとよいでしょう。認可保育園に子どもを預けている、または入園予定の場合は、勤務先が変わるとその都度就労証明書を提出する必要があります。勤務先や勤務条件によっては、退園や内定取り消しとなってしまいかねません。

また、育休中の転職活動は避けたほうが無難です。育休は、職場への復帰を前提として利用できる制度であるため、応募先企業の採用担当者からもよい印象を持たれない可能性があります。事情があって転職活動を始めている場合は、その理由を答えられるように準備しておくとよいでしょう。

子育てが安定してから

子どもが成長し、体調や免疫力が安定する4歳~5歳頃は子育てに余裕が出てくるため、転職活動のタイミングに適しているといえます。子どもが大きくなったときにどのようなキャリアを積んでいきたいのか、中長期的な視点で転職活動を進めていくとよいでしょう。

また第2子、第3子を検討している場合は、仕事と家庭を今後どのように両立していきたいのかも考えておく必要があります。そうすれば、小学校入学以降の働き方についてもイメージが湧きやすくなるでしょう。

子どもが小学校に上がってから

子どもが小学校に上がったタイミングは、転職を考える機会として適しているでしょう。子どもが新しい環境に身を置くことで、体調や精神的な面で不調を訴える可能性があるためです。宿題や持ち物のチェックなど、さまざまなサポートも必要となります。

また、学童の延長利用ができない、習いごとが始まるなどの理由から、これまでより勤務時間に制限がかかってしまうケースもあるでしょう。企業の子育て支援制度も、小学校入学以降使えなくなる場合があります。子育てと仕事のバランスや今後のキャリアなど、具体的にイメージを持って転職活動を進めていくとよいでしょう。

子育て中の転職活動を成功させる5つのポイント

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時間や就労条件などに制限があり、一般的な転職活動と比べて難しいといわれている子育て中の転職活動ですが、成功させるためのポイントを押さえていれば、希望に近い職場を見つけられる可能性は高くなります。
ここでは、子育て中の転職活動を成功に導くためのポイントを5つ紹介します。

1.子育て中の転職はプロのサポートが重要

子育て中の転職では、応募書類の書き方から面接対策まで、子育て中ならではの工夫が必要です。そこで、賢く活用したいのが転職エージェントです。

転職エージェントに登録すると、転職のプロであるキャリアアドバイザーが、履歴書や職務経歴書の書き方から、面接の指導、企業との面接日の設定、労働条件の交渉まで、すべて無料で行ってくれます

2.条件を絞りすぎない

子育て中の場合、「保育園のお迎えのために残業ができない」「保育園が閉まるので週末休みでなければ働けない」「転勤はNG」など、転職するうえでどうしても譲れない条件がある方もいるでしょう。しかし、労働条件でまったく妥協できないとなると、転職先探しが難航しがちです。

そのため、条件の優先順位をつけ、これだけは譲れないという部分と妥協できる点をしっかり見極めて、少し広い視野で転職先を探すことも大切です。

3.できるだけ慣れた仕事を選ぶ

できるだけ慣れた仕事を選ぶ視点も大切です。自分が得意で慣れている仕事であれば、会社に貢献できるだけでなく、短い労働時間の中でも高い成果を上げられる可能性が高まります。

4.今後のビジョンも踏まえて検討する

働き始めてからのビジョンを踏まえて検討することも、大切なポイントです。転職先は通勤しやすい場所にあるのか、育児と両立しやすい勤務体系であるかイメージしてみるとよいでしょう。

また、将来のキャリアアップや自分の理想とする働き方に近づけるのかという点も転職先を選ぶ際に重要です。「いまのスキルを活かせる仕事を続けたい」「時間や場所に縛られず自由に働きたい」など目標を設定すると、転職先を見つける指標になるだけでなく、転職後のモチベーションアップにもつながります。

5.企業の実績をチェックする

子育て中でも働きやすい職場環境であるかを知るためには、実際の実績をチェックしておくと確実です。求人に書かれている「育休取得可能」「短時間勤務可能」などの条件が企業で実際に使われているか、確認することをおすすめします。

子育て中の女性が働いている割合や、制度の実態を具体的に確認してから転職先を選定すると、希望に近い職場を見つけられる可能性が高くなるでしょう。

子育て中の転職活動の面接・応募書類対策

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子育てと仕事を両立している方は少なくありません。子育て中は勤務時間が制限される、行事やイベントで休みが増えるなど、一般的な会社員の転職と比べて不利な一面もありますが、自分を採用するメリットを企業へアピールできれば、採用の可能性は十分期待できます。ここでは、転職活動の際に重要となる面接や応募書類対策について紹介します。

応募書類の書き方のポイント

応募書類の中で、採用側が注目するポイントのひとつに志望動機があります。子育て中の場合には「子育てしやすい制度があるから」など、子育ての部分にこだわって志望動機を書いてしまいがちですが、採用枠を争うのは子育て中の方だけとは限りません。

子育て中か否かにかかわらず、企業側にとってあなたを採用する理由やメリットがしっかりと伝わるような志望動機を書くことが大切です。

面接対策のポイント

子育て中の採用面接では、やはり子どもに関する質問は避けてとおれません。中でも、「突然の残業に対応できますか」「お子さんが熱を出した場合はどうしますか」というのは定番ともいえる質問です。こうした予測できる質問については、あらかじめしっかり回答を準備しておきましょう

ポイントとしては「できません」「休みます」という一方的な回答ではなく、「配偶者の会社が水曜日は定時退社と決まっているので、その日なら残業可能です」「祖父母の協力を得られ、また近所の病児保育も利用可能なので問題ありません」など、前向きな姿勢を見せることが大切です。

ただし、できないことをできるというのはNGです。面接で安請け合いをしてしまうと、いざ採用されたときにトラブルにつながりかねません。無理なことは面接の段階でノーと伝えましょう。

転職先選びに活用しよう!子育て支援になる3つの制度

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子育て中の方が転職先を選ぶ際は、育児と両立できるようなサポートがそろっていたほうが安心です。子育てを支援する制度にはさまざまなものがあるので、上手に活用しましょう。ここでは、子育て中に活用できる3つの制度について、その内容や条件を具体的に紹介します。

育児休業制度

育児休業制度は、1歳に満たない子どもを抱える従業員が利用できる制度です。同じ職場で1年以上働いていることなどの条件を満たしている場合に、子どもの1歳の誕生日まで継続して休職できます。また、両親ともに育児休業制度を取得する場合には、子どもが1歳2ヵ月になるまで延長可能です。正社員ではなくても、一定の条件を満たしていれば派遣社員や契約社員でも取得できます。

短時間勤務制度

短時間勤務制度は、子どもが3歳未満の場合に勤務時間を原則6時間まで減らせる制度です。本来の勤務時間が6時間より多いことが条件で、日雇いでなければ派遣社員やパートタイムでも利用できます。雇用期間が1年未満、勤務日数が週2日以下といった場合は対象外です。短時間勤務以外にも、始業、終業時間の繰り上げや繰り下げ、フレックスタイム制、託児施設の設置と運営を実施している企業もあります。

子の看護休暇制度

看護休暇制度とは、子どもが病気やけがをして看護が必要となった際に休みを取れる制度です。3歳未満の子どもがいる従業員が対象で、6ヵ月以上勤務している場合に取得できます。未就学児ひとりの場合は年間5日、2人以上で年間10日まで利用可能です。

半日単位で取得でき、病気やけがだけでなく、健康診断や予防接種の際にも活用できます。欠勤の場合は昇給や賞与に影響しますが、看護休暇制度を利用すれば影響しません。

マイナビエージェントは子育て中の転職を丁寧にサポート

子育て中の転職活動を成功させるためには、今後のビジョンを明確にしたうえで希望する職場を探すとよいでしょう。職場環境の変化に伴うストレスを軽減させたい、短い期間でのキャリアアップを目指したいという場合は、慣れている業種が適しています。

とはいえ、希望する労働条件で育児との両立が実現できる職場を探すのはなかなか難しいため、転職のプロのサポートを受けるとよいでしょう。マイナビエージェントでは、希望に沿った職場が見つかるよう、転職活動を丁寧にサポートいたします。子育て中の方に最適な求人をご提案しますので、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

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子育て中は育児との両立が難しく、働くことをあきらめている方もいるでしょう。しかし、利用できる制度を具体的に理解し、自分の希望に合う職場に転職できれば、うまくバランスを取りながら働き続けられる可能性が高くなります。

育児と仕事を両立させたいと考えている方は、マイナビエージェントをご活用ください。マイナビエージェントでは、担当のキャリアアドバイザーがより理想の条件に近い転職先をご提案します。今後のキャリアについて考えたいという方は、ぜひ一度ご相談ください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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