転職を考えたときに、人気の業界や職種を知りたいという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、20代の女性に人気がある転職先を特集。さらには、転職を成功させるためのコツや注意点についてもまとめました。

これから転職をしようと考えている方や、悩んでいる方はぜひご一読のうえ、自分に合った転職先を見つけるためにお役立てください。

20代女性の転職｜人気が高い業界や職種は？

20代の女性に人気が高い転職先は、職種としては「事務職」「営業職」「技術職」が挙げられます。ここではこれらの職種に関して仕事内容を解説するほか、人気の業界についてもまとめました。さまざまな職種について改めて知り、興味の持てる転職先がないかを考えてみてください。

人気が高い業界

20代の女性に人気が高い業界は、Web業界、IT業界、人材業界などです。各業界が女性から人気を集めている理由は、下表でチェックしてみてください。

人気の理由 Web業界 仕事柄、働き方が自由である企業が多く、結婚や出産を考えている女性でも働きやすい。プライベートとの両立を求める女性に特に人気。 IT業界 スキル第一の業界であるため、女性であっても技術を磨くことで男性同様に活躍しやすい。在宅勤務を選べる企業が増えていることも人気の一端。 人材業界 人とのコミュニケーションが必須の業界であるため、人と関わることが好き、人間観察が好きといった女性から人気を集めている。

【人気が高い職種1】事務職

事務職は正確性を求められる職種ですが、比較的変化は少ない傾向があります。オフィスワークを求める女性や、着実に仕事をこなすことが好きな女性から人気が高いといえるでしょう。求められるスキルとしては、まず基礎的なPC操作スキルはどのような事務職であっても、一般的に必要とされます。

また一般事務のほか、医療事務や金融事務、保険事務、営業事務など、事務職は細分化されるのが特徴です。医療事務や金融事務など専門的な事務職では、事務スキルだけでなく専門知識も必要とされますが、キャリアアップのために一般事務から専門的な事務に転職する方も多くいます。

【人気が高い職種2】営業職

営業職は未経験者を優遇する求人が多く、誰でも始めやすいのがメリットです。コミュニケーションスキルに自信がある女性や、実力主義で成果が収入に直結する仕事を求める女性から人気を集めています。

営業職は大きく分けると、個人営業と法人営業の2種類があり、未経験であれば一般消費者ではなく企業を対象とする法人営業から経験を積むのが無難でしょう。

【人気が高い職種3】技術職

技術職は実力主義の職種ですが、全国的に技術者不足であることから、「未経験可、入社後に資格を取得」といった企業も多くあります。手に職をつけたいという女性や、物づくりが好きな女性から人気です。

技術職にはさまざまな職種がありますが、代表的なのはIT系のエンジニアや、車の製造をはじめとしたメーカーの技術者などがあります。物を実際に手で組み立てるのが好きか、パソコン上でプログラムを組み立てるのが好きかなどでも、転職先の選択肢は分かれるでしょう。

タイミングで変わる？20代前半と後半の転職の特徴

同じ20代であっても、20代前半はまだ若手であるのに対し、20代後半以降は徐々に責任のある仕事を任されるようになる年代です。それだけに企業が求める人材像は、20代前半と後半で変わります。ここで企業の人材需要を踏まえ、転職のための自己研さんや自己PRに役立てましょう。

20代前半の場合

20代前半の人材を見極めるとき、企業の採用担当者は、ポテンシャルを重視して判断します。20代前半は社会経験が浅くて当たり前であるため、まだ即戦力としてはそこまで期待されていません。未経験職にも転職しやすい年代だといえるでしょう。

ただし転職ということであればすでに社会人経験は少なからず積んでいるため、最低限のビジネスマナーは身につけていることが好ましいとされます。

20代後半の場合

20代後半の人材に対して、企業は即戦力を期待し、一定のスキルおよび経験を求めるケースが多いでしょう。未経験職への転職は、歳を重ねれば重ねるほど難しくなっていきます。

転職成功率を高めたいのであれば、なるべくこれまでの経験が活きる業界や職種を選ぶのがポイントです。未経験を優遇する営業職や技術職であれば転職できる可能性もありますが、20代前半よりも的確な自己研さんや自己PRが必要になるでしょう。

20代女性の転職で失敗につながりやすいパターンとは

20代の女性が転職で失敗してしまう理由としては、以下のようなパターンが考えられるでしょう。

• 十分な数の企業に応募していない（20代の転職までの応募社数平均は約9社※マイナビ調べ）
• 基本的なビジネスマナーが身についていない
• 客観視ができていないor客観的なアドバイスを他人からもらっていない
• 結婚や子育てなど、ライフプランを考えて応募先を選んでいなかった

ここでいう失敗とは、内定を得られないケースのほか、転職後に「失敗した」と感じるケースも含みます。応募書類や面接で好印象を残すための対策を徹底するだけでなく、入念な自己分析により今の自分にはもちろん、未来の自分に合った転職先探しを心がけましょう。

参照：転職動向調査2022年版｜株式会社マイナビ

20代女性が転職で成功するために｜5つのポイント＆注意点をチェック

20代の女性が転職を成功させるためには、転職活動を始める前に確認しておきたいことがいくつかあります。ここでは転職活動をスムーズに進めるためのポイントだけでなく、転職後の後悔をなくすための注意点も併せて解説します。

1.将来のライフイベントを意識して

結婚、出産、育児といったライフイベントに対し、「いつかはしたい」と考えているのであれば、転職先選びに反映しましょう。具体的には、家庭との両立がしやすい仕事、または職場環境や福利厚生が整っているかを重視した選び方が重要です。

ここで妥協をしてしまっては、いざ結婚や出産でライフスタイルが一変したときに働きづらさを感じ、改めて転職先探しをしなくてはいけない状況になりかねません。

2.職種だけで転職先を選ぶのはNG

たとえば「事務職ならどこでもよい」など、職種のみにこだわって転職先選びをすることは避けましょう。同じ職種であっても労働条件は企業によって異なるほか、合う社風、合わない社風などもあるためです。

「いいな」と思える転職先をいくつかピックアップしたなら、公式サイトだけでなく口コミサイトや実際に手がけている仕事などを確認し、自分に合う企業であるかをしっかりと吟味しましょう。

3.具体的なキャリアプランを描く

後悔のない転職をかなえるためには、具体的なキャリアプランに沿った転職先選びが大切です。キャリアプランの上手な立て方は、まず長期的に実現したい目標を考えましょう。たとえば10年後にどうなっていたいかという長期目標をまず見据え、次に2年後や5年後といったように長期目標をかなえるためのステップ目標を順に考えます。

ただし、一度立てたキャリアプランに縛られ続けないことも大切です。仕事やライフスタイルの変化に応じて、キャリアプランも変化させていきましょう。

4.転職活動は在職中に

20代であれば、転職活動は在職中がおすすめです。一度退職してからの転職活動は時間に融通が利くといったメリットはあるものの、金銭面での不安が大きくなります。

特に20代であれば経済的に余裕がない方も多いため、不安が膨らみやすく、焦りから冷静な転職活動をできなくなる恐れがあるでしょう。また転職を有利に進めるうえで勤続年数が少しでも長く、ブランク期間がないに越したことはありません。

5.転職エージェントを利用してアドバイスを受ける

在職中の転職活動を効率よく進めるため、かつ転職成功率を高めるためには、転職エージェントのサポートを受けるのがおすすめです。転職エージェントでは、求職者に代わりぴったりの求人を探してくれるほか、キャリアアドバイザーが転職のプロとしての客観的なアドバイスをくれます。

さらには履歴書の添削や、模擬面接などといったサービスをしている転職エージェントもあるため、賢く活用しましょう。

20代女性の転職｜「未経験の職種で正社員」を実現させる3つのコツ

20代であれば、未経験の職種に挑戦してみたいと考える女性の方も多いでしょう。そこでここでは、未経験の職種でかつ正社員として内定を得るためのコツを3つご紹介します。転職先選びに悩んでいる方も、ぜひチェックしてみてください。

1.早めに転職活動をする

未経験職種への挑戦は、なるべく早いうちをおすすめします。若ければ若いほど、企業は選考の際に経験よりもポテンシャルを重視するためです。

逆に年を重ねると、どれほどこれまでに優秀な経験を積んでいる方だとしても、「前職で身についたやり方があることで、新人育成がしづらそう」などといったマイナスイメージを持たれる恐れがあります。未経験者可の求人数に関しても20代後半になると、前半に比べてグッと減ります。

2.キャリアや実績の棚卸しをしておく

20代、特に前半はポテンシャル採用になる可能性があるとはいえ、キャリアや実績の棚卸しはきちんとしておきましょう。これまでの経験を客観的に理解し正しく伝えることは、ポテンシャルの高さを伝えることにもなります。

棚卸しの方法としては、まず経験やスキルをすべて箇条書きにしたうえで、その中でも特に強みといえることをピックアップしてアピールするとよいでしょう。

3.熱意が伝わるようなアピールをする

ポテンシャルの高さを採用担当者に伝えるためには、仕事に対する熱意を伝える必要があります。熱意の伝え方としては、特に志望動機が重要です。なぜその仕事を選んだのかはもちろん、なぜその企業でなくてはいけないと思ったのかまで伝えましょう。

具体的なエピソードを盛り込んで理由を説明したり、入社後の目標を明確に伝えたりなど、採用担当者の印象に残るための工夫が自己PRにおいて大切です。

マイナビエージェントは女性の転職を応援します！

マイナビエージェントでは、ご登録後、お客さまのご希望を丁寧にヒアリングします。そのうえで「こうしたい」はもちろん、「どうしたらよいか」といったお悩みにも寄り添いながら、親身にサポート。

「女性が働きやすい職場」「育休や産休など、とにかく福利厚生が整ったところ」などのご希望にもお応えいたします。自分らしく働ける転職先をお探しなのであれば、まずは一度、マイナビエージェントまでご相談ください。

まとめ

20代女性にとって人気の転職先は、性別関係なく活躍できる職種、もしくは大きく変わるライフスタイルに適応しやすい職種です。男女平等が叫ばれるようになって長く経ちますが、やはり女性は男性に比べてライフスタイルが変化しやすく、仕事においても悩みや不安を抱えやすいのが実情でしょう。

しかしそのような声に応えるのが、マイナビエージェントです。仕事もプライベートも充実させたいと考えているのなら、ぜひマイナビエージェントをご利用ください。