更新日:2022/06/29
この記事のまとめ
成長著しいSaaS業界に着目し、SaaS営業への転職を検討している方もいるでしょう。また、SaaS営業からのキャリアアップを実現したいと考えている方もいるかもしれません。
キャリアアップを図るためには、SaaS営業が具体的にどのようなキャリアパスを描けるのかを把握しておく必要があります。そこでこの記事では、SaaS営業のキャリアパスを紹介します。事前にさまざまなケースを知っておけば、自身のキャリアパスを実現するために最適な転職先を探しやすくなるでしょう。
目次
これからSaaS営業を目指す場合は、その後のキャリアパスを描いたうえで転職活動に取り組むことをおすすめします。しかし、具体的にどのようなキャリアを選択できるのかがイメージしにくいと感じている方もいるのではないでしょうか。そこでまずは、SaaS営業になるまでのキャリアパスを解説します。
転職を成功させるには、自身のキャリアパスを明確に描くことが欠かせません。キャリアパスは目標としている職種・役職に就任するまでの道筋を指すもので、実現するためにどのようなことに取り組まなければならないのかを明らかにできます。
キャリアパスを思い描くことで、将来の目標を実現するために目の前の仕事にもより精力的に取り組めるようになります。モチベーションが高い状態を維持できるため、よりよい成果を残せる可能性もあるでしょう。
SaaS業界は年々成長している業界で、未経験から営業職に転職する道も開かれています。しかし転職市場で経験者が高く評価されるのはほかの業界と同様のため、法人営業の経験があれば転職活動を有利に進められます。
SaaS営業が扱う製品は法人向けのものが多く、営業活動でも法人を相手にする機会が多いでしょう。何らかの分野で法人営業に携わった経験があれば転職後の業務に活かせるため、法人営業の経験を積んでからSaaS営業に転職するのもおすすめです。
さらに、SaaS業界ではロジカルシンキングが重要視されます。営業活動を効率的にするには集めたデータを分析し、その結果から有効な施策を立案して実行するプロセスが欠かせないためです。
SaaS営業に転職してから描けるキャリアパスには、マネジメント層にステップアップする道や別の部門に転身するケース、コンサルタントとして独立する道などがあります。どのような職種を目指すかによって磨きたいスキルが異なるため、自身のキャリアパスを考えたうえでスキル習得に励みましょう。
営業職として業務に励み、さまざまな経験やスキルを習得すればマネージャーにステップアップする道が開かれます。マネージャーを目指すのであれば、SaaS営業に転職してからもスキルアップを意識し、継続的によい成果を出し続けなければなりません。具体的なキャリアパスの一例を挙げると以下のとおりです。
SaaS営業の業務は、インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセスなどに細分化されています。マネージャーとして活躍したいと思っている方は、それぞれのチームで長期的に経験を積み重ねることが大切です。
SaaS営業の経験を活かし、マーケティング部門など社内のほかの部門に転身する方法もあります。SaaS業界ではマーケティングと営業を同じ組織内で運用しているケースがあり、マーケティングスキルを学んでキャリアチェンジしやすい点が特徴です。この道を選択する場合のキャリアパスは以下のとおりです。
そのほか、営業職として働きながら開発スキルを習得し、エンジニアにキャリアチェンジする道も存在します。IT業界に入り、いずれはエンジニア職を目指したいと考えている方も一度検討してはいかがでしょうか。
営業職の経験を活かしてキャリアアップしたい方は、SaaS営業に転職してからスキルアップを図り、最終的に営業やマーケティング・経営のスペシャリストとして独立する道も選択できます。独立を考えている方は、以下のような道を検討することになるでしょう。
特にベンチャー企業はビジネスのスピードが速く、スピーディーにキャリアアップできる傾向にあります。このキャリアパスを検討している方は、ベンチャー企業やスタートアップで自身のキャリアを積み重ねるのがおすすめです。
SaaS営業からのキャリアアップを考えている方は、思い描いているキャリアパスを実現できる転職先を探すことが大切です。特に在籍中の企業でキャリアパスを実現するのが難しいと感じた場合は、転職を視野に入れることをおすすめします。ここでは、SaaS営業からのキャリアアップが可能なおすすめの転職先を紹介します。
「最新の情報をいち早く学びたい」「転職を年収アップにつなげたい」と考えている場合は、外資系SaaS企業への転職を検討しましょう。外資系SaaS企業のほうが日系SaaS企業よりも技術レベルは高く、最新技術への対応が迅速な傾向にあります。
そのため、日本に現地法人を設立している外資系企業に転職することで、日系企業では触れられなかったような新技術に出合える可能性が高まります。営業職で高い成果を出し続ければ年収アップも期待でき、やりがいも高まるでしょう。
SaaS業界内ではなく、SIer企業やWeb関連企業などのIT業界や人材業界、広告業界、情報通信業界などへ転職してキャリアアップを図るのもおすすめです。
SaaS業界同様、これらの業界も法人相手に無形商材を取り扱っているため、顧客の課題をヒアリングして把握するスキルや最善の解決策を提示する能力などSaaS営業で培ったさまざまなスキルがそのまま活かせるでしょう。
SaaS業界でキャリアを積み重ねたいと考えている方は、営業以外にもエンジニア職やコンサルタント職などに転身するキャリアパスを考えてみてもよいでしょう。ここからは、職種ごとの仕事内容やキャリアチェンジするために習得したいスキルを紹介します。ITエンジニアやコンサルタントを目指す場合は営業とは違ったスキルが必要になるため、積極的に学習に励みましょう。
プログラマーやSEは、実際にソフトウエアの開発業務に携わる職種です。SaaSは比較的新しい業態で進化のスピードが速く、最新の技術に触れられるメリットがあります。
プログラマーはコードを書いてシステムを作成する職で、エンジニアに転身するところから始めることになるでしょう。SEの仕事はシステムの仕様を決めて設計することです。システム開発における上流工程を担当するエンジニアで、プログラマーからのステップアップが基本です。
営業職からエンジニアを目指すのであれば、在職中にプログラミングスキルをはじめとした開発スキルを習得してプログラマーを目指しましょう。その後、開発経験を積み重ね、より上位のSEやプロジェクトマネージャーを目指すのがおすすめです。
SaaS営業としてカスタマーサクセスに従事した経験がある場合は、その経験を活かしてコンサルタントに転職する道があります。カスタマーサクセスはユーザーの課題を把握して適切な解決策を提示し、満足度を高めるのが主な役割です。
コンサルタントも同様の業務に携わるため、カスタマーサクセスにやりがいを感じていたのであればコンサルタントに転職して年収アップを目指すのもよいでしょう。在籍企業のコンサルティングチームに進む道が開かれているケースもあります。この場合は、転職せずにコンサルタント職にキャリアチェンジすることも可能です。
SaaS営業で培ったさまざまなスキルは、営業職としてキャリアアップを図るときの強力な武器となります。SaaS企業のマネージャーにキャリアアップしたり、エンジニアなどの別部門にキャリアチェンジしたりするのはもちろんのこと、コンサルタントとして活躍することも可能です。
現在、SaaS営業からキャリアアップしたいと考えているのであれば、自身のキャリアパスを明確にイメージしたうえで転職活動に取り組むことをおすすめします。キャリアパスが固まったら、それを実現できる企業を探しましょう。
マイナビ営業エージェントでは、営業職に特化してさまざまな求人情報を取り扱っています。多くの求人から自身の経験やスキルをきちんと評価してくれる企業を探せるため、ぜひご利用ください。
営業職
第二新卒には営業がおすすめ?向いている理由や成功に導くコツを紹介
営業職
メーカー営業の将来性を徹底解説!市場価値を高める方法やキャリアパスも紹介
営業職
IT営業を辞めたいと感じたら?仕事がきつい理由とおすすめの転職先を紹介