商社営業の転職先は?商社から転職を成功させるポイントを解説|求人・転職エージェント

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更新日:2022/05/11

営業職

商社営業の転職先は?商社から転職を成功させるポイントを解説

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この記事のまとめ

  • 商社営業におすすめの転職先として、経営・戦略コンサルティングや外資系投資銀行などが挙げられる。
  • 転職する際は年齢による選考難易度の違いや年収の低下などを認識するとともに、ほかの商社へ移ることも視野に入れる。
  • スムーズに転職するなら、退職前に期限を決めて活動を進めるのがポイント。

商社の中でも営業職は花形といわれますが、現状に不満を抱いて転職を検討している方もいるでしょう。しかし商社から転職する場合、どのようなキャリアプランが描けるのかが分からず、不安に感じることがあるかもしれません。

そこでこの記事では、商社営業が転職する際のポイントやおすすめの転職先を解説します。商社からの転職を考えている方はぜひ参考にしてください。

目次

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商社営業から転職する理由とは

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商社の営業職といえば、給与が高く社会的地位もある仕事です。しかし何らかの事情によって退職や転職を検討することもあるでしょう。その背景には、いったいどのような理由が秘められているのでしょうか。ここでは、商社営業が転職の決断にいたる要因を解説します。

激務でつらい

商社営業からの転職理由のひとつは「激務」です。商社は業務量の多さゆえに、残業が生じたり出張が続いたりと体力面で消耗するケースが少なくありません。

さらには、精神面でも大きな負担がかかることがあります。実際、ある課題に対して上司と顧客の板挟みとなってしまったり、接待で長時間拘束されたりなど実務以外でのストレスがたまりやすい傾向にあります。激務が原因で体力的にも精神的にも働き続けるのが難しくなった結果、退職を決意する方も少なくないようです。

転勤が多くライフプランを立てにくい

商社によっては転勤が多く、落ち着いた環境で業務に携われないケースがあります。中には海外勤務を告げられ、プライベートとの両立が困難になることもあるでしょう。

このように、商社営業には自分の時間を確保できず、マイホームの購入や子育てなどの人生設計が立てにくいといったデメリットがつきものです。長期的なライフプランを立てたいとの考えから、退職を決意する方もいます。

ステップアップしたい

キャリアのステップアップも、退職を選択するひとつの理由です。商社は年功序列や終身雇用といった文化が根強く、役職に就くまでにも時間を要します。よりスピード感のある成長を求めて退職を決意する方も一定数存在するのが実情です。

また、自分のやりたい仕事を求めて退職するパターンもあります。具体的には希望部署への配属が叶わず、夢を諦められないといったケースです。よりよい環境や成長できる職場を求めて転職する傾向は、特に若手社員に多く見られます。

専門的な知識・スキルを身につけたい

専門性の高いスキルや市場価値のある実務経験を求めて退職を決意する場合もあります。実際に商社で身につく能力の多くは、営業スキルやスケジュール管理など汎用性の高いものが中心です。

数年先を見越して専門性を身につけようとしても、職場環境上難しいといった事情もあります。自分の力で価値を生み出せるようになりたい方が多いともいえるでしょう。

商社営業からの転職は難しい?

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商社営業からの転職を考える際、転職市場における自身の評価に不安を感じる方は多いのではないでしょうか。また、商社営業からの転職は難しいのではないかと考える方もいるでしょう。ここでは、商社営業からの転職を検討する際の基本的な考え方を解説します。

商社営業出身の転職市場での価値は?

商社営業出身者は、専門性や人材価値といった観点から転職市場での評価は低い傾向にあります。情報処理スキルやコミュニケーションスキルなどの汎用的な能力が高い一方、横展開できるスキルが乏しいためです。特に他業界・他職種に転職する際には、専門的なスキルがないと評価の対象になりづらいでしょう。

さらに、同程度の給与水準を提示する企業が少ないといった事情もあります。実際、商社の給与は高い傾向にあるため、条件面で妥協ができないと考えている場合は選択肢が狭くなってしまうのが実情です。転職を検討する際には慎重な判断が不可欠といえるでしょう。

商社営業出身の強みは?

商社営業を経験している場合、営業力や交渉力を生かして転職市場でアピールする方法があります。営業力は商社に限らずあらゆる業界・職種で必要となる基礎的な対人スキルであり、交渉力もクライアントとの利害関係を調整するのに役立つスキルのひとつです。これまでの経験を交えてアピールすれば、説得力のあるセールスポイントを作れるでしょう。

また、語学力を売り込むのも選択肢のひとつです。語学力も業界・職種を問わずニーズが高いスキルのため、企業によっては即戦力として活躍できます。語学に精通している場合は、外資系や海外と取引実績のある企業への転職を検討してもよいかもしれません。

商社営業におすすめの転職先

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商社営業から転職するにあたり、やはり気になるのは「どのような企業を目指せるのか」ではないでしょうか。自身の経験やスキル、希望条件を考慮しながら最適な企業を探すのが転職成功への第一歩です。ここでは、商社営業におすすめの転職先を紹介します。

異業種の営業職

異業種の営業職は、商社営業から転職しやすい職種のひとつです。商社では自社製品・サービスを売るほか、企画立案経験を積むことが多い傾向にあります。そのため、たとえ異業種であっても同様の業務が発生した際には即戦力として活躍できるでしょう。

また、すでに自社の商材や取引先情報などが蓄積されていることから、他業界では貴重な人材として認識されます。過去に培ったスキルを生かせるため、転職後でも働きやすい環境が整っているといえるでしょう。

経営・戦略コンサルティング

商社営業で培った対人スキルを生かし、経営・戦略コンサルティングを目指す道もあります。コンサルティング業務はクライアント企業へ深く入り込み、丁寧なヒアリングと課題解決に向けたサポートをする点が特徴です。

条件面で高い水準を維持したい方にも向いています。実際、経営・戦略コンサルタントは難易度の高い業務が多いため、豊富な実績やスキルを兼ね備えた人材が多い傾向にあります。転職先に商社並みの待遇を求めている方におすすめです。

外資系投資銀行

商社営業からの転職先候補のひとつに、外資系投資銀行があります。外資系投資銀行は、企業に対して資金調達を中心としたサポートを行う銀行です。そのためある程度大きな資金を扱う法人案件に携わった経験があれば、スキルを存分に生かせるでしょう。

ただし、入社に際しては高い語学力を要求される点に注意が必要です。海外企業とのメールや会議、社内での英語を使ったコミュニケーションなど語学力を問われる場面は数多くあります。転職先の候補とするのであれば、事前に応募要件をチェックしておきましょう。

ベンチャー企業

すでにやりたいことが明確に決まっている場合や自由な環境下で仕事がしたいと考えている場合は、ベンチャー企業への転職がおすすめです

ベンチャー企業では商社同様の高収入は期待できず、プライベートの時間も確保できないかもしれません。しかし自分のスキルを磨いたり、社会に高い付加価値を生み出したりしたいと考えている方にとっては恵まれた環境であるといっても過言ではないでしょう。

商社営業から転職する際に覚えておきたい点

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商社営業からの転職を決意したとしても、ただやみくもに動くばかりでは思わぬ失敗をしてしまう可能性があるため注意が必要です。ここでは、商社営業から転職する際に覚えておきたい注意点を解説します。各ポイントをしっかりと押さえ、満足度の高い転職を実現しましょう。

転職に強い年代は20代

商社からの転職で成功しやすいのは20代と言われています 。20代であれば未経験でも応募できる求人が公開されているほか、将来性を考慮しての採用も期待できます。

30代であっても、実務経験や実績次第では転職できる可能性は十分にあります。ただし、「35歳までの法人営業経験者」といったように年齢制限を設けている企業もあるため注意が必要です。転職にあたっては、自身の年齢を考慮した上で動くとよいでしょう。

年収が下がる可能性が高い

商社以外の企業へ転職する場合、年収が下がるリスクは避けられないでしょう。他業界・他職種と比較しても商社は高い給与水準にあり、転職先によっては年収が半分以下になるケースも珍しくありません。

実際に転職サイトで求人を探すと、商社と同水準の条件を提示している企業のほうが少ない事実に直面します。現在の待遇を維持したいと考えている場合は、転職を考え直すのも選択肢のひとつでしょう。

別の商社に移る選択肢もある

仕事内容ではなく、職場環境や人間関係などに不満を抱いている場合は、別の商社への転職を検討する選択肢もあります。まずは、自分がどのような職場を理想としているのかを明確に洗い出してみましょう。

具体的には紙に書き出して視覚化すると整理しやすくなります。不満点を箇条書きにし、共通項をまとめることで転職したい本当の理由が見えてくるでしょう。

スムーズに転職するためのポイント

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希望する業界・業種が決まったら、スムーズな転職活動を心掛けましょう。トラブルや準備不足により理想の求人に応募できないといったことのないよう、不安や疑問は事前にしっかりと解消し、万全の状態で転職活動に臨むことが大切です。ここではスムーズに転職するためのポイントを紹介します。

転職活動は在職中に始める

転職活動は在職中に行うことをおすすめします。収入源を確保した状態で転職活動に臨めば、経済面で不安を抱かずに済むためです。特に初めての転職の場合は慣れない行動に体力面のみならず精神面でも疲れてしまうため、無理のない範囲で活動を進めることが重要です。

また、仮に応募先企業から内定をもらった際に現職との比較もできます。転職後に「前職のほうがよかった」と感じても、元の状態には戻れません。現在の会社で働きながら、選択肢を広げる意識が重要です。

転職活動の期限を設ける

転職活動をスムーズに進めるには、期限の設定が欠かせません。応募から内定にいたるまで、ある程度の計画を立てておきましょう。具体的なスケジュールが決まっていなければ、惰性で転職活動を進めてしまいかねません。応募手続きや書類整理などの作業が滞るのみならず、転職意欲も低下してしまいます。

3か月〜半年といった期間内で具体的な計画を立て、希望する企業への転職を決めましょう。

転職エージェントを利用するのが効率的

転職活動をスムーズに行いたいのであれば、転職エージェントの活用を検討しましょう。転職エージェントは、専任のキャリアアドバイザーが求職者の転職活動を支援するサービスです。商社に限らず他業界・他職種への知見も深いため、求人探しで困ったときの相談にも乗ってくれます。特に初めての転職で疑問や不安を多く抱えている方であれば、一度利用してみるとよいでしょう。

まとめ

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商社営業におすすめの転職先は、異業種の営業職や経営・戦略コンサルティング企業、ベンチャー企業などです。状況によっては別の商社への転職を検討してもよいでしょう。

一方、商社は専門性を磨く機会が少なく転職市場における人材価値が低い傾向にあるため、転職にあたっては緻密な戦略を立てて臨む意識が欠かせません。

商社営業からの転職に不安や疑問のある方は、ぜひマイナビ営業エージェントへご相談ください。商社営業からの転職支援実績が豊富なキャリアアドバイザーが希望条件に沿った求人探しや選考対策など転職活動を成功に導くサポートをいたします。

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マイナビエージェント編集部

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