履歴書の正しい折り方について-三つ折り・四つ折りでも大丈夫?封筒に入れる際のマナーを紹介|求人・転職エージェント

メニュー

更新日:2024/03/07

履歴書

履歴書の正しい折り方について-三つ折り・四つ折りでも大丈夫?封筒に入れる際のマナーを紹介

resume_1655.jpg

この記事のまとめ

  • 履歴書はA3を二つ折りにしたA4サイズ、もしくはB4サイズを二つ折りにしたB5サイズで提出する。
  • 履歴書を提出する際には採用担当者の目線を考慮することが重要。
  • マナーを守った印象の良い履歴書は高評価につながる。

企業に提出する履歴書は、応募者の第一印象を左右する重要な書類です。自分の魅力を十分にアピールできるよう、しっかりと内容を記載することはもちろんですが、履歴書を封入する際にも気を配らなくてはなりません。

履歴書の折り方や封筒の入れ方に関しては、守るべきビジネスルールが存在します。ルールにのっとった履歴書は、採用担当者に良い印象を与え、高評価につながります。一方、せっかく素晴らしい内容がまとめられていても、丁寧に仕上げられていない履歴書は、応募者の評価を下げる恐れがあります。

ここでは、履歴書を提出する際の正しいマナーについて、具体的に確認していきます。

目次

満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位

履歴書の正しい折り方は「二つ折り」

履歴書は、基本的に二つ折りにして提出します。市販の履歴書はA3用紙を二つ折りにしたA4サイズで売られているのが一般的であるため、もともとの折り目に沿って半分に折り、そのまま使用しましょう。ビジネスマナーとして、新たな折り目はつけません。手持ちの封筒が小さい場合にも、三つ折り以上にはせず、サイズの合う封筒を用意しましょう。B4サイズを二つ折りにしたB5サイズで作成する場合も同様に折り目をつけます。

パソコンで自作し、見開きで印刷した履歴書を使用する場合には、真ん中できれいに折れるように注意してください。きちんと角を合わせて折りぐせをつけ、その上を定規でやさしくスライドさせると、美しく仕上がります。

なお、家庭用プリンタはA3サイズやB4サイズに対応していないものも多いですが、A4用紙やB5用紙2枚に分割しての印刷は避けましょう。必要に応じてコンビニエンスストアのコピー機などを活用し、市販の履歴書と様式を揃えることで、採用担当者の管理の手間が省けます。

三つ折り・四つ折りがNGとされる理由

三つ折りや四つ折りによって余計な折り目がついた履歴書は、見た目が美しくないばかりか、広げる際に手間が掛かります。加えて、折り目部分の文字が読みづらく、コピーの際にもうまく印刷できない可能性があります。

せっかく内容を練った履歴書も、きちんと読んでもらえなければ意味がありません。採用担当者に配慮し、負担なく読める履歴書に仕上げるためにも、三つ折りや四つ折りにすることは避けましょう

なお、アルバイトやパートに応募する際や、派遣会社・人材紹介会社に履歴書を送る場合には、そこまで厳しく見られることはなく、三つ折りもOKとされています。とはいえ、基本的にはすべてのケースについて二つ折りがベストです。例外として、あらかじめ送付用の小さな封筒を受け取っているときは、三つ折りで提出しても問題ありません。

三つ折りする際の注意や封筒への入れ方

三つ折りが許容される場合であっても、履歴書の折り方や封筒への入れ方に関しては注意が必要です。三つ折りにする際の折り方を押さえていきましょう。

まずは履歴書の顔写真や氏名が載っている面が下になるようにします。その状態で同じ大きさの用紙をもう一枚用意して、垂直に重ね合わせましょう。履歴書上部のはみ出した部分を用紙に沿わせ、手前に折り曲げたら、折りぐせをつけてください。そのまま折ったところに定規を当てて、ゆっくりと左右にスライドさせ、きれいに折り目をつけていきます。折り目がついたら、残った部分を半分に折りたたみます。横から見たときにアルファベットのZのような形になっていれば完成です。

resume_1655_1.jpg

三つ折りの履歴書を封筒に入れる際には、添付書類をまとめてZ字型に折り、上下に引っ張ると一度にすべての用紙が広がるようにしましょう。それぞれ別々に折ってしまうと、一枚ずつ広げる手間がかかるためです。書類は、取り出したときにまず顔と氏名を確認できるよう、顔写真の面と封筒の表面(宛名面)を上向きにした状態で封入します。二つ折り・三つ折りのどちらを選んでも、受け取る側の目線への配慮を忘れないようにしましょう。

履歴書を封筒に入れる際のマナー

必要な書類が揃ったら、採用担当者が読む順番に重ねます。具体的には、上から送付状(添え状)→履歴書→職務経歴書→そのほかの書類という順に重ねます。封筒の表面(宛名面)から見ると送付状の文章面が一番上にくる状態にして封入しましょう

ちなみに送付状(添え状)とは、封入した書類について簡単にまとめ、あいさつなどを添えた書面のことです。手渡しであれば不要ですが、履歴書を送付する場合には作成するのがマナーとなっています。

複数の書類を同封するときには、採用担当者が扱いやすいよう、クリップで留めるとよいでしょう。外す際に手間がかかるため、ホッチキスの使用は避けてください。加えて、A4サイズのまま送る場合は、応募書類一式をクリアファイルに挟んで封入しましょう。郵送時に傷ついたり、雨でインクが滲んだりすることを防げます。

封入が完了したら、のりを使って封筒を閉じます。その際は、はがれやすいスティックのりやセロハンテープではなく、液体のりを使用するのがおすすめです。のりで封をしたら、仕上げとして閉じ口に〆マークを記載しましょう。手渡しの場合は封筒を閉じる必要はありません。

履歴書を入れる封筒には、表面(宛名面)の左下に赤字で「履歴書在中」または「応募書類在中」と記し、定規で四角く囲みます。応募先企業の担当者が、封筒を開けなくても中身を把握できるようにするためです。また、誰がいつ送ったのかも伝わりやすいよう、封筒の裏面に提出日、自分の住所、氏名を記載することも忘れないでください

履歴書および職務経歴書の封筒の正しい書き方や添え状の書き方やポイントについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

履歴書の郵送・手渡しの基本についても知っておこう

履歴書を提出する際の基本的なマナーについても、状況別に押さえておきましょう。

郵送時のマナー

郵送の際には郵便局の窓口まで足を運び、直接郵便料金を支払います。自分で郵便料金を調べると誤差が生じ、料金不足につながる恐れがあるため、窓口で対応してもらうと安心です。使用する切手はキャラクターものなどを避け、普通切手を選ぶようにしましょう。切手によって不採用になることはありませんが、採用担当者に非常識という印象を与えてしまう可能性も否定できません。そのようなリスクを避けるためにも、普通切手を使用することが無難です。

切手の枚数は3枚程度であれば複数枚貼っても問題ありません。その場合は縦一列に並べるようにして、上から料金が高い順に貼りましょう。

手渡しする際のマナー

履歴書を手渡しする場合にも、クリアファイルに挟んだうえで封筒に入れ、余計な折り目がつかないように気を配ります。持参時のカバンについても、A4サイズの封筒がきれいに収まるものを選ぶようにしましょう。封筒は郵送時とは違い、のりを使って閉じる必要はありません。履歴書のみを提出するケースもあるため、中身をすぐ取り出せる状態にしておきましょう

面接官に直接履歴書を手渡す場合には、その場で内容を確認することが想定されるため、封筒から取り出した状態でクリアファイルごと渡します。クリアファイルを封筒の上に重ね、面接官が文字を読みやすい向きになっているかを確認し、両手で持って手渡ししてください。その際、面接官に向かってきちんとお辞儀をし、「こちらが私の履歴書です。本日はよろしくお願いいたします」とひと言添えることにより、積極的で丁寧な姿勢をアピールします。面接時には第一印象が非常に重要となります。自信を持ち、落ち着いて臨んでください。

先に面接室へ案内され、あとから入室した面接官に履歴書を渡すケースもあるでしょう。その際は、クリアファイルに入れた状態の履歴書を封筒の上に重ね、机に置いて、すぐ手渡しできるよう準備しておきます。面接官の入室後に指示を受けたら、クリアファイルから取り出した履歴書と封筒をまとめて提出しましょう。

面接官ではなく受付スタッフに履歴書を提出する場合には、その場で内容を確認されることはないため、封筒のまま手渡しでOKです。受付スタッフが文字を読みやすいように封筒の向きを整えたら、「◯◯部◯◯様宛の応募書類を持参しました」と伝えたうえで簡単なあいさつを添え、両手で丁寧に渡しましょう。なお、受付スタッフとやり取りするときの態度も、もちろん重要です。採用担当者ではないからと気を抜くことなく、真摯な姿勢を心掛けてください

履歴書を提出する際のマナーについては、以下の記事でも詳しく解説しています。履歴書・職務経歴書をメールで送る場合の注意事項などに関してもまとめていますので、参考にしてみてください。

まとめ

企業に提出する履歴書は、自分という存在を端的に表す大切な書類です。採用担当者が手にするところまでをイメージして、最後まで気を抜くことなく仕上げ、より効果的に自分の魅力をアピールしましょう。

まずは履歴書の概要や各項目の書き方、作成時のポイントについて押さえたいという方には、以下の記事もおすすめです。

履歴書の役割や重要性についてあらためて理解を深め、自己アピールの一助として上手に活用しましょう。

満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位

執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

SNSシェア

注目コンテンツ