更新日:2024/05/28
この記事のまとめ
転職における書類選考では、履歴書とともに職務経歴書の提出を求められることがあります。職務経歴書には過去に在籍してきた企業の情報を記入しますが、事業内容をどのように書いたらよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、職務経歴書の事業内容の書き方を業種別の例文とともに紹介します。また、職務経歴書を提出する前にチェックしたいポイントも5つ解説しているため、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
職務経歴書は、採用担当者に自分の職歴を伝えるための書類です。
ただし職務経歴書に企業名だけを記入しても、採用担当者が知らなければ、どのような事業に携わっていたのかを伝えることができません。また知名度の高い企業であっても複数事業を展開していることは珍しくなく、やはり企業名だけでは伝えきれない情報が多々あります。
そこで必要となるのが、企業の事業内容です。職務経歴書に事業内容を記入することで採用担当者に自分が過去にどのような仕事をしてきたのかを伝えられ、「採用後に活躍するイメージ」を抱いてもらいやすくなるのです。
職務経歴書を作成する際、どのように事業内容を記入したらよいのか悩むことがあるでしょう。そこでここでは、事業内容や会社概要に記入する項目の書き方を紹介します。スムーズに職務経歴書を作成するためにも、事前に押さえておきましょう。
事業内容は、企業名の次に簡単に記入します。「酒類卸売業」「児童福祉事業」「デザイン・機械設計業」といったように、勤めていた企業の事業内容がひと目で分かるようにしましょう。多くの場合、事業内容は企業のホームページの会社概要に明記されているので、職務経歴書を作成する前に確認しておくことをおすすめします。
職務経歴書の会社概要には、事業内容以外にも「企業名」「売上高」「従業員数」「資本金」を記入するのが一般的です。以下では、会社概要の書き方やポイントを紹介します。
事業内容の書き方やポイントが分かっても、実際どのように書いたらよいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは、事業内容の書き方で迷いやすい業種を7つピックアップして紹介します。あなたが該当する業種の例文をぜひ参考にしてみてください。
【例文】
20××年×月〜現在 株式会社〇〇
事業内容:アプリケーション・ソフトウェアシステム開発
資本金:〇〇億円(20××年×月) 売上高:〇〇万円(20××年×月) 従業員数:〇〇人
【そのほかの事業内容例】
【例文】
20××年×月〜現在 有限会社〇〇
事業内容:預金・貸出・証券・為替・社債などの金融事業全般
資本金:〇〇億円(20××年×月) 売上高:〇〇万円(20××年×月) 従業員数:〇〇人 非上場
【そのほかの事業内容例】
【例文】
20××年×月〜20××年×月 株式会社〇〇
事業内容:自動車部品製造業
資本金:〇〇万円(20××年×月) 売上高:〇〇万円(20××年×月) 従業員数:〇〇人 上場
【そのほかの事業内容例】
【例文】
20××年×月〜現在 〇〇病院
事業内容:医療・看護業務
病床数:xxx床 従業員数:〇〇人
【そのほかの事業内容例】
【例文】
20××年×月〜現在 〇〇レストラン(株式会社〇〇)
事業内容:フードサービス業
資本金:〇〇万円(20××年×月) 売上高:〇〇万円(20××年×月) 従業員数:〇〇人 非上場
【そのほかの事業内容例】
【例文】
20××年×月〜現在 〇〇株式会社
事業内容:クレジットカード会員事業
資本金:〇〇万円(20××年×月) 売上高:〇〇万円(20××年×月) 従業員数:〇〇人 非上場
【そのほかの事業内容例】
【例文】
20××年×月〜現在 〇〇リゾートホテル(株式会社〇〇)
事業内容:ホテル・旅館事業
資本金:〇〇万円(20××年×月) 売上高:〇〇万円(20××年×月) 従業員数:〇〇人 非上場
客室数:××室 収容人数:××名
【そのほかの事業内容例】
事業内容は、在籍していた企業のホームページ上の「会社概要」に記載されているケースが一般的です。ホームページがないときや会社概要が記載されていない場合は、企業が発行しているパンフレットやカタログ、求人サイトの募集ページなどをチェックしてみましょう。そのほか、インターネット上で在籍していた企業名を検索すると、事業内容に関する情報が出てくる可能性もあります。
履歴書と違って、職務経歴書には書き方のルールや決められたフォーマットはありません。そのため、職務経歴書を丁寧に作成するほど、ほかの応募者と差がつけられて選考を有利に進められるようになるでしょう。職務経歴書を提出する前に確認しておきたい5つのポイントを紹介します。
職務経歴書は誰が読んでも理解しやすいように作成しましょう。見やすいレイアウトにするコツは以下のとおりです。
情報がうまくまとまっていて読みやすい職務経歴書は、高評価につながります。
職務経歴書に記載する実績や自己PRなどは、数字や具体的なエピソードを用いるのがポイントです。「利益を出した」「多くのお客さまに喜んでいただけた」といった抽象的な表現ではなく、「売り上げを10%向上させた」「毎月10件の新規顧客を獲得した」といったようにできる限り詳しく記入しましょう。
採用担当者は、応募者の職務経歴書から「自社で戦力として活躍してもらえそうか」といった点を読み取ろうとしています。そのため「入社後にどう活躍するのか」「どのように企業に貢献できるのか」など、採用するメリットが伝わらなければ書類選考に通過できません。志望先企業がどのような人材を求めているのかを把握するためにも企業研究を徹底し、自分の強みや入社後の目標などを盛り込みましょう。
職務経歴書を作成するときに専門用語や社内用語を使用していると、採用担当者に理解してもらえない可能性があります。特に異業種へ転職する場合は、専門用語を使っていることに気づかない可能性があるため注意が必要です。職務経歴書を作成した後は、分かりやすい内容になっているか家族や友人などの第三者に確認してもらうとよいでしょう。
取引先名や製品名などの守秘義務が設けられている場合は、記入しないように注意しましょう。「某通信会社」「某サプリメントの開発」など、不明瞭な表現にする工夫が必要です。面接で聞かれた場合は、「守秘義務があるため具体的なことは話せませんが」と伝えつつ、言える範囲で答えましょう。
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職務経歴書に記入する事業内容には、自分がどのような仕事に携わっていたのかを採用担当者へ伝える目的があります。事業内容は在籍していた企業のホームページに明記されているため、職務経歴書を作成する前に確認しておきましょう。
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