更新日:2026/04/16

この記事のまとめ
未経験からWebエンジニアを目指したいと考えているものの、「本当に転職できるのか」「どのようなスキルが必要なのか」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
IT業界は人材不足が続いており、Webエンジニアは未経験からでも挑戦できるチャンスがある職種のひとつです。仕事内容や必要なスキル、転職のポイントを理解しておくとスムーズに転職活動を進められます。
本記事では、Webエンジニアの仕事内容や年収、未経験から転職するために必要なスキルやポイントを分かりやすく解説します。
目次

未経験者でも必要なスキルを習得して転職活動に臨めば、Webエンジニアに転職できる可能性があります。IT業界全体が人手不足傾向にあり、Web業界も例外ではないためです。
スキルや経験が重視される傾向があるため経験者のほうが有利ですが、企業は即戦力だけでなく将来性のある未経験者の採用にも積極的です。特にWebサービスやアプリケーション開発の需要は年々高まっており、学習意欲と基礎的なスキルがあれば、実務経験がなくてもチャンスは十分にあります。求人情報を細かくチェックし、未経験者を積極的に採用しているところに応募するのがおすすめです。

Webエンジニアは、スキルや経験を積むことで年齢に関係なくキャリアアップできる仕事です。ただし、未経験者がWebエンジニアに転職する場合、年齢を重ねるほど不利になる傾向があります。ここでは、Webエンジニアの求人に関する一般的な年齢の目安を紹介します。
新卒や20代前半まではWebエンジニア未経験者が多く、採用する企業もその点を理解しています。そのため、学歴や職歴よりも将来性や潜在能力といったポテンシャルを重視して採用する形が一般的です。25歳前後までは未経験でも採用されているケースが多くあります。20代であれば経験の有無を気にせず、積極的に自分の適性や能力をアピールしましょう。
30代の未経験者がWebエンジニアへ転職し、その後活躍しているケースもあります。30代であってもWebエンジニアへの転職を諦める必要はないでしょう。20代に比べて短期間で戦力になれるかポテンシャルチェックが厳しくなる傾向がありますが、事前に十分なITスキルを習得することでカバーできます。転職前からプログラミング言語を学び、自身のスキルとしてアピールしましょう。

WebサイトやWebアプリケーションを開発するプロジェクトにおいて、設計・開発・運用・保守・アップデートを担当するのがWebエンジニアの主な仕事です。多くの業界でWebの活用が進んでいるため、さまざまなプロジェクトで活躍できます。
Webエンジニアの職種は、大きく「フロントエンドエンジニア」「バックエンドエンジニア」「フルスタックエンジニア」に分けられます。それぞれ担当する分野が大きく異なるため、仕事内容を正しく理解して自分に合う職種を選びましょう。
Webシステムのうち、ユーザーが直接見たり操作したりする部分を担当するのがフロントエンドエンジニアです。具体的な担当業務には以下のようなものがあります。
基本的にフロントエンドエンジニアは、Webデザイナーが設計したデザインの実装が仕事であるとイメージしておくとよいでしょう。ただし、プロジェクトによってはデザインの設計から担当することもあるため、一定のデザインスキルを習得しておくことをおすすめします。
Webサイトを動かすシステムには、ユーザーの目に直接触れない部分があります。サーバーやデータベースなどが該当し、サーバー・データベース部分の設計・開発を担当するのがバックエンドエンジニアです。バックエンドエンジニアが担当する分野の一例には以下があります。
いずれもユーザーから見えることはありませんが、WebサイトやWebアプリケーションを動かすために欠かせない業務です。
フルスタックエンジニアは、フロントエンドとバックエンドの両方を担当できるエンジニアです。ユーザーが操作する画面の開発から、サーバー側の処理やデータベース設計まで幅広く関わり、システム全体を理解しながら開発を進められる点が特徴です。
HTML・CSS・JavaScriptに加え、PHPやRubyなどの言語、データベースやクラウドの知識も求められます。習得には時間がかかりますが、未経験からでも段階的に学習することで目指すことができ、将来的にフリーランスや独立を目指す際にも役立つスキルです。
WebエンジニアはITエンジニアのうち、WebサイトやWebアプリケーションの開発がメインの職種です。Web業界で活躍するITエンジニアにはほかにも、システムエンジニア・Webプログラマー・マークアップエンジニアなどがあります。それぞれの主な仕事内容は下記のとおりです。
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、Webエンジニアを含むシステムエンジニア(Webサービス開発)の平均年収は574万1,000円です。ただし、この金額はITスキル標準であるITSSレベル1~2に到達すれば見込める年収とされています。
ITSSレベル1に該当するのは、最低限必要な基礎知識を身につけている未経験者や新入社員です。具体的には、プログラミングの基本文法を理解し、簡単な機能開発を担当できるレベルです。一定範囲の作業であれば独力で業務を担当できるようになると、ITSSレベル2に分類されます。独力で標準的な業務を完遂でき、上位者の指導の下、チーム内で一定の役割を果たせる段階です。

未経験からWebエンジニアへの転職を検討する際、具体的にどのような利点があるのか、しっかりと把握しておきたいところです。専門的なスキルを身につけることで得られるキャリアの安定性、働き方の自由度、評価基準の明確さなど、Webエンジニアという職種には他業種にはない独自の魅力が存在します。ここでは、未経験からWebエンジニアに転職することで得られる代表的なメリットについて、それぞれ詳しく見ていきます。
未経験からWebエンジニアを目指す大きな魅力のひとつが、専門的なスキルを習得することで「手に職をつけられる」点です。プログラミング言語やフレームワーク、データベース設計といった専門知識を身につけ、実務経験を積むことで、着実にキャリアアップを実現できます。技術力がそのまま市場価値につながるため、努力しだいで収入やキャリアを大きく伸ばすことが可能です。
また、IT技術は金融、医療、製造、物流、教育など幅広い業界で活用されています。業務の効率化や新サービスの創出に貢献できるため、Webエンジニアとしてさまざまな業界のプロジェクトに関わるチャンスも広がるでしょう。
Webエンジニアの業務は、システムの設計や開発においてひとりで集中して作業を進める時間が多いため、リモートワークとの親和性が高い職種です。要件のヒアリングや進捗報告といったコミュニケーションは必要ですが、それ以外の実装作業はインターネット環境さえあれば場所を問わず進められます。
そのため、客先常駐などの条件がない限り、自宅やコワーキングスペースなど、柔軟な環境で働ける企業が増えています。通勤時間の削減や、家庭の事情に合わせた働き方ができるため、ワークライフバランスを重視する方にとって大きな魅力といえるでしょう。
Webエンジニアの世界では、年齢や学歴よりも実務能力が重視される文化が根づいています。採用担当者が注目するのは、実際にどのようなシステムを構築できるか、どのような技術を使いこなせるか、という点です。そのため、たとえ文系出身であっても、プログラミングスキルを習得し、実績を示せるポートフォリオを用意できれば、十分に評価される環境が整っています。
スキルの向上が直接的に収入やキャリアアップに結びつく明確な評価基準があることも、モチベーションを保ちやすい要因のひとつです。
Webエンジニアとして実務経験を積むことで、会社員として働き続けるだけでなく、副業や独立といった多様なキャリアパスを選択できます。副業では、本業で培った技術を活かしてWebサイト制作やアプリ開発案件を受注し、収入を増やせます。週末や平日夜間を活用して、小規模な案件から着実に実績を積み上げることで、将来的な独立への準備が可能です。
独立してフリーランスとして働く場合、時間や場所に縛られない自由な働き方を実現できます。自身のスキルや経験に応じて案件を選べるため、やりがいのあるプロジェクトに集中したり、得意分野を伸ばしたりする選択も可能です。

開発現場で活躍するにはさまざまなスキルが求められるため、未経験者が転職を成功させるには必要なスキルを自分で学習する必要があります。ここでは、転職前に学んでおきたい4つのスキルを見ていきましょう。具体的にどのようなスキルが求められているのかを正しく理解し、日頃から勉強することをおすすめします。
Webサイト・Webアプリケーションの開発では、さまざまなプログラミング言語を駆使します。フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアでは主流の言語が異なるため、自分が目指す分野に応じて学習することが大切です。分野別によく用いられるプログラミング言語の例を以下にまとめました。
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プロジェクトによっては、上記以外の言語を使用することがあります。トレンドの変化により使用する言語が変化することもあるでしょう。どのような言語がトレンドになっているのか、入社したい企業でよく用いられている言語が何かをリサーチしたうえで学ぶ言語を決めるのがおすすめです。
フロントエンドエンジニアとしてWebサイトやWebアプリケーションの開発に携わる場合、マークアップを担当することもあるでしょう。マークアップとは、マークアップ言語を使用してデザインをユーザーの目に見える形で実装することを指します。
そのため、フロントエンドエンジニアとして活躍するには、マークアップスキルも必要です。頻繁に使用されているマークアップ言語であるHTMLなどは、きちんと学習しておきましょう。
さらに、マークアップ言語とセットでCSSと呼ばれるスタイルシート言語を使用してフロントエンド開発を進めるのが一般的です。CSSも頻繁に用いるため、スキルレベルを高めておく必要があります。
サーバーやネットワーク、データベースなどのインフラを自社で構築せず、クラウドサービスを活用するプロジェクトも存在します。そのため、市場シェアが高いクラウドサービスに関するスキルを習得しておくと、担当できるプロジェクトの幅を広げられるでしょう。
世の中にはさまざまなクラウドサービスがありますが、AWS・Microsoft Azure・Google Cloudがよく用いられています。いずれも膨大な数のサービスを提供しているため、使われる可能性が高いものから優先的に学ぶのがおすすめです。
安定したWebシステムをセキュアな環境で動かすには、ネットワークやセキュリティに関する知識が求められます。プロジェクトによっては、本分野を担当する職種としてネットワークエンジニア・セキュリティエンジニアを配置することもありp ます。
しかし、小規模なプロジェクトに参加するときや人手不足でITエンジニアを確保できないときは、ネットワークやセキュリティをWebエンジニアが担当することもあるでしょう。
担当できる業務の幅を広げるためにも、ネットワークやセキュリティに関する基礎知識を学ぶことをおすすめします。いずれもシステム開発において重要な知識・スキルです。

Webエンジニアに転職するために必要な資格はありません。ただし、資格があれば自らのスキルを証明できます。未経験で転職したいと考えているのであれば、スキルレベルを証明する材料になるため、取っておいて損はないでしょう。ここでは、Webエンジニアを目指す方におすすめの資格やスキルを国家資格・ベンダー資格の両面から紹介します。
IPA主催の国家資格である「ITパスポート」は、IT分野で必要な情報技術に関する基礎的な知識全般を問われる資格です。IT全般に共通する知識が必要で、効率的に業務を進めるうえで役に立つ知識が身につきます。国家資格の中でも難易度はあまり高くないため、未経験者が最初に取得する資格としておすすめです。
参照:ITパスポート試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
「LPIC」は、Linux技術者認定機関(LPI)日本支部が実施するIT資格試験です。「Linux」とはサーバーやデータベースでよく用いられているOSの一種で、大規模な基幹システム開発や運用に強い特徴があります。実際に開発で使用している現場も多く、Webエンジニアにとって役立つ資格といえるでしょう。
難易度によりレベルが3段階に分かれており、受験資格の制限がなく誰でも受験できます。未経験者は初歩レベルLPIC-1から挑戦するとよいでしょう。基本的な操作スキルがあることを証明できます。
参照:LPI認定資格の概要|Linux Professional Institute
CCNAは、Cisco Systems社が認定するネットワーク技術者向けの資格であり、ネットワークの基礎知識やセキュリティ、自動化の技術を体系的に学べる試験です。Webエンジニア未経験の方がこの資格を取得すると、ネットワークの仕組みやデータの流れを理解できるため、サーバーとクライアント間の通信に関する知識が深まります。
特にバックエンド開発では、APIの設計やデータベース接続時にネットワークの知識が求められる場面が多く、CCNAで学ぶ内容が実務で活きる場面は少なくありません。ネットワーク管理者だけでなく、Webエンジニアとしてもインフラ周りの理解を深めたい方にとって有益な資格といえます。

新たにWebエンジニアを目指す場合、未経験者にもチャンスはあります。ただし向き不向きがあるため、ミスマッチを防ぐためにも自身に向いている仕事かを事前に確認することが大切です。ここでは、Webエンジニアに向いている人の特徴を3つ紹介します。
基本的に、Webエンジニアには高い学歴は求められません。代わりに求められるのは論理的思考力です。論理的思考力とは、物事の因果関係を整理しながら筋道立てて論理的に考える力を指し、ロジカルシンキングとも呼ばれます。クライアントの要望に応えるには、要望を分析した結果に基づいたシステム構築が必要です。そのためには、順序立てて考えた論理を検証し、必要に応じて修正を繰り返すことが求められます。
Web業界の技術革新は目覚ましく、日々新たな技術が登場したりトレンドが変化したりします。現状に甘んじることなく積極的に新しい手法にチャレンジする精神や、クライアントの要望に合わせる柔軟性が大切です。
全体的に人手不足傾向にあるため、実務経験が豊富でスキルレベルが高いITエンジニアを採用することに加えて、今後活躍見込みのある若手エンジニアを社内で育成したいと考えている企業もあります。このようなポテンシャル採用を実施している企業では、柔軟性を持つ方は重宝されるでしょう。
PDCAサイクルとは、Plan(計画/仮説)・Do(実行)・Check(評価/検証)・Action(行動/改善)の頭文字を取った言葉です。ビジネスにおいて、目標に向けて行動し前進するための手法として使われているフレームワークを指します。未経験者でもPDCAサイクルを意識すれば、効率的に業務を遂行しつつ品質を高められます。

未経験でもWebエンジニアを目指せます。ただしスキルが重視される業界であるため、ITに関する国家資格やスキルを身につけてアピールしたほうが転職で有利になるでしょう。ここでは、スキルを習得する代表的な方法を紹介します。
プログラミングは独学による習得も可能です。仕事で忙しくても、自分のペースでコツコツと学習できます。また、費用が安価で済むこともメリットです。一方、不明な点を解決したりモチベーションを維持したりすることが難しいというデメリットがあります。
デメリットが気になる方は、プログラミングスクールに通うことも検討してみましょう。受講料はかかるものの、効率的に学べます。ほかにも、分かりやすい教材や講師に質問できる環境、同じ目標を持つ仲間がいる点はメリットです。
実際に学習した内容をアウトプットすることで、より深い知識やスキルが身につきます。未経験者を対象にした選考では、身につけた技術情報を頻繁にアウトプットしているかどうかをチェックするWeb系開発企業は多いといわれています。
オリジナルまたはクローンを問わず、自分でWebサービスを作るのもひとつの方法です。アウトプットすることにより、プログラミングやWebデザインの仕組み・技術を理解できます。有名な技術ブログサービスを活用してもよいでしょう。
アウトプットの結果はポートフォリオとしてまとめ、選考に臨む際に提示することで自分のスキルレベルを客観的にアピールできます。
転職エージェントに登録すれば、IT業界に精通した専任のキャリアアドバイザーがWebエンジニアへの転職を総合的にサポートしてくれます。転職活動に役立つポートフォリオを独学で作成するのは簡単ではありません。しかし、キャリアアドバイザーと相談しながら作成することで、スキルを魅力的にアピールできるポートフォリオを作成できるでしょう。
転職エージェントから的確なアドバイスを受けつつ選考対策を進めれば、応募先企業にアピールしやすいポートフォリオを含めた書類作成が可能です。書類選考突破後は、面接対策を受けられます。
未経験からの転職で、年収が下がることを不安に感じている場合でも、転職エージェントを利用していると、希望年収に合う求人の紹介や年収交渉のサポートが期待できます。

Webエンジニアは、未経験からでも挑戦できる可能性のある職種です。プログラミングやITの基礎知識を身につけ、ポートフォリオなどの成果物を用意することで、転職の可能性を高められます。また、スキルを磨くことで年収アップやリモートワーク、副業、フリーランスなど多様な働き方を目指せる点も魅力です。
スムーズに転職活動を進めるのが難しいと感じている方は、マイナビ転職ITエージェントにご相談ください。Webエンジニアの転職事情に詳しいキャリアアドバイザーが、一人ひとりの経験・スキルを考慮して最適な求人を紹介します。
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