Webエンジニアは増えすぎている?ほかと差別化するコツやキャリアパス例8選|求人・転職エージェント

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更新日:2023/04/06

IT業界

Webエンジニアは増えすぎている?ほかと差別化するコツやキャリアパス例8選

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この記事のまとめ

  • Webエンジニアは増えすぎているといわれるが、実際は人手不足が続くと予想されている分野。
  • ほかのWebエンジニアと差別化を図って市場価値を高めたいのであれば、最新技術を学んで開発に活かせるようにする意識が大切。
  • Webエンジニアのキャリアを活かせる転職先には、各種ITエンジニアとマネジメント層の2パターンがある。

「Webエンジニアが増えすぎている」と耳にすることがあります。しかし、本当にWebエンジニアが増えすぎているのか疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。また、Webエンジニアは将来性のある職種なのかが気になっている方も多いでしょう。

そこでこの記事では、Webエンジニアが本当に増えすぎているのか、将来性についてどのように考えればよいのかを紹介します。客観的な情報に基づいて正しく判断することで、後悔しないキャリアパスを選べるでしょう。

目次

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Webエンジニアが増えすぎといわれる理由

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なぜWebエンジニアは増えすぎているといわれることがあるのでしょうか。主な理由として、数あるITエンジニアの中でもWebエンジニアを目指す方が多いことが挙げられます。多くの人がWebエンジニアを目指すことで、絶対数が増えて供給過多になると思われている可能性があるでしょう。

また、CMSをはじめとして比較的手軽にWebサイトを制作できるシステムが増え、将来性に疑問を感じている人もいます。需要が減る恐れのある状況に対して、Webエンジニアとして働く方の数が多すぎなのではないかとする見方があるのも事実です。

Webエンジニアの需要の現状

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ここからは、Webエンジニアとその周囲を取り巻く環境を詳しく見ていきましょう。ITエンジニアの需給状況やWeb関連産業の現状も紹介します。Webエンジニアが現在どのような状況に置かれているのかを正しく理解することで、これからWebエンジニアを目指しても問題はないか、将来性に期待できるかどうかを判断できるようになるでしょう。

ITエンジニア全体が人材不足のため需要が高い

ITエンジニアの数が不足していると聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。実際、今後はより人材不足が深刻になると予想されています。Webエンジニアにおいても、高度なスキルを有する人材が求められる状態が続く可能性は高いでしょう。

そのため、これからWebエンジニアを目指すのもおすすめのキャリアプランです。Webエンジニアに転職したいと考えているのであれば、スキルアップに励みましょう。

インターネット附随サービス業の生産額は右肩上がり

Webエンジニアは、IT業界の中でも「Web業界」で活躍する職種です。総務省が公表している「情報通信白書」によると、Web業界が含まれるインターネット附随サービス業の国内生産額は年々増加しています。Web業界は継続的に発展していて将来性が高いといえるでしょう。

Webエンジニアの需要も高くなっており、必要なスキルを有していれば転職先の幅が広がります。Webエンジニアが増えすぎて転職できない状況に陥るのは考えにくいでしょう。

Webエンジニアの将来性を左右する要素

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Web業界の今後の展望が、Webエンジニアの将来性を左右するといっても過言ではありません。そこでここからは、Webエンジニアの将来性に影響する3つの要素について解説します。Web業界の現状を把握することで、どのようなスキルを習得すればよいのか、転職して後悔する可能性が低いかどうかを判断しやすくなるでしょう。

Webサービスの重要度が高まると予想されている

企業や官公庁など、さまざまな機関がWebサイトやWebアプリケーションを運用しています。電子申請システムをはじめとしたWebアプリケーションの恩恵を受けている方も多いのではないでしょうか。

今後もさまざまな分野でWebサービスの活用が進むと考えられるでしょう。そのような動きが活発になれば、Webサービスの開発・運用・保守・アップデートに対応できるWebエンジニアの需要が高まります。さまざまな案件に対応できるスキルを習得すれば、自身の市場価値が高まって活躍の幅が広がるでしょう。

AIをはじめとした新技術の活用が進んでいる

IT業界全体を見渡すと、さまざまな新技術が開発されて多くの分野で活用されています。一例として、Web業界では以下のようなアプリケーションが運用されています。

  • AIを利用したチャットボットやレコメンドシステム
  • IoT技術を活用したスマートホーム
  • ブロックチェーンを活用した金融システム

今後もさまざまな新技術が開発されたり、既存技術がアップデートされたりするでしょう。技術の発展に合わせてスキルアップに励めば、Webエンジニアとしての価値を高められます

今後もWeb業界全体が発展すると見込まれている

Web業界は今後も継続的に発展すると予想されています。増大するWebエンジニアの需要を満たすのが難しいことを踏まえると、人材が不足する状況が続くと考えられるでしょう。このような状況下にあって、高度なスキルを有するWebエンジニアのスペシャリストは企業から重宝されるでしょう。思い描いているキャリアプランを実現するためにも、意識的にスキルアップに取り組むことをおすすめします。

増えすぎといわれるWebエンジニアの中で差別化する4つの方法

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需要が増大するWeb業界の中で、より活躍できるWebエンジニアになるにはスキル面でほかのWebエンジニアと差別化を図る必要があります。基本的なスキルしか有していなければ、対応できる案件が限られたり新技術についていけなくなったりする可能性があるでしょう。

ここでは、Webエンジニアとして長期的に活躍したい方が習得するとよい4つのスキルを紹介します。継続的に学習し、ひとつずつマスターするのがおすすめです。

1.AI・ブロックチェーン・IoTなどの新技術を学ぶ

より有用なWebエンジニアとして活躍したいのであれば、トレンドとなっている新技術を積極的に学びましょう。2023年時点においては、AI・ブロックチェーン・IoT・クラウドなどの活用が進んでいます。具体的な活用例は以下のとおりです。

技術 AI ブロックチェーン クラウド
活用例

・画像認識
・データ分析
・チャットボット

・暗号資産
・金融システム
・メタバース

・オンラインストレージ
・データベース
・アプリケーション開発プラットフォーム


上記の技術に加え、Web業界を支えている5Gをはじめとした最新の通信技術も学ぶことをおすすめします。トレンドは時間とともに変わるため、変化に応じて学習する意識も大切です。

2.使えるプログラミング言語を増やす

Webエンジニアとして働くうえで、プログラミングスキルは欠かせません。開発現場で使用するプログラミング言語はひとつだけではないため、複数の言語を習得するのがおすすめです。需要が高いプログラミング言語の例には、以下があります。

  • C
  • C++
  • JavaScript
  • Java
  • Python
  • PHP

上記のようにさまざまな言語が使用されているため、すでに扱えるプログラミング言語と近いものから順番に学ぶのがおすすめです。多数のプログラミング言語を取り扱えるようになれば、担当できる案件が増えて多くのプロジェクトで活躍できるでしょう。

3.クラウドサービスの知識を学ぶ

Webアプリケーションの開発では、AWSやMicrosoft Azure、Google Cloudなどのクラウドサービスを使用するケースが多々あります。上記のサービスでサーバーやアプリケーション開発用プラットフォームなど、必要なインフラを提供しているためです。自身の市場価値を高めるためにも、クラウドサービスの知識を深めて扱えるようになるとよいでしょう。

4.マネジメントスキルを習得する

Webエンジニアが描けるキャリアパスのひとつに、マネジメント層を目指す道があります。プロジェクトマネージャーやコンサルティング職などの上位職を目指すのであれば、マネジメントスキルが欠かせません。一般に、マネジメントスキルは以下に掲載するスキルの総称です。

  • 目標を設定するスキル
  • リソースを適切に管理するスキル
  • 状況を正しく把握して対処するスキル
  • 業務を遂行するスキル

将来のキャリアアップを見据えて早いうちから習得に励むとよいでしょう。

Webエンジニアからのキャリアアップで役立つスキルセット

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すでにWebエンジニアとして働いていてキャリアアップを目指しているのであれば、自身のスキルをさらに磨き上げる必要があります。そこでここでは、キャリアアップに役立つスキルを3つ紹介します。基本的なプログラミングスキルやハードウェア・ソフトウェア関連のスキルに加え、ここで紹介するスキルも習得しておけば、Webエンジニアとしての市場価値を高められるでしょう。

データベーススキル

Webアプリケーションに限らず、ICTシステムを開発・運用するにはデータベースが欠かせません。そのため、データベースの設計・構築・管理・運用・保守・アップデートに必要なスキルを習得しておくとよいでしょう。

具体的には、基本的なデータベースソフトウェアについて学習するとともに、データベース言語のSQLを学習します。さらに、データマイニングをはじめ集約したデータを活用するための技術も習得するのがおすすめです。

セキュリティスキル

設計・構築したICTシステムを安全に運用するには、強固なサイバーセキュリティを施さなければなりません。セキュリティが不十分なICTシステムを使用すると、情報漏えいが発生するなどの致命的なトラブルにつながるリスクがあるためです。

より安全なシステムを開発するためにも、脅威に対する対策法や基本的な暗号化技術、生体認証をはじめとしたセキュリティ関連の知識・スキルを習得しておくとよいでしょう。

ネットワークスキル

ITの世界において、ネットワークは必要不可欠です。クラウドをはじめとしてネットワークを経由して必要なリソースのみを使用する方法もあります。

システムを安定稼働させるには、ネットワークの設計・構築・監視・保守に関する高度なスキルが欠かせません。プロトコルなどの通信技術に関する正しい理解やDNSサーバーをはじめとした通信を支えるサーバー類の知識を深めるとともに、ロードバランサーによる負荷分散などよく用いられている技術についても学びましょう。

Webエンジニアのキャリアパス例8選

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Webエンジニアとして培ったシステムの開発・運用・保守の経験を活かせば、さまざまなキャリアパスが開かれます。ここでは、Webエンジニアからの転職を検討している方におすすめの転職先として8つの職種を紹介します。これまでWebエンジニアとして働いてきて、実務を通じて培った経験やスキルを武器にして別の職にチャレンジしたいと考えている方は必見です。

1.UI/UXエンジニア

UI/UXエンジニアは、それぞれ「ユーザーインターフェース」「ユーザーエクスペリエンス」を専門に扱うエンジニアです。UIエンジニアはユーザーが使いやすいと感じるレイアウトを設計・開発するのが主な仕事です。入力フォームやボタンの配置など、どのようにすれば使いやすいかを考えます。

一方でUXエンジニアは、ユーザーの利用体験にコミットしてシステムを開発する職です。全体の見やすさを意識したり、必要なところにすぐアクセスできるかを考えたりするのが仕事といえるでしょう。ユーザーに「利用してよかった」と思ってもらえるシステムを作るのが主な役割です。

WebエンジニアとしてUI/UXに携わった経験をUI/UXエンジニアの仕事に活かすことで、よりユーザーフレンドリーなシステムを設計できるでしょう。

2.フロントエンドエンジニア

ICTシステムのうち、ユーザーが直接見たり触れたりする部分をフロントエンドと呼びます。この部分を開発するのがフロントエンドエンジニアです。Webサイトを例にすると、ブラウザに表示される部分が該当します。

Webエンジニアとして働いていると、マークアップやJavaScriptでのコーディングなど、フロントエンドの開発に携わる機会もあるでしょう。その経験は、さまざまなICTシステムのフロントエンド開発に応用できます。ユーザーが直接触れる部分を作りたいと考えている方におすすめの職です。

3.バックエンドエンジニア

サーバー側で動くプログラムやデータベースなど、ICTシステムの中でユーザーの目に見えない部分を開発するエンジニアをバックエンドエンジニアと呼びます。サーバーやデータベースはユーザーが意識することが少ない部分ですが、システムを正常に動作させるためには欠かせません。

Webエンジニアのキャリアでサーバープログラムの開発やデータベース、インフラ構築に携わった経験があれば、バックエンドエンジニアの仕事に活かせるでしょう。JavaやPython、PHPなどフロントエンドエンジニアとは異なるスキルが求められるため、しっかりと学習したうえで転職を目指すことをおすすめします。

4.フルスタックエンジニア

IT業界におけるさまざまな分野のスキルを高いレベルで有しているITエンジニアがフルスタックエンジニアです。ITエンジニアのジェネラリストをイメージしがちですが、実際には多分野のスペシャリストといえるでしょう。

Webエンジニアの業務で習得したスキルは、フルスタックエンジニアを目指すときに役立ちます。フルスタックエンジニアは広範なスキルが求められるため、この道を目指すのであれば長期的かつ意欲的な学習が欠かせません。転職難易度が高く激務に陥るリスクがあるキャリアパスですが、さまざまな分野に携わりたいと考えている方は検討する余地があるでしょう。

5.プロジェクトマネージャー

エンジニア職のスペシャリストを目指すのではなく、マネジメント層を目指すのであればプロジェクトマネージャーを目標にするのがおすすめです。プロジェクトマネージャーは、システム開発プロジェクトのトップとして計画段階から完遂までのすべてを管理します。

プロジェクトマネージャーに転職するときには、Webエンジニアとして習得した各種エンジニアリングスキルに加えてビジネススキルが求められます。コミュニケーションスキルやリーダーシップなど、ビジネス全般で求められるスキルを磨くように心掛けましょう。プロジェクトリーダーとして働いた経験があれば、その経験は貴重なものとして活かせます。

6.ITアーキテクト

企業が掲げているビジネス戦略の達成をITの側面からサポートする職がITアーキテクトです。クライアントの要望をヒアリングし、目的達成に役立つシステムを提案・設計します。ICTシステムが完成したら、運用・保守面をサポートすることで安定運用やその先にあるビジネス戦略の実現を手助けします。

Webエンジニアとしてシステムの設計や要件定義に携わった経験があれば、ITアーキテクトの業務に活かせるでしょう。クライアントへのヒアリングや交渉に携わった経験も役立ちます。

7.ITコンサルタント

企業が策定したIT戦略を達成するための全般的なサポートを提供するのがITコンサルタントです。クライアントへのヒアリングを通じて背後に隠れている課題を見つけ出し、どのようなICTシステムが有用かを考える職といえるでしょう。ビジネス戦略の達成にコミットするITアーキテクトに対して、課題解決にコミットするのがITコンサルタントです。

WebエンジニアとしてのキャリアでさまざまなWebアプリケーションの開発に携わった経験があれば、目的に応じてどのようなシステムを提案すればよいかを考えやすいでしょう。ヒアリングスキルや提案力、課題解決力を鍛えれば、より有用なITコンサルタントとして活躍できます

8.ITスペシャリスト

特定の分野においてシステム設計・開発・保守・運用に求められる応用的なスキルを有していて、プロジェクトのベースを構築できる人材をITスペシャリストと呼びます。特定の分野に特化した専門知識を求められるため、長期的かつ継続的な学習が欠かせません。

Webエンジニアとしてのキャリアを活かしたいのであれば、Web開発で用いられるプラットフォームやネットワーク、セキュリティ分野のITスペシャリストを目指すとよいでしょう。

まとめ

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Webエンジニアは増えすぎていて供給過多と耳にすることもありますが、実際にはIT人材全般の人手不足が指摘されているため需要が高い状態が続くと考えられます。継続的にスキルアップし、高度な技術を使いこなせるようになれば、さまざまなプロジェクトで活躍できるでしょう。

Webエンジニアの経験を武器として別のITエンジニアやマネジメント層へのキャリアアップも可能なため、自分に合ったキャリアパスを選択しましょう。キャリアパスを実現するための転職を検討しているのであれば、IT業界に強い転職エージェントを活用するのもおすすめです。

マイナビITエージェントでは、あなたの経験やスキルを考慮した転職をサポートいたします。ひとりで転職活動を進めるのが難しいと感じている方は、ぜひご相談ください。

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