ITベンチャー企業へ転職!向いている人や転職成功のポイントを紹介|求人・転職エージェント

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更新日:2023/02/10

IT業界

ITベンチャー企業へ転職!向いている人や転職成功のポイントを紹介

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この記事のまとめ

  • ITベンチャー企業とは、IT技術を使った新しい商品やサービスを武器に成長を目指す企業のこと。
  • ITベンチャー企業に転職するメリットとして、実力が評価してもらえる、フラットな職場環境で働ける、柔軟な働き方ができるなどが挙げられる。
  • ITベンチャー企業への転職を成功させる鍵は、企業の体質やビジネスの内容を把握し、自分に合っている転職先を選ぶこと。

ITベンチャー企業に対して現代的で自由な職場環境というイメージを持つ人は少なくありません。転職先としてITベンチャー企業を目指している人もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、ITベンチャー企業とはどのような企業なのか、どうすれば転職を成功させられるのかを取り上げます。

どのような仕事にもメリットとデメリットがあります。ITベンチャー企業の実情をしっかりと理解したうえで、自分に合った転職先を見つけましょう。

目次

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ITベンチャー企業へ転職する前に

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新しい職場環境を求め、ITベンチャー企業を視野に転職先を探している人もいるでしょう。転職先探しの前に、ITベンチャー企業とはどのような企業なのか、基本を押さえておくことが大切です。ITベンチャー企業と間違えられやすい言葉に「スタートアップ企業」があります。違いをきちんと理解することで、自分の進みたい道を見極められるでしょう。

ITベンチャー企業とは

「ベンチャー(venture)」とは「冒険」を意味するアドベンチャーから転じた「冒険的な試み・投機的事業」を意味する英語です。ビジネスにおいては、独自の技術や製品を武器に成長する企業を「ベンチャー企業」と呼び、成長過程の企業を指す言葉としても幅広く使われています。着実な成長を遂げ、大企業へと発展したベンチャー企業を「メガベンチャー企業」と呼びます。

近年、IT技術やIT社会への変換が急速に進んだため、IT周辺機器やソフトウェアの開発、情報提供サービスなど、IT業界内では数多くのベンチャー企業が誕生しています。 

スタートアップ企業との違い

ベンチャー企業と混同されやすい言葉に「スタートアップ企業」があります。スタートアップ企業は新しいビジネスモデルや市場を開拓し、短期間のうちに急激な成長と巨額の対価を狙う企業や事業です。ベンチャー企業は既存のビジネスモデルをベースに発展していき、長期成長や安定した収益を目指すため、スタートアップ企業とは異なります。

既存のビジネスモデルを基に着実な成長を目指すベンチャー企業は、初期段階から一定の収益が見込めます。一方、新たなビジネスモデルを一から作り出すスタートアップ企業では、初期段階でほとんど収益が見込めないケースも少なくありません。

ITベンチャー企業の種類

ITベンチャー企業ではさまざまな種類のビジネスが展開されています。ITベンチャー企業への転職を考えているのであれば、どのようなビジネスを扱う企業がよいのか、慎重に検討しましょう。ITベンチャー企業に見られる事業例には、以下のようなものがあります。

ITサービス事業 ・会計や財務、販売管理などのビジネスソフトの販売、管理
・人材マッチングサービス
広告事業 ・インターネット広告
コンサルティング事業 ・ブランディングや認知向上、人材確保などのPRコンサルタント事業
・SNSやスマートフォンアプリを使ったダイレクトマーケティング事業

ITベンチャー企業に転職するメリット

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ITベンチャー企業の多くは中・小規模で発展途上です。しかし、大企業にはないさまざまなメリットがあります。ここではITベンチャー企業に転職する4つのメリットを解説します。仕事に求めるものは人それぞれです。自分の価値観や希望する働き方にマッチするかどうかを確認しておけば、迷いなくITベンチャー企業への転職を進められるでしょう。

主体性をもって働ける

ITベンチャー企業の多くは中小企業であることが多いため、小回りが利きます。資金や人材に限りがある分、新たなアイデアや社員のチャレンジを積極的に受け入れる傾向にあるのも大きな特徴です。やる気のある人にはおもしろい職場となるでしょう。

創業から間もないベンチャー企業では、マニュアルやノウハウが確立していないことも少なくありません。社員それぞれが自分の判断で動くように求められます。指示待ちではなく主体性をもって働けるため、やりがいを実感できる職場である点は大きなメリットです。

実力で評価してもらえる

ITベンチャー企業の多くは、年功序列ではなく実力主義を掲げています。少数精鋭の企業も少なくないため、一人ひとりに与えられる裁量の範囲が大きく、その分評価にもつながりやすい点はメリットです。

もともと新しい商品やサービスを武器に誕生した企業であるため、たとえ前例がないとしても、アイデアさえよければ採用される可能性は大いにあります。社長との距離も近く、企業への貢献や働き方を直接見てもらうチャンスもあるでしょう。

柔軟な働き方ができる

自由な社風や柔軟な働き方を経営理念に掲げているITベンチャー企業も少なくありません。勤務時の服装にこだわらないリラックスした職場環境、フレキシブルな勤務時間、テレワークや在宅勤務、副業の奨励などが例として挙げられます。

ただし、すべてのITベンチャー企業が同様の職場環境を提供しているわけではないことも理解しておきましょう。人数が少ない分を長時間労働で補おうとする企業も存在します。転職に際しては、企業の体質をしっかりと見極めることが重要です。

スキルや経験の幅を広げられる

ITベンチャー企業は規模が小さいため、大手企業であれば外注するような部分の仕事も自分たちで行わなければなりません。職種の枠を超えて仕事を任されることもあります。実験的なビジネスや最新技術を取り入れる可能性も高いでしょう。学ぶ意欲があれば、自分のスキルや仕事の幅を広げていける職場です。

チームで働くことも多いため、スキルや経験の異なる仲間から多くを吸収できます。社長との距離も近く、起業のノウハウを間近で学ぶチャンスにもなるでしょう。

ITベンチャー企業ならではのデメリット

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刺激的でフラットなビジネス環境が期待されるITベンチャー企業ですが、特有のデメリットもあります。ここでは、ITベンチャー企業ならではの3つのデメリットを紹介します。自分の性格や働き方、ビジネスに求めるものと比較したうえで、ITベンチャー企業への転職を検討しましょう。

人材育成に力を入れる余裕がない

未経験者を積極的に受け入れているベンチャー企業も少なくありません。しかし、多くは「実務経験はないが実力はある」人を求めているのが実情です。経験も能力もない人材を時間とお金をかけて育成していく企業体力はないため、すでに一定のスキルを身につけていて、即戦力として働ける人が優先されます。

エンジニアではなくても、IT用語やITビジネスの常識といった基本知識やビジネススキルを身につけていなければ、ITベンチャー企業で働くことは難しいでしょう。

マニュアルや指示に頼れない

ビジネスのノウハウや段取り、マニュアルが確立している企業であれば、マニュアルに沿った努力を続けることで一定の評価が得られます。

一方、実力主義のITベンチャー企業では、自分自身が主体的にアイデアを出して実行するよう期待されています。マニュアルどおりに動くだけでは評価を得られません。マニュアル自体が存在しない企業も多くあります。上司からの指示やマニュアルを頼りに働くことで安心感を得るタイプの人であれば、ストレスにつながるかもしれません。

前職より年収が下がることがある

前職で積み上げてきた経験が実績につながらない場合には、年収がダウンしてしまう可能性も大いにあります。ITベンチャー企業で必要とされているのは即戦力です。そのため、これまでの経験だけで高い評価を維持していくのは難しいでしょう。社会人経験が長い場合には、転職が年収ダウンへとつながることもあり得ます。

反対に、前職で培ったスキルや経験が活かせる企業を選べば、年収をアップさせることも十分可能です。ITベンチャー企業への転職を成功させる鍵は、企業選びにあるといえるでしょう。

ITベンチャー企業への転職に向いている人

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ITベンチャー企業は新しい商品やサービスを武器に、社員一人ひとりが実力を発揮させながら発展を目指す企業です。大企業のやり方や一般的なビジネススタイルとは異なる点が多いため、向き不向きもあります。ここでは、ITベンチャー企業への転職に向いている人の特徴を5つ取り上げます。自分の性格やスキル、今後の目標などを念頭に置きながら確認しましょう。

即戦力になる人

すでにITスキルを使って仕事をしてきた人、未経験でも高レベルのスキルを身につけてきた人は、即戦力になります。即戦力として働ける技術者は、ITベンチャー企業になくてはならない存在です。前職でのスキルが活かせる人、情報収集能力が高くて新しい技術やトレンドに敏感な人、仕事が好きで自らやるべきことを見つけ出せる人であれば、即戦力としてITベンチャー企業で活躍できるでしょう。

新しいことにチャレンジしたい人

ITベンチャー企業は新しい商品やサービスによる新たな事業に取り組んでいる企業です。新しい技術やシステムも積極的に取り入れ、新しいアイデアを形にする社風ができています。すでに世の中で一般的になっていることではなく、新たなチャレンジの中からビジネスチャンスをつかもうとする働き方に魅力を感じている人は、ITベンチャー企業に向いているといえるでしょう。

事業内容だけでなく、社内制度や勤務体系にもユニークで目新しいものを取り入れている企業が多くあります。チャレンジ精神が旺盛な人にとっては刺激的で楽しい職場になるでしょう。

実行力がある人

ITベンチャー企業では、ひとりが担当する業務の範囲が広く、裁量権も大きい傾向にあります。誰かの指示を待っているだけでは、変化の速いIT業界で新たな情報を発信していけません。細かく指示されなくても、自分が取り組むべき課題を見つけ、実行に移していく行動力が求められます。ビジネスを前に進める実行力のある人は、ITベンチャー企業に向いています。

柔軟な対応が苦にならない人

ITベンチャー企業では、これまで築き上げてきたノウハウやルールに沿った安定志向のビジネスではなく、社会の変化やユーザーのニーズに素早く対応しながら柔軟にビジネスを進めていくことが求められています。事業の方針が大きく変わることも少なくありません。従来のやり方にこだわるのではなく、新しい方向にスイッチを切り替え、柔軟に対応できる人がITベンチャー企業には向いています。 

チームで働ける人

ITベンチャー企業ではチームで働くことも少なくありません。チームワークが悪いとパフォーマンスが低下してしまい、一人ひとりの能力を活かせないだけでなく、ビジネスの失敗へとつながる恐れもあります。

コミュニケーション能力があり、互いの意見を尊重できる人であれば、チームで行うビジネスに貢献できるでしょう。「年齢にこだわってしまう」「自分のやり方に固執する」タイプであれば、ITベンチャー企業には向いていないかもしれません。

未経験でもITベンチャー企業に転職できる?

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未経験者を受け入れているITベンチャー企業もありますが、企業が求めている「未経験」の基準は何なのか、どこにポテンシャルを見いだしてもらえるのかなどを冷静に見極めなければなりません。ここでは、未経験からITベンチャー企業への転職を目指すうえで理解しておきたい3つのポイントを紹介します。

実務経験がなくても実力をアピールすればできる

ITベンチャー企業の中には、未経験者を募集しているところも少なくありません。ITベンチャー企業が求めているのは主体性をもって働ける人なので、未経験であっても「仕事で成果を出したい」「新たなビジネスに貢献したい」という意欲が感じられれば、転職は可能です。

実務経験はなくても実力をアピールする材料があれば、高く評価してもらえるでしょう。資格を取得したり、身につけたスキルで作品を作ったりなど、目に見える材料があると選考時に有利に働きます。

若い人が有利なケースも

未経験からの転職であれば、若い人のほうが有利になる可能性が高いのが現状です。これはITベンチャー企業に限ったことではありません。若いと吸収力や柔軟性があると判断されやすく、給与も安く設定できるのが大きな理由です。ITベンチャー企業への転職を考えているのであれば、できれば20代のうちに決断したほうがよいでしょう。

離職率が高い企業には注意が必要

未経験者を積極的に受け入れているITベンチャー企業の中には、離職率が高い企業もあります。「未経験でもポテンシャルを見つけて育てていこう」というよりは、「雇ってもすぐに辞めてしまうため人が足りない」という理由で未経験者を採用しているわけです。

離職率が高い企業には、職場環境や働き方などに問題のあるケースも多く、採用されたとしても働き続けていけないかもしれません。未経験者を受け入れている企業の場合には、未経験採用者にどのような業務を任せるつもりなのか、どのように教育していく方針なのかを確認しておくことも重要です。

ITベンチャー企業への転職を成功させる4つのポイント

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ITベンチャー企業への転職を成功させる最大の鍵は、企業選びです。企業の体質やビジネス内容だけでなく、自分に合っているかどうかも重要です。自分に合った転職先を選べれば、やりがいを見つけて楽しく仕事に取り組んでいけるでしょう。ここでは転職を成功させるために押さえておきたい4つのポイントを紹介します。

1.技術力をアピールしよう

ITベンチャー企業は基本的に即戦力を必要としています。求められている職種で活かせる技術をしっかりとアピールすることが、転職を成功させる大きなポイントです。前職と同じ職種であれば、どのような業務に携わっていたのかを具体的に伝えましょう。採用担当者はあなたがどのように企業へ貢献できるか、イメージしやすくなります。

未経験であれば、実力を示す材料が必要です。資格の取得や自作アプリ、ポートフォリオの作成などでアピールするとよいでしょう。

2.前職で培った知識やスキルが活かせる職種を選ぼう

ITベンチャー企業では限られた人数と予算で成果を出す必要があるため、高いスキルレベルや豊富な経験を持つ人材を必要としています。IT業界ではなくても、同じ職種からの転職であればそれだけ有利になります。職種は違っていても、IT業界で働いた経験があれば評価をしてもらえるでしょう。

前職で積み上げた知識やスキルに加えて新しいことにチャレンジしたい意欲があれば、「いずれは即戦力として働いてもらえる」という好印象を与えられます

3.ベンチャー企業に向いているかどうか判断しよう

自分が本当にITベンチャー企業に向いているかどうかを判断することも転職を成功させるうえでは不可欠です。

一般的なIT企業とITベンチャー企業とでは、ビジネスに対する考え方や取り組み方が異なります。給与や待遇だけに引かれてITベンチャー企業に挑戦したものの、壁にぶつかって挫折してしまうケースも少なくありません。すでにITスキルや経験があればITベンチャー企業ではなくても自分を活かせる職場はほかにあるため、慎重な判断が必要です。

4.企業が必要としている人材を見極めよう

ITベンチャー企業への転職を成功させるためには、企業が求める人材を見極めることが重要です。ITベンチャー企業では社長の考えや経営方針がはっきりと示されていることが多いため、企業を知ることが大きな判断材料になります。

とはいえ、企業の実情を把握するのは簡単ではありません。おすすめは転職エージェントの活用です。転職エージェントは企業そのものをよく理解したうえで、自分のスキルや経験が活かせるか、自分の望む働き方と合致するかを一緒に考えてくれます。自分では気がつけなかったアピールポイントを引き出してくれることもあるでしょう。

まとめ

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ITベンチャー企業とは、IT技術を使った新しい商品やサービスを武器に成長を目指す企業のことです。小規模で創業間もない企業が多いため、実力主義やフラットな職場環境など、大企業にはない魅力があります。ITベンチャー企業への転職を成功させるためには、企業の体質やビジネスをしっかりと理解し、自分に合った転職先を見つけることが重要です。

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