金融業界の営業は未経験でも転職できる?あると有利なスキルは?|求人・転職エージェント

更新日:2021/12/24

金融業界

金融業界の営業は未経験でも転職できる?あると有利なスキルは?

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この記事のまとめ

  • 未経験でも別業種の営業や財務・経理の経験があれば金融営業へ転職可能。若い人材が不足しているため20代は特にチャンス。
  • 金融営業は平均年収の高さや成果報酬による達成感が魅力。未経験であれば仕事内容やノルマ達成の厳しさも理解しておこう。
  • コミュニケーション能力の高い方やストレスに強い方は金融業界に向いている。未経験者は資格取得も視野に入れよう。

金融業界の営業は、自社で扱っている金融商品を顧客に提案するのが仕事です。お金に関わる詳しい知識が必要となるため、未経験からの転職は難しい印象を持っている方が多いのではないでしょうか。

結論からいえば、未経験からでも金融営業に就くのは可能です。ただし、向いている方とそうでない方がいるため、仕事内容ややりがい、役立つスキルなどを把握しておく必要があります。未経験から金融営業に転職したい方向けに、必要な情報をまとめました。

目次

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金融営業は未経験でも転職ができる?

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金融業界の営業職は、一般の方には難しい金融商品を分かりやすく説明する必要があるため、金融に関する深い知識を習得している必要があります。新卒から勤めていれば着実にレベルアップできますが、別の業界から金融業界に飛び込みたい方もいるでしょう。未経験でも転職は可能なのか、以下で詳しく解説します。

条件を満たせば転職の可能性は上がる

前職で財務や経理の仕事をしていたなど、数字を扱う経験のある方は転職できる可能性が上がります。また、ノルマなどがある厳しい環境で営業を経験した方も、採用担当者に評価される傾向があります。

金融業界の中でも業種によって求める人材が異なるため、一概にはいえませんが、採用条件に近ければ歓迎されるでしょう。

若い人材が不足しているのでチャンスあり

金融業界に限った話しではありませんが、少子高齢化が進み業界全体が人材不足となっています。新卒獲得に苦労している企業もあるため、未経験でもチャンスはあるでしょう。特に若い世代には伸び代があり、今後の活躍を期待できます。

異業種の経験を生かせる

金融業界はさまざまな分野の法人を顧客としているため、他業界で経験したことは大いに役立ちます。たとえば食品メーカーに勤めていた方なら、関連する企業や工場、飲食店などが抱える課題がよく分かり、最適な金融商品を提案できるでしょう。金融以外の世界を知っていることは大きな武器になります。

金融営業の未経験者が再確認しておきたいこと

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未経験から金融営業へ転職を目指すなら、経験者に負けないくらい仕事内容について研究する必要があります。理解が浅ければ自分の強みを掛け合わせることができず、面接や履歴書で存分にアピールできません。ここでは、金融営業の基本的な仕事内容や得られるメリットを紹介します。

金融営業という仕事の概要

金融業界の営業は、自社で扱っている金融商品を提案することが仕事です。多くの金融商品は、顧客の資産を効率的に運用するために使われます。企業の利益に直結するため、重要な仕事です。

すでに契約中の顧客ともやり取りを行います。顧客の要望をヒアリングし、自社商品の中から最適な商品を別に提案することもあります。新規・既存共に、顧客を継続的サポートするのが営業の役割です。

金融営業での「個人」と「法人」の違い

営業する相手は個人のケースもあれば法人のケースもあります。個人営業は、たとえば住宅ローンや預金、保険商品の案内などです。

一方の法人営業は、企業や団体に融資を提案することが主な仕事です。銀行による現金融資が分かりやすい例でしょう。役員や事業主といった経営者層を顧客にするため、個人営業よりも深い知識が求められます。

金融営業として得られるメリット

金融営業の年収はほかの業種よりも高い傾向にあります。大手であれば1,000万円上も可能でしょう。福利厚生も整っているため、育児休暇や有給休暇も柔軟に利用できます。

お金に関する専門知識を得られる点も大きなメリットです。業務で得た知識を基に自身の資産も効率的に運用できるでしょう。キャリアアップを目指す方の中には、身につけた金融知識をさらに磨いてCFO(最高財務責任者)に昇進したケースもあります。

金融営業の平均年収

主な金融営業の平均年収は下表のとおりです。

業種 平均年収
銀行系 448万円
証券 535万円
保険 438万円

営業は歩合で差が出る場合があるため、参考までにご覧ください。株式を扱う証券は高い知識と営業スキルが必要なため、報酬も高い傾向があります。

どのようなやりがいと達成感があるのか

金融営業には、成果報酬型を取り入れている企業が多数存在します。新規顧客との契約など、成果を出せばその分給料に反映されるという仕組みです。新規の開拓はそれ自体にやりがいを感じるでしょうが、報酬もついてくるためモチベーションを上げやすいでしょう。努力が結果・報酬に反映されやすいのが金融営業です。

厳しい成果を求められることも

金融営業の中には、ノルマが設定されている会社も存在します。ノルマを達成できなければ業績を伸ばせないというプレッシャーから、ストレスを感じる方もいるでしょう。

もちろん、既存顧客のサポートといったノルマのない会社もあります。「自分のペースで働きたい」「ノルマを達成する自信がない」という方は、志望する会社の働き方の特徴を確認しておきましょう。

金融営業が未経験でも転職しやすい業種

金融業界が初めてでも、営業職の経験があれば転職可能な業種はあります。主に銀行、証券会社、保険会社、クレジットカード会社などです。どちらかといえば、法人営業より個人営業のほうがハードルは低いでしょう。法人営業にはお金の専門知識を持つ層も多いためです。

なお、35歳以上のミドル世代になると、未経験でのチャレンジはハードルが上がります。「前職で管理職を経験していた」「金融関連の資格を持っている」など、強いアピール材料が欲しいところです。

金融営業が未経験でもやっていける人の特徴

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業種・職種には人によって向き不向きがあります。未経験で挑戦するためには、その仕事に求められる人の特徴を理解しておくことが重要です。金融業界ではどのような人材が求められるのか、自分の個性を再確認しつつ、分析してみましょう。

コミュニケーション能力がある

顧客の信頼を得るためにも、営業には良質なコミュニケーション能力が必要です。金融商品は一般の方には理解が難しいため、分かりやすく説明する必要があります。また、数ある商品の中から最適な商品を提案するには、顧客の要望を聞くヒアリング能力も欠かせません。

社内の他部門とも関わる機会が多く、社内コミュニケーションも重要です。さらに、金融業界は年功序列の意識が高いため、上の立場の人とも柔軟に接することができる方が向いています。

情報収集力と理解力

金融商品を扱う以上、専門的な理解が必要です。会社から取得を推奨される資格もあるため、特に未経験の方は入社後も勉強し続ける意欲が求められます。

業務中はもちろん、日頃から情報収集し続けるといった努力も必要です。金融業界のニーズやトレンドは一定のスパンで移り変わるため、常に新しい情報を取り入れていきましょう。

ストレスに強い

営業職は数字との戦いになるため、ストレス耐性の高さは重要です。金融業界はノルマに厳しい会社も存在します。営業成績が伸び悩み、ノルマを達成できないことから大きなストレスを抱えてしまう方もいるでしょう。

未経験の場合は、はじめは思うように契約が取れないかもしれません。その都度落胆するのではなく「次は頑張ろう」と、ポジティブに気持ちを切り替えられる方が向いています。

慎重で細やかな気遣いができる

金融営業は顧客のお金を扱うため、不用意なミスは禁物です。契約時は細かな部分にまで気を配り、慎重に進める必要があります。

仕事に慣れてくると油断が生まれがちですが、金融商品を扱っているという自覚を忘れてはいけません。ただでさえ難しい商品なので、顧客の不安や疑問は徹底的に解消するなどの気遣いも求められます。

金融営業に役立つスキルは?

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金融営業を行ううえで、取得しておくと役立つ資格がいくつかあります。転職してから取得することも可能ですが、転職活動時に取得済みであれば、プラスの評価が期待できます。ただし、中には業界未経験では取得できない資格もあるため、受験資格はしっかりと確認しましょう。

外務員資格

外務員資格とは、外務員として活動するために必要な資格です。二種と一種があり、二種を取得すると金融商品の勧誘・販売が可能になります(もちろん証券会社等に勤務する必要があります)。一種は、それらに加えて信用取引、デリバティブ取引などリスクの高い商品の取引も行えるようになります。

受験資格は特になく、誰でもチャレンジ可能です。合格率は共に6~7割と、決して難しい資格ではないため、仕事を続けながらでも合格を狙えるでしょう。

参考:『外務員資格/基礎試験|日本証券業協会』

証券アナリスト

証券アナリスト(CMA)は、⾦融・投資のプロフェッショナルに必要な投資価値の分析・評価のスキルを保持していることを証明する資格です。日本証券アナリスト協会が提供する教育講座を受講したうえで、試験に合格しなければいけません。

「資産運用」「財務戦略」「事業戦略」「投資戦略」など、学習範囲は広いですが、実務に即した知識が身につきます。難易度は約50%と、難関ではありませんが、油断はできない資格です。

参考:『CMA資格/基礎試験|公益社団法人 日本証券アナリスト協会』

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーとは、お金に対する悩みの解決策を提案する仕事です。人生の資金計画からリスク管理、資産運用、税制、不動産、相続など、学習範囲が非常に幅広いのが特徴です。

資格は国家検定である「FP技能士(1~3級)」と、民間資格である「AFP」「CFP」とがあります。FP技能士3級は誰でも受験でき、合格率も7~8割と非常に高いので、まずは3級取得から目指してはいかがでしょうか。

参考:『FPの資格と検定の種類|特定非営利活動法人(NPO法人)日本ファイナンシャル・プランナーズ協会』

保険募集人

保険募集人は、生命保険や損害保険などの保険商品を勧誘・販売するうえで必要な資格です。生命保険募集人は「生保一般課程試験」に、損害保険募集人は「損保一般課程試験」に合格する必要があります。

基本的には保険会社や代理店に所属し、研修を受けていないと受験できません。丁寧な研修がある分、きちんと勉強していれば合格できるでしょう。

参考:『損保代理店試験|一般社団法人 日本損害保険協会』

プライベートバンカー

プライベートバンカーとは「中小企業オーナー」「医師」「地主」「弁護士」といった、約5,000万円以上の資産を持った方を対象に相続や事業継承に関わるサポートを行う仕事です。

初級レベルの「PBコーディネーター試験」、中級レベルの「プライマリーPB」、上級レベルの「シニアPB」の3種類に分類されています。

シニアPBのみ、2年以上の実務を経験したプライマリーPB資格保有者、または証券アナリスト(CMA)であることが条件です。PBコーディネーターであれば、合格率は7割程度と高めです。

参考:『プライベートバンカー資格|特定非営利活動法人(NPO法人)日本ファイナンシャル・プランナーズ協会』

まとめ

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金融営業は専門知識が求められる仕事ですが、別業種からでも転職可能です。しかし、人のお金に関わる繊細な仕事であるため、丁寧な気配りや慎重さが求められます。

転職難易度は業種や会社によっても変わるため、ひとりでチャレンジするのは不安や疑問が多いかもしれません。そのようなときは、ぜひマイナビ金融エージェントをご活用ください。金融系のすべての職種に対応したキャリアドバイザーが、転職活動を全力でサポートします。

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