更新日:2022/11/01
この記事のまとめ
フィンテック業界は金融とITを組み合わせたサービスを提供する業界です。スタートアップ企業が多く、転職市場でも人気の高いフィンテック業界の年収について気になる人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、フィンテック業界の特徴や年収について解説します。年収を上げる方法も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
目次
「フィンテック」という言葉を耳にすることがあっても、具体的にどのようなサービスを扱っているのか、平均年収はどのくらいなのかなど知らない人も多いでしょう。ここでは、フィンテック業界の特徴や扱うサービス、平均年収について詳しく解説します。
フィンテック(FinTech)とは、金融を指す「ファイナンス(Finance)」と技術を指す「テクノロジー(Technology)」を掛け合わせた造語です。つまりフィンテック業界とは、IT技術を用いた金融サービスを提供する業界です。金融業界と親和性の高い業界ですが、金融業に関する法律の認可が必要な業務は一部であるため、未経験者でもチャレンジしやすい特徴があります。
フィンテック業界が扱うサービスには、主に以下の11種類があります。
クラウドファンディング
キャッシュレス決済や仮想通貨などにもフィンテックの技術が用いられています。いまやフィンテックは私たちの生活に欠かせないものになりつつあり、今後の発展も大いに期待できるでしょう。
フィンテック業界の平均年収に関するデータはありませんが、マイナビエージェントの「業種別平均年収ランキング【2020年版】」によれば、金融業界の平均年収は421万円と高めです。また金融エンジニアはエンジニアの中でも年収が高いといわれており、フィンテック業界も同様に高水準の年収が期待できるでしょう。
エンジニアはスキルを磨くほど評価される職種であるため、資格を取得したり経験を積んだりすれば年収アップも可能です。
フィンテック業界で年収を上げるにはどうしたらよいのか、気になる人も多いでしょう。ここでは年収を上げる方法を4つ紹介します。フィンテック業界に限らず、どの業界でも活かせる方法であるため、ぜひ参考にしてください。
年収を上げる方法として定番なのが、昇進・出世をすることです。より責任の重い仕事を任せられれば、その分、年収も上がります。昇進・出世をするには、会社の評価制度を確認し、それに見合う人材にならなくてはいけません。時間のかかる方法ですが、着実に成果を上げていくとよいでしょう。
自分のスキルや実績が現在の年収に見合っていなければ、上司に交渉してみるのもひとつの手段です。上司に交渉することで自身の評価を見直してもらえる可能性はあるでしょう。しかし、交渉の場で単純に「年収を上げてほしい」とお願いするのはNGです。自分がどのように会社へ貢献しているのか、具体的な数値を出して交渉してみてください。
仕事に役立つ資格を取得することでスキルアップを評価され、年収が上がる可能性があります。会社によっては資格手当が支給されることもあるため、確実性の高い年収アップ法といえます。資格を取得する際は業務に関連するものを選ぶ意識と、資格支援制度の有無の確認が大切です。
年収を上げる方法として一番効率的なのが、条件のよい企業へ転職することです。昇進・出世で年収を上げるには時間がかかりますが、転職の場合は数ヵ月で給与アップが見込めます。しかし評価制度や給与水準は企業によって異なるため、自分の能力やスキルを正しく評価してくれる企業に出合えるかがポイントです。
年収は誰でも簡単に上がるわけではなく、人によって差があるものです。未経験でも高いポテンシャルを活かしてすぐに年収が上がる人もいれば、経験者で思うように年収が上がらない人もいます。年収を上げたい人は、ここで紹介する年収が上がりやすい人の特徴を押さえておきましょう。
現状に満足せず、努力を怠らない人は年収が上がりやすい傾向にあります。一方、成長意欲のない人は同期や後輩に置いていかれ、相応の年収しか得られないでしょう。年収を上げるためには積極的に資格を取得したり、研修に参加したりしてスキルを向上し、評価を積み重ねることが大切です。
仕事では上司への報告や連絡、メンバーとの連携が必要な場面も多いため、コミュニケーション能力の高さが重要です。コミュニケーションを密に取れる人は仕事を円滑に進められ、上司や同僚から信頼されやすくなります。コミュニケーション能力の高さを評価されれば、チームやプロジェクトを管理する立場も任せられるでしょう。
会社への貢献度の高さは、自身の評価につながる重要なポイントです。与えられた仕事をこなすだけでなく、担当外の業務をこなしたり、ほかの人の仕事を手伝ったりなどプラスアルファの仕事をすることで、真面目さや主体性が評価されます。
フィンテック業界の特徴や年収を知ったうえで、転職するか迷っている人も多いのではないでしょうか。フィンテック業界は年収が高めであること以外にも、さまざまな魅力があります。転職に際しては、ここで紹介するフィンテック業界で働く3つのメリットを参考にしてください。
フィンテック業界は金融・ITの知識が求められることから、未経験者は転職できないと思っている人も多いでしょう。しかしフィンテック業界は新しい分野であり、未経験者を含めて幅広く門戸を開いています。未経験者であっても、金融業界での勤務経験や法人営業の経験、エンジニアのスキルなどがあれば転職は可能です。積極的にチャレンジできる業界であるため、安心して転職活動に臨んでください。
フィンテック業界は金融とITの技術を組み合わせた新しいサービスを提供しています。まだ発展途上の分野であり、今後も最先端の技術を駆使したWebサービスやアプリケーションが増えていくでしょう。こういった最新の技術・分野に触れることで自分のスキルを向上でき、ほかの業界では味わえない刺激や経験も得られます。
フィンテック業界は他業界と比べてスタートアップ企業が多く、自分の意見や考えがとおりやすい点が魅力です。
大手企業や歴史のある企業、人数の多い企業では、統一されたルールや仕組みを変えるのは至難の業といわざるを得ないでしょう。しかし、スタートアップ企業は意思決定までのスピードが速く、ひとりの社員のアイデアがすぐに実行されることも珍しくありません。自分の力で会社を動かしたい、新しいことに挑戦したいといった人に向いています。
フィンテック業界で働く魅力は多くありますが、大手企業と比べて福利厚生や給与面が充実していない可能性がある点には注意が必要です。
フィンテック業界は歴史が浅く、スタートアップ企業が多い傾向にあります。スタートアップ企業は事業を始めたばかりで、必ずしもビジネスとして安定しているとはいい切れません。福利厚生が整備されていない企業もあり、給与は個人の能力次第といった側面もあります。しかし、自分の仕事が経営に大きく影響することもあるため、やりがいのある業界といえるでしょう。
金融業界全体の年収が高水準であることから、フィンテック業界も年収が高めであるといえます。また、未経験でも転職できる、最先端の技術に触れられるなどの魅力もあるため、おすすめの業界です。
フィンテック業界へ転職したい人、転職して年収を上げたい人は、ぜひマイナビ金融エージェントへご相談ください。幅広い求人の中から、あなたの希望条件に合った求人をご紹介いたします。
金融業界
フィンテック業界で役立つ資格5選!資格勉強や選び方のポイントも解説
金融業界
フィンテック業界は未経験でも転職可能?求められるスキルと転職のコツを紹介
金融業界
銀行業界に将来性はある?銀行員として働くメリット・デメリットも解説