経理の志望動機の書き方アピールポイント【経験者・未経験者の例文付き】|求人・転職エージェント

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更新日:2023/11/14

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経理の志望動機の書き方アピールポイント【経験者・未経験者の例文付き】

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経理への転職を目指す際、志望動機は、その企業を選んだ理由を明確に書くことが大切です。
活かせるスキルや求められる人材像に合致する特性を書き、自分を採用した場合のメリットを伝えられるような内容でまとめるべきでしょう。
ここでは、採用担当者を納得させ、印象に残る志望動機を完成させるため、経理経験を活かして転職をしたい場合と、経理未経験からの転職を目指す場合、それぞれの志望動機の作り方と例文をご紹介します。志望動機を書くときのヒントにしてください。

目次

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経理の志望動機で大切なのは企業を選んだ理由を明確にすること

経理の志望動機を書く際に大切なことは、志望する企業を選んだ理由が明確に伝わる内容にすることです。
経理は業種を問わず、どこの企業にも必要であるため需要が高く、常にある程度の求人数が見込める仕事でしょう。一方、志望する人が多く、倍率が高いことも経理の仕事の特徴といえます。ですから、求人数が多いから採用されやすいとは、一概にはいえません。

また、営業職など、企業によって取り扱い商材や業務内容が大きく異なる職種と比べ、経理の業務内容は企業による差が少ないものです。そのため、なぜその企業に勤めたいのか、どうして経理をしたいのかという動機付けが難しい仕事ともいえるでしょう。

業務内容に大きな差がない中で、なぜその企業を選んだのかを明確に伝えることができれば、採用担当者の印象に残る志望動機となります。

経理経験者の志望動機のまとめ方

経理経験がある人の印象に残る志望動機の書き方を、6つの手順でご紹介します。
ポイントは、いきなり志望動機を書こうとするのではなく、まずは材料をそろえて準備をするということ。自分の経験や企業情報、企業に対して感じた魅力などを自由に書き出し、要素を準備してからまとめれば、採用担当者にアピールできる志望動機を書くことができるでしょう。

1.現在のスキルと実務経験を箇条書きしてみる

まずは、自分自身の現在のスキルと実務経験を書き出してみましょう。これは、どの企業に応募する場合でも共通の作業になりますから、パソコンなどに保存しておくと便利です。

FASS検定や日商簿記検定など、現在保有している経理に関する資格の他、これまでの経理としての業務経験、経理としての仕事に活かせる実績、経理としてどのような業務を担当できるのかといったことをまとめましょう。
わかりやすく整理することが目的ですから、文章にする必要はありません。箇条書きで書き出してみてください。

2.書き出したスキルや経験をどう活かせるかを書く

次に、書き出したスキルや実務経験を、今後どのように役立てていきたいのか、経験を活かしてどのような働き方がしたいのか、ビジョンを書き出してみましょう。
転職先の企業へどう貢献していけるのかについて考え、経理としての新しいキャリアマップを描きます。注意すべき点として、前職と同じように業務を遂行すると書くだけでは不足しているでしょう。
たとえば、日系企業から外資系企業の経理への配属を目指す場合、「語学力を活かし経理としてさらに幅広く活躍したい」と伝えるなど、志望する企業の事業に合わせて新しく挑戦したいことを書き出してください。

3.企業を選んだ理由を考える

採用担当者が知りたいのは、なぜ自社を選んだのか、経理として活躍する場所がなぜ自社である必要があるのかということです。自身の気持ちを確かめるつもりでも、その企業を選んだ理由や、惹かれた理由を書き出してみましょう。

給料や立地といった条件面が決め手になったという場合もあるかもしれませんが、それだけではないでしょう。企業として、どこに魅力を感じたのかを考えてみてください。
なんとなくイメージで選んだという場合は、企業のウェブサイトを参照し、事業内容を再度確認してみてください。その企業の魅力を感じた点が明確になり、選んだ理由を文章で表現することができます。
採用担当者に好印象を持ってもらえるように、感じた魅力をしっかり言葉にしましょう。

4.選んだ企業と自分のキャリアビジョンの共通点を考える

次のステップでは、自分の将来のキャリアビジョンと、志望する企業の方向性や経営方針で合致している部分を書き出します。志望する企業が掲げるビジョンとミッションを調べ、自身が考えているキャリアプランとの共通点を探しましょう。
企業理念への共感やビジョンの一致を志望動機の内容に加えれば、企業の一員として同じ目標を持ち、企業の成長と業績の向上に貢献できることがアピールできるでしょう。

5.企業が求める人材像に合致する自分の特性を書いてアピール

企業が求める人材像に合わせて、自身の特性をアピールすることも大切です。
最初に書き出したスキルや経験の中から、企業が求める人材像に適合するものがないか見直してみましょう。企業が求める人材像というのは、経理として高度なスキルを持っていることだけではありません。

求人募集に記載してある求める人材や優遇条件、公式サイトに掲載されている企業理念、社員の口コミなどから、求められる人材像を推し量ることができます。浮かび上がってきた人材像と自分のスキルや経験を照らし合わせ、共通する点をピックアップして書き出しましょう。
企業が求める人材像に合致するスキルや経験がないという場合でも、将来的にこのような能力を身に付けたいと思っていること、こんな資格の取得のために励んでいることなど、理想の人材像を目指しているという意思を伝えてください。

6.織り込むべき要素を簡潔にまとめる

これまでに書き出した内容を基に、志望動機を書きます。全ての要素を織り込むことはできませんし、長すぎて読みづらくなってしまいますから、要点を絞ってまとめましょう。

大切なのは、企業を選んだ理由と、この会社ならキャリアビジョンが実現できると感じた理由、またスキルや経験を活かしてどのような貢献ができるのかを、筋を通して伝えることです。
主軸を定めておくとまとまりが良く、一貫性がある志望動機を書くことができます。そうすることで、読みやすく、納得できる内容となるため、採用担当者から高評価を得られるでしょう。

経理未経験者の志望動機のまとめ方

続いては、経理経験がない人の志望動機の書き方に関して、織り込むべき要素とまとめ方を、5つの手順でご紹介します。
経験者と共通する部分もありますが、最初に「そもそも、なぜ経理への転職を志したのか」を書き出す点が異なります。また、これまでの経験の活かし方を書く際も、経験者と異なる工夫が必要です。

1.なぜ経理に転職したいのか

最初に、経理に転職したいと考えた理由について、あらためて振り返ってみてください。
まったく興味のない職種への転職を目指すというのは考えにくいことですから、経理に興味を持ったきっかけや理由があるはずです。経理という仕事のどこに魅力を感じているのか、思い付く限り書き出してみましょう。
ポイントは、箇条書きや単語でも構わないので、素直に自由に書いてみることです。

2.これまでの実務経験や習得したスキルのうち、何を活かせるのか

次に、今までの仕事で積んだ実務経験や習得したスキルで、経理の仕事に活かせるものがないか探してみましょう。
異なる職種からの転職であったとしても、社会人として働いた経験があれば、経理の仕事に活かせる基礎的なスキルを保有しているはずです。
たとえば、コミュニケーションスキルやパソコンのスキル、細かい作業をこつこつと行う能力などは、経理の仕事においても必須となり、存分に役立つものです。どんなことでもいいので、これまでに磨いてきたスキルや経験の中から、経理の仕事に通ずるものがないか考えてみてください。

3.なぜその企業に就職したいのか

応募企業を選んだ理由は、経験者の志望動機と同じく、未経験者の志望動機においても盛り込むべき大切な内容です。経理として働きたかったというだけでなく、なぜその企業を選んだのか、その企業の経理として活躍したいと思った理由を考えて書き出してみましょう。
企業を選んだ理由として、イメージが良かったからなど、具体的な言葉が浮かばない場合は、企業のウェブサイトを調べ、情報収集をするのが有効です。
企業理念や代表の言葉を読むことで、その企業に惹かれた理由のヒントを得ることができるでしょう。

4.その企業で、経理としてどのように活躍したいのか

経理として就職した後、自分がどのように活躍したいのかを考えてみましょう。具体的な活躍のビジョンをイメージして書きます。
注意点としては、ビジョンをより具体的なものにすることです。目標の規模が大きいのは良いことですが、あまりにも大きすぎて漠然としていると、現実的な道筋が見えていないと判断される可能性があります。
特に未経験者は、自分のスキルを踏まえた上で、相手がイメージしやすい、堅実なキャリアステップを伝えることを心掛けましょう。

また、自分が何をしたいかだけでなく、企業側がそれを求めているかについても検討する必要があります。
「地方支社の経理スタッフとして、小口現金の管理をしてほしい」という募集に対して、「将来は決算業務に携わり御社全体の経営を統括したい」という方が応募してきても、ミスマッチとなってしまいます。求人内容を確認し、どのような働き方が求められているのかを把握しましょう。

5.織り込むべき要素を簡潔にまとめる

これまでに書き出した内容を基に、志望動機を書きます。未経験者の場合も、書き出した内容全てを織り込むと、採用担当者に最も伝えたいことが伝わらない可能性があります。大切なポイントとして、経理の仕事に興味を持ち、活躍する場所としてその企業を選んだ理由を文面の主眼に置くことです。
主軸が決まったら、活かせるスキルやビジョンへの共感など、書き出した内容をチェックし、肉付けしていくといいでしょう。
経理を志した理由から将来の展望まで、一貫した主張にまとめることが大切です。

【経験者・未経験者別】志望動機の例文

経理への転職を目指す際、印象に残る志望動機とはどのようなものか、経験者と未経験者で分けて例文をご紹介します。それぞれ参考にしつつ、自分の言葉でまとめましょう。

経理経験者の志望動機の例文

貴社の「社員と一人ひとりが企業を作る」というスローガンに惹かれて応募いたしました。これまで、経理として工場の現金管理や記帳業務を行ってきました。しかし、より幅広い経理業務に携わりたいと考え、転職を志しました。
経理として活躍する場所として、グローバル化を推進し、海外事業を手掛ける貴社の事業に大きな魅力を感じます。これまでの経験と、キャリアアップのために取得した簿記検定2級の知識を活かし、ゆくゆくは月次決算や決算も担当できる経理部門の中核メンバーとして貴社の経営に貢献したいと思っています。

経理未経験者の志望動機の例文

私は、元々商業高校に通っていたものの、在学中に勤めていたアパレルショップにそのまま就職をし、3年間販売員として働いてきました。しかし、日々の売上管理やスタッフの経費精算などに携わることで、企業経営の要となる業務にやりがいを感じ、本格的に経理として働きたいという思いが強くなりました。
D2Cモデルやフィッティングサービスなど、革新的なアイディアをどんどん形にしている貴社には感銘を受けておりました。これからは、貴社の理念のもと事業拡大という目標をともにし、貴社の経理として大きく貢献したいと願っております。
貴社の一員に加わり、新しい時代を担う経理として、既存の枠にとらわれない働き方をしていきたいと考えています。

経理の志望動機は、採用を決める大切なポイント

志望動機は、採用担当者の心をつかむことができるかを左右する、大切なポイントのひとつです。うまくまとめられないと感じたときは、ご紹介した手順で必要な要素を書き出してみましょう。
その企業を選んだ理由を志望動機の主軸に定め、一貫した内容でまとめれば、業務への意欲やビジョンへの共感、将来的に貢献できることが伝わるはずです。採用担当者の印象に残り、「この応募者と一緒に働きたい」と思ってもらえるでしょう。

自分の経験の中に、経理の仕事に通じるスキルや実績があるかどうかわからない方や、何から書いたらいいのかわからない方、書いても不安が残ってしまう方は、マイナビエージェントにご相談ください。
マイナビエージェントでは、志望動機の書き方のアドバイスや添削を行っています。キャリアアドバイザーが求職者の皆様の志向や条件に寄り添ってアドバイスをさせていただきますので、ぜひマイナビエージェントをご利用ください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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