転職の面接でよく聞かれる基本の質問は6つ|ポイントや回答例を詳しく解説|求人・転職エージェント

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更新日:2025/09/25

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転職の面接でよく聞かれる基本の質問は6つ|ポイントや回答例を詳しく解説

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この記事のまとめ

  • 転職時の面接で質問される内容には、ある程度の決まったパターンがあるため、定番の質問にはスムーズに答えられるよう事前に準備しておくことが大切。
  • 単に質問された内容に短く答えるだけでなく、質問の意図を理解したうえで、入社意欲やアピールポイントにも触れながら回答するのがおすすめ。
  • 好印象を与える回答を考えるためには、企業研究や自己分析といった事前準備が欠かせない。

転職の面接ではさまざまな質問をされるため、面接対策をどのように進めてよいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。各企業によって面接の流れや質問内容は異なるものの、ある程度の決まったパターンがあります。

そこで本記事では、「自己紹介」「転職理由」「志望動機」といった定番の質問から、「現職の業務内容」「希望年収」などに関する質問まで、よく聞かれる質問と回答のポイントをまとめました。

面接官はさまざまな角度からあなたを見極めようとしています。対策をしっかり行い、自信を持って面接に臨みましょう。

目次

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転職の面接でよく聞かれる|基本の質問6選

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まずは、面接における基本の質問を押さえておきましょう。ここでは、転職面接でよく聞かれる6つの基本質問を詳しく解説します。アイスブレイクの世間話から始まり、自己紹介や転職理由、志望動機、自己PR、そして逆質問まで、面接の流れに沿った質問とその対応方法を紹介します。各質問の背景にある面接官の意図を把握し、面接成功のためのポイントを押さえていきましょう。

「今日は暑いですね」

転職面接が始まる際、「今日は暑いですね」「場所はすぐに分かりましたか」といった世間話から入ることがよくあります。これは「アイスブレイク」と呼ばれ、緊張した空気を和らげる目的があります

こうした質問は、選考や仕事内容に密接な関わりがあるわけではありませんが、「はい」や「そうですね」といった返事だけでは、会話が弾みません。アイスブレイクのための質問とはいえ、コミュニケーション能力を見られていると考えて、会話のキャッチボールが成り立つような返事を心掛けましょう。

「自己紹介をしてください」

「自己紹介をしてください」という質問は、面接官が応募者の人柄やコミュニケーション能力を確認するための基本的な質問です。この質問を通じて、応募者が簡潔に情報をまとめて伝えるスキルがあるかも見極めようとしています。

回答する際は、「氏名」から伝えましょう。焦ってうっかり忘れてしまう場合がありますが、自己紹介は名乗ることから始めるのがルールです。「氏名、簡単な経歴、現在の仕事内容や実績、今後やりたいこと」などを、30秒~1分程度にまとめ、最後は、「本日はよろしくお願いします」と締めましょう。長々と話すと冗長な印象を与えてしまいます。

また、自己紹介と自己PRは違うため、自分の強みや売りを長く話す必要はありません。自己紹介は第一印象を左右する重要な要素です。事前に複数パターンを用意し、面接の状況に応じて使い分けられるよう準備しておくことをおすすめします。

「転職理由を教えてください」

転職の面接の場合、「転職を希望した理由」や「前職を退職することにした理由」は大半のケースで聞かれるでしょう。面接官はこの質問を通じて、応募者が自社で長期的に活躍できる人材かどうかを見極めようとしています。具体的な確認ポイントは、「転職理由が自社で改善できるか」「同じ理由でまた退職する可能性はないか」「企業との相性はよいか」などです。

回答する際は、「○○に不満を感じたため、転職を希望した」というネガティブな内容ではなく「将来のキャリアを考えてスキルアップの機会を求めている」のように、ポジティブな伝え方を心掛けましょう。その目標が本当に前職で実現不可能なものだったのか、また、応募先企業で実現できるのかといった点も考えておく必要があります。

「なぜ弊社を希望しましたか」

志望動機も、転職面接で聞かれる代表的な質問です。面接官は応募者の志望動機の深さや企業研究の程度を確認するために、志望動機を確認します。面接官が「応募の熱意」「長期的に働く可能性」「企業研究の十分さ」を見ていることを意識しながら答えましょう。

業界全体にあてはまる理由や、他社でも実現可能であると思われる理由は避け、「自分にとって、この会社の何が魅力的だったのか」「この会社で何がしたいのか」ということを伝えます。そのためには、十分に業界研究をしたり、応募先企業の情報を集めたりする必要があります

企業の公式サイトや求人情報だけでなく、新聞やネットでの情報も活用し、企業の現状や業界内での位置づけを理解したうえで、自分のキャリア目標との一致点を明確に伝えましょう。

【例文】
御社は飲料メーカー業界の中でもSNSマーケティングに特化し、昨年の商品○○は発売直後から品切れが続くほどの成功を収めました。私の分析スキルを活かして御社の市場影響力強化に貢献したいと考えています。


「自己PRをしてください」

「自己紹介」が自分の経歴や特性を伝えるものであるのに対し、「自己PR」は、自分の仕事上の強みを伝えるものです。面接官が応募者の強みや経験を通じて、会社での活躍イメージを描くために質問されます。回答では、募集職種に適した経験やスキルを選び、具体的な行動と数値で実績を示すことが重要です。いくら優れた人物であっても、企業が求める人材像と合致しないと判断されれば、内定獲得は難しいでしょう。

自分が持つスキルやそれを裏づける過去の実績、それを基に転職後どのような活躍をしていきたいのかをアピールしましょう。企業のニーズと自分自身のスキル、将来の働き方の希望が合致していると思ってもらうためにも、事前の情報収集を十分にしておくことが大切です。

【例文】
私の強みは、問題解決への根気強さです。前職では部署の売上低迷に対し、顧客とのコミュニケーション方法を工夫して潜在ニーズを掘り起こし、営業成績トップになりました。さらに同僚指導にも携わり、部署全体の売上を前年比150%に引き上げました。御社でもこの経験を活かし、顧客との信頼関係構築に貢献したいと考えています。


「最後に質問はありますか」

面接終盤に「最後に質問はありますか」と逆質問されることは多い傾向です。この質問は単なる儀礼ではなく、応募者の入社意欲や企業との相性を確認する重要な機会です。面接官は候補者が企業にどれだけ関心を持ち、入社後のビジョンを具体的に描けているかを見極めようとしています。

「ありません」と答えると、「やる気がない」「自社に対してあまり興味がない」と思われてしまう可能性があるため、積極的に質問することが大切です。

「入社前に準備しておいたほうがよいことや、学んでおいたほうがよいことはありますか」といった入社に向けての心構えや準備の質問や、「チームの構成や雰囲気を教えてください」「企業の将来ビジョンをお聞かせください」など応募先企業に関する質問など、企業研究をしたうえで、自分なりにカスタマイズするとよいでしょう。

転職の面接でよく聞かれる現職に関する質問

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転職の面接では、現職(すでに辞めている場合は前職)について、詳しい仕事内容を聞かれる場合があります。面接官はこの質問を通じて、応募者の実務経験や成果、スキル、そして価値観を深く理解しようとしています。ここでは、面接でよく問われる現職に関する3つの質問を紹介します。事前にどのように答えるかを考えておきましょう。

「現職(前職)の業務内容を教えてください」

現職での仕事内容を聞かれたら、実際に行っている仕事内容を伝えます。面接官はこの質問を通じて、応募者の経験が自社で活かせるかどうか、社会人としての成功体験や専門スキル、そして情報を簡潔に伝える能力を確認しています。応募している職種で求められると想定される仕事内容が何なのかを、意識して答えましょう。

また、単純に「外回りの営業」と言うだけではなく、商材や担当顧客数、月間の処理件数など、具体的な数字を交えて答えると、どの程度の業務遂行能力があるのかを理解してもらいやすくなります

【例文】
前職では○○業界向けの戦略コンサルティングを担当し、特に新規事業開発において、データ分析を活用した提案で顧客満足度を15%向上させました。


「現職(前職)を選んだ理由を教えてください」

「現職(前職)を選んだ理由を教えてください」という質問は、応募者の仕事に対する姿勢や転職の軸を理解するために投げかけられます。面接官は、あなたが計画性を持ってキャリアを構築しているかを確認したいのです。自分のキャリアプランを実現するために、どのような理由で現職を選び、その結果がどうだったのかを論理的に伝えましょう。

回答のポイントは、前職の入社理由と今回の転職理由に一貫性を持たせることです。なぜなら、両者に矛盾があると「優柔不断」「計画性がない」という印象を与えてしまうからです。前職を短期間で退職した場合は、面接官が「またすぐに辞めるのでは」と懸念するため、納得感のある説明と、応募企業での貢献意欲を伝えましょう。

【例文】
大学時代からコミュニケーションを得意としていたため、人と直接関わる営業職に興味を持ちました。現職を選んだのは、顧客のニーズに寄り添った製品提供という企業姿勢に共感したからです。実際に働く中で、ヒアリング力を活かして顧客獲得に貢献してきました。


「仕事上での成功体験や失敗体験を教えてください」

転職面接では、応募者の実績だけでなく人間性を見るために「仕事上での成功体験や失敗体験」を質問されることがあります。この質問の狙いは、経験から何を学び、成長したかを確認することです。

成功体験は「売上目標を150%達成した」といった事実だけではなく、どのようにしてそれを成し遂げたのかそのプロセスや工夫した点を簡潔に伝えます。業務遂行能力や応募先企業でどのような活躍ができるのかをイメージしてもらえるように、具体的な数字や成果を示しながら自分の行動やその結果を述べましょう。

失敗体験は、失敗の原因とリカバリーした方法を併せて伝える必要があります。採用担当者は失敗の内容よりも、そこから何を学び、どのように挽回したかに注目しているため、「失敗したことはありません」という回答はNGです。失敗の原因、取った対策、得た教訓を誠実に伝え、その経験がどのように自分を成長させたかを示しましょう。

転職の面接でよく聞かれる応募先企業に関する質問

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採用担当者は、「応募者の自社に対する志望度がどの程度なのか」について、面接を通して見極めようとします。志望度が低い場合、採用してもすぐに退職されてしまうリスクがあるためです。「入社後の希望業務」「企業理念への共感」「将来のキャリアビジョン」など、定番の質問にはスムーズに答えられるよう回答を準備しておきましょう。

「入社後はどのような仕事をしたいですか」

入社後の希望業務に関する質問は、応募者が企業の事業内容や組織を理解しているか、また入社後のビジョンが明確かを確認するためのものです。回答する際は、具体的な業務内容を伝えつつ、自身の経験やスキルがどのように活かせるかを明確に示すことが重要です。

この質問で採用担当者は、応募者の自社理解度、仕事への意欲、キャリアの方向性を見極めようとしています。ぼんやりとした回答ではなく、「〇〇分野で△△の役割を担いたい」など具体性を持たせましょう。

回答のポイントは、自分の強みや経験が希望する業務にどのようにつながるか、企業の方向性と自身のキャリア目標がどう合致するかを示すことです。また、長期的なビジョンについても触れると、その企業で成長していきたいという意欲が伝わるでしょう。

「弊社の理念をどう思われますか」

企業理念や経営方針に関する質問は、応募者が企業の本質を理解し、その価値観に共感しているかを確認するためのものです。面接官は「会社をよく調べているか」「企業の方針と価値観の相性はよいか」を見極めようとしています。

回答する際のポイントは、企業理念の表面的な称賛にとどまらず、その理念が事業や顧客サービスにどのように反映されているかについての理解を示すことです。また、自分の価値観と企業理念がどのように合致するかを具体的に伝えることも重要です。企業理念や企業の沿革、経営方針などについては、あらかじめWebサイトなどでチェックしておきましょう

【例文】
御社の『世界の人を幸せにする』という企業ビジョンは、不安定な世界情勢や多様性が求められる現代において最も重要な価値だと感じています。誰もが幸せを感じられる世界を目指す御社の姿勢に強く共感し、私もその一員として貢献したいと考えています。


「○年後にどのような仕事をしていたいですか」

将来のキャリアビジョンに関する質問は、応募者のキャリアビジョンと企業の将来像の一致を確認するためのものです。面接官は、長期的に活躍できる人材かどうか、計画性や目標設定能力を評価しています。

「御社の指示にしたがいます」といった受け身の答えではなく、自分自身のキャリアプランや志望理由に沿った具体的な目標について述べましょう。募集職種の業務について、どのように掘り下げていきたいかを伝えるのがベターです。

ただし、企業が求めていない役割をアピールすると、ミスマッチと判断される可能性があります。代わりに、業務内容や専門性の向上、チーム貢献などの観点からキャリアプランを語ると好印象です。

【例文】
3年後には、御社のデータベース再構築に携わり、EC販売チャネル強化を通じて国内シェア拡大に貢献したいと考えています。5年後には、その経験を活かして海外市場進出のプロジェクトにも参画したいです。

転職の面接でよく聞かれる待遇に関する質問

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面接では、待遇について質問されることもあります。答えにくいと感じる方もいるかもしれませんが、条件のすり合わせは長く働くためにも必要です。特に「希望年収」や「残業対応の可否」は、企業側が応募者の期待と現実のギャップを確認するための重要なポイントです。適切な回答ができるかどうかで、採用の可否が左右されることもあるため、回答のポイントをきちんと確認しておきましょう。

「希望する年収を教えてください」

転職の面接で採用担当者が希望年収を質問する目的は、主に企業側が採用コストの見積もりと候補者の自己評価を確認することにあります。どれほど優秀な人材でも、企業の予算枠を大きく超える年収希望では採用が難しくなるため、この質問はきわめて重要です。

回答する際は、自分の経験・スキル・年齢などを考慮した適切な金額を伝えることがポイントです。現職の年収を伝えたうえで、理由を添えて「同等以上を希望します」などと答えるのが無難でしょう。具体的な数字と共に、その根拠を示すことで説得力が増します。

ただし、最終的な年収は社内規定や既存社員とのバランスで決まることが多いため、ある程度の幅を持たせた表現も効果的です。

【例文】
現在の年収は800万円です。御社に入社した際には、これまでの経験を活かして成果を出していきたいと考えています。そのため、希望年収は現在と同等かそれ以上を希望します。


「残業や休日出勤はできますか」

残業対応の可否に関する質問は、単に労働時間の許容範囲を確認するだけでなく、仕事への意欲や協調性も見られる質問です。この質問に対しては状況に応じた誠実な回答が求められます。対応可能な場合は、「繁忙期など、仕事の状況に応じて残業や休日出勤にも柔軟な対応がとれます」と、仕事への前向きな姿勢を示すとよいでしょう。

一方、何らかの事情で制約がある場合は、「現在は家庭の事情があり、平日の残業は週2日程度、休日出勤は月1回までなら対応可能です」「事前に繁忙期をお知らせいただければ、できる限り調整します」など、具体的な条件を明示すると企業側も検討しやすくなります。

重要なのは、実際には対応できないのに「できます」と答えたり曖昧な返答することを避け、自分の状況を正直に伝えることです。入社後のミスマッチを防ぐためにも、この質問には率直に答えましょう。

転職の面接でよく聞かれるその他の質問

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そのほか、面接で聞かれる可能性がある質問と回答の仕方について見ていきましょう。転職の面接では長所と短所、異業種転職の理由、転職回数に関する質問など、多様な質問が投げかけられます。各質問には意図があるため、魅力を最大限にアピールできるよう事前に確認し、内定獲得を目指しましょう。

「長所と短所を教えてください」

長所と短所を質問される背景には、面接官が応募者の自己分析力や社風との適合性を見極めたいという意図があります。この質問は、応募者の人となりや入社後の活躍可能性を探るためのものです。回答する際は、まず自分の性格や特性を「棚卸し」しておくことが重要です。また、長所と短所は関連性を持たせると、自己分析ができていることをアピールできます。

長所は具体的なエピソードを交えて説明すると説得力が増します。謙遜する気持ちから、長所のアピールが苦手な方もいるかもしれませんが、転職面接では「特にありません」といった後ろ向きな姿勢はNGです。人から褒められたところや、仕事の実績などを思い出してみましょう。「粘り強いところです」「前向きです」などと一言で返すのではなく、それを裏づけるエピソードや得られた実績などを併せて伝えます。

【例文】
コミュニケーション能力が長所です。前職では顧客との関係構築において、相手のニーズを正確に把握し解決策を提供することができました。


短所については、「自分の問題点がどこにあるのかを理解しているか」、そして「それに対してどのような対策をとっているのか」という点がチェックされます。答える際には、改善への努力や工夫をつけ加えることがポイントです。

【例文】
人の意見を尊重しすぎて意見をまとめるのに時間がかかることが短所です。そのため、優先度を明確にし、効率性とのバランスを取るよう心がけています。


「なぜこの業界に転職しようと思ったのですか」

この質問は、異業種からの転職希望者によく投げかけられます。面接官は、応募者が未経験業界でも十分に活躍できるか、これまでの経験をどのように活かせるのか、また業界への理解度を確認しています。さらに、イメージと現実のギャップによる早期退職リスクを見極める意図もあります。

まったく別の業界への就職を希望する場合は、キャリアを転換しようと思った理由と、これまでのキャリアを転職先でどのように活かしていくつもりなのかについて答えましょう。これまでの経験や習得したスキルが活かせるポイントを探して盛り込むと、説得力のある回答に仕上がります

「前職を辞めた後は何をしていましたか」

ブランクに関する質問は、就業意欲や生活習慣の確認が主な目的です。特に1年以上のブランクがある場合、面接官は「規則正しい生活に戻れるか」「労働意欲はあるか」という点に懸念を抱きがちです。

回答時のポイントは、ブランク期間を有効活用していたことを具体的に伝えることです。業務に関係する勉強や、資格取得のための勉強、見識を広めるための業界研究など、「ただ怠けていたわけではない」ことをアピールしましょう。ブランク期間の説明に加え、今後の展望や意欲も伝えることで、面接官の不安を払拭できます。

【例文】
前職退職後は、ファイナンシャルプランナーの資格取得に集中し、無事合格しました。この資格と前職での経験を活かし、御社でより専門的な貢献ができると考えています。


「転職回数が多いようですが何か理由はありますか」

転職回数が多い場合、「また転職をしてしまうのではないか」という疑念から、転職の理由を聞かれることがあります。この質問に対しては、転職が前向きな理由であったことや、転職の理由に一貫性があることを示しましょう

回答する際は、単なる待遇や環境への不満ではなく「新たな市場に挑戦するため」「より専門性を高めるため」など、キャリアアップやスキル向上といった前向きな理由を述べます。過去の転職理由を説明した後は、「御社では長期的にキャリアを築きたい」という意思を伝え、今回の転職が最後の転職になることを強調すると効果的です。

「最近のニュースで気になるものはありますか」

「最近のニュースで気になるものはありますか」という質問は、面接官が応募者の情報感度や情報収集力を測るために行われます。企業は社会や時代の流れに合わせて事業を展開するため、ニュースや新情報に敏感な人材を求めています。

回答する際は、自社業界に関連するニュースを取り上げると効果的です。業界専門誌やビジネスニュース、企業の公式発表などをチェックする習慣をつけておくと、転職面接でも自然に対応できるでしょう。単なる事実だけでなく、そのニュースに対する自分の考えや業界への影響も添えるとより好印象を与えられます。

「ほかの企業も受けていますか」

他社の選考状況に関する質問は、面接官が応募者の入社意欲を測るために投げかけるものです。この質問を通じて、「本当に当社が第一志望なのか」「内定を出しても辞退されるリスクはないか」といった点を確認しています。

回答では、誠実さと熱意のバランスが重要です。他社も受けていることを正直に伝えつつも、面接先企業への強い関心を示しましょう。他社を受けていない場合でも「御社のみ応募しています」だけでは熱意が伝わりません。「御社の○○という点に強く惹かれ、他社ではなく御社を志望しています」など、選んだ理由を添えることで積極性をアピールできます。

「趣味はありますか」

趣味に関する質問は、単にアイスブレイクとしてだけでなく、応募者の人となりや仕事への取り組み姿勢を知るための重要な質問です。回答する際は、趣味を通して得られた経験や学びを具体的に伝えましょう。たとえば、読書が趣味なら「さまざまなジャンルの本を読むことで多角的な視点や共感力が養われ、チームワークにも役立っています」と仕事との関連性を示すと効果的です。

また、趣味に対する熱意は、仕事への情熱も表現できます。複数の趣味がある場合は、多様な関心を持つ人物像をアピールできますが、数が多すぎると集中力がないと思われる可能性もあるため注意が必要です。特に熱中している趣味がない場合は、最近興味を持ち始めたことや、これから取り組みたいことを正直に話してもよいでしょう。

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面接で基本的な質問に適切に回答できるよう準備をしていても、本番では緊張してしまい力を発揮できないケースもあるでしょう。転職時の面接に不安がある場合は、専門家のアドバイスが役立ちます。

マイナビエージェントでは、キャリアアドバイザーが一人ひとりの経歴や志望業界に合わせた面接対策を徹底サポートしています。想定される質問に対する回答の添削や、面接官の視点からのフィードバックを通じて、自信を持って面接に臨める状態まで導きますので、ぜひご活用ください。

まとめ

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転職の面接において、採用担当者は「自己紹介」「転職理由」「志望動機」など、さまざまな質問を通じて応募者の人柄や適性を見極めようとしています。質問の意図を理解し、具体的なエピソードを交えながら誠実に回答することが重要です。また、「最後に質問はありますか」など逆質問の機会も活用しましょう。

マイナビエージェントでは、面接対策を含めた転職活動全般のサポートを提供しています。転職活動に不安を感じている方は、ぜひお気軽にマイナビエージェントにご相談ください。転職のプロフェッショナルがあなたの夢の実現を後押しします。

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