和歌山県はどんなところ?
和歌山市エリアは、徳川御三家の一つ、紀州藩の居城・和歌山城をはじめ史跡多い町エリア、万葉集に謳われた景勝地、釣りや海水浴で賑わう海エリアでは海の幸も楽しめる。 貴志駅の「ウルトラたま駅長」や和歌山マリーナシティも人気。
高野山エリアの世界遺産・高野山は半径1キロ半に寺院や史跡など見所が凝縮した山上の宗教都市。厳かな雰囲気と素晴らしい自然を満喫できる。ふもとの町から高野山までは、参詣道・高野山町石道が続く。「白浜」は関西を代表する観光地。アドベンチャーワールド、円月島や三段壁などの景勝地、そして伊勢エビやクエなど豊富な海の幸。本州最南端の町・串本に向かって南下すれば、壮大なリアス式の海岸美を堪能できる。
白浜・串本エリアの「白浜」は関西を代表する観光地。アドベンチャーワールド、円月島や三段壁などの景勝地、そして伊勢エビやクエなど豊富な海の幸。本州最南端の町・串本に向かって南下すれば、壮大なリアス式の海岸美を堪能できる。
熊野エリアには、巡礼の道・熊野古道の中心、世界遺産・熊野三山が鎮座する。付近には豊富な温泉源があり、熊野に参詣する人々を癒してくれる。この地方に伝わる茶がゆ、目を見張るほど大きなめはり寿司も人気だ。
和歌山県での働き方
和歌山市を中心とする県北部は阪神工業地帯に属し、沿岸部には製鉄所や石油製油所などの重化学工業が盛んである。県全域で果樹栽培を中心とする農業が盛んで、特に県中部でのみかん栽培や御坊市を中心とする花卉栽培、田辺市を中心とする梅などの特産品があり、他に小規模であるものの水産業、林業が盛んで、各地でのブランド育成が進んでいる。近畿地方では唯一、ここ40年間の国勢調査(1970年-2010年)で人口減となっている県であり、他の2府4県がいずれも15%~40%の高い伸びとなっている中で顕著な特徴となっている。和歌山市では大阪圏などへのストロー現象が深刻で人口減少が続いている一方、岩出市、橋本市など諸都市のベッドタウンとして顕著な人口増を続けている都市も見られる。主要駅は「和歌山駅」「南海和歌山市駅」で、県庁所在地の和歌山市は約40万人が暮らしている。大都市より物価が安く、例えば東京都心では一人用のワンルームマンションで月8~10万ほどするケースが多いのに対し、和歌山では同額で3LDK駐車場付きといった家に住む事も可能である。
和歌山県の転職ガイド
和歌山県の年収は平均435.2万円と全国平均420万に対しやや高い。年収が全国平均より高い理由は、リーマンショックの影響を受けていない事にある。大都市の年収は、リーマンショック後に大きく下がったが、和歌山では手堅く安定的な仕事が多いため、年収はほとんど増減がなかったのだ。しかし有効求人倍率は1.17倍と全国で40位のため、Uターン・Iターンでの転職難易度は高く、近年では大阪で就業する人が増えている。また和歌山に本社機能を持つ企業はわずかなため、法務・経理・総務・人事といった管理部門の求人を見つける事は困難である。
主要大都市から離れた和歌山で選べる会社は限られている。主に農業や、漁業・林業などの第一次産業で就業するケースが多い。通勤方法は車通勤が一般的であるため、電車を利用する人にとっては通勤ラッシュに巻き込まれないのがメリットである。残業に関しては奈良に次いで、全国で残業が少ない都道府県の第二位に選ばれている。和歌山で働ける会社は限られているため、大阪南部や大阪市内まで働きに出る人も多くいる。