滋賀県はどんなところ?
日本のほぼ真ん中に位置する滋賀県は、その中央に県土の約6分の1を占める日本最大の湖・琵琶湖を抱え、周囲には緑豊かな山々や田園風景が広がる、水と緑の豊かな自然にふれ合うことができる地域となっている。悠々と水をたたえる琵琶湖と周囲が織りなす美しい風景は、季節の移ろいに応じた折々の景観として楽しむことができる。
また、交通の要衝の地でもあり、古くから文化・経済の先進地として栄えてきた。古刹・名刹の歴史ある寺社や、戦国時代をはじめとする英傑たちの足跡、歴史情緒が残る町並みなど、奥深い歴史文化があり、国内有数を誇る歴史文化資産は、県内のそれぞれの地域で大切に守り伝えられている。
県内は大津エリア、湖南エリア、甲賀エリア、東近江エリア、湖東エリア、湖北エリア、湖西エリアに大別される。大津エリアは万葉の昔から志賀の都としてひらけ、東海道の宿場町・湖上交通の要衝として栄え、近江八景で知られる風光明媚の地。東近江エリアの近江八幡市は、豊臣秀次の城下町で、風情漂う八幡掘りを囲むように、商人屋敷やヴォーリズ建築が立ち並び、レトロな町並みが人気のスポットとなっている。湖東エリアには、堂々たる三重の天守が美しい天下の名城、国宝・彦根城がある。
滋賀県での働き方
滋賀県の中心には日本最大の湖である琵琶湖があり、電車は琵琶湖の周りを一周回るように通っており、その駅へのバスもあるが、決して交通の便がいいわけではなく、車での通勤者も多くいる。また湖からみて東西南北どこに位置するかにより、働き方が変わるのが特徴。大津・湖南エリアは、滋賀県の南部に位置し、滋賀県でも最も人口が多く京都・大阪へのアクセスもいいことから、滋賀県内にとどまらず京都、大阪に通勤している人も多くいる。東近江・湖東エリアもまだ京都・大阪への通勤者も多く、ベッドタウンとしての再開発も活発に進む一方で、日本のほぼまんなかに位置する立地を生かした物流会社や大手企業の製造・開発拠点、一次産業も残る自然豊かな地域でもある。湖北・湖西エリアは、大阪などへの都市部への通勤は難しく、地場の企業や一次産業でのでの就業者が多くなる。
関西でも唯一人口が増えている県でもあるほど、再開発が進んでいるのも特徴である。
滋賀県の転職ガイド
滋賀県は、日本のほぼまんなかに位置し、近畿圏、中部圏、北陸圏の3つの経済圏のクロスポイントという地理的優位性を活かし、古くから交通の要衝として栄えてきた。産業においては製造業の割合が全国的にも高く、国内有数のものづくり県として電気・電子機器、医薬品や自動車など様々な製造分野の企業が立地。開発機能を備えたマザー工場や研究開発施設などの研究開発拠点の立地が進んでいる。また、理工系をはじめ、医学やバイオ、スポーツなど多彩な領域の13の大学の集積しており、産学官連携も活発に行われている。将来性豊かな人材などの知的資源の集積に加えて、企業、行政、教育、金融などの多様な主体が積極的に連携することにより、世界有数の「イノベーション拠点」を目指す一方、県域の1/6を占める琵琶湖の水環境を守る先進的な取り組みによって、環境県として全国的に認知されており、排水基準など規制面は厳しいが、滋賀県に 立地できることは環境レベルの高い企業というブランドが確立している。