兵庫県はどんなところ?
兵庫県は北は日本海に面し、南は瀬戸内海から淡路島を介して太平洋へと続いていおり、大都市から農山村、離島まで様々な地域、気候、風土で構成されているため『日本の縮図』といわれている。1868年の神戸港開港以来、日本の玄関口として世界や日本各地との陸、海、空の交通アクセスが整備され、アジア太平洋地域とのゲートウェイとして発展してきた。有名な観光地として、日本最古の歴史書「古事記」の冒頭を飾ることでも有名な淡路島や日本三名泉の1つである有馬温泉が挙げられる。その他にも世界文化遺産に指定されている姫路城、宝塚歌劇団、城之崎温泉など伝統や歴史を受け継いだ魅力あふれる観光資源があるため、観光客も多く訪れている。神戸のランドマークであるポートタワーやメリケンパーク、ヴィーナスブリッジなどはデートスポットとしても知られている。兵庫県の人口は5535万人(出典:総務省「平成27年度人口推計」)で、尼崎、神戸、西宮、姫路・伊丹・宝塚と各地に人口が分布している。仕事終わりに立ち寄れる繁華街も人口同様に分散されており、仕事もプライベートも充実させることが出来る。また、兵庫県を拠点に置く阪神タイガース・ヴィッセル神戸・INAC神戸等を中心にスポーツも盛んであり、仕事帰りに観戦も可能だ。
兵庫県での働き方
兵庫県はJR、阪急、阪神の3路線が通っており、西は姫路~東は大阪まで幅広く通勤することが可能。三宮から大阪まで21分、京都までは52分で通える距離となっており、関西の各主要エリアへの移動が容易である。また、鉄道路線以外にも日本初の高速道路「名神高速道路」や「中国自動車道」、平成30年より開通した「新名神高速道路」を利用してマイカー通勤をする人も多く、三田・宝塚・西宮名塩などは関西のベットタウンとして開発が進んでいる。さらに、淡路島へは明石海峡大橋で繋がっているなど、様々な交通路が兵庫県を網羅している。勤務地にとらわれず、居住地を幅広く選択することができ、一部に人口が集中せず、姫路・明石・三宮・西宮・尼崎など等間隔で人口が分布していることが兵庫県の特徴となっている。神戸開港とともに、国際化、近代化の先駆けとなってきた兵庫県。国際性の高い地域として、外国人が暮らしやすい街づくりを進めるとともに、世界各国との連携のもと、人類共通の課題解決に取り組んでいる。国内外問わず、異文化に接してきた歴史的背景により、兵庫県で働く人々の多くは、最先端を取り入れるチャレンジ精神と創造力を培われ、自身の価値観を大切にしながら働いている。
兵庫県の転職ガイド
兵庫県は、川崎重工や神戸製鋼といった日本を代表するグローバル企業が多数存在する。他にも、三菱重工、東芝、富士通、三菱電機といった日本を代表する企業の工場や研究所が点在している。また、貿易発祥の地である神戸港や新幹線、空港もあるため、産業に関しては、企業立地の促進による「呼び込み」、医療や航空宇宙等の次世代産業の「育成」、研究施設を積極的に新設して「支える」と3つのキーワードが重視されている。シスメックス(Sysmex)、日本イーライリリー(Eli Lilly)、ネスレ(Nestlé)、P&G社など、各業種で外資系企業が多いことも特徴として挙げられる。県内地域別にも特徴があり、姫路を中心とした播磨地域は地元産業の発展を大切にしているほか、三宮を中心とする神戸地域は、外資系企業が多く就労者も国際色豊か。尼崎を中心とする阪神地域は、重工業企業や大手企業の工場が多く、交通アクセスも良いことから人気エリアとなっている。兵庫エリアの求職者は、各地域へのアクセスも良いこと・グローバル企業が多いことから希望が叶う転職活動ができる可能性が高い。また、「神戸スイーツ」と呼ばれるほど、洋菓子企業が多いことも兵庫県の大きな特徴。ただ、人材不足が加速しており、採用に苦戦している企業も多くなっている。