女性が転職の面接で質問される内容とは?よくある質問例や傾向と対策|求人・転職エージェント

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更新日:2023/08/31

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女性が転職の面接で質問される内容とは?よくある質問例や傾向と対策

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この記事のまとめ

  • 面接の場において男性と女性とで質問内容を分けることはNGだが、性別によって質問の傾向や意図が異なることはある。
  • 採用担当者は「できる限り長く働いてもらえる人材」を採用したいと考えているため、面接時には長期にわたって働く意思を伝えることがポイント。
  • 逆質問の場を活用して、性別に関係なく働きやすい職場であるかを見極めることも大切。

面接の場において、企業側は長く活躍してくれる人材を採用するためにさまざまな質問をします。転職活動をスムーズに進めるためにも、面接時によく聞かれる質問内容を把握し、事前に回答を考えておきましょう。

この記事では、女性が転職の面接で聞かれやすい質問の傾向と対策、逆質問で確認しておきたいことを解説します。特に逆質問は働きやすい職場を見分けるために有効のため、転職活動を始める前に確認しておくとよいでしょう。

目次

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女性が転職の面接で質問される内容の傾向と対策

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転職を成功させるためには、事前の面接対策が欠かせません。しかし転職活動の経験が少なく、「いったいどのようなことを聞かれるのだろうか」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。そこでここでは、女性が面接で聞かれやすい質問の傾向と対策を解説します。

採用面接における質問の傾向

男女雇用機会均等法で定められているように、面接の際に性別で質問内容を分ける行為はNGです。しかし、女性に限らず男性であっても、性別によって質問の傾向や意図が異なることはあります。

たとえば結婚に関する質問は本来NGとされながらも、「結婚の予定」「結婚の有無」はいまだに男女を問わず聞かれる可能性がある質問です。その背景には、「長期勤続の意思があるのか」を確認したいとする企業側の意図が秘められています。転勤や異動の多い企業であれば、「柔軟な働き方が可能であるか」を確認する意図もあるでしょう。

効果的な面接対策は?

面接における質問は、基本的に「早期退職リスクはないか」「自社にマッチする人材であるか」の確認を主軸にして考えられています。どのような質問であっても、この軸を意識した回答を考えることが面接官に好印象を与えるためには重要です。

そのため、結婚、出産、育児といったライフスタイルが大きく変わる物事に関する考え方は男性、女性ともに事前にまとめておくとよいでしょう。結婚や出産も含め、どのようなキャリアパスや人生プランを描いているのかを伝えることが大切です。

面接での質問は何個くらい?

面接の質問数は、多くて8個前後が一般的です。面接時間はひとりあたり30分ほどと見積もられていることが多いため、一問一答ではなく、会話によるコミュニケーションを意識するとよいでしょう。

また、面接の最後に企業側に対してする逆質問は、入社意欲をアピールする絶好の機会です。企業研究を徹底したうえで、3個~5個は準備しておくとよいでしょう。ただし面接をとおして疑問が解消するケースもあるため、逆質問は多めに用意しておくことをおすすめします。

女性の面接|よくある6つの質問と回答例

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ここでは、転職面接で聞かれやすい質問と回答例を紹介します。面接では、採用担当者から聞かれたことに対して、的確に答える意識が重要です。本番の面接では緊張して焦ってしまいがちですが、事前に対策を徹底することで、落ち着いて受け答えができるようになるでしょう。

Q1「残業はできますか?」

繁盛期や多忙なときは残業を求められることもあります。中には日常的に残業が必要とされる職場もあります。もし保育園に預けている子どもをお迎えする必要があって残業を避けたいなら、面接の段階で状況をきちんと伝えておくことをおすすめします

一方で延長保育やベビーシッター、祖父母の助けなどを借りて残業もできるなら、その旨を伝えておきましょう。しかし、その場合でも「○時までなら残業可能です」と、時間を伝えておくことが大切です。

Q2「転勤はできますか?」

自身の状況を整理しながら国内のみなら転勤可能なのか、海外でも可能なのかなど、希望や考えを伝えるようにしましょう。

Q3「当社を選ばれた理由は何ですか?」

志望動機を質問されたときには、応募先企業でなくてはならない理由を述べて転職意欲の高さを伝えることが大切です。そのためには応募先企業のことはもちろん、業界事情や競合他社まで徹底してリサーチする必要があるでしょう。

また「どのような点を魅力に感じて応募したか」だけでなく、「入社した際にはどのような形で貢献したいか」にまでつなげられると、より魅力的な回答となります。

Q4「前職の退職理由は何ですか?」

面接官が退職理由を質問するのは、早期退職リスクの高い応募者であるかを判断するためです。退職理由については正直に回答して構いませんが、ネガティブな印象を与えないための工夫はしましょう。

前職に対する不平不満をただ述べるだけでなく、志望動機につながるように心掛けるのがポイントです。また結婚や育児、病気、介護などといった理由での退職であれば、現在は問題なく勤務可能であることを含めましょう。

Q5「長く勤められますか?」

「結婚や出産による離職を懸念されているのだろうか」と考えてしまう方もいるかもしれませんが、質問の言葉をそのまま捉え、回答しましょう。長期的に働きたい意思があれば、その旨を伝えます。

それに加えて、どのようなキャリアパスを思い描いているかまで伝えられればなおよいでしょう。長期勤続の意思を伝えられれば、採用担当者に好印象を与えられます

Q6「転職回数が多い理由を教えてください」

転職回数に関する質問もまた、早期退職リスクを懸念してのものです。転職回数が多い場合でも、転職理由をしっかりと伝えられればマイナス評価にはつながりません。企業側の懸念点を払拭できるよう、明確な転職理由とともに、思い描いているキャリアパスや、これまでに培ってきたキャリアを活かしてどのように貢献していきたいのかを伝えられるようにしましょう。

女性が面接で企業側に確認しておきたい5つの逆質問

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面接の終盤では、「最後に質問はありますか」といった逆質問の時間を設けられることが一般的です。働きやすい職場で長期的に活躍するためにも、逆質問を有効活用しましょう。ここでは、働きやすい職場を見極めるために使える逆質問例を5つ紹介します。

休暇について

【例文】
・完全週休2日と記載されていましたが、繁忙期をはじめ例外はあるでしょうか
・差し支えなければ、御社の有給取得率をお伺いしてもよいでしょうか
・交代制勤務についてですが、実際のシフトについて一般例をお伺いしてもよいでしょうか


休暇に関する逆質問は、聞き方次第でやる気がないと勘違いされる恐れがあります。「仕事に全力を尽くすためにもオンオフはしっかり分けたいと考えている」「休日は勉強してスキルアップに努めたい」など、企業に貢献するうえでも休日が必要だと考えていることをアピールできるとよいでしょう。

評価について

【例文】
・御社の評価基準について詳しくお聞かせいただけないでしょうか
・御社に勤める同世代の女性では、どのような方が特に活躍されていますか
・御社に勤める方のうち、女性の割合はどのくらいでしょうか


性別にかかわらず仕事に対する適切な評価を受けられる企業であるかを知りたいときには、評価基準について質問するほか、実際に活躍されている女性の特徴や割合を質問するのがおすすめです。仕事に対する意欲の強さも印象づけられるでしょう。

人間関係について

【例文】
・御社のホームページにフラットな社風との記載がありましたが、そのための取り組みについて教えてください
・連携が重要な業務だと考えておりますが、関係性の構築のために取り組まれていることはあるのでしょうか
・個人での作業とチーム間での作業とどちらが多いでしょうか


自分に合った人間関係を築きやすい企業であるかを確かめるためには、なるべく具体的に質問することが大切です。失礼にあたる質問を避けようとするあまり、「社風はどのようなものですか」といった曖昧な聞き方になっては、実のある話を聞きづらいでしょう。

転勤について

【例文】
・転勤があると記載ありましたが、目的や頻度を伺ってもよいでしょうか
・転勤の対象となるのはどちらのエリアまででしょうか


転勤について心配なことがあれば、頻度やエリアなどを具体的に質問してみましょう。転勤の有無が分からない場合には、「支店を複数お持ちですが、これまでに転勤された方はいらっしゃいますか」というように誤解のない表現を心掛けたいところです。

制度について

【例文】
・○○制度の内容を具体的に教えていただけますか
・〇〇制度を導入されているとのことですが、実際に活用された方はいらっしゃいますか
・産休や育休を取得後に復帰された方はいらっしゃいますか


福利厚生など導入されている制度については内容を聞きたいのか、活用率を聞きたいのかをはっきりさせたうえで質問を考えるとよいでしょう。ただし休暇についての質問と同じく、聞き方次第では待遇ばかりを重視していると捉えられかねないため、気をつけましょう。

女性の転職面接で逆質問する際の注意点

転職面接で逆質問するときには、以下の注意点を押さえましょう。

  • 「質問はありません」は避ける
  • 休暇や導入制度など待遇面についての質問はなるべく後回しにする
  • 求人票やホームページに記載されている内容を質問しないようにリサーチは徹底する
  • 抽象的な質問や、はい・いいえで答えられるような簡単な質問は避ける

逆質問は入社意欲を示す格好の機会です。ただ知りたいことを聞くだけでなく、「会社の発展に貢献したいからこそ知りたい」という姿勢を積極的に見せられるような質問の仕方を考えましょう。

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まとめ

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面接で採用担当者に好印象を与えるためには、なぜその質問をしたのかという意図を踏まえたうえで、長期的に働く意欲など入社に対する熱意を伝えることが大切です。また、より働きやすい職場を見つけるためにも、面接時の逆質問を有効に活用しましょう。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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