転職エージェントや転職サイトご利用・活用方法などの疑問やお悩みを解決!
更新日:2022-11-11
この記事のまとめ
新たな環境にワクワクしているものの、退職交渉が心配で素直に内定を喜べない方もいるのではないでしょうか。内定取り消しのリスクを避けるため、プロの力を借りてスムーズに退職したいと考えている方は少なくありません。
そこでこの記事では、転職エージェントによる退職交渉のサポートをご紹介します。退職の流れやタイミングも解説するので、初めての転職で不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
退職の準備には不安がつきものです。円満退社を目指すなら「退職の意思表示」「引き留め対策」「引き継ぎ」「挨拶回り」など、さまざまなフェーズをスムーズに乗り越える必要があるため、不安を感じないほうが難しいかもしれません。
もし、誰かの力を借りたいと思っているなら、転職のプロを頼るのもひとつの方法です。まずは、転職エージェントが行う「退職サポート」を確認してみましょう。
転職エージェントは退職交渉を代行していません。転職エージェントを利用して内定を獲得した場合でも、現職へは自分から退職を願い出る必要があります。しかし、自分ひとりではスムーズに退職できるか不安な方もいるでしょう。民法では「退職の自由」が定められていますが、実際には引き留めに合うケースも。そのようなときには、キャリアアドバイザーに相談しながら退職の意思をしっかりと示しましょう。
退職代行こそしていないものの、 あらゆるサポートによって安心して入社日を迎えられるのが転職エージェントの特徴です。 転職エージェントを利用すると、転職のプロが「退職の流れ」をお伝えします。退職を願い出るのに適したタイミングや伝え方を助言するので、初めて退職を経験する方も安心できるでしょう。
「退職交渉がスムーズに進まない……」といった状況に陥った場合には、 経験豊富なキャリアアドバイザーが具体的な解決策をアドバイスします。
退職交渉がうまくいかないと、内定を取り消される恐れがあります。時間をかけて選考を突破し、自分の力を認めてくれる企業に出会えたにもかかわらず、退職交渉の難航によって内定が取り消しになるのは非常に残念なケースです。ここでは、退職交渉が難しい場合の対処法を2つご紹介します。
企業側は、自社への貢献度が高い社員を手放したくないと考えるでしょう。引き留めは避けられないものと考え、ある程度の引き留め期間を想定したうえで退職までのスケジュールを組むのがおすすめです。
転職エージェントを活用している方は、「退職交渉が難航する可能性」をキャリアアドバイザーに伝えておきましょう。企業との強いパイプを持つ転職エージェントであれば、よいスタートを切れるよう、入社日を調整してくれます。
内定を獲得して入社日が決まったものの、退職交渉がうまくいかず入社日に間に合わない方もいます。企業は、応募者が内定を承諾した時点で、入社日にも納得していると考えます。そのため、通常であれば「入社日の延期」は内定取り消しを招く行為になることも。
しかし、転職エージェントを利用していれば、キャリアアドバイザーが企業への交渉を代行してくれます。延期せずに入社するのが一番ですが必要に応じて相談してみましょう。
労働者には退職する権利があるため、退職者を無理に引き留めれば会社側は法に反するリスクを負います。では、なぜ退職を認めてくれない会社があるのでしょうか。ここでは、考えられるケース4つをご紹介します。企業や上司が抱える背景について見ていきましょう。
民法では、退職の2週間前までに申告すれば、期間に定めのない契約を解消できると定められています。賃金制度が「年俸制」や「半期年俸制」でも、3ヵ月前の申告により退職できる旨が明記されています。
しかし、企業側には就業規則が存在します。企業のルールを無視したタイミングで退職を切り出せば、退職届が受理されないことも。就業規則に基づいて退職を申告したにもかかわらず、退職を認めてくれない企業があるのも実情です。
業務を引き継げる後任がいないのも辞めにくい状況のひとつです。余裕を持って退職日を伝えていても、「求人に応募がない」「後任が育っていない」などの理由から、退職の延期を依頼されるケースも珍しくありません。
退職時期と繁忙期が重なると、退職が難航する恐れは高まります。なぜなら、普段より人手が必要な繁忙期に人員を減らしたくないのが企業の本音だからです。人手不足の状況で退職を伝えれば、上司からの引き留めも強まるでしょう。繁忙期の人手不足が予測できるなら、閑散期を狙って退職スケジュールを組むのもひとつの方法です。
基本的には、部下が退職しても上司の評価には直結しません。一方で「管理能力がない」と責任を問われるケースがあるのも事実です。現に、部下が次々と辞めていく環境であれば、上司の評価に影響が出ることは考えられます。上司の「これ以上は退職者を出したくない」といった考えから退職が難航するケースもあります。
行き当たりばったりでは退職交渉はうまくいきません。スムーズな退職を望むのであれば、事前に退職の手順を把握しておく必要があります。ここからは退職までの4つの手順を解説します。転職活動と並行して、退職までのスケジュールを管理しましょう。
退職日から逆算して、各フェーズにかける期間を計画しておきましょう。トラブルを防ぐためには、就業規則の把握が欠かせません。前向きな気持ちで新たな一歩を踏み出すためにも、ゆとりのあるスケジュールを組むのがポイントです。一般的に、退職までには以下の期間を要します。
退職を願い出てから実際に退職するまで、3ヵ月以上の期間を設けるとゆとりのあるスケジュールを組めます。
退職を決意したら、上司へ退職意思を伝えましょう。就業規則に記載されている期間を参考に、できれば2ヵ月程度の余裕を持って退職日を伝えます。はじめに伝える相手は、直属の上司です。同僚や他部署の上司に伝えると、トラブルを招く恐れがあるので注意しましょう。
もし退職を認めてもらえなければ、上司や人事と交渉します。引き留められる場合もあるので、強い意志で交渉に臨みましょう。一般的に、退職交渉には1ヵ月程度かかります。
退職交渉により退職日が正式に決定したら、退職願を作成して直属の上司に提出します。退職願は企業側と退職の意見が一致してから提出する書類です。退職交渉前に提出するものではないため注意しましょう。なお、企業によっては退職願を提出しないケースもあるので、作成前に上司に確認するのが無難です。
退職願が受理されたら、退職届を提出します。退職届は、白地の紙に書きます。ボールペンや万年筆を使用し、修正液や修正テープは使用しないのがマナーです。企業がフォーマットを用意している場合には、指示にしたがって記入します。
スムーズに退職するために、業務の引き継ぎは重要な項目です。担当業務を洗い出し、後任者へしっかりと伝えましょう。業務の概要や流れ、具体的な手順を示したマニュアルを作成できれば、後任者が理解しやすくなります。すでに業務マニュアルが存在する場合は注意事項をつけ加えるなど、後任者が即戦力となれる工夫をしておき、1~2週間程度は業務を見てあげるのが望ましいでしょう。
また、関係者への挨拶も忘れずに進めます。もし有給休暇が残っている場合には、引き継ぎを終えてから消化します。
退職交渉の成否は、自らの行動によっても左右されます。退職交渉は時間がかかるケースもあるため、円滑に進めるためにはスケジュール管理や情報管理を徹底しましょう。ここからは、退職交渉で注意したい4つの行動をご紹介します。
退職を伝えてから実際に退職するまでには、ある程度の時間がかかるものです。「来週には辞めます」「明日から来なくていいですか」など、自分本位なスケジュールで話を進めるのはNG。引き継ぎ期間を考慮しながら、できれば繁忙期を避けて退職の準備を進めましょう。
上司に退職を切り出したからといって終わりではありません。退職交渉、引き継ぎ、挨拶回りなど、退職までに済ませる業務はたくさんあります。「退職は承認されたのか」「後任者は誰か」など、上司からの回答を待っているだけではスムーズに退職が進まないケースもあります。自ら進捗状況を確認し、安心して退社できる環境を作りましょう。
現職への不満から退職に至った場合も、同僚や上司へ愚痴や不満を漏らさないよう注意しましょう。退職後も何らかの形で現職の人と接する機会があるかもしれません。退職後もよい関係を築けるよう、円満退社を目指すのが良策です。退職理由を聞かれた場合には、ポジティブな面を切り取って伝えるとよいでしょう。
退職の意思を伝える際に、転職先について話す必要はありません。周囲から聞かれても話さないほうが無難でしょう。なぜなら、同業他社など現職とつながりのある企業へ転職する場合、トラブルが生じる恐れがあるからです。晴れやかな気持ちで新たな一歩を踏み出すのであれば、安易に情報を漏らさない心構えが必要です。
円満に退職するためには押えておきたいポイントがあります。ここからは、上司への切り出し方や引き継ぎのコツなど、スムーズに退職するための心得を4つご紹介します。退職交渉に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「後任者がいない」または「後任が決まらない」などの理由から、退職時期が延期されるケースも珍しくありません。「後任が育たないと企業に迷惑がかかる……」と考える気持ちは分かりますが、業務は社員個人ではなく会社に引き継ぐものです。
自身の退職後も円滑に業務が進むよう、会社へ向けたマニュアルを作成して対応しましょう。後任がいないのであれば一度上司に業務を引き継ぎ、後任が見つかった際に伝えてもらうのもひとつの方法です。
上司へ退職を切り出す際に、うまく伝えられるか心配な方もいるでしょう。退職交渉は、今後のキャリアを左右する大切なフェーズです。緊張したり不安を感じたりする気持ちも分かりますが、強い意志を伝えないと、新たな一歩を踏み出せないかもしれません。
新たな環境で努力する決意をしたのであれば、「報告」という形で上司へ退職を切り出すのもひとつの手です。会社に気を遣い「迷っていて……」「気になるキャリアがあって……」などと表現するのはNG。ただの相談だと思われてしまうと退職手続きが進まないため注意しましょう。
スムーズな退職を望むなら主体的に退職交渉を行いましょう。退職を切り出す際には上司へアポをとる必要があるため、退職を決めたらすぐに上司の予定を押え、2人きりで話せる時間を作りましょう。
気持ちが焦ったがために、周囲に大勢の人がいる場所で伝えるのは避けたい行為です。退職交渉は立ち話でするような内容ではありません。「ご相談があります」と切り出し、1対1で話すのが基本です。
退職理由が何であれ、これまでお世話になった会社であるのは事実です。お世話になった気持ちを述べたうえで退職意思を伝えましょう。伝え方ひとつで、相手の受け取り方は変わります。「お世話になって感謝しているが、残念ながら自社では理想を実現できない」と感謝の心を交えつつ退職の意思を伝えると理解を得やすくなります。強い意志は持ちつつも、丁寧な表現を心掛けて円満退社を目指しましょう。
転職エージェントの利用を考えている方の中には、いつからサポートを受ければよいのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。転職エージェントは、退職前と退職後、どちらも利用可能です。「相談だけ」という形で利用できる転職エージェントもあるので、ご自身の現状を考慮したうえで利用時期を検討してみましょう。
転職活動をスムーズに進めたい場合、転職エージェントの利用は退職前がおすすめです。なぜなら、転職活動はある程度の期間を要するため、先に退職するとブランクが生じるリスクがあるからです。退職後の転職活動は経済面を不安に感じる方も多く、不安が焦りを生み、結果として妥協してしまうケースもあります。
一人ひとりを手厚くサポートしてくれる転職エージェントを選べば、現職と転職活動の両立が心配な方でも安心して新たなキャリアを踏み出せます。キャリアの棚卸し、企業選定、書類作成、面接対策など、転職に関するあらゆるサポートをお願いできるので、負担を軽減しながら転職成功を目指せます。
退職後に転職エージェントを利用し、理想のキャリアを目指す方法もあります。しかし、いくら時間に余裕があっても、自力の転職活動で希望の企業へと入社するのは難しいものです。なぜなら、公開されている求人はほんの一部であり、優良求人の多くは転職エージェントが「非公開求人」という形で保有しているからです。
転職エージェントを活用すれば、非公開求人の中から「マッチする求人」を紹介してもらえます。すでに退職した方へ手厚くサポートしてくれる転職エージェントもあるので、退職後でも問題なく利用できます。
マイナビエージェントは、転職成功を目指す方々を手厚く支援します。サポートを受けるにあたり、在籍の有無は問いません。相談だけの利用もできるため、退職前の方はもちろん、すでに退職している方もお気軽にご利用ください。長期的なキャリアを見据えてサポートしていきます。
また、マイナビエージェントでは退職交渉もサポート。退職にあたり不安な点がある方は、転職のプロに頼りましょう。専任のキャリアアドバイザーが、退職の流れや円満退社のコツをアドバイスします。
「退職交渉がうまくいかず精神的に負担を感じていたが、心の支えになった」「退職交渉のサポートも手厚くて驚いた」など、ご利用いただいた方から退職のサポートに関する多くの感謝をいただいています。安心して新たなキャリアを築きたい方は、ぜひマイナビエージェントへご相談ください。
退職までにはさまざまなフェーズがあり、どれも円満退社には欠かせないものです。特に「退職交渉」は、うまくいかないと内定取り消しの恐れもある重要なフェーズです。退職交渉をひとりで乗り切るのが難しいと感じたら、無料でサポートを受けられるサービスを積極的に利用しましょう。
マイナビエージェントでは、転職のプロが退職交渉をアドバイスします。入社日の調整やアフターフォローも充実しているため、安心して次のキャリアへと踏み出せます。スムーズな転職を望む方は、ぜひマイナビエージェントへご相談ください。
マイナビエージェント編集部
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