経理の仕事に未経験からトライする!転職準備と成功のポイント|求人・転職エージェント

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更新日:2023/12/01

転職全般

経理の仕事に未経験からトライする!転職準備と成功のポイント

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この記事のまとめ

  • 一口に経理の仕事といっても、高度な専門知識が求められる決算業務や未経験者でもできる入力作業など幅広い。
  • 経理のキャリアパスには経理部門でキャリアアップしていくほか、規模の大きな企業への転職、資格を取得して税理士や公認会計士を目指す道などがある。
  • 未経験から経理への転職を目指すのであれば、資格やスキルを効果的にアピールすることが重要。

経理の仕事に興味があるものの、未経験からでも目指せるのか不安に感じている方もいるのではないでしょうか。未経験から経理への転職を成功させるには、業務内容への理解が欠かせません。

そこでこの記事では、経理がどのような仕事なのか、未経験から転職するにはどうすればよいのかを解説します。経理への転職を実現するためにも、経理の仕事内容や求められるスキルを把握しておきましょう。

目次

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経理の仕事に未経験からトライできる理由

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企業におけるお金の流れを管理するうえで、経理の仕事は欠かせません。ただし一口に経理の仕事といっても、その内容は多岐にわたります。未経験から経理を目指すのであれば、事前に仕事内容を押さえておきましょう。ここでは、経理の業務内容や未経験者でもできる経理の仕事について解説します。

経理の仕事とは

経理は、事務系職種の中でも特にお金を扱う部署です。企業における日々のお金や取引の流れを記録することから始まり、売り上げや仕入れといったビジネス上の資金管理、給与や社会保険料など従業員に関わるお金の管理、企業の資産管理など幅広い業務を担当します。

会計が行う決算書作成に必要な決算業務も経理の担当です。財務部による資金調達や資金運用も、経理が作成する書類に基づいて進められます。なお、企業によっては経理と会計を区別していないこともあり、その場合には会計業務も経理の担当となります。

経理の業務内容

経理が扱う具体的な業務には、以下のようなものがあります。

業務の頻度 業務の種類 内容

毎日

預金や現金の管理 預金や現金の入出金を記録し、残高を確認する
帳票作成 売り上げや仕入れに関するお金の流れと内容を記録する
経費精算 社員が業務のために支払った交通費や旅費などを精算し記録する
仮払金の管理 支出予定分の仮払金を社員に渡し、後日精算する
月単位 売掛金管理 期日までに売掛金が入金されたかを確認する
買掛金管理 期日までに買掛金の支払いが済んでいるかを確認する
請求書の発行 締め日に合わせて請求書を発行し、取引先に送付する
在庫管理 在庫量を把握し、棚卸資産として評価する
給与計算 社員の勤怠状況や手当、保険料、税金などを計算して給与支給額を算出する
税金や保険料の納付 社員から預かっている源泉徴収税や住民税、社会保険料を納める
年単位 賞与計算 ボーナスなどを計算する
年末調整 社員の所得税手続きを行う
減価償却費の計算 償却資産の実査や減価償却費の算出
決算書類の作成 財務諸表や決算書類、財務申告に関わる書類の作成
税金の納付 法人税や法人事業税、法人地方税、消費税などの納付

未経験者が扱う経理業務

経理の仕事は、高度な専門知識が必要とされるものからパソコン入力さえできればこなせるものまで多岐にわたります。経理が業務を分担できる規模の企業であれば、未経験者の場合は帳票や請求書の作成など会計ソフトを使って比較的簡単にできる業務から始めるのが一般的です。ひとつの業務に慣れたら次の業務へとステップアップし、徐々にこなせる仕事の範囲を広げていけるでしょう。 

経理の仕事に役立つ資格

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資格がなければ経理業務ができないわけではありません。実務経験があれば、転職の際にも資格の有無は問題にならないでしょう。しかし未経験から経理の仕事に就きたいと思っているのであれば、資格は選考時の大きな強みとなります。経理業務に関する基本的な知識や理解、最低限のスキルがあることを証明できるからです。ここでは、経理の仕事に役立つ資格を目的別に解説します。

未経験者が取得しておきたい資格

未経験者がぜひとも取得しておきたい資格に「日商簿記検定試験」があります。簿記とは企業のお金の動きや取引状況を記録するルールのことです。日商簿記検定試験は、簿記に関する知識やスキルを証明できる知名度の高い資格です。

日商簿記検定試験には1級、2級、3級、簿記初級、原価計算初級があり、3級は「必須の基本知識」、2級は「経営管理に役立つ知識」という位置づけです。未経験者であれば、まずは3級を取得しておきましょう。2級を取得できれば転職先の選択肢も広がります。

業務レベルをアピールできる資格

特定の経理業務に関連する資格もあります。これらの資格を有していると、未経験者であっても任せられる業務が増えるため、転職にも有利に働くでしょう。

資格 内容
給与計算実務能力検定試験 給与計算のスキルや社会保険の仕組み、労働法令、税法などに関する幅広い知識を認定する
ビジネス会計検定試験 財務諸表に関する知識や分析力を認定する
電子会計実務検定 電子会計のスキルに加え、電子申告・電子納税、帳簿や書類の電子保存に関連する知識を認定する

ほかの求職者と差をつける資格

日商簿記検定試験は経理を希望する人の多くが持っている資格です。もうひとつ別の資格を取得しておくと、より一層やる気をアピールでき、ライバルに差をつけられるでしょう。おすすめの資格は、会計・経理・財務の知識が試される「経理・財務スキル検定(FASS)」や「経理事務パスポート(PASS)」です。

ステップアップを目指す資格

経理担当者として実績を積んだ後、さらなるステップアップを目指して挑戦する資格としては「税理士」や「公認会計士」があります。外資系やグローバル企業への転職で有利になる「U.S.CPA(米国公認会計士)」や「IFRS検定(国際会計基準検定)」「BATIC(国際会計検定)」なども、取得すれば働き方の選択肢が広がる資格といえるでしょう。

経理の仕事に必要なスキル

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経理の仕事に必要なのは、経理や財務に関する専門知識だけではありません。未経験からであっても前職で培ったスキルを活かせるケースは少なくないため、選考時のアピール材料として活用しましょう。ここでは、経理の仕事に求められる3つのスキルを解説します。

コミュニケーション能力

経理業務を円滑に進めるためには、コミュニケーション能力が欠かせません

経理は社内の他部署や社外のパートナーと連携しながら業務を行っています。会計記録を基に各事業部と予算や売り上げの話をしたり、税理士や会計士とやりとりをしたりといった具合です。会計データを分析した資料を基に、会社経営の問題点や改善のための提案、今後の経営展望などに関して、経営陣や他部署に向けてプレゼンテーションをすることもあります。

分かりやすい資料を作成する能力

お金の流れを記録し分析しても、その内容を会社経営に役立てられなければ意味がありません。日頃の記帳を正確に行い、間違いのない決算書類を作ることはもちろん大切です。そこから一歩進んで、自社の経営の現状や課題がひと目で分かる資料、経営者サイドに訴える資料を作成できれば、さらに評価が高まるでしょう。

経理資料には膨大な情報が並びます。見た人が理解しやすく、問題点や改善点を発見しやすい資料になっていると、会社経営に大いに役立ちます。表やレイアウトを工夫するなどパソコンスキルを存分に発揮することで、資料に説得力を加えられるでしょう。

経営者目線で数字を分析し、経営戦略を練る力

IT技術の進歩により、経理業務においてもAIによる業務代行が進んでいます。入力・仕訳作業のような単純業務はAIに任せることもできますが、データを分析して経営戦略を練るといった経験がものをいう領域をAIに代わってもらうことはできません。

経営者目線で数字を分析し、会社運営に役立つアドバイスをするスキルは、これからも経理に求められていくでしょう。

経理の年収

厚生労働省が実施した「令和4年賃金構造基本統計調査の結果」によると経理の平均年収は450万円で、一般事務の490万円や総務事務の490万7,000円に比べるとやや低めです。ただしこの数字は全体の平均であるため、年代や勤める企業の規模によってばらつきがあります。

地域差も大きく、最も平均年収が高い東京では537万5,000円、最も低い青森県では321万5,000円と、その差は216万円にもおよびます。

参照:経理事務|厚生労働省

経理のキャリアパス

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経理のキャリアパスは大きく3つあります。キャリアパスは面接の際に聞かれることもあるので、自分は何がしたいのか、何を目指すのかを理由とともに答えられるようにしておきましょう。

経理から主計になり、財務部長を目指す

経理から主計(経理チームのリーダー)になり、財務部長へと経理の道を究めていくのは、オーソドックスなキャリアパスです。中小企業の経理としてキャリアを積み、大企業の経理へとステップアップする人もいます。

経営企画へと進む

経営企画とは、市場のニーズや競合他社の調査、消費者動向などのデータを基に経営戦略を練る部署のことで、いわば経営者のパートナー的存在です。会社経営に興味がある人におすすめのキャリアパスです。

税理士や公認会計士を目指す

資格を取って税理士や公認会計士になるのもひとつの道です。資格を取得できれば、企業内税理士・会計士として働く、起業する、大手会計事務所や税理士事務所に勤務するなど、さまざまな働き方へとキャリアチェンジできます。

未経験から経理の仕事を目指すなら

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経理は未経験からでも転職できる職種です。しかし専門領域を担当するため、誰でもよいわけではありません。未経験からの転職を成功させるためには、経理として活躍する可能性をしっかりとアピールすることが不可欠です。ここでは、未経験から経理への転職を成功させるためにできる3つの方法を解説します。

スキルや資格でやる気をアピールしよう

未経験から経理の仕事を目指しているのであれば、取得の可否にかかわらず、まずは資格取得にチャレンジしてみましょう。資格の欄に「○○資格取得に向けて勉強中」と記載しておけば、取得していない段階でも経理業務に関する知識を多少なりとも習得しており、業務に対する興味・関心、やる気があることのアピールにつながります。

パソコンスキルもアピールポイントになるため、関連資格を持っている場合には積極的に主張しましょう。

これまで培ってきた経験を強みにしよう

経理の仕事経験はなくても、前職で培った経験やスキルが高く評価されるケースも少なくありません。事務職やIT関連企業で働いていた人であれば、パソコンスキルが強みになります。営業や販売など一見経理とは無関係に思える職業であっても、コミュニケーション能力や情報収集能力を業務に活かせます。

まずは自分の強みをすべて書き出してみて、経理業務にどう関連づけられるのか、アピール方法を考えてみましょう

転職エージェントの力を借りよう

未経験から新たな職種へチャレンジする場合におすすめなのが、転職エージェントの力を借りることです。転職エージェントでは転職先を紹介してもらえるだけでなく、キャリアアドバイザーによる手厚いサポートが受けられます。

キャリアアドバイザーに相談すると自身の経験や強みが経理業務にどう活かせるのかのアドバイスをもらえるため、履歴書や志望動機がより魅力的なものになるでしょう。企業に履歴書を送付する際には推薦状もつけてくれ、自分だけではアピールできない部分も補ってくれます。

未経験から経理の仕事に転職するならマイナビエージェント

未経験から経理の仕事を目指しているのであれば、ぜひマイナビエージェントをご利用ください。マイナビエージェントは業界ごとの専任制で、経理職への転職に強いキャリアアドバイザーがあなたをしっかりとサポートします。あなたの強みを見極めたうえで最適な転職先を紹介するだけでなく、履歴書や職務経歴書など応募書類の添削や模擬面接の実施、内定後の年収交渉・入社日の調整なども行います。

転職支援はすべて無料です。相談だけでもご利用いただけますので、転職活動にお悩みを抱えている方はマイナビエージェントへお気軽にご相談ください。

まとめ

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経理の仕事には、企業のお金や財務に関わる幅広い業務が含まれます。未経験でも経理職への転職は目指せますが、より成功確率を上げるためにも業務に役立つ資格の取得やスキルアップを目指しましょう。

未経験からの転職を成功させたい方は、マイナビエージェントをぜひご利用ください。専任のキャリアアドバイザーがあなたの強みを見極め、転職を成功に導くサポートをします。登録は無料です。マイナビエージェントを活用し、経理への転職を成功させましょう。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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