メニュー

更新日:2025-08-27

転職エージェントへの相談はどこまで話す?本音で伝える5つのポイントを紹介

この記事のまとめ

  • 転職エージェントには、企業の情報収集や求人への募集、面接後の対応といった点を任せられる。
  • 転職エージェントと面談する際は、今までの経歴や退職理由、転職先に希望する条件を正直に伝えることが大切。
  • 転職エージェントとこまめに連絡を取り、信頼関係を構築することで、希望にマッチした転職が実現する。

転職エージェントは、転職をサポートする求職者の味方です。転職エージェントを利用することで、職務経歴書の添削や面接対策といった内定率アップに向けたサービスはもちろん、面接日のスケジュール調整や給料交渉といった連絡代行サービスを無料で受けられます。

しかし、「転職エージェントにどこまで相談したらよいか分からない」「転職エージェントを利用するために必要な手続きを教えてほしい」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、転職エージェントの利用方法と併せて、相談する際にどこまで本音で伝えてよいか解説します。

目次

転職エージェントとは?役割と活用するメリット・デメリット

転職エージェントは求職者の転職活動を総合的にサポートするサービスですが、活用法によって得られる成果は大きく変わります。相談の際、どこまで本音を伝えたらよいか悩む方も多いでしょう。ここでは、転職エージェントの基本的な役割や利用するメリット・デメリットについて解説します。

転職エージェントの基本的な役割と機能

転職エージェントとは、転職希望者と企業の橋渡し役を担うサービスです。専任のキャリアアドバイザーが求職者の希望や経験を詳しくヒアリングし、最適な求人を紹介します。転職の入り口から内定獲得、入社まで一貫してサポートするのが基本的な役割です。

具体的なサービス内容は、キャリアプランの相談や強みの整理、応募書類の添削、面接対策があります。多くの転職エージェントは非公開求人を保有しており、一般には公開されていない優良求人を紹介してもらえる点も大きな魅力です。

面接日程の調整や給与交渉も代行してくれるため、転職活動の負担を大幅に軽減できます。特に在職中の方や初めての転職で不安を抱える方にとって、心強いサポートとなるでしょう。

転職エージェントを利用するメリット

転職エージェント利用の大きなメリットのひとつは、一般には公開されていない「非公開求人」へアクセスできる点です。これらは企業の戦略的ポジションや幹部候補の募集など、価値の高い求人が多く含まれています。

キャリアアドバイザーによる専門的なサポートも魅力です。求職者の経歴や希望を詳細に分析し、強みを最大限に引き出す書類作成や面接対策を提供してくれます。また、面接日程の調整や給与の条件交渉を代行してくれるため、転職活動の負担が大幅に軽減します。効率的かつ効果的な転職活動を実現できるでしょう。

転職エージェントを利用するデメリット

転職エージェントの利用にはいくつかのデメリットも存在します。まず、担当者と相性が合わない場合、円滑なコミュニケーションは難しいでしょう。また、一部の転職エージェントは強引なプッシュ営業により、希望と異なる求人へと誘導することもあります。

自分のキャリアを十分理解していない転職エージェントからは、経験やスキルに合わない求人ばかりが紹介されるケースも少なくありません。これらの問題に直面した場合、担当者の変更を申し出るか、複数の転職エージェントを併用して比較検討することが効果的です。

転職エージェント利用の流れ

まずは転職エージェントを利用した際にどのようなサービスが受けられるのか、マイナビエージェントの場合を例に登録から内定獲得までの流れに沿って紹介します。

1. 登録

マイナビエージェントの転職支援サービスを利用するには、マイナビエージェントのWebサイトから登録が必要です。登録は画面の指示に従って入力するだけで簡単です。

2. キャリアアドバイザーとのキャリアカウンセリング

登録が完了すると、マイナビエージェントからキャリアカウンセリングのスケジュール調整のための連絡が来ます。平日の夜や土曜日、もしくは対面ではなく電話面談で行うキャリアカウンセリングも実施しています。

キャリアカウンセリングでは、年収や仕事内容、勤務地、入社時期など、希望条件があればしっかりと伝えましょう。

3. 応募企業の選定

希望条件を基に、マイナビエージェントが適切な求人を紹介します。気になった求人があればすぐに応募が可能ですが、紹介された求人すべてに応募する必要はありません。万が一、要望にマッチしない求人を紹介された場合、その旨を正直に伝えるとよいでしょう。

4. 書類審査

マイナビエージェントでは、応募書類が応募企業に適した内容かどうか、しっかりとアピールできているか、誤字脱字はないかなど、書類選考通過率をアップさせるための添削を行います。

5. 面接

書類選考を通過したら面接です。面接の日程調整は、マイナビエージェントが代行します。また、面接についても応募企業に合わせた対策が必要なため、選考通過を目指してアドバイスや模擬面接を行います

6. 内定獲得

無事、企業から内定が出たら、期日までに内定を受けるかどうかの返事をします。ここでも、マイナビエージェントが求職者に代わって年収などの条件交渉や返事の期限に関する交渉を行います

7. 入社後

希望する企業に入社した後も、「聞いていた仕事内容と違う」「このまま働き続けてよいか不安がある」といった悩みの相談を受けるアフターフォローを実施しています。

転職エージェントにどこまで任せてよいのか?

転職活動において、転職エージェントに頼ることは効果的です。転職エージェントは転職のプロであり、利用することで内定率が高まるためです。

しかし、求職者の中には、「任せてよいことが分からず、うまく負荷を軽減できない」「自分ですべきことを任せてしまい後悔した」という方もいます。ここでは、転職エージェントに任せる3つのポイントを紹介します。

1.企業の情報収集

情報収集と企業への応募は、すべて転職エージェントにお任せでOKです。個人でチェックできる求人には限りがあります。転職エージェントは数多くの求人の中から条件にマッチする求人を見つけ出すノウハウがあるため、自分で探すよりも転職エージェントに任せたほうが時間もかかりません

紹介する求人の中には、その転職エージェントでしか見られないビッグプロジェクトのリーダー職の募集や年収が高い求人、大手企業や人気企業の案件を含む非公開求人のほか、求職者が考えもしなかった異業種の求人もあるでしょう。活躍できるかもしれない企業の選択肢を増やせることは大きなメリットです。

転職エージェントでは、求人票だけでは分からない会社の雰囲気や上司となる人物の人柄を把握しているケースもあります。これらの情報も応募するかどうかを左右する大切な情報といえるでしょう。

なお、紹介された求人から実際に応募する企業を選ぶのは自分自身です。他人の意見を聞くのは悪いことではありませんが、迷っているときの参考程度にしましょう。

2.求人への応募

通常、企業の求人に応募するときは自分で応募書類を提出しますが、転職エージェントから紹介された求人に応募する際は転職エージェントが代行します。マイナビエージェントでは、応募書類と一緒に推薦文を送るため、書類通過の後押しとなるでしょう。

3.面接後の対応

面接の合否については、企業から転職エージェントに連絡が入ります。良かった点はもちろん、「この辺りが気になった」といった細かなフィードバックがもらえるため、二次面接や他社の面接に活かせます

また、今後働く可能性がある会社であり、金額交渉がしづらい方もいるでしょう。内定が決まった後の交渉も転職エージェントに任せて構いません。

転職エージェントに伝えたほうがよい本音

転職エージェントに何をどこまで相談するか悩む方は少なくありません。効果的な転職活動を実現するには、ここで紹介する5つのポイントについて本音を伝えることが重要です。転職エージェントとの面談では、情報を隠さず正直に伝えることで信頼関係を構築し、よりスムーズな転職活動につなげましょう。

今までの経歴や経験

転職エージェントの面談では、これまでの職務経験や実績を正確に伝えることが大切です。職務経歴書を基に、担当した業務内容や成果、チームでの役割を具体的に説明しましょう。経歴を誇張せず正直に伝えることで、強みや市場価値を適切に評価してもらえます

自分では気づかなかった強みやアピールポイントが見つかることもあるため、キャリアアドバイザーからの質問には詳細に答えるように心がけましょう。アピールポイントが思い浮かばないときはその旨を伝えれば、キャリアアドバイザーが求職者の経験から価値を見出す手助けをしてくれます。

退職した理由

退職理由を転職エージェントに伝える際は、ネガティブな表現ではなく前向きな言い換えを心がけましょう。「上司との人間関係が悪かった」と直接的に伝えるのではなく、「より自分の能力を発揮できる環境で成長したい」というポジティブな表現に変換するのが効果的です。

また、退職理由を説明する際は具体的な状況と自分が取った改善行動も併せて伝えることで、問題解決能力や主体性をアピールできます。たとえば、「残業が多い」という不満は「ワークライフバランスを重視したキャリア形成を目指したい」と言い換えられます。理由を伝える際は自信を持って明るく答え、その経験から学んだことや今後の展望も添えると好印象です。

転職先に希望する条件

転職エージェントに希望条件を伝える際は、優先順位を明確にすることが重要です。仕事内容や収入、働き方、勤務地、休日など、複数の条件を「譲れない条件」と「柔軟に対応できる条件」に分けて伝えましょう。

特に重視したい条件は数値や範囲で示すことで、より的確な求人紹介につながります。希望条件はできるだけ具体的に言語化し、「やりたいこと」と「できること」のバランスを意識することも大切です。また、現実的な条件設定のため、希望に沿った求人が市場にどの程度存在するか確認するのも効果的です。

転職活動の現状

転職活動の状況は、転職エージェントに正直に伝えたい情報です。複数の転職エージェントを利用している場合、その事実を隠さず伝えることで、重複応募を避けて適切なサポートを受けられます

他社への応募状況や選考の進捗も詳細に共有しましょう。「A社の最終面接に進んでいる」「B社には××職で応募中」と具体的に伝えれば、スケジュール調整や内定の同時期取得といった戦略的なアドバイスが得られます。

転職活動の現状を伝える際は、他社を選んだ理由や魅力を感じている点も併せて説明すると、希望に沿った求人紹介につながります。情報共有を密にすることで、キャリアアドバイザーはより効果的なサポートを提供できるため、選考状況に変化があったら速やかに報告しましょう。

サポートをお願いしたいこと

転職エージェントに希望するサポート内容を明確に伝えることは、効率的な転職活動の鍵です。書類作成のアドバイスや面接対策、企業情報の提供など、具体的にどのようなサポートを重視したいか伝えましょう。

転職活動で不安に感じている点を素直に共有することで、最適なサポートを提供してもらえます。「面接に苦手意識がある」と伝えれば模擬面接、「企業の内部情報をもっと知りたい」と伝えれば詳細な情報提供を受けられます。

転職エージェントとの二人三脚で理想のキャリアを実現するためにも、遠慮せずサポートを求めることが大切です。サポート内容を明確にすることで、よりスムーズな転職活動が実現できるでしょう。

転職エージェントとの面談で避けたほうがよいこと

転職エージェントとの面談を最大限に活かすには、伝え方や内容に注意が必要です。本音を伝えることは大切ですが、すべてをそのまま話すことが最適とは限りません。ここでは、転職エージェントとの面談時に避けたほうがよい4つのポイントを紹介します。

前職や上司への過度な不満や愚痴

転職エージェントとの面談で、前職の不満や上司の愚痴を過度に話すことは避けましょう。このような発言はネガティブな印象を与え、「すぐに逃げ出す人」というイメージを持たれる恐れがあります。大切なのは、同じ内容でもポジティブな表現に変換することです。「上司の指示が二転三転して困った」という不満は「より一貫性のあるマネジメント環境で力を発揮したい」と言い換えられます。

また、転職理由を伝える際は具体的な状況と自分が取った行動を説明し、責任感と当事者意識をアピールすることが重要です。前向きな姿勢と熱意を表現することで、転職エージェントからの信頼を得られるでしょう。

市場価値に見合わない非現実的な条件

市場価値を大幅に超える条件を転職エージェントに伝えると、適切な求人紹介が難しくなります。たとえば、経験やスキルに対して不釣り合いな高年収を希望すると、「自己評価ができていない」と判断される可能性があります。

希望条件は明確に伝えつつも、優先順位をつけることが重要です。すべての条件を満たす企業は少ないため、譲れない条件と妥協できる条件を区別し、企業の給与テーブルや就業規則も考慮した現実的な範囲で設定しましょう。転職市場の相場を把握するには、求人サイトで類似ポジションの条件を調査するのも効果的です。

経歴や能力に関するうそや誇張

転職エージェントの面談で、経歴や能力を誇張することは避けましょう。虚偽の情報は選考過程や入社後に発覚する可能性が高く、内定取り消しや信頼喪失につながります。学歴や職歴に不安があっても、正直に伝えて自分の強みを適切にアピールするほうが効果的です。

バックグラウンドチェックやリファレンスチェックを行う企業も増えており、経歴詐称のリスクは以前より高まっています。転職エージェントは客観的な視点から市場価値を評価し、強みを引き出してくれるため、コンプレックスを感じる部分があっても伝え方を工夫することで弱点をカバーできるでしょう。

曖昧な希望や優先順位のない要望

転職エージェントの面談で、曖昧な条件や優先順位のない要望を伝えることは避けましょう。「給与が高い企業がよい」「残業が少ない会社がよい」といった漠然とした希望では、適切な求人紹介が難しくなります。

希望条件は「絶対に譲れない条件」と「できれば叶えたい条件」に明確に分類し、それぞれに優先順位をつけることが重要です。給与を重視するなら最低希望額を具体的に提示し、ワークライフバランスが大切なら希望する残業時間や休日日数を明確に伝えましょう。

優先順位を付けることで、転職エージェントは最適な求人を効率的に紹介できます。また、納得のいく転職先が選べるため、入社後のミスマッチも防げるでしょう。

キャリアアドバイザーとの付き合い方は?

転職エージェントでさまざまなサポートをしてくれるキャリアアドバイザーは、転職活動における強力な味方です。ここでは、キャリアアドバイザーとの付き合い方について解説します。

お客様ではなくパートナーとして振る舞う

転職エージェントからすれば、求職者は大切な支援対象で「お客様」という側面もあります。しかし、求職者がお客様然とした振る舞いをするのはあまりよくありません。キャリアアドバイザーは転職を成功させるためのパートナーという認識で接しましょう。

キャリアカウンセリングの約束時間は守る、遅れる場合は一報を入れるなど、社会人としてのマナーを意識した行動を取ることが大切です。

相手を信頼して話す

転職で困ったことがあれば、遠慮せずに担当のキャリアアドバイザーに相談しましょう。その際、うそをつくのは禁物です。キャリアアドバイザーは、求職者の職務経歴書や言動に基づいて求人を探すため、うそをつくと適した提案ができません。そのせいで、転職の目的を果たせなくなる可能性があります。

ほかの転職エージェントを利用している場合も正直に伝えましょう。そうしないと、同じ会社に応募してしまうといったトラブルが起きる恐れがあります。

こまめに連絡をとる

転職活動の状況を、こまめにキャリアアドバイザーと共有しましょう。転職活動に関わる情報はもちろん、現在の仕事の状況やプライベートの状況をこまめに伝えることも重要です。ただし、プライベートに関しては差し支えない範囲で問題ありません。

「仕事が忙しい時期なので、来月以降に面接の予定を入れたい」「子供が幼稚園に入園するとお金がかかるので、4月までに転職したい」といった転職に関わる情報はいち早く連絡するようにしましょう。

転職エージェントは賢く使いましょう!

転職エージェントには、転職に関するノウハウを持ったキャリアアドバイザーが在籍しています。うまく活用することで、自分の強みを発見できたり一人では発見できなかった求人に巡り会えたりします。上手に付き合って、希望に添った転職を実現しましょう。

マイナビエージェントでは多くの求職者に対応するため、平日は夜の20:30、土曜日は9:30~17:30までキャリアカウンセリングや面接対策の時間を設けています。お越しいただくのが難しい場合、オンライン面談も実施しています。転職を考えている方はぜひ一度ご利用ください。

まとめ

転職エージェントを効果的に活用するために、どこまで相談してよいか迷う方もいるかもしれませんが、経歴や経験、退職理由、希望条件、転職活動の現状、サポートしてほしいことを正直に伝えることが重要です。転職エージェントとの信頼関係を構築し、適切なコミュニケーションを取ることで、転職活動を効率的に進められるでしょう。

マイナビエージェントでは、業界に精通した専任のキャリアアドバイザーが、あなたの経験や希望を丁寧にヒアリングし、最適な求人を紹介します。書類作成から面接対策、条件交渉まで一貫してサポートするため、効率的な転職活動が可能です。あなたの本音を伝え、理想のキャリアを実現しませんか。

執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

SNSシェア

転職を検討されている方は
マイナビエージェント
ご相談ください

転職エージェントの
転職回数別・年代別サポート

転職エージェントのサービス紹介

転職エージェントの
成功ノウハウ

転職エージェントの
書類/面接関連ノウハウ

転職エージェントの
お役立ちコンテンツ

あなたの転職に、素敵な出会いをのイメージ画像あなたの転職に、素敵な出会いをのイメージ画像

あなたの転職に、素敵な出会いを

企業も人も、一生に一度の出会い。今がその出会いのチャンスかもしれません。
今の自分をキャリアアップしたい方は、一度ご相談してみませんか?

キャリアアップのための転職という選択肢。
一度ご相談してみませんか?