医療機器営業の志望動機例文3選!書き方のポイントやNG例も紹介|求人・転職エージェント

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更新日:2022/09/07

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医療機器営業の志望動機例文3選!書き方のポイントやNG例も紹介

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この記事のまとめ

  • 医療機器業界への転職を成功させるためには、業界の特徴を正しく理解したうえで自分の強みやスキルを効果的にアピールできる志望動機を作成することが重要。
  • 志望動機に応募先企業を選んだ理由や入社後に貢献したいと思っている分野、将来のキャリアパスを盛り込むと説得力が増す。
  • どこの企業でも通用する内容となっている、根拠に基づいていない志望動機はNG。

医療機器営業への転職を志望しており、近々選考を控えている方もいるのではないでしょうか。選考において、採用・不採用を大きく左右する要素のひとつが「志望動機」です。転職を成功させるためにも、面接担当者の心に響く志望動機の書き方を押さえましょう。

この記事では、医療機器営業への転職時に意識したい志望動機のポイントを例文とともに紹介します。NG例も解説するため、ぜひ参考にしてください。

目次

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医療機器業界とは

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医療機器営業が活躍する医療機器業界では、病院やクリニックなどが使用する医療機器を取り扱います。医療機器の具体例には、以下のようなものがあります。

種類 具体例
治療機器 ・注射器
・心臓ペースメーカー
・人工心肺装置
診断機器 ・X線撮影装置
・内視鏡
・心電計
その他の機器 ・眼科用機器
・補聴器

医療機器メーカーによって取り扱っている具体的な医療機器は異なりますが、医療機関に営業して販売する点は共通です。場合によっては、複数メーカーの医療機器を取りまとめて医療機関に販売しているディーラーに対して自社製品を販売するケースもあります。

医療機器営業の志望動機に盛り込みたい5つのポイント

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志望動機は、転職の成否に大きく影響を与える要素のひとつです。応募先企業に自身をアピールするためにも、以下の5ポイントを忘れずに盛り込みましょう。

  1. 医療機器業界を選んだ理由
  2. 営業職を志望する理由
  3. 応募先企業を選んだ理由
  4. 入社後に活用できるスキル
  5. 入社後のビジョン

それぞれのポイントについて、具体的に解説します。

1.医療機器業界を選んだ理由

志望動機には、自分が医療機器業界に転職したいと思った理由を忘れずに盛り込みましょう。応募先企業の担当者は、「なぜこの人は医療機器業界を志望したのか」と考えます。そのため、医療機器業界の特徴を押さえたうえで、自分が医療機器業界への転職を希望する理由を記述しましょう。

ただし、「社会の役に立つ仕事をしたい」「人を救うことに貢献したい」など、当たり障りのない内容やほかの業界でも通用する記述は効果的ではありません。数ある産業の中で、医療機器業界を選んだ理由を明確に伝えましょう。

2.営業職を志望する理由

医療機器業界では多種多様な職種が活躍しています。開発・技術職や経理、法務、財務など多くの職種が存在する中で、なぜ営業職を志望するのかを盛り込むことが大切です。

「前職が営業職で、その経験を活かして自社製品の強みをアピールし、売上につなげたい」など、営業職でなければ実現できないポイントを含めると効果的です。営業職以外でも実現できそうな内容になっていると、説得力に欠けるため注意しましょう。

3.応募先企業を選んだ理由

一口に医療機器業界といっても、多くの企業が存在しています。そのため志望動機には、応募先企業を選んだ理由を明記する必要があります。企業の経営方針や将来のビジョンを絡めたうえで、応募先企業を選んだ理由を伝えましょう

応募先企業が力を入れているジャンルや拡大を予定している分野、差別化している分野に貢献できることをアピールできれば、より効果的でしょう。これらのポイントを把握するためにも、徹底して企業研究することが大切です。リサーチ活動は志望動機を書くときの助けになるだけではなく、転職後のミスマッチを防ぐことにもつながります。

4.入社後に活用できるスキル

すでに医療業界で何らかの経験がある方や、医療関連の資格・スキルを有している方は積極的にアピールしましょう。医療機器営業として働くのに役立つスキル・資格の一例は、以下のとおりです。

資格 スキル
・MDIC認定制度
・臨床工学技士
・看護師
・業務遂行能力
・コミュニケーションスキル
・外国語スキル


上記のスキルや、これら以外にも医療機器営業で役立ちそうなスキルを有している場合は、志望動機を書くときに忘れずに盛り込みましょう。

5.入社後のビジョン

自分がなぜ医療機器営業を目指すのか、入社後にどのように活躍できるのかを示すだけではなく、将来どのようなキャリアを築きたいと思っているのかも記しましょう

「営業のスペシャリストとして海外営業に携わり、自社製品の世界シェア拡大に貢献したい」など、具体的に記述するとより効果的です。自分が思い描いているキャリアプランを実現することで企業の発展に貢献できる点をアピールできれば、より高く評価されるでしょう。

医療機器営業の志望動機例文

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志望動機を書くときのポイントを押さえたうえで、実際にどのように書くと効果的なのかを例文とともに紹介します。具体的な志望動機の組み立て方で悩んでいる場合はチェックしておきましょう。

ここでは、「営業職未経験者」「営業職経験者」「医療機器業界経験者」の3パターンに分けて志望動機の例文とポイントを解説します。

営業職未経験者の場合

【例文】
貴社の「医療の世界を変革する」という経営理念に感銘を受け、応募いたしました。前職ではIT業界で組み込みシステムに携わっており、X線撮影装置をはじめとした医療機器の組み込みシステムの開発を担当していました。

組み込みシステムを開発する中で、医療機器に最新技術を活用することで救命率を高められることを学びました。その一方で、実際に開発した医療機器を使うユーザーがいてこそ効果が高まることも実感しています。

入社後は、営業職として貴社が注力している最新技術を活用した医療機器の普及に尽力し、社会に貢献したいと考えています。

上記の例では、「なぜ医療機器業界の営業職を目指すのか」「応募先企業の何に魅力を感じ、どのように貢献したいと考えているのか」を明確に記述しています。応募先企業の担当者は、なぜ自社に入りたいと考えているのか、入社後に売上に貢献してくれるのかを知りたいと思っているため、効果的です。

営業職経験者の場合

【例文】
私はこれまで、IT企業で営業職として働いていました。その中で医療機関向けに電子カルテや自動受付機の営業に携わる機会があり、大病院やクリニックを訪問する機会がありました。医療機関を訪問する中でさまざまな医療機器の存在を知り、医療機器業界に将来性を感じて転職を決意いたしました。

さまざまな企業の中でも、貴社の最新技術を活用した医療機器を積極的に販売していく姿勢に魅力を感じ、応募いたしました。入社後は医療機器営業に求められる独自のスキルを培いつつ、将来的には海外営業に携わって南アジアでのシェア拡大に貢献したいと考えております。


上記の例文では、IT企業の営業職として働いた経験をどのように医療機器営業として活かせるか、将来的にどのようなビジョンを思い描いているのかを明確に示しています。

応募先企業が知りたいと思っているポイントを簡潔かつ明確に盛り込んでおり、効果的な志望動機に仕上がっているといえるでしょう。

医療機器業界経験者の場合

【例文】
私は、前職では医療機器メーカーで技術開発に携わっていました。医療機器にはさまざまな科学技術が用いられていることや、数多くの医療機器が高品質の医療を提供するために欠かせないことを知り、営業職として最新の医療機器を広めたいと思うようになりました。

転職を検討する中で貴社の求人情報が目に留まり、応募いたしました。貴社は内視鏡をはじめとした診断機器の開発・販売をメインとしており、市場でも高いシェアを維持されています。製品の評価も高く、多くの医療関係者に必要とされている製品であると感じています。

入社後は営業としてさらなるシェアの拡大に貢献し、いずれは貴社が力を入れているアフリカ市場での営業に携わりたいと考えております。


上記の志望動機は、医療機器の開発職から営業職にキャリアチェンジする場合を例にしています。なぜ営業職にキャリアチェンジしたいと思うようになったのか、入社後にどのように貢献したいと考えているのかが明確になっていて効果的です。

将来のキャリアプランも提示できており、応募先企業の担当者も入社後の貢献度や自社への適性を判断しやすいでしょう。

志望動機を書くときに避けたいNG内容

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ここまで志望動機に盛り込みたいポイントを紹介してきましたが、一方で応募先企業に評価してもらえないNG内容もあるため、注意が必要です。ここでは、志望動機を書くときに避けたいNGポイントを3つ紹介します。作成した志望動機を見直すときは、以下のポイントに該当していないかどうかを確認しましょう。

どの企業でも通用する内容になっている

応募先企業だけではなく、どの企業でも通用する志望動機は避けましょう。「医療機器の販売拡大に貢献したい」「貴社の製品を多くの医療関係者に使ってもらいたい」という志望動機は、医療機器メーカーであればどこの企業に対しても適用できるため、説得力に欠けます。

効果的な志望動機を書くには、応募先企業が力を入れている点や重視しているポイント、強みとなっている分野を押さえることが大切です。「シェア拡大を目指している内視鏡分野の販売拡大に貢献したい」など、応募先企業に入りたい理由を具体的に記すことを心掛けましょう。

根拠に基づいていない

前職での経験や自分のスキルをアピールするときは、根拠に基づいて記載することが大切です。根拠がなければ説得力が弱く、アピール材料としては不十分です。

「前職では営業職として電子カルテシステムの販売拡大に貢献した」と記していても、どのような成果を実際に残したのかが読み取れません。「電子カルテの販売拡大に注力し、新規顧客の獲得を重視した結果、前年比30%増の売上拡大を実現できた」といったように、数字を用いて記載すると効果的です。

仕事内容に言及していない

前職の経験や将来のビジョンに言及するときに、仕事内容について具体的に触れていないのもNGです。このケースでは漠然とした内容となってしまい、応募先企業に対するアピールとして十分ではありません。

「医療機器ディーラーで働き、売上アップに貢献できた」と記した場合を考えましょう。この書き方では、どのような仕事をしていたのかを理解できません。「医療機器ディーラーでルート営業として働き、既存の取引先に新たな製品を紹介することでリプレース件数が増え、売上が20%アップした」のように具体的に記述すると説得力が高まります。仕事内容と成果に言及し、自分のスキルをアピールしましょう。

医療機器営業の志望動機のNG例文

【例文】
私は、前職でIT企業の営業職としてICTシステムの販売に携わっていました。ICTシステムを企業に販売することで多くの企業の業務効率化に貢献でき、その結果、売上拡大を実現できました。

自分のスキルをさらに伸ばして社会に貢献したいと思うようになり、今回医療機器業界への転職を決断しました。入社後は、貴社が力を入れているカテーテルやステントをはじめとした心臓血管関連製品の販売拡大に貢献し、さらなるシェア拡大を実現したいと考えております。


上記の例では、前職で培った経験やスキルの具体例が抜け落ちています。応募先企業の担当者は、どのようなものを販売していたのかをイメージできません。

「IT企業の営業職として生産管理システムの販売に注力していた」「業務効率化に悩む工場に販売し、在庫管理や棚卸しにかかる時間を90%以上削減することにより業務効率化に貢献できた」のように、具体例を盛り込むとよいでしょう。

さらに、医療機器業界を目指すようになった理由を詳しく説明できれば、より効果的です。「ICTツールの販売先にクリニックが多く、医療に触れる機会が多かった」などと記述すれば、分かりやすくなります。

まとめ

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医療機器営業への転職を成功させるためには、自分がこれまでに培ってきた経験やスキルを効果的にアピールできる志望動機を作成することが大切です。医療機器業界の特徴や応募先企業の強みを把握し、入社後にどのように貢献できるのかを絡めて志望動機を作成しましょう。

転職を検討しているものの、自分のキャリアプランを実現できる企業を探すのが難しいと考えている方もいるでしょう。そのようにお悩みの方は、営業職に特化した求人情報を取り扱っているマイナビ営業エージェントをぜひご活用ください。

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マイナビエージェント編集部

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