更新日:2022/06/29
この記事のまとめ
物流営業とは、さまざまな企業に対して自社の物流サービスを紹介し、契約を獲得する職種です。多くの産業を支える物流業界に将来性を感じ、物流営業に転職したいと考えている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、物流営業への転職で役立つ資格を詳しく紹介します。必須となる資格はありませんが、営業職向けの資格を取得しておくと転職を有利に進められるでしょう。
目次
物流営業として働くために必須の資格は存在しません。資格がなくても転職は可能なため、ハードルは比較的低いといえます。
ただし、営業職向けの資格を取得すれば応募先企業に自身の営業スキルを客観的にアピールできるため、転職を有利に進められます。すでに営業職として働いている方であれば、資格取得をキャリアアップにつなげられる可能性もあるでしょう。
この記事では、物流営業に転職する際に取得しておくと有利な資格について紹介します。どのような資格を取得すればよいのか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
物流営業への転職を目指す際は、営業職向けの資格や語学力を証明する資格を取得しておくとよいでしょう。転職で有利になる資格は複数存在するため、ここでは特に役立つものを7つピックアップして紹介します。
キャリアアップを考えている方も、これから紹介する情報を参考にしたうえで資格取得を目指すことをおすすめします。
「普通自動車運転免許」を取得すると、車両総重量3.5トン未満、最大積載量2トン未満の自動車を運転できます。営業職として働くときには自動車を利用して顧客先を回る機会があるため、あらかじめ取得しておくとよいでしょう。
営業職の求人の中には普通自動車運転免許を必須資格にしている企業も存在するため、転職先の幅を広げるためにも取得しておくことをおすすめします。
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「営業士検定」は営業パーソンやマーケティング担当者を対象にした資格で、「マスター」「上級」「初級」の3ランクに分けられています。マスターは経営に携わる幹部クラス、上級は営業のスペシャリストとして活躍する中堅幹部クラス、初級は一般的な営業パーソンが対象です。
営業職としてキャリアアップを図る場合、営業士検定で上級以上を取得できれば強力なアピール材料となるでしょう。
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「リテールマーケティング検定」は「販売士検定」とも呼ばれ、マーケティングやマーチャンダイジングに関する知識やスキルを証明する試験です。営業パーソン向けというよりはマーケティング担当者向けの資格ですが、学習を通して習得した知識やスキルは営業でも活かせます。
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「セールススキル検定試験」とは、営業パーソンとして必要なスキルや知識を総合的に習得していることを証明する資格です。資格を取得するには、営業のプロセスを学び、見込み客の発掘から契約の獲得、顧客獲得後のアフターサポートなどの各段階で何をすればよいのかを正しく理解しなければなりません。
基礎的なコミュニケーションスキルや法務、マーケティングも試験範囲に含まれているため、より有用な営業パーソンになるためのスキルを習得できます。
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「セールスレップ」は営業パーソンとしての役割を果たすのに必要な知識や技術、マーケティング知識を総合的に問う試験です。
等級はマイスター・2級・3級の3段階に分かれており、上位の等級では経営や企業評価に関する知識も試験内容に含まれます。営業からコンサルタントや経営層にキャリアアップしたいと考えている方も、取得を検討してもよいでしょう。
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「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」とは、以下のMicrosoft Office製品を活用するのに十分なスキルを有することを証明する資格です。
営業職として働くと、文書作成にWord、データ分析にExcel、メールの送受信にOutlookなど、多種多様なMicrosoft Office製品を使用します。マイクロソフトオフィススペシャリストの資格を取得しておくと転職時のアピール材料のひとつとなるでしょう。
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TOEICは英語のスキルを測定する試験で、受験者の英語力をスコア化して評価します。受験者が多く一般的なListening & Reading Testsは読み書きのスキルを測定する試験です。
物流営業として働いていると英語力を求められる可能性があるため、継続的に学習して英語力を高めるとよいでしょう。転職時にTOEICを活用したい場合は700点以上を目指すことをおすすめします。
物流業界には営業職以外にも倉庫内作業やトラックドライバー、管理業務などさまざまな職種が存在します。中には物流業界内でキャリアアップを図り、いずれは営業職以外で活躍したいと考えている方もいるのではないでしょうか。最終目標として営業以外の職種を目指している場合は、ここで紹介する資格を取得することをおすすめします。
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倉庫内作業者はフォークリフト免許、トラックドライバーは準中型以上の自動車第一種運転免許を取得していれば転職時に有利です。取得に時間がかかる資格もあるため、計画を立てて取得に取り組むとよいでしょう。
物流営業に転職するには営業向けの資格を取得することも大切ですが、実務に役立つスキルの習得はさらに重要です。ここからは、物流営業に求められる特に重要なスキルとして以下の3つを紹介します。
営業のスペシャリストとしてキャリアアップしたいと考えているのであれば、これらのスキルを総合的に習得するようにしましょう。
物流営業として働くうえでExcelを使いこなすスキルは欠かせません。顧客の情報のデータベース化や在庫管理などにExcelを使用するケースがあります。
SUM・AVERAGE・XLOOKUP・IFなどの基本的な関数や、グラフ化する方法などを習得しておくとよいでしょう。余裕があれば、マクロなどのより高度なスキルを習得すると、さらに転職で有利になります。
日々数字と向き合う営業職では、数値を管理する能力が必須です。営業活動においては、目標を達成するために必要な数値指標(KPI)を設定することがほとんどです。KPIを達成するには常に達成状況をチェックしつつ、次にどのようなアクションをしなければならないのかを考えなければなりません。
数値管理スキルがある営業パーソンは高く評価されるため、転職前から現職の業務をとおして数値管理スキルを磨きましょう。
物流業界には、輸出入に携わったり、国外の企業と取引したりしている企業などがあります。そのような企業を目指す場合は英語スキルを習得しましょう。
英語力はTOEICを受験することでどの程度のレベルかを証明できるため、700点以上を目指して学習に励むことをおすすめします。ただし、国内企業としか取引していない物流企業ではそこまで高く評価されない可能性もあります。自分が転職したい企業がどのようなビジネススタイルなのかをあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
さまざまな産業を支える物流業界で営業職を目指す場合は、営業に関する知識やスキル、語学力を証明する資格を取得しておくと転職時に有利です。さらにExcelのスキルや数値管理能力など、基本的なビジネススキルを習得すれば、より自身の価値を高められます。
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