IT系のハードウェア業界とは?転職できる可能性や将来性を解説|求人・転職エージェント

更新日:2022/04/28

IT業界

IT系のハードウェア業界とは?転職できる可能性や将来性を解説

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この記事のまとめ

  • IT系ハードウェア業界とは、ハードウェア製品の製造・販売に直接関わるIT分野のこと。
  • パソコンやスマホだけでなく、家電や自動車、医療機器といったさまざまな製品がIT化されており、これからも成長が見込める分野。
  • IT系ハードウェア業界への転職は、同じIT業界からのキャリアアップやキャリアチェンジとして有効な手段。

IT業界でキャリアアップやキャリアチェンジを目指す場合の選択肢に、IT系ハードウェア業界への転職があります。IT系ハードウェア業界への転職が可能かどうか、情報を集めている方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、IT系ハードウェア業界への転職に必要な情報をまとめました。IT系ハードウェア業界には、ほかのIT職種とは異なる特徴があります。業界の将来性や需要、転職に必要な条件や注意点が分かれば、後悔のない選択ができるでしょう。

目次

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ハードウェア業界とは?

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ハードウェアとは、有形の機械や装置、設備を意味し、無形の情報や技術、ノウハウを表すソフトウェアの対義語です。広義では目に見えるあらゆるものをハードウェアと呼びますが、一般的にはコンピューターシステムを構成する機器の見える部分を指します。

ひと昔前は、IT系ハードウェアといえばパソコンでした。しかし、現在はスマホや家電とさまざまなものがIT化しているため、製品の種類は膨大な数に上ります。多様化するIT系ハードウェア製品の製造・販売に携わるのが、IT分野におけるハードウェア業界です。

IT業界には「ハードウェア」「ソフトウェア」「インターネット(web)」「情報処理サービス」の4つの分野があり、ほかと区別して呼びます。

IT系ハードウェア業界の職種

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ハードウェア業界では、多くのITエンジニアが活躍しています。中でも、ハードウェアエンジニアや組み込み系エンジニア、セールスエンジニアが代表的な職種です。それぞれが異なる業務を担当し、ハードウェア製品の開発・製造・販売をします。ここでは、各エンジニアの業務内容について詳しく見てみましょう。

ハードウェアエンジニア

コンピューターの電子回路や電子機器の設計を担当するのが、ハードウェアエンジニアです。ハードウェア設計技術者ともいいます。新製品の開発が基本となるため、常に最新技術を取り入れなければなりません。設計する際には、使いやすい新機能を搭載したり小型化を図ったりと、利用者を意識したものづくりが求められます。

また、電気を使うため、安全性には特別な配慮が必要です。ほかにも、ソフトウェアや光学、物理の知識、品質や生産管理に関わる知識といった幅広い知識が要求されます。

組み込み系エンジニア

IT系ハードウェアには、動作を制御するソフトウェアが組み込まれています。このシステムを開発するのが組み込み系エンジニアです。取り扱う製品は、家電やスマホ、自動車、エレベーターや医療機器と数多くあります。

幅広い業務のうち、新人はプログラミングやデバッグ・テストといった下流工程を担当することがほとんどです。経験を積んだうえで、製品の企画やシステム設計、ソフトウェアの設計のような上流工程に関わります。

システムが正確に動くように制御する部分を設計・開発する「制御系エンジニア」という職種もありますが、厳密に区別することは難しく、両方を同じエンジニアが兼任することも少なくありません。

セールスエンジニア

セールスエンジニアは、クライアントに対して、自社製品導入の提案や導入後のアフターサポートを担当する職種です。技術営業とも呼ばれます。クライアントの要望に沿った製品を提案し、製品の特徴やよさを伝えるには、ITの専門知識が必要です。したがって、IT技術者からセールスエンジニアになる人も少なくありません。

業務内容は、製品の提案やデモ実演をする営業と、定期訪問や修理をするアフターサポートがあります。ITの専門知識に加えて、クライアントのニーズをつかむヒアリング能力や分かりやすく説明するプレゼンテーション能力も必要です。

IT系ハードウェア業界の将来性とは

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ハードウェア業界でITエンジニアとして働く場合、ほかのIT分野とは異なるスキルや知識が求められます。知識を習得するには、幅広い分野の勉強が必要です。多くの労力を費やしてまで転職する価値があるのか、ハードウェア業界の将来性を分析しましょう。

ハードウェア企業の特徴

ハードウェア業界で成功している企業は、誰もが知る大手電機メーカーや通信機器大手といった大企業がほとんどです。さらに近年では、ソフトウェア業界やECサイト業界からハードウェア開発に乗り出す企業も増えています。ハードウェア業界の将来性が見込まれている証拠といえるでしょう。

多くが大手企業であるため、雇用規模が大きいという特徴もあります。親会社ではなく製造子会社まで視野を広げれば、転職先も比較的探しやすいでしょう。

IT系ハードウェア市場の動向

IDC Japan 株式会社の調査によると、日本国内のIT市場は2020年にはマイナス成長だったところ、2021年にはプラス成長に回復しています。特に顕著なのが、ソフトウェア市場とITサービス市場です。IT市場で大きな割合を占めるハードウェア業界も、時代の流れに乗り今後も成長が見込まれています。

高性能のソフトウェアができれば、それを搭載するハードウェアが必要です。ハードウェアはIT業界における基盤であるため、IT業界の動向が上向きである限り、ハードウェア業界の需要も常にあると考えられます。

IT系ハードウェア市場に期待できる理由

IT系ハードウェア市場の成長が見込まれる理由は3つあります。ひとつ目は、ネットワークアクセス手段として無線を第一に考えるワイヤレスファーストの浸透です。無線LAN機器市場は今後も成長を続けるでしょう。

2つ目は、IoT時代の進展です。モノがインターネットにつながるIoTはさまざまなハードウェアを生み出してきました。例えば、「テレビをインターネットに接続する」「エアコンや給湯器をスマホで遠隔操作する」といった製品です。今後もさらに多くの電化製品がインターネットと連携すると予想されます。

3つ目は、ハイブリッド製品や新技術による市場の拡大です。パソコンとタブレットをハイブリッドしたタッチパネル式のパソコン、VR、ドローン、3Dプリンターといった新しいハードウェアが次々に登場しています。

IT系ハードウェア業界に転職するには

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成長も将来性も見込まれるIT系ハードウェア業界への転職は、ITエンジニアが目指すキャリアアップやキャリアチェンジの選択肢のひとつです。ただし、ほかのIT職種とは異なる事情もあるため、注意が必要です。ここでは、ハードウェア業界に転職するにはどうすればよいか、具体的な情報を紹介します。

ハードウェア業界への転職に有利な条件

ハードウェアエンジニアとして活躍するには、専門知識が不可欠です。ハードウェアだけでなく、プログラミングスキルや電子基板に関する知識といったソフトウェア開発の知識があると転職で有利になるでしょう。テクニカルエンジニアシステム資格の取得もおすすめです。

組み込み系エンジニアを目指すのであれば、C言語、C#、C++、アセンブリといった開発言語を習得しましょう。TRONやITRON、半導体チップ周辺の知識があると、さらに有利です。能力をアピールするために、組み込みソフトウェア技術者試験を取得するとよいでしょう。

セールスエンジニアの場合、プログラミングスキルがあるほうが有利です。ITパスポート試験や基本情報技術者試験に合格すれば、高評価につながります。

必要とされる企業に転職する方法

ハードウェア企業が必要とする人材は、職種だけでは判断できません。企業の得意とする分野や方向性によって必要な人材が異なるためです。自分のスキルや強みにマッチする企業を求人サイトの情報だけで見極めるには限界があります。

おすすめは、IT業界に強い転職エージェントを利用することです。大手企業が多いハードウェア業界の求人は、求人サイトにはない非公開求人も多くあります。非公開求人を紹介してくれるのは転職エージェントだけです。

企業が必要としている人材を理解しているため、自分に合った転職先を見つけてもらえます。また、IT業界の実情に即したアドバイスももらえるため、疑問や不安も解消できて安心です。

ハードウェア業界内で転職する

ハードウェアの開発には多額の資金が必要で、ハードウェア企業の多くが大手企業です。既存商品のIT化や新技術を使ったアイテムの開発と、ハードウェア業界の進展は目覚ましく常に人材が必要とされています。

ハードウェア業界での経験や知識、技術を持っているエンジニアであれば、転職は難しくありません。より条件のよい企業へ転職することで、キャリアアップを果たせるでしょう。ただし、外資系企業への転職はハードルがやや高く、外国語は必須です。

IT業界から転職する

ハードウェア以外の分野で働いていたITエンジニアは、知識やスキル、向き不向きに共通点が多く、転職は可能です。ただし、扱うプログラミング言語や必要とされる知識の幅が異なるため、新たに勉強しなければならないこともあります。学ぶ姿勢があるかどうかが鍵になるでしょう。

慣れていない言語を扱う場合、即戦力として活躍するのは難しいかもしれません。転職先で自分が活躍できる領域があるかどうかを見極める必要があります。

未経験から転職は難しい?

未経験からハードウェア業界への転職は難易度がかなり高く、狭き門となるでしょう。ハードウェア業界は大企業の求人が多いため、競争率が高く、ライバルのほとんどはIT業界でスキルや経験を積んだ人です。

IT業界の中でも特に専門知識が求められる分野で、文系からの転職は難しいでしょう。未経験であれば理系であることは必須で、企業にも教育投資が必要となるため、20代が前提とされています。

ハードウェア業界へキャリアチェンジする際の注意点

IT業界内でキャリアチェンジとしてハードウェア業界を選ぶ場合、予想しないジレンマに陥るケースもあり、注意が必要です。同じIT系でも、ハードウェアとソフトウェアはプログラミング言語が違います。学習する気構えはもちろん、転職直後は思ったような活躍ができないことも想定しなければなりません。

設計物も大きく変わります。ハードウェアの開発は、完成品を実際に目で見られるのが大きな魅力です。一方、アプリケーションの開発からは離れることになり、ソフトウェアで面白いトレンドが来ても関われません。未練があれば、キャリアチェンジを後悔することにもなりかねないでしょう。

また、ハードウェア開発におけるエラーは機器の誤作動のような物理的なトラブルとして現れ、目に見える大きな事故につながる点も大きな違いです。

まとめ

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パソコンやスマホのようなハードウェア製品の製造・販売に直接関わるIT分野がIT系ハードウェア業界です。IoTの拡大や新技術の開発により取り扱う製品が増加し、成長も将来性も見込まれています。IT系ハードウェア業界ではIT人材が常に必要とされているため、技術や知識があれば、転職は現実的なキャリアアップの手段です。

IT系ハードウェア業界への転職をお考えであれば、非公開求人を多く取り扱うマイナビITエージェントをぜひご利用ください。一人ひとりの強みを見極め、活躍できる転職先探しをサポートします。

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