金融業界のトレーダーとは?種類や、なるために必要な資格を解説。|求人・転職エージェント

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更新日:2024/02/09

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金融業界のトレーダーとは?種類や、なるために必要な資格を解説。

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トレーダーといえば、金融業界でも花形とされる仕事のひとつです。刻々と変化する債権や株式の価格をにらみ、タイミングを逃さずに瞬時の判断を下す、そんなトレーダーという職業に憧れる方もいるでしょう。

ここでは、金融業界のトレーダーの仕事内容とやりがいの他、必要なスキルや資格などについてご紹介します。

目次

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金融業界のトレーダーとは投資家とディーラーの仲介人のこと

証券会社が自社の資金を使って、投資家を対象に株の売買を行うことを「ディーリング」といい、証券会社でディーリングを行う担当者のことを「ディーラー」と呼びます。トレーダーとは、投資家とディーラーの株の売買の仲介を行う職業のことです。

トレーダーは、投資家から「◯◯社の株を◯◯株、買いたい」「◯◯社の株を◯◯円分、売りたい」といった株の注文を受け、それらをとりまとめてディーラーに依頼を出します。

トレーダーの活躍の場はトレーディング部門がある企業

主に、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、シティグループといった、トレーディング部門のある証券会社が、トレーダーが活躍する場所となります。

証券会社は顧客から集めた資産を運用しており、様々な投資情報を顧客に提供するとともに、顧客からの依頼を受けて各種有価証券の売買を行っています。

金融機関のトレーダーの種類

トレーダーが扱う金融商品には、債権や株式などがありますが、仕事内容やビジネスモデルは取り扱う商品によって異なります。

ここでは、債券を取り扱う債権トレーダーおよび、株式を取り扱う株式トレーダーの仕事内容とビジネスモデルをご紹介します。

債券トレーダー

日本国債や外国債権など、債券の取引は株と違い、市場を介しません。債権トレーダーは銀行や保険会社のあいだで行われる、債券の売買を仲介する役割を果たします。

顧客から、ある銘柄の債権を売りたいという「売り注文」が入ったときは債権を購入し、「買い注文」が入ったときは債権を売却して、差額によって利益を得るのです。より有利な取引を行うために、どの顧客と、どの銘柄の売買取引を行うかという判断力が求められます。

株式トレーダー

株式トレーダーは、投資家のあいだで行われる株の売買の仲介を行い、その際の手数料を利益としています。

株式トレーダーは様々な顧客から注文を受け、売買を成立させるため、市場の動きを読み取る力や判断力、決断力が求められます。

デイトレーダーとは?

デイトレーダーとは、1日を単位としてその中で株式売買を行い、利益を上げるトレーダーのことを指します。また、短期間のうちに売買を繰り返し、利益を上げる投資家を指してデイトレーダーということもあります。

証券の世界では、1日単位で利益を上げていくことを「日計(ひばかり)」といいますが、デイトレーダーの仕事のスタイルは、日計りに該当するといえるでしょう。近年、デイトレーダーが増加した背景には、インターネット上での株式売買の環境が整ってきたことがあります。

金融業界のトレーダーになるには?

金融業界のトレーダーになるには、一般的にトレーディング部門がある証券会社に就職する必要があります。未経験の方の場合、最初からトレーディングの業務に携わることができない場合があります。

しかし、トレーディング部門への配属を希望して、能力や適性が認められればトレーディングの業務に携わることが可能です。

また、日本企業のトレーディング部門で経験を積んで、外資系の証券会社に転職することもできますし、専業のトレーダーとして独立することもできます。

金融業界のトレーダーに求められる資質

金融業界のトレーダーは、果たしてどのような人が活躍できるのでしょうか。続いては、金融業界のトレーダーに向いている人の資質をご紹介します。

判断力・決断力があること

トレーダーとして利益を出して成果を上げるために、株や債券の売り時や買い時を見極める判断力や、執行のタイミングを逃さないようにするための決断力が必要です。

前向きに努力できること

トレーダーは、そのポジションを掴むことと同じく「トレーダーであり続けること」も簡単ではありません。利益を出せないトレーダーは会社にとって損失ですから、常に前向きに自分を磨き、能力を高めて、安定的な利益を出し続けることが求められます。

また、損失を出したからといって萎縮してしまっては、リスクを取ることができなくなってしまいます。これも、トレーダーとしては致命的なこと。物事をポジティブにとらえ、今以上の結果を目指して努力できる人がトレーダーに向いています。

勉強熱心であること

現代は、グローバル化に伴い、各国の経済状況が互いに影響し合っているといえます。トレーダーとして利益を上げるには、世界経済に関して幅広く情報収集を行い、分析することが欠かせません。

勉強熱心である方や、知識の習得に喜びを見いだせる方はトレーダーに向いています。

トレーダーに必要な資格は?

トレーダーの仕事をするためには、「一種外務員」の資格の取得が必要です。一種外務員の資格を取得するには、日本証券業協会が主催する外務員資格試験を受験し、合格する必要があります。

一般的には、企業のトレーディング部門に内定が決まったら、入社するまでのあいだに一種外務員の資格を取得することになります。

金融トレーダーのやりがいと難しさは?

どんな仕事にも、やりがいや楽しさ、おもしろさとともに、厳しさや難しさ、辛いところがあるものです。

では、トレーダーの場合はどうでしょう?トレーダーの仕事のやりがいや、困難な点について見ていきましょう。

金融トレーダーは大きな利益を生み出せる

トレーダーとして働く上で、緻密な分析が的を射て、予測どおりの大きな利益を掴んだとき、大きな満足感を得られるはずです。

また、企業によっては、取引を成功させて実績を積むことで年収がアップするという点にも、やりがいを感じられるでしょう。

金融トレーダーは利益を出さなければならないプレッシャーがある

企業のトレーダーは、利益を出せないと減給になったり、ポジションを外されたりするリスクがあります。

トレーディングにおいては、いくら勉強して努力しても、経済情勢の変化などによりうまく結果が出せない場合もあります。トレーダーとして仕事を続けるには、一定のストレスに耐えなければなりません。

まとめ

金融業界のトレーダーは、強いプレッシャーやストレスにさらされる業務です。しかし、それに耐えることができれば、数千億円という資金を動かし、世界の経済を回している実感を得ることができます。

金融業界のトレーダーを目指して転職したいが、スキルや実績をどのようにアピールすればいいかわからないという方は、マイナビエージェントにご相談ください。

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