【例文付き】志望動機は書き出しが重要!好印象を与える「書き出し」のコツとは|求人・転職エージェント

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更新日:2022/03/31

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【例文付き】志望動機は書き出しが重要!好印象を与える「書き出し」のコツとは

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この記事のまとめ

  • 志望動機は採用担当者が特に注目する項目であるため、書き出しを工夫して「読みたい欲」を掻き立てることが重要。
  • 他企業にも通用するような文章ではなく、その企業のみを意識した書き出し、内容にすることで魅力的な志望動機を書くことができる。
  • 新卒・第二新卒と、転職・中途採用では志望動機の書き方のポイントは異なり、後者は経験やスキルをどう生かすかをアピールするとよい。

採用担当者に履歴書の志望動機をしっかりと読んでもらうためには、「読んでみたい」と思わせる書き出しにする必要があります。

ここでは、どのような書き出しにすれば好印象を与えることができるか、NG例とOK例を比較しつつ、書き方のコツをご紹介します。

目次

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志望動機の書き出しが重要な理由とは?

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採用担当者は、選考にあたって数多くの履歴書に目を通します。当然、同じような内容では、採用担当者の印象には残らなくなってしまいます。
志望動機は採用担当者が注意深くチェックする箇所の一つですが、最初に読む「書き出し」の部分がありきたりで紋切型の文章だったら、最後まで読んでもらえない可能性が高いでしょう。

採用してもらうためには、まず自分に対する関心を持ってもらう必要がありますので、志望動機の書き出しは「読んでみたい」と思わせることが重要なのです

なぜ採用担当者は志望動機を聞くの?

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面接では、ほぼ間違いなく「志望動機」について質問されます。採用活動において、それだけ志望動機は重要視されているということです。
ではなぜ、採用担当者は志望動機を聞くのでしょうか? 

主な理由として、以下のようなものがあります。

  • 数ある企業のなかから自社を選んだ理由を知るため
  • 自社のニーズとマッチした人材か判断するため
  • 入社後どのように活躍したいのか知るため
  • 応募者の人柄や意欲を確認するため

中でも、自社のニーズにマッチした人材であるかどうかは、大切なポイントです
採用担当者としては、当然戦力として活躍できる人材を採用したいと考えています。
そこで、自社で才能を発揮できている人との共通点があるかどうかをチェックします。営業職であれば交渉能力やトラブル対応力、事務職であれば仕事の正確性やマルチタスクへの対応力があるかどうかといった素養を確認するわけです。

採用担当者の目を引く「書き出し」のコツやポイント

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採用担当者の目を引く書き出しにするためには、以下に挙げるポイントを押さえておきましょう。

インパクトのある書き出しで始める

志望動機を印象付けるには、書き出しで採用担当者にインパクトを与えることが大切です。
興味を引き付け、読み進めたくなるようにするため、「結論先行にする」や「タイトルをつける」といった工夫をしましょう

志望動機理由を最初に持ってくる「結論先行」

「結論先行型」は、最初に目に入る冒頭に結論を持ってくることで採用担当者の興味を引くことができ、「なぜ自社を選んだのか読んでみたい」と思わせることができるでしょう。
また、志望動機に限らず、人に物事を伝える際に結論から始めることによって相手にプラスの先入観を与えることができます

タイトルをつけて本文の大枠を伝える

タイトルをつけることで採用担当者の興味を引くことができますし、概要を端的に表すことによって、あなたが伝えたいポイントも把握してもらうことができます。
タイトルはコンパクトなものにすることが大切。長すぎるタイトルだと、かえって読む気を失わせかねないので要注意です。

志望動機の全体の構成を工夫する

志望動機を書くうえで大切なのは、構成を意識することです。
構成がしっかりしていれば、読みやすく説得力があり、かつ熱意が伝わる志望動機になります。
志望動機の基本的な構成は、「結論」⇒「結論の詳細・根拠」⇒「なぜその会社を選んだのか」⇒「入社後の目標・やりたい事」という順です。

以下、それぞれについて具体的に見ていきましょう。

志望理由「結論」

先ほども述べたように、まずは「結論」から始めます
結論から書き出すことによって、採用担当者が知りたいことを簡潔に伝えることができます。

結論の「詳細・根拠」

書き出しの「結論」は、目を引くためにインパクト重視であり、簡潔であることがポイントです。
したがって、多少表現が抽象的になりますから、「結論」に至った詳しい根拠や理由を結論に続いて述べます
例えば「前職の仕事を通して○○の分野に興味を持ち、○○に挑戦したいと考えていました」といったように、具体的なエピソードやきっかけをもとにして記載しましょう。

なぜその会社を「選んだのか」

結論と根拠だけでは、採用担当者に「うちでなく、他社でもいいのではないか。なぜこの会社を志望するのか?」という印象を与えかねません。
「なぜこの会社でなければならないか」という理由をしっかりと伝えることによって、志望度の高さや意欲を表すことができます。
その企業の特色や強みにも触れることになるため、企業研究の熱心さやリサーチ能力をアピールすることもできるでしょう。

入社後の「目標・やりたい事」

最後に、これまでに培ってきたスキルや経験を活かし、入社後にどのようなことをやりたいかを伝えます
将来やりたい仕事や目標を伝えることによって、「この会社で、長く働いていく意思がある」と認識され、意欲が高いという印象を与えることができる可能性があります。
「新規事業を立ち上げたい」「開発部門のチームリーダーになりたい」など、具体的な職種や事業内容を挙げることができるとより効果的です。

印象を損ねる、「志望動機のNGな書き出し」とは

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ここでは、採用担当者の印象を損てしまう可能性のある書き出しとはどのようなものか、例文を示します。

例を参考に、最後まで志望動機を読んでもらえるような志望動機の書き方をマスターしましょう。

他社でも通用するような内容

他社にも通用する曖昧な表現では、採用担当者に「うちでなくても良いのでは?」と思われるので禁物です。

〈例〉

「貴社の企業理念に共感し、応募いたしました。」

「前職も○○職でしたので、貴社でも経験を生かせると思い、応募いたしました。」

意欲が伝わらない内容

ネガティブな退職理由や受け身な姿勢では、自分の経験やスキルを生かして貢献しようという意欲が伝わらないので要注意です。

〈例〉

「残業が多かったため転職を決意し、貴社に応募させていただきました。」

「教育体制が整っていて成長できそうだと感じ、貴社に応募させていただきました。」

新卒と転職者・中途採用で「印象の良い志望動機」は違う?

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新卒と転職者・中途採用では、採用する企業側が志望動機をチェックする際のポイントが変わってきます。

下記で挙げるポイントを踏まえ、採用担当者に好印象を持ってもらえるような志望動機を書けるようにしましょう。

新卒・第2新卒が意識すべき志望動機ポイント

新卒の就職活動での志望動機では、書き出しで「仕事をすることで何を成し遂げたいか」というビジョンを示すことが大切です。熱意や本気を伝えることで、採用担当者に良い印象を与えられます。

第二新卒の方は、短期間ではあっても社会人としての経験があります。前職での経験で培ったスキルやコミュニケーション能力など、応募先での仕事にも生かせる点はしっかりと伝えましょう
また、前向きな転職であることをアピールするのも、大事なポイントです
早期に退職したことは事実ですが、「自分の成果に対して正当な報酬が得られる企業で、より一層の貢献がしたい」といったポジティブな理由であり、長く働く意志があることなども交えると、更に印象がよくなるでしょう。

転職・中途採用が意識すべき志望動機ポイント

転職・中途採用の場合、採用担当者は志望動機から即戦力として活躍、貢献してもらうことができる人材かどうかを判断しています。

ですから、これまでの職務経験やスキルを生かして企業にどう貢献していきたいのか、どのようなキャリアプランを考えているのかなど、より業務に沿った具体的な志望動機が求められます。
あなたの経験や今までに培ってきたスキルを前職での実績や成果などをふまえて、それを応募先企業でどのように活用していくことができるのか、具体的にわかりやすくイメージできるように表現するといいでしょう
そうすることで、採用担当者の印象がよくなり、高く評価してもらえるはずです。

NG・OKな志望動機例

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ここでは、まずNGな志望動機例を挙げ、NGポイントや注意点を示します。そのうえで、修正したOKな志望動機の例文を紹介し、修正ポイントについて解説します。

NG志望動機例文その1

「私は、不動産会社の営業職として、個人向けに賃貸物件の紹介や中古マンション販売の仲介を行っていました。しかし、既存の物件では、なかなかお客様の要望に合った物件が紹介できず、もどかしさや限界を感じていました。

私は、お客様のご要望にお応えできる住宅の販売を手がけたいので、提案型の営業ができる不動産会社に転職したいと考えていました。注文住宅販売をメインとする貴社なら、お客様のご要望に対して最善の提案をして、理想の家づくりのお手伝いができると感じました。

お客様に満足していただける営業を目指し、ぜひ貴社の事業に貢献したいです。」

〈NGポイント・注意点〉

  1. お客様の要望に応えられる提案型の営業ができる不動産会社を探していたという「結論」が後回しになっているため、採用担当者の知りたいことがスムーズに伝わりにくくなっています。
  2. 貴社なら、お客様のご要望に対して最善の提案ができるという部分は、「なぜ、できると考えたのか」について触れられていません。そのため、十分な企業研究、情報収集をしていないという印象を与えてしまう可能性があります。

OK志望動機例文その1

「お客様の要望に応じた提案型の住宅販売ができる不動産会社を探していたので、貴社の募集を拝見してすぐに応募させていただきました。貴社の注文住宅販売ならではの提案により、お客様のご要望を実現したいと考えています。

私は、不動産会社の営業職として、個人向け賃貸物件の紹介や中古マンション販売の仲介を行っていました。しかし、既存の物件では、なかなかお客様の要望に応えられず、もどかしさや限界を感じていました。そこで、お客様のご要望にお応えできる提案型の住宅営業がしたいと考えていたのです。

貴社は注文住宅販売において、業績がナンバーワンであり、かつ取り扱った事例の豊富さでも他社を圧倒しています。また、貴社のホームページでお客様からの声を拝見し、いかに満足度が高い提案をされているかということを実感いたしました。

貴社ならば、お客様のご要望に対して最善の提案をして、理想の家づくりのお手伝いができると感じました。」

〈修正したポイント〉

  1. 「結論」を書き出しに持ってくることにより、採用担当者が知りたいことが伝わりやすいようになりました。
  2. 「なぜこの会社なのか」について、企業研究の結果も踏まえた記述にすることで、採用担当者に「きちんと当社のことを調べている」という印象を与えることができます。

NG志望動機例文その2

「営業職に興味を持ち始めたのがきっかけで、貴社へ応募いたしました。

前職は一般事務で、貴社の製品を愛用しておりました。お客様からの評価も高い製品なので、私もぜひこの製品の営業に携わり、貴社に貢献したいと考えました。

営業職は未経験ですが、コミュニケーション能力には自信があります。どこまで貴社でお役に立てるかはわかりませんが、精一杯頑張りたいと思います。」

〈NGポイント・注意点〉

  1. 「営業職に興味を持ち始めた」というだけでは、結論としての具体性やインパクトが全く感じられず、採用担当者に「読んでみたい」と思わせる書き出しになっていません
  2. 「なぜ、この会社なのか」についても、製品の評価が高いからという理由だけで、志望度の高さが伝わりません
  3. 締めのアピールも具体性や意欲に欠けており、採用担当者に「一緒に働きたい人材だ」とは思ってもらうのが難しいネガティブな内容になってしまっています。

OK志望動機例文その2

「社会貢献ができる製品の営業を手がけられる会社を探していたところ、貴社の募集広告を拝見し、応募させていただきました。

前職の事務職では貴社の製品を愛用させていただいており、環境への配慮からお客様の評価が高いことも存じ上げておりました。以前から、直接お客様のお役に立てる営業職に興味を持ち、特に社会貢献ができる企業に転職したいと考えていたのです。

貴社は、環境に配慮した製品で高い評価を得ているだけでなく、ボランティア活動などを通した地域社会との連携にも積極的に取り組んでおられます。貴社であれば、事務職で培ったコミュニケーション能力を生かした営業活動やボランティア活動を通し、社会貢献に寄与できると感じました。」

〈修正したポイント〉

  1. 「社会貢献ができる製品の営業を手がけられる会社を探していた」という「結論」が明確になり、採用担当者の目を引く書き出しになりました
  2. 企業の特色や強みにも触れており、「なぜこの会社を選んだのか」が明確になっています。
  3. これまでに培ってきたスキルを生かしていきたいことも上手く盛り込み、アピール度が高まっています

まとめ

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志望動機は、履歴書に記入する項目の中でも、その良し悪しが採用されるなかに大きく関わってくる重要な部分です。ここでご紹介したように、書き出しや全体の構成を工夫することによって、採用担当者に好印象を与えられる志望動機になるよう、心がけてみてください。
志望動機がまとまったら、採用担当者の立場から読み返してみるとともに、友人や家族にチェックしてもらうといいでしょう。

また、転職エージェントに登録し、履歴書の添削サービスを活用するのも一つの手です

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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