転職時の適性検査とは?落ちる原因と対策方法まとめ|求人・転職エージェント

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更新日:2023/09/20

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転職時の適性検査とは?落ちる原因と対策方法まとめ

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この記事のまとめ

  • 転職時の適性検査は、応募者と企業のミスマッチを防ぐために実施されている。
  • 適性検査は選考だけでなく、入社後の方針を決めるうえでの参考資料として使われるケースもあるため、正直に回答することが大切。
  • 適性検査攻略のポイントは、事前対策や情報収集を徹底しておくこと。

企業によっては、新卒採用だけでなく中途採用の際にも適性検査を実施しています。適性検査は応募者と企業のミスマッチを防ぐために実施されるものですが、何も対策をしないまま臨むと選考に落ちる恐れがあるため気をつけましょう。

この記事では、転職時の適性検査の目的やよくある失敗例について解説します。適性検査に通過するための4つの対策についてもご紹介するので、選考通過率を高めるためにもぜひ参考にしてみてください。

目次

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適性検査とは?転職の選考にも行われる?

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就職活動時だけでなく、転職時の選考においても適性検査が実施されることはあります。いざというときに焦るのを防ぐためにも、転職時にいつ適性検査が行われる可能性があるのかを押さえておきましょう。

ここでは、適性検査の種類や実施方法に加え、転職の選考で適性検査が行われるタイミングについて解説します。

適性検査とは

適性検査とは、応募者が企業の社風や募集している職種に、能力や性格の面でどの程度合っているかを確認するためのものです。応募者と企業とのミスマッチを防ぐ役割を果たします。

一口に適性検査といっても、思考力や人柄を測る「SPI」のほか、各企業が独自に作文や業界の歴史を出題するなど、種類はさまざまです。

適性検査の種類は大きく2つ

適性検査には、大きく分けて「能力検査」と「性格検査」の2つがあります

  • 能力検査

多くの場合は、一般教養の範囲における言語力や計算力をテストするための検査です。IT系をはじめ専門的な職種では、専門知識が問われる問題を含むケースもあります。

  • 性格検査

価値観やストレス耐性、コミュニケーション能力など、主に人柄を判断するための検査です。慎重だからよい、繊細だから悪いといった評価ではなく、自社の業務や風土に合っているか否かを判断するうえで実施されます。

適性検査の実施方法

適性検査には専用の会場内で実施される「ペーパー試験」のほか、自宅で受験可能な「Web試験」があります。一部の適性検査ではペーパー試験用とWeb試験用で別途問題が用意されているケースもありますが、同種類の試験であれば内容が大きく変わることはありません。

ただし不正を防止するため、Web試験では問題ごとに制限時間が定められたシステムがよく用いられています。

転職の選考で適性検査が行われるタイミング

転職の選考で適性検査が実施されるのは、主に以下3つのタイミングのうちのいずれかであることが一般的です。

  • 書類選考時
  • 一次面接時
  • 最終面接時

応募者数の多い企業ほど早い段階で適性検査を実施し、選考の効率化を図る傾向にあります。また、入社後の人事や教育方針の参考とすべく、選考の後半で適性検査が実施されるケースも少なくありません

転職時の適性検査|企業が実施する3つの目的

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一口に適性検査といっても、新卒採用時には応募者のポテンシャルを測る、転職時には入社後のミスマッチを防ぐなどそれぞれ実施目的が大きく異なります。転職活動をスムーズに進めるためにも、企業がなぜ適性検査を実施するのかを把握しておきましょう。

ここでは、企業が中途採用において適性検査を実施する3つの目的について解説します。

1.応募者の人物像を見極める材料にするため

適性検査を実施する目的のひとつは、応募者の性格や価値観などを見極めるためです。応募書類や面接での選考ではどうしても面接者の主観的な要素が加わってしまいがちですが、適性検査は客観的に応募者の人物像を把握しやすいことから、転職時の選考でしばしば用いられます。適性検査を行うことで、自社が求めている人物像と応募者がマッチしているかどうかを確認するというわけです。

2.適性検査の結果を面接の資料にするため

選考の初期で適性検査が実施されるケースでは、その結果を面接の資料として用いる企業も少なくありません。その背景には、性格面での特徴など適性検査で得られた結果について応募者に質問することで「どれほど自己分析ができているか」をチェックする狙いがあります。そのため、選考時には適性検査と面接の位置づけを意識したうえで、対策を練ることが肝要です。

3.面接とともに評価の指標にするため

適性検査の結果は、入社後の配置や教育方針を決めるうえでの指標として用いられることもあります。たとえば採用した人材がより能力を発揮できるよう、面接で得た情報と適性検査の結果を踏まえたうえで最適な部署に配置するといった具合です。また、適性検査の結果を基にその人の能力や性格に合った育成プランが作成されることも少なくありません。

入社後のミスマッチを防ぐためには、性格に関する適性検査で正直に回答することが大切です。

転職時の適性検査|対策なしでは落ちる?よくある3つの失敗パターン

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適性検査の結果が選考の合否にどれほど影響するかは企業によってさまざまです。しかし選考にまったく影響しないとは考えづらいため、対策をまったくせずにいては落ちる可能性を高めてしまいかねません。

ここでは、適性検査でよくある失敗例を3つ紹介します。理想の転職を実現するためにも、失敗例を参考にして事前に対策を講じましょう。

1. 全問回答できなかった

適性検査のよくある失敗例として、「緊張のあまり1問回答するのに時間がかかりすぎてしまって、全部終わらなかった」「平常心であれば回答できるような質問なのに検査では焦ってしまって回答できなかった」などが挙げられます。しかし回答数が少ないと、企業は確実な判断を下せません

十分な判断材料がないため、不合格にする場合があるでしょう。また本番に弱いタイプであるというマイナス評価から、不合格になることもあります。

2. 回答内容に矛盾が生じた

性格に関する適性検査では、似たような質問を何度も繰り返して回答の信憑性を追求することがあります。回答内容に矛盾が生じると、「うその回答をしているのではないか」とマイナス評価につながる可能性があるでしょう。

3. 適性検査対策をしていなかった

転職活動において「職務経歴書や面接の対策はしていたが、適性検査に関してはまったくノーマークだった」という方は少なくありません。しかし適性検査で学力が試されることもあれば、業界や業務についての特殊な知識を問われることもあります

十分な対策ができておらず、合格基準を満たさなかったという理由で落ちてしまうこともあるでしょう。

転職時の適性検査|代表的な種類をチェック

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適性検査には複数の種類があり、それぞれ特徴が大きく異なります。本番で焦ってしまうことを防ぐためにも、事前に適性検査ごとの目的や特徴を把握しておきましょう。ここでは、転職時の選考に用いられることが多い代表的な適性検査を5つ紹介します。

CUBIC(キュービック)

CUBICは、大学の組織心理学研究から生まれた適性検査です。検査時間が約20分と短いのが特徴です。採用活動のほか、人材の育成や人員の評価などにも活用されています

SPI3(エスピーアイ3)

SPI3は適性検査のスタンダードともいわれ、年間1万4,400社以上の企業が利用しています(2021年度実績)。

SPI3は基礎能力検査と性格検査で構成されています。性格検査は約300問と問題数が多いため、直感的に答えていくとよいでしょう。基礎能力検査に関しては、四則演算や「正しい接続詞を選べ」といった初歩的な内容のものが大半です。

SCOA(スコア)

SCOAは正式名称を「SCOA総合適性検査」といい、能力検査や性格検査のほか、事務能力検査用のテストが用意されています。中でも能力検査は一般教養に関する出題範囲が広く、語学や計算能力だけでなく理科分野や社会分野まで出題されるのが特徴です。

問題の難易度自体は決して高くありませんが、ひとつひとつを慎重に解いていては時間が足りなくなってしまいかねません。分かる問題から解いていく効率性が求められるでしょう。

V-CAT(ブイ・キャット)

V-CAT(ブイ・キャット)は、性格検査に特化した適性検査です。問題に対する回答を機械的に分析するだけでなく、筆圧や筆跡などを目視し、人の手によって個々の特性を検査する仕組みを設けています。

検査方法もユニークで、「いくつも並んだ数字を順番に足していく」といった作業的な内容です。単調的な計算を繰り返すことで、ストレス下における個々の傾向を判断し、本質を見極めることを目的としています。本来の自分の力を発揮できるように、焦らずリラックスして回答することが大切でしょう。

クレペリン検査

クレペリン検査とは、ドイツの精神医学者であるエミール・クレペリンが発見した作業中のパフォーマンスの変化を表す「作業曲線」を基に、日本の心理学者・内田勇三郎が開発した適性検査です。面接や質問ではなく、受検者に簡単なひと桁の足し算などの計算をさせることで、効率よく作業がこなせる人物であるかという点を読み取ります

転職時の適性検査|通過するための4つの対策

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ここでは、適性検査を通過するための対策を4つ紹介します。適性検査は一般的な試験とは異なり、とにかく勉強して知識を習得しておけばよいというものではありません。適性検査を通過するためにも、事前対策を徹底してから本番に臨みましょう。

対策1. 参考書を使って模擬練習をしておく

各種適性検査の参考書には目をとおしておくのがおすすめです。適性検査では、語句の意味を問われたり文字の並べ替えをさせられたりする「言語分野」や、グラフに関する問題や計算問題が出される「非言語分野」など、出題内容がさまざまです。

問題を繰り返し解いて出題形式に慣れておけば、適性検査の合格率がアップするでしょう。模擬練習を何度も繰り返すことで、時間配分もうまくできるようになります。

対策2. 企業情報をしっかりリサーチしておく

適性検査の対策として、応募企業の情報収集を入念に行うことも重要です。たとえば、金融系の会社を受ける場合、時事問題や応募企業が扱う商品について問われることがあります。

事業内容や商品の情報は入社後も必要となるものです。応募企業の公式ホームページをはじめ、ニュースサイトに掲載されたリリース情報などもチェックしておきましょう。

対策3. リラックスしてありのままの姿勢で臨む

適性検査に通過したいからといって、うその回答をするのは避けたほうがよいでしょう。自分を偽り、適性検査に通過して入社したとしても社風が合わず苦しい思いをするかもしれません。

また、ベテランの採用担当者であった場合、面接時にうその回答であることが見抜かれてしまいます。適性検査では、ありのままの自分を伝えるよう心掛けましょう

対策4. 転職に特化したエージェントを活用する

転職活動を成功させるには、適性検査対策のほかにも応募書類や面接対策も不可欠です。選考通過率を高めたいのであれば、転職エージェントを活用して適性検査以外の対策も進めることをおすすめします

転職エージェントを利用すれば、無料で応募書類の添削や模擬面接を行ってもらえます。また企業がどのような人物を採用したいと考えているのか、選考時にどのような点を重視しているのかのアドバイスもしてもらえるので、適性検査対策にも役立てられるでしょう。ひとりでは転職活動を進めることに不安を感じている方は、転職エージェントの利用を検討してはいかがでしょうか。

転職での適性検査対策はマイナビエージェントにお任せください!

適性検査の対策を含め、転職活動に対して疑問や不安を感じているのであれば、まずはマイナビエージェントにご相談ください。豊富な転職成功ノウハウを持っているキャリアアドバイザーが、適性検査対策をはじめ応募書類の添削や面接対策などをサポートします。また、キャリアアドバイザーを通じて企業の情報を把握することで、転職活動を有利に進められるようになるでしょう。

相談だけでも利用可能なので、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

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適性検査では、合格を意識しすぎないことが大切です。緊張感から肩に力が入りすぎてしまい、本来の能力を発揮できなければマイナス評価となってしまう恐れがあります。

リラックスして適性検査を受けるためには、十分な対策と準備が必要不可欠です。どのように対策をしたらよいのかが分からない、応募先企業が適性検査でどのようなポイントを重視しているのかを知りたいといった方は、ぜひマイナビエージェントをご活用ください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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