更新日:2023/11/10
この記事のまとめ
「広告業界の営業に資格は必要なのか」「転職で役立つ資格はあるのか」といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。広告業界の営業に活かせる資格やスキルを取得すれば、転職時のアピールポイントになるでしょう。
この記事では、広告業界の営業職に役立つ資格やスキルを紹介します。どのような人が広告営業に向いているのかも解説しているため、転職を目指している方はぜひ参考にしてください。
目次
広告業界の営業になるために資格は必要ありません。そもそも広告業界の営業に直接関わる資格はないため、転職で有利になる資格は存在しないのです。しかし、自身のスキルを磨く点において役立つ資格はいくつかあります。
広告業界の営業ではWebやマーケティング、コンサルティングの知識が役立つため、それらに関連した資格を取得するとよいでしょう。
広告業界の営業職へ転職するにあたり、「Webリテラシー試験」「Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)」「Google広告の認定資格」「マーケティング・ビジネス実務検定」の資格を取得すれば、アピールポイントにつながるでしょう。ここでは、4つの資格の特徴や習得できる知識について解説します。
Webリテラシー試験は社団法人全日本能率連盟登録資格Web検定(ウェブケン)が実施している試験で、資格の正式名称は「公益社団法人全日本能率連盟登録資格 Web検定 Webアソシエイト」です。デザイナー、ディレクター、プロデューサーといったWeb関連職種が仕事をするうえで知っておきたい標準知識が問われます。
広告業界の営業職の中でも、特にWeb広告を専門に扱う会社の場合はWebに関する知識が求められるため、資格を取得すれば自身の能力をアピールするうえで有効に活用できるでしょう。
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)はGoogleが提供しているデータ解析ツール「Googleアナリティクス」の技能や知識の習熟度を証明するための認定資格で、Googleが主催しています。Googleアナリティクスの導入や設定、カスタマイズといった知識が求められます。
取得を目指して勉強することで、Web解析の知識を習得できます。コースは初級者向けと上級者向けに分かれており、初級者向けに関してはGoogleアナリティクスを普段から利用している人であれば難しい資格ではありません。受験資格はなく、オンライン上で自身の好きなタイミングで受けられます。
Google広告の認定資格はGoogleが公開している広告に関する知識の習熟度を証明するための認定資格で、Googleが主催しています。現在取得できるGoogle広告の認定資格は、「Google広告の検索広告」「ディスプレイ広告」「動画広告」「ショッピング広告」「Google広告アプリ」「Google広告測定」の6つです。
受験資格はなく、オンライン上で自身の好きなタイミングで受験できます。認定資格は1年間有効で、期限が切れたら再度受験する必要があります。
マーケティング・ビジネス実務検定はマーケティング実務の知識を認定するための検定試験で、国際実務マーケティング協会が主催しています。取得を目指して勉強することで、マーケティング理論やマーケティング実務知識などマーケティングに関する幅広い知識の習得が可能です。
広告の戦略を練るにあたってはマーケティングの知識が不可欠です。受験資格はないため、積極的に取得を目指すとよいでしょう。
広告営業の仕事では、「広告やメディアに関する知識」「高いコミュニケーションスキル」が求められます。また幅広い業界と関わることも多いため、前職の経験も活かせるでしょう。ここでは、広告営業の仕事に活かせる知識やスキルについて詳しく解説します。
広告営業は広告に関する知識だけでなく、メディアに関する知識も求められます。一般にメディアといえばテレビ・雑誌・新聞・ラジオの4媒体を指しますが、インターネットやSNSが発達している現代社会においてはインターネット上のメディアを主戦場としている業界や企業が増えています。
インターネット上のメディアには、ニュースサイトやキュレーションサイトなどの「Webメディア」、X(旧Twitter)やInstagramなどの「ソーシャルメディア」があります。広告営業の職務に従事する際はこれらの特徴や仕組みを理解しておくことが大切です。
営業職は顧客とのやり取りがメインのため、高いコミュニケーションスキルが求められます。営業では顧客のニーズを把握し、最適なサービスやプラン、商品を提案する能力が大切です。ニーズを知るためには、顧客の話を丁寧に聞き、引き出す必要があります。
そして成約につなげるためには、自社サービスや商品を「どのような順序で」「どのように伝えるか」がポイントです。また会話のキャッチボールがうまくできれば、顧客からの信頼を得やすくなります。
広告業界の営業を目指すにあたり、未経験でも転職ができるのか不安に感じている方もいるのではないでしょうか。しかし広告営業の仕事経験がなくても、前職が法人営業やコンサルティング業務であれば経験を仕事で活かせます。ここでは、広告営業の仕事で役立つ経験について詳しく解説します。
広告営業の取引先は主に企業のため、これまでに法人営業の経験があれば仕事に活かせるでしょう。個人の顧客を対象とする個人営業とは異なり、法人営業には会社の代表として他の企業とビジネスをしているという自覚が不可欠なためです。
また、あくまでも取引先のビジネスのためのサービスや製品を提供する立場であることを前提としたコミュニケーションが求められます。ビジネスパートナーとして長期的な関係を築くためにしてきた工夫や経験は広告営業でも役立ちます。
広告営業はコンサルティングの要素が強いため、コンサルティング経験があれば仕事で活かせます。顧客の要望やニーズに応じた解決策を提示するための能力が身についていれば、取引先が広告やビジネスにおいて抱えている課題を解決できるでしょう。
また、場合によっては企業自体が気づけていない課題や要望があるかもしれません。隠れたニーズをヒアリングによって引き出して解決に導くことができれば、売り上げにつながるとともに顧客からの厚い信頼を得られるでしょう。
広告営業に向いている人の特徴として、「フットワークが軽い人」「時代の流れに適応しながら成長できる人」「プレッシャーに強い人」の3つが挙げられます。
広告営業は顧客のスケジュールに合わせて訪問したり、関係各所にこまめに連絡を取ったりするため、フットワークの軽さが大切です。また広告業界はトレンドの変化が激しいため、最新の情報をキャッチし、時代の流れに適応する必要があります。
一方、広告営業はただ商品を販売すればよい仕事ではなく、クライアントからの無理な要求や広告掲載による成果の発生などといった重圧に常にさらされます。そのようなプレッシャーに押しつぶされることなく、前向きに業務をこなせる人は広告営業に向いているでしょう。
広告営業は未経験者でも転職できますが、幅広い業界やトレンドについての多くの知識が求められるため、さまざまなジャンルの本を読んで知識を身につけることが大切です。また入社後のミスマッチを防ぐためにも、転職活動前に業界研究を徹底しましょう。ここでは、広告営業へ転職するためにすべき準備や対策について解説します。
広告営業は多種多様な業界と関わる仕事のため、さまざまなジャンルの本を読んで幅広い知識を習得しましょう。特に現代社会ではインターネットやSNSの発展に伴い、流行やトレンドの変化が激しい傾向にあります。
新しい施策を練るためには、最新の情報や知識をチェックすることが大切です。仕事に活かせるアイデアを探す習慣を身につけておきましょう。
広告営業といっても、企業によって広告への関わり方や社風は異なるため、まずは業界に関する研究を徹底することが大切です。特に広告営業の経験がない場合は広告業界の現状や将来性、求められている人物像などについて調べることをおすすめします。
働きたい企業を見つけたら、その会社についての情報を入念に集めることが重要です。しっかりと企業研究すれば、入社後の業務内容や待遇などについてミスマッチが起こることを防げるでしょう。
広告営業への転職に必要な資格はありませんが、業務に役立つWebやマーケティング関連の資格を取得すれば自身のスキルを向上できるだけではなく、転職時にも役立つでしょう。
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