CADオペレーターに未経験からなるには-方法やCADのツールについて解説|求人・転職エージェント

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更新日:2022/04/08

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CADオペレーターに未経験からなるには-方法やCADのツールについて解説

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CADオペレーターの仕事は、私たちの住まいや日々仕事をするオフィス、さまざまな機械や道具など、生活に欠かせないあらゆるモノの設計に関わるやりがいのある仕事です。

どうすればCADオペレーターとして活躍出来るのだろう」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、CADオペレーターは未経験から挑戦できる仕事なのか、そしてCADの学び方やツールについても解説していきます。

目次

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未経験でもCADオペレーターになることは可能?

CADオペレーターは未経験からでも十分に目指せる仕事です。ただし、CADという専門システムを扱うため、そのための最低限の知識は必要となります。

また、パソコンでCADシステムを用いることになるため、ある程度パソコンを自由に使えること、新しいシステムやサービスを抵抗なく扱えることが求められます

CADオペレーターになる主なルート

CADオペレーターになるには、建設・建築系の会社や設計事務所、電機や機械、設備、部品などのメーカーに就職する方法が最も一般的です。

未経験者からCADオペレーターになるためには、高等学校や専門学校、高等専門学校、短大、大学などを卒業後、以下のようなルートで仕事に就くケースが考えられます。

  • 高校卒業→メーカーへ就職
  • 高校卒業→専門学校・短期大学・大学卒業→メーカーへ就職
  • 各種学校卒業後、人材派遣会社へ登録→派遣スタッフとしてメーカーへ就業

上記はあくまでも一例なので、このほかのルートをたどった方でも未経験からCADオペレーターになることはもちろん可能です。

CADオペレーターになるためには最終学歴の制限や必須資格などは定められていませんが、建築CAD検定やCAD利用技術者試験など、CADスキルを客観的に証明できる資格を持っているとより有利になるでしょう

CADオペレーターの分類は?

ひと口にCADオペレーターといってもその仕事にはいくつかの分野が存在し、それぞれに特化したCADシステムを使い分けて製図をおこないます。

ここでは主なCADオペレーター職を3つ紹介します。

1.機械系

家電やスマートフォン、自動車、航空機、精密機器などの製図をCADでおこないます。設計で必要とされる部品をすべて製図後、それらを組み合わせ干渉の有無を確認します。

近年は2DCADに加え3次元で製図をする3DCADを使用する企業が増えてきており、3DCADを使用することで、干渉の確認がシステム上でおこなえるようになりました。

2.建築・土木系

ビルやマンション、一戸建て、公共施設など建築物の設計や、トンネルや橋、道路などのインフラ関連、海岸や河川、土地の整備などの土木工事の設計をCADでおこないます

建築・土木系では、施工に必要なあらゆる図面を作成することがCADオペレーターの仕事です。工事に関する幅広い知識を備え臨機応変に対応する必要があります

3.電気・電子系

建物のコンセントやスイッチなど電気設備の工事に必要な設計や、電子機器の回路設計などをCADでおこないます

電気・電子系のCADオペレーターは、単線結線図や展開接続図、板金図、部品図、端子図をはじめとして、幅広い図面を作成することになります。部品レイアウトなど設計に対する基礎知識を備えておくと業務を進めやすくなるでしょう

CADオペレーターを学ぶ方法

未経験からCADオペレーターになるためには、あらかじめ必要なスキルを学ぶ必要があります。

それぞれのメリット、デメリットを踏まえて、自分に合った方法を選択しましょう。

専門のスクールに通う

未経験からCADオペレーターの知識を学べる専門スクールは全国各地に多数あります。

スクールによって特色や設置コース、授業の実施方法などが異なるため、何校か比較検討するのがおすすめです。不満やストレスなく学びを継続できるよう、自分の希望やライフスタイルに合ったCADオペレータースクールを選択する必要があります

専門スクールのメリット

CADオペレーター専門スクールの最も大きなメリットは、疑問点をすぐに解消できる点です。その場で講師に質問できるので、着実に勉強を進めていけるでしょう。

また、同じ目標を持つ人たちと共に学べるのでモチベーションの維持にもつながります

専門スクールのデメリット

専門スクールに通うには、まず通学時間を確保しなければなりません

仕事をしながらスクールに通う場合は夜間コースを選択する方法もありますが、残業などが突発的に発生するような仕事の場合は計画通りに通うことが難しくなる可能性があります。ただし通信制のスクールを選ぶことで解決できるケースもあります。

そしてもちろん、スクールに通うにはある程度まとまった費用が必要にもなります

独学で勉強する

自宅や図書館などで独学する方法でもCADオペレーターの知識を学ぶことは可能です。

専門スクールと異なり自分のペースで勉強を進められるので、日々のちょっとした空き時間をうまく使いながら勉強したい方には最適な方法です。

独学のメリット

独学のメリットは、費用を最小限に抑えて学べることです。

パソコンやインターネット環境さえあれば無料のCADソフトをインターネットから入手できるだけでなく、CADオペレーターにまつわる知識もWebサイトやブログ、YouTubeなどを活用し無料で得られます。費用に余裕があれば、別途テキストなどを購入してもいいでしょう。

自分で勉強のスケジュールを組み立てられるため、ライフスタイルに合わせて無理なく学ぶことができます

独学のデメリット

自由さが魅力の独学ですが、その一方でいかに自分のモチベーションをコントロールするかが課題となります。

目の前の誘惑に負けたり、少々うまくいかないことがあって投げやりになってしまったりすると、CADオペレーターの知識を身につけたいという当初の目的を達成できない可能性があります。

職業訓練校で学ぶ方法も

職業訓練校とは、特定のスキルに対する訓練を実施し、再就職を支援する公的機関です。原則的に、その時点で離職しており求職中の方が対象となっています。

各都道府県で指定された場所で、612ヵ月ほどの時間をかけてCADオペレーターのスキルを身につけていきます。

職業訓練学校のメリット

職業訓練学校は入学金や授業料、検定料などが無料です。テキスト代は自費購入となりますが、CADオペレーター専門スクールと比較して圧倒的に費用を抑えられます。専門スクールに行きたくても行けないという方にはおすすめの方法です。

また、一定の条件を満たせば学校に通いながら失業保険を受給することが可能です。最低限の生活基盤を確保できるため、金銭的にも精神的にもCADオペレーターの学びに集中しやすい環境が作れるでしょう

職業訓練学校のデメリット

職業訓練学校は離職中であることが受講の条件です。そのため、在職中の場合は別の方法で学ぶ必要があります。

また設けられている講座が限られているため、自分の学びたい分野が用意されていない可能性もあります。

CADオペレーターがよく利用するツール

ここからは、CADオペレーターの仕事で実際に活用されているツールを紹介します。

携わる分野や仕事内容によって適宜使い分けていくことになるため、しっかりと理解しておきましょう。

AutoCAD

AutoCADは業界トップシェアを誇るCADツールです。建築や土木、電気、電子など多くの分野で活用されています。

2D3D両方に対応、コマンドがカスタムでき自由度が高いため、ユーザーの習得レベルや好みに合わせて使用可能です。

JWCAD

JWCADはインターネットから無料でダウンロードできる2D用のフリーソフトです。

建築士の経験やアイディアをもとに生まれたソフトのため、建築分野に特化した機能を備えています。操作性も高く、マウス操作のみで完結するため、初心者の方にも使いやすいソフトです。線種などカスタムした内容を他の人と共有することもできます。

Rebro

Rebroは建築設備専用のCADソフトです。

BIM(ビルディングインフォメーションモデリング)に対応しており、設計から一貫した効率化が実現します。ハンドル機能で直感的な操作が可能なので、コマンドを起動せず作図や編集がおこなえます。

Tfas

Tfasは正式名称CADWe'll Tfasと言い、Rebroと同様に建築設備に特化したCADソフトです。

他社ソフトで作成した2D図形を3D表示の建築部材に変更できたり、IFC出力により他社ソフトで見やすいフォーマット作成ができたりなど、互換性の高さが特徴です。2Dでの作図内容はリアルタイムで3Dに反映されるため、スムーズな業務進行が可能となります。

Solidworks

Solidworksは価格の安さや操作性の高さから大きなシェアを誇るソフトです。

多くの分野に適した機能が備えられているため汎用性が高く、自動車や造船、医療、機械、建築など広い分野で愛用されています。「フィーチャー」という機能により、2D図面に細かい要素を追加しながら3D図面を作成できます。

就職活動時のポイント

未経験からCADオペレーターとして就職することは十分に可能です。

ただし、確実に採用を勝ち取るためには以下の2つのポイントを押さえておくことをおすすめします。

1.なぜ未経験から応募したいのかを整理する

まずは、なぜ未経験でありながらCADオペレーターの仕事に就きたいと思ったのか、自分の思考を整理しましょう。

求人サイトを見ると、未経験者歓迎を打ち出す募集は多く見受けられます。ただし企業の立場から考えると、まったく同じ条件で未経験者と経験者から応募があれば、おそらくほとんどの企業は経験者を採用するはずです。

そのため、CADオペレーターになることの熱意や成し遂げたい目標、応募企業でどのように貢献し将来的にどのようなCADオペレーターに成長していきたいかなどをしっかりとアピールできるように準備しておきましょう。

2.関連資格やツールの使用経験を伝える

たとえCADそのものに直結する資格やスキルでなくても、携わる業界に関連する資格があれば伝えるようにしましょう。何も知識や共通点がないよりも、多少なりとも関連する知識や経験があるほうが、興味や安心感をもってもらいやすいはずです。

またCADオペレーターは事務職的な業務も発生するため、WordExcelPowerPointなどのoffice製品の使用経験、パソコンやIT関連の資格があればあわせて伝えましょう。

まとめ

CADオペレーターの仕事はシンプルではありますが、求められる領域は多岐に渡ります。まずは、興味が持てる分野の業界や企業を研究してその役割を知ったり、同業他社との違いを比較したりして、理解を深めることが重要です。

また、長く働き続けるためにも、勤務形態や年収、職場環境などの条件面もしっかりと検討すべきでしょう。少々まわり道のように感じるかもしれませんが、理想の転職を実現するためには、そうした事前のリサーチをすることが結果的には近道となるのです。

また、転職をするなら転職エージェントの利用がおすすめです。マイナビエージェントでは、業界に精通した専任のアドバイザーがおり、応募書類の添削や模擬面接、内定後のサポートまでおこないます。

転職が初めての方や、未経験の分野に挑戦してみたいとお考えの方は、ぜひご利用を検討してみてください。

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マイナビエージェント編集部

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