CADオペレーターの仕事は「辛い」?やりがいや魅力について解説|求人・転職エージェント

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更新日:2022/04/08

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CADオペレーターの仕事は「辛い」?やりがいや魅力について解説

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CADオペレーターの仕事は辛い」

そんな言葉を聞いたことがある方はいらっしゃいますか?

どの仕事も楽なことばかりではなく多かれ少なかれ辛いと思うポイントはあるものですが、CADオペレーターの仕事は本当に「辛い」ものなのでしょうか。

ここでは、業務内容ややりがいなどからCADの仕事の魅力や大変さを解説していきます。

目次

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CADオペレーターの仕事は辛い?主な業務内容は?

CADオペレーターは、CAD(Computer Aided Design) というシステムを利用しパソコンで製図をおこなう職種です。設計士やデザイナーが作成した図案を線や図形を使って設計図に落とし込んでいきます

CADオペレーターの仕事は一般的に「辛い」といわれることが多い職種です。基本的にパソコンと向き合う仕事となりますが、そこに辛さを助長する要因が潜んでいるようです。

CADオペレーターの仕事については以下の記事でも詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。

CADオペレーターで辛いと言われる理由

では、具体的にどのような点がCADオペレーターの仕事の辛さの原因となっているのでしょうか。

主なポイントを6つ見てみましょう。

1.設計士と現場担当者との板挟みになりやすい

設計業界では、いくつかの職種がチームとなって業務を進めていきます。CADオペレーターは主に、図案を作成する設計士やデザイナー、加え現場で実作業を行う担当者らと仕事を進めていきますが、ときに設計士と現場責任者の板挟みになり辛い思いを味わうことがあります

双方に対する不満や愚痴を聞かされたり、意見の食い違いなどが発生した場合に仲裁役をやらされたりするなど、中立的なポジションであるからこその苦労や辛い感情を味わってしまうかもしれません。

2.納期がシビアで繰り返しの修正作業がある

CADオペレーターの辛いところは、常に納期に追われる点にもあります。自らの作業が遅れると、その後の工程がすべて遅延し、あらゆる関係者に迷惑をかけることになるため、確実に守らなければなりません。

また、修正が発生した場合には早急な対応が求められます。その時に着手している作業との折り合いをつけながら、臨機応変に作業を進めなければなりません。

納期が重なる繁忙期には必然的に残業が増加する点もCADオペレーターの辛いところです。建築関係の時間外労働時間は年々減少傾向にあるものの、2018年時点で月平均40時間超を記録しています。

2018年「OpenWork残業時間レポート」 - openwork

3.長時間のデスクワークになりやすい

CADオペレーターは常にパソコンと向き合う仕事です。長時間デスクで座ったままの姿勢が続くため、腰痛や肩こり、血流が滞ることにより体調を崩してしまう場合もあります。

座り仕事は楽だと思われがちですが、知らず知らずのうちに疲労がたまりやすいものです。適度に体を動かしながら業務に取り組む必要があります。

4.高いスキルや専門知識が必要となる場合がある

CADにまつわる一定の知識や経験があれば、CADオペレーターとしての通常業務には大きな問題はありません。しかし、現場担当者と設計士との摩擦を最小限に抑えスムーズに業務を進めるために、設計士側からより高いキルや知識を学ぶよう促されることも想定されます。

それだけでなく、設計士から回答すべき内容を現場担当者側がCADオペレーターに直接求めてくる状況も考えられます。所属する設計事務所の規模や状況によっては設計士に近い高度なスキルや専門知識が求められる場合があり、そうなればCADオペレーターにとって辛い労働環境となるでしょう。

5.一人当たりの業務量が多い

所属先が個人事務所など小規模な場合やCADオペレーターの人材が根本的に不足している事務所の場合は一人当たりの業務量が多くなります

設計士がCADオペレーター側の事情を考慮しながら業務を依頼してくれる環境ならよいですが、そうでない場合は業務量だけが増え、辛い思いをしてしまうかもしれません。

6.体調管理・スケジュール管理が必須

CADオペレーターは常に時間に追われていることが多く、体調不良でパフォーマンスが低下したり欠勤したりすると納期を守れなくなる恐れがあります。

日頃から食生活や運動習慣に気を配り、身体のコンディションを整えておかないと、後々自分が辛い思いをすることになりかねません。とはいえ想定外の体調不良は防ぎようがありませんので、多少の遅れをとっても納期に間に合うようなスケジューリングを意識することも必要となるでしょう。

現場によっては仕事を丁寧に教えてもらえないことも

「入社すれば一から手取り足取り教えてくれるはず」と思っていると、そのあてが外れてしまうことがあるかもしれません。

少数精鋭で運営している事務所や常に忙しい事務所などの場合、最初の基本的な部分を教えてもらった後は先輩や上司のやり方を見ながら自分で学んでいくしかないケースもあります。そのため、指示があるまで、また教えてもらえるまで待っているような受け身気質の方はCADオペレーターの仕事には向いていないかもしれません。

大切なのは、基礎的な知識や一通りの業務進行を早いうちに理解することです

その部分さえ乗り切れば、あとはその環境でどんどん経験を積めばOK。諦めず積極的に学ぶ姿勢を持ち続けるようにしましょう。

設計士や現場との相性で辛さが解消されることも

CADオペレーターの仕事の辛さは、仕事そのものによってもたらされているのではなく一緒に仕事をしている設計士や現場担当者との相性が原因かもしれません。

どのような職場においても、感覚や性格、仕事のやり方が合わないと感じる上司や同僚は多かれ少なかれいるものです。コミュニケーション方法を変えてみたり、「相性なのだから仕方ない」と気にしないように努めたりすることで、辛さが解消されるかもしれません

それでもどうしても辛い感情が解消できない場合は、職場自体を変えるのも一つの方法となるでしょう。

実物が完成するまでの工程がやりがい

CADオペレーターにとって最も大きなやりがいは、自らの作成した製図をもとに実際の建築物や製品が完成したときにあります

設計士と現場の狭間でときには辛い思いをしつつ、納期に追われながら懸命に完成させた製図がなければ、建物はこの世に生まれることはありません。設計士のように注目されることはなく華やかな仕事ではありませんが、設計業界においてはなくてはならない存在なのです。

その実感を最も得られるのはやはり、実物が完成し、それを目の当たりにした瞬間でしょう。

まとめ

CADオペレーターの仕事は、日々の地道な努力により着実にその実力が磨かれていきます。

CADオペレーターは辛い仕事なのではないか」と不安に思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、この記事の内容をもとに対策方法を用意しておくことで辛い状況に陥ってしまうリスクは少なからず回避できるはずです。

まずはあれこれ心配するよりも、CADオペレーターのベースとなる知識を蓄え、業務の一連の流れを理解することから始めていきましょう。

また、転職をするならば転職エージェントの利用がおすすめです。マイナビエージェントでは、専任のスタッフが状況に合わせて最適な求人を提案します。

業界に精通したアドバイザーによるサポートで理想の職場を探してみるのもいいでしょう。

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マイナビエージェント編集部

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