更新日:2022/06/06
自動車業界や機械系の現場だけでなく、製薬業界でも生産技術の仕事は不可欠です。
特に人の健康が関わるという品質や衛生面が重視される製薬現場において、生産技術職の役割や責任は大きいといえます。
ここでは、製薬業界における生産技術職の仕事内容や転職に役立つスキルの他、転職エージェントを活用することによるメリットについてご紹介します。
目次
生産技術とは、ものづくりをはじめとした様々な製品や部品の製造現場において、効率的な量産体制を構築することが主な仕事となります。
生産ラインを改善したり、新しく構築したりすることで、低コスト、高品質、大量生産、短納期といったニーズに応えています。
製薬業界の場合、人間の体に影響を与える医薬品を扱っていることから、製薬業では「FDA(アメリカ食品医薬品局)」が定める基準や制約のもとで生産体制を整えるというルールがあるため、品質保証体制の確立が生産技術職には求められます。
製薬業界の生産技術職には、次のような人が向いているといえるでしょう。
ここでは、製薬業界における生産技術職への転職や、仕事に役立つ資格や経験についてご紹介します。
製薬業界の場合、薬剤師免許や医薬品・化粧品・食品の製造現場における経験があると、より優遇されることがありますし、転職先の幅も広がり、キャリアアップにもつなげることができるでしょう。
薬剤師免許取得者は、医薬品業界では優遇されます。医薬品の製造所には、製造と品質を管理する医薬品製造管理者を置かなければならないのですが、その職には薬剤師免許が必要です。
薬剤師免許を取得するには、規定の6年制大学の薬学部で正規の課程を修めて卒業し、薬剤師国家試験に合格する必要があります。
製薬現場はもちろんですが、化粧品や食品の製造現場も医薬品と同様にきびしい基準やルールがあり、特に安全面や衛生面などの高い品質が求められていることから、化粧品や食品現場での勤務経験がある人は優遇される傾向があります。
特に生産ラインにおける機械・設備の操作に関するスキルや経験があると、任される業務も多くなるでしょう。
変化する厳しい規制の中で、高品質・安全な製品づくりが求められる製薬現場。今後も新薬はどんどん研究開発され、それに伴い、飲みやすさや扱いやすさも追求されていくため、生産技術職による生産体制の構築・改良の仕事は今後も需要が高いといえるでしょう。
多くの生産技術職が、まずは工場配属から始まり、徐々に任される生産ラインの規模が大きくなります。そして、最終的には工場長や生産拠点の責任者といったポジションを目指していくことになります。製薬業界の場合は、取得している資格やスキル・経験次第で、他の部門への異動や、別のキャリアも目指せるでしょう。
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