更新日:2022/06/06
自動車など、機械系のものづくりの現場だけでなく、食品業界にも生産技術の仕事があります。生産ラインの効率化が重視される食品製造現場において、大量生産やコストダウン、品質維持などを担う生産技術職は重要な存在です。
ここでは、食品業界における生産技術職の仕事内容の他、転職する際に役立つ経験やスキルなどについてご紹介します。
目次
生産技術の仕事は、ものづくりや製造現場において、製品や部品を効率的に量産できる体制を構築することです。ですから、ローコストかつ短納期で、ニーズに応えられる製品を高い品質で生産できる体制へと導くことが求められます。
主な業務内容としては、次のようなことが挙げられます。
<生産技術職の仕事>
食品業界の場合、生産性向上へ向けて、原材料の効率的な処理技術の開発や導入なども担当します。メーカーによっては新規の生産体制立ち上げに携わることもあり、幅広い技術支援を行います。
また、食品業界の生産技術職は、設備だけでなく、包装技術や包材への印字技術の改善に取り組むケースもあります。
食品という、人の口に入る物を製造する仕事ですから、安心・安全な製品を生産するという責任は大きいです。しかしその分、大きなやりがいも感じられることでしょう。
また、新しい設備の導入や新規生産体制の構築など、新しいアイディアを提案し、ゼロから開発することもできる仕事です。さらに最近では、食品の製造現場の場合、海外の工場も増えているため、海外で活躍できる機会にも恵まれています。
食品業界の生産技術職には、次のような人が向いているといえるでしょう。
<食品業界の生産技術職に向いている人>
ここでは、食品業界の生産技術職として転職する際に役立つ経験やスキルについてご紹介します。未経験でも歓迎される傾向がある食品業界の生産技術職ですが、生産現場での勤務経験や、PCスキルがあると、転職先の選択肢も増え、キャリアアップにもつなげることができるでしょう。
生産現場での生産技術や生産管理などに関する経験がある人材は、優遇される傾向があります。また、実務だけでなく、マネジメント業務や工程管理業務の経験があると転職にも有利です。
Word、Excelなどの操作に問題がなく、基本的なPCスキルがある人材を求める企業も多いです。
PCスキルを客観的に証明することができる代表的な資格として、「MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)」があります。資格取得のために勉強することでマイクロソフトオフィスの操作スキルが身に付くため、作業効率アップに効果的です。
WordとExcelには一般的な「スペシャリスト」レベルと、上級者向けの「エキスパート」レベルがあります。エキスパートは、転職でも特に優遇される資格です。
食品業界の生産技術職は、経験者はもちろん、未経験者も歓迎される傾向があります。安心・安全な製品づくりが重視される食品製造現場において、生産ラインの構築と改善の仕事は今後もニーズが高いといえるでしょう。
生産技術職の場合、工場配属からスタートし、少しずつ大きな規模の生産ラインも任されていくようになることが一般的です。将来的には、工場長や生産拠点の責任者などのポジションを目指すことができるでしょう。
また、海外の生産拠点で経験を積み、キャリアアップに活かしたいという人にもおすすめの業界です。
食品業界における生産技術職への転職を検討している場合、一般的な転職サイトや企業サイトでの求人情報をチェックするだけでなく、転職エージェントの活用をすることもおすすめです。転職エージェントには、一般的な転職サイトには掲載されていない非公開求人も多くありますし、キャリアアドバイザーによる転職サポートを受けることができます。
マイナビエージェントでは、生産技術関連の転職に関して、様々なサポートを行っております。
キャリアアドバイザーによるキャリアカウンセリングを行い、ご希望や経験を基に、マッチする求人をご案内させていただきます。また、応募書類の添削や面接対策、企業への推薦状の作成、条件交渉なども、必要に応じて対応しています。生産技術職への転職を検討中の方は、ぜひ転職支援サービスにお申し込みください。
メーカー
機械設計の転職先とは?転職で失敗するパターンと成功の5つのポイント
メーカー
機械設計の年収水準は?年収アップに必要なスキルや転職のコツも
メーカー
【例文つき】機械系エンジニア(機械設計)の志望動機の書き方やポイントを紹介