更新日:2023/12/08
食品メーカーの営業職の仕事内容は、企業や担当する製品によって様々です。
ここでは、食品メーカーの営業職の代表的な仕事内容を解説し、仕事のやりがいと転職時に気になるチェックポイントを解説します。
目次
食品メーカーは、食品を製造し、その商品を販売する企業です。食品メーカーの営業は、自社の商品を小売店、卸売店、量販店などに売り込んだり、飲食店に販売したりする仕事です。
ここでは、食品メーカーの営業の代表的な営業先と、それぞれの営業先での仕事の特徴をまとめてご紹介します。
食品メーカーのルート営業は、食品を取り扱っている卸売店やメーカーの仕入れ担当者を回り、自社商品の発注をしてもらう仕事です。
顧客との良好な関係を維持して発注をもらうためには、商品の陳列を手伝ったり、店舗で担当者にサンプルを使った商品説明をしたりと、様々な営業努力が必要になります。
食品メーカーの量販店向け営業は、食品を取り扱う量販店に営業をかけ、できる限り顧客の目につきやすいポジションに自社商品を置いてもらえるよう交渉します。
競合商品よりも目立たせるため、店頭でポップや旗竿などの広告ツールを利用してもらえるように働きかけるのも重要な仕事になります。
食品メーカーの飲食店向けエリア営業は、レストランや居酒屋など、飲食店に直接食品を営業販売します。
仕入れ担当者との丁寧なお付き合いが求められる仕事で、毎日顔を出して覚えてもらったり、プライベートで一緒に食事をして懇意になったりすることもあります。
食品メーカーの営業の仕事をしていて、どんなときにやりがいを感じられるのか、具体的に見ていきましょう。
食品メーカーの営業にとって、大きなやりがいを感じられる瞬間は、担当した店舗などの棚に、自社商品が並んだときです。競合製品の中から自社商品を採用してもらったり、より目立つ陳列棚の場所を争ったりと、商品が店頭に並ぶまでには多くの苦労があります。
そのため、実際に自分が営業した商品がスーパーやコンビニに並ぶのを見るのは、やりがいを感じる瞬間です。
新商品発売などの際には、販促イベントを企画して提案する仕事もあります。試食販売など、消費者の興味を引くイベントを企画して、販促イベントを催す店側にもメリットを感じてもらえるようにしなければなりません。
こうしたプロモーションイベントは、企画内容によって売上に大きな差がつくこともあるため、責任もやりがいも大きくなるでしょう。
通常の業務に加えて手間のかかるイベントの企画や準備をするのは大変ですが、成功して売上が上がったときには大きな達成感があります。
食品メーカーの営業はやりがいも大きいですが、大変な一面もあります。自分の適性に合っていなかったり、理想とのギャップが大きかったりした場合は、後悔してしまうかもしれません。
ここからは、食品メーカーの営業に転職する際に、考慮しておくべきポイントをご紹介します。
食品メーカーには、安全な食べ物を消費者に届けるという責任があります。異物混入などの問題が起これば、社会問題となってしまうケースもあります。
食品は品質や鮮度も重要なため、商品の状態についてクレームが入ることはよくある業種といえるでしょう。
個人消費者への対応は、カスタマーセンターなど別の部署が対応することが多いようですが、小売店や卸売店などの法人顧客には営業が対応しなければなりません。
食品メーカーの中には、自社で製品の配達を行う企業もあります。
この場合は、営業がトラックに食品を積んで配達することになるので、配送業務も仕事の一部と考えておいたほうがいいでしょう。
食品メーカーの営業は、企業によって仕事内容が異なるので、業務内容をしっかりと確認することが重要です。
営業先の仕入れ担当者との人間関係を築くためには時間と努力が必要ですが、自分が売り込んだ商品が店頭に並んだり、自分が企画したプロモーションが成功し、大きく売上が上がったりすれば、大きな達成感を味わえる仕事です。
食品業界に興味がある人は、ぜひ前向きに検討してみてください。
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