自動車業界とは?安定供給に欠かせない職種・業務内容・業界構造をチェック|求人・転職エージェント

更新日:2022/07/06

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自動車業界とは?安定供給に欠かせない職種・業務内容・業界構造をチェック

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この記事のまとめ

  • 自動車業界は多くの産業が関わる総合産業。
  • 自動車業界の職種には、研究開発や企画、生産などがある。
  • 自動車業界への転職を有利にするためには、業界の最新動向をチェックすることが大切。

「自動車業界ってどのような業界?」「転職するにはどのようなスキルが必要?」といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。自動車業界への転職を成功させるためには、業界について詳しく知り、どのようなスキルが求められるのか知っておくことが大切です

そこでこの記事では、自動車業界とはどのような業界なのか、職種や業務内容などを解説します。自動車業界への転職で役立つスキルも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

目次

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自動車業界は「総合産業」

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一般的に自動車業界とは、自動車や自動車部品の生産・販売・整備など自動車に関連した産業を指す言葉です。日本の基幹産業として重要な位置を占めています。自動車には鋼鉄・金属・ガラス・ゴム・プラスチック・革など多くの部品や技術が関わるため、「総合産業」ともいわれています

また自動車の修理や整備、レンタカーやガソリンスタンドなど、関連する産業はさまざまです。自動車メーカーは、開発設計やエンジンなどの根幹部品をメインに製造し、その他の部品は下請け企業に発注するのが主流です。

自動車業界に関わるメーカー

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自動車が消費者に供給されるまでには、素材メーカーやパーツメーカー、自動車メーカーなどのさまざまなメーカーを経由します。これから自動車業界に転職したい方は、どのようなメーカーが関わっているのか知っておきましょう。

素材メーカー

自動車の製造に必要となる素材を生産し、他メーカーに提供しているのが「素材メーカー」です。自動車の材料には、鉄・アルミ・樹脂などの素材が多く用いられています。ほかにもゴム・ガラス・プラスチック・塗料など、使用する素材は多種多様です。

自動車の軽量化や環境への配慮など、自動車業界で求められるものは常に変化しています。そういった時代のニーズに対応するため、各素材メーカーは工夫をこらし、素材の開発・加工をしています。

パーツメーカー

1台の自動車には、何万点もの部品が使われています。エンジン部品だけでも、ピストン・エンジンバルブ・ラジエータなど数え切れないほどあります。このような自動車のパーツを手がけるのが、「パーツメーカー」です。

完成車メーカーに直接備品を供給するメーカーを「ティア1(Tier1)」、ティア1メーカーに部品を供給する企業を「ティア2(Tier2)」といいます。各パーツメーカーが特定の自動車メーカーと取引関係を結ぶのが主流でしたが、いまでは複数の自動車メーカーと取引する企業が増えました。

自動車メーカー

自動車業界といえば、自動車メーカーをイメージする人が多いかもしれません。自動車メーカーとは、新車の開発や生産を行い、完成車両をディーラーに卸売している企業です。

自動車メーカーから受注している素材メーカーや部品メーカーは1,000社以上にも及ぶため、自動車メーカーは多くの関連産業があって成り立っているといえるでしょう。

ディーラー

ディーラーとは、特定のメーカーと特約店契約を結んだ店舗のことです。車の販売や修理、点検などを請け負っています。契約したメーカーのみの自動車を取り扱っているのが特徴です。

ディーラーとは別に、特定のメーカーと特約店契約を結ばない「サブディーラー」もあります。ディーラーから新車を買いつけ、販売を行うのがサブディーラーです。サブディーラーは複数メーカーの車種を取り扱えます。

関連サービス

自動車メーカーやディーラーが自動車を販売した後にも、自動車に関わる事業やサービスは多様にあります。自動車の修理や整備、自動車用品の販売、中古車の販売などです。このように商品販売後に生じるサービス事業を「アフターマーケット」と呼びます

今後の自動車業界は、自動運転化や電気自動車化が進み、メンテナンスやIT技術関連のサービスも盛んになるでしょう。また自動車の購入や維持には費用がかかるため、必要なときにだけ自動車を利用する「レンタカー」「カーシェアリング」も注目を集めています。

自動車業界の主な職種

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自動車業界の職種には、研究開発や生産、企画・販売など多くの職種があります。これから自動車業界を目指す方は、どのような職種があり、業務内容や求められるスキルは何なのか知っておくことが大切です。ここでは、自動車業界の主な職種を4つ紹介します。

研究開発

研究開発は、新しい自動車の設計や新技術の開発などをする仕事です。エンジンやモーター、トランスミッションなどの各分野から専門家が集まり、次世代自動車の研究や開発を行います。

研究開発といっても、二輪・四輪・ライフクリエーション・航空機など分野は幅広く、それぞれに求められる専門的な知識やスキルは異なります。研究開発への転職を目指す場合は、自分がどのような分野に携わりたいのか決め、知識を身につけておくとよいでしょう。

企画

企画は、新車の企画やコンセプトの立案などをする仕事です。市場の調査をし、「消費者が欲しい車とは何なのか」を考え、新しい車のアイデアを練ります。また過去の商品を改良したり、営業戦略を立案したりするのも企画職の仕事です。

企画職では、ユーザー層や商品のアピールポイントなどを自社ブランドと掛け合わせ、コンセプトを考えるクリエイティビティが求められます。自分のアイデアが選ばれ、世の中に出たときには、大きなやりがいを感じるでしょう。

生産

自動車の生産や品質の管理などを行うのが生産の仕事です。「生産」には大きく分けて、生産管理部門と製造部門があります

生産管理部門では、製造に必要な部品の調達や納品スケジュールの管理、適切な人員配置を決めることなどがメインの業務です。製造部門は、生産管理部門の指示をもとに車の製造を行います。完成した自動車は、厳しい品質チェックを行なった後、出荷されます。

生産管理部門で求められるのは、コミュニケーション能力やスケジュール管理能力です。製造部門も同様に、コミュニケーション能力、そして生産ラインを見て課題を抽出できる能力などが求められます。

販売促進

製品の購買行動につながるような企画やイベントを打つのが販売促進の仕事です。具体的には、新車販売イベントやキャンペーンの企画、購入者への特典を考案することなどがあります。企画職と同様に、消費者のニーズを捉える能力が求められます。

また自社のブランドイメージに合った企画、地域特性やユーザー層を把握する市場調査など、マーケティング能力も欠かせません。電気メーカーや金融業界など、異業種から転職している人も多くいます。

自動車業界への転職で押さえておきたい最新動向

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自動車業界は大きな変革期を迎えています。それはユーザーニーズの多様化や環境問題への対策などが主な理由です。メーカーは生き残りをかけ、新技術の研究・開発、新しい自動車の生産に注力しています。

自動車業界への転職を目指す方は、自動車業界に関連する情報を集めておくことが大切です。ここでは、自動車業界への転職で押さえておきたい最新動向を紹介します。

CASEへの対応が必要

自動車関連のニュースで「CASE」というワードを耳にする人も多いでしょう。CASEとは、以下の頭文字を取った造語です。

  • Connected(コネクテッド)
  • Autonomous(自動運転)
  • Shared & Services(カーシェアリング・サービス)
  • Electric(電気自動車)

電気自動車やセンシング技術の登場など、自動車業界では新たな変化を迎えています。消費者のニーズも多様化しており、変化に対応していかなければメーカーが生き残れない時代となりました。

MaaSが拡大すると予想

MaaSとは「Mobility as a Service」の略で、自動運転やAIなどのさまざまな技術を掛け合わせた次世代の交通サービスのことです。

公共交通機関を含めた複数の交通手段を利用する際に、移動ルートを最適化し、予約・支払いまで一括で行えるサービスともいえます。日本のMaaSはまだ発展途上で、自由にユーザーが利用できるまでには時間がかかるでしょう。

MaaSが拡大することで、公共交通機関やカーシェアリングなどの利便性向上に期待できる一方、自動車を所有する人が少なくなる可能性があります。つまり、自動車メーカーの売上が減っていく恐れもあると考えられるでしょう。

環境問題への対応

世界各国で環境問題への対応が重要視されています。ガソリン車による排気ガスだけでなく、自動車の処分時に出る有害物質、使用済み自動車の不法投棄なども社会問題となったことがありました。

環境対策として、ガソリン車やディーゼル車の新車販売を禁止する国も多くあります。日本政府も2050年カーボンニュートラルに向け、電気自動車の生産・普及に力を注いでいます。

【職種別】自動車業界への転職で役立つスキル

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自動車業界への転職を有利に進めるためには、どのようなスキルが求められているのか知ることが大切です。自動車業界といっても、技術部門や生産部門、企画部門などで求められるスキルは異なる点に注意しましょう。ここでは、職種別に転職で役立つスキルを紹介します。

技術部門

技術部門では新しい技術の研究開発や自動車の設計、生産技術など、自動車の技術系を担う部門です。基本的にはチームで仕事をするため、コミュニケーションスキルやビジネススキルが求められます。

技術部門への転職に有利になる資格は、「CAD利用技術者試験」「機械設計技術者」「技術士」「情報処理技術者試験」などです。近年の自動車業界では、設計やCADシステムだけでなく、AI領域も求められます。情報技術の知識やITエンジニアとしての経験があると有利になるでしょう。

また自動車の設計には直接関係しませんが、海外勤務の機会があれば、最低限の英語力も求められます。

生産部門

生産部門は、自動車工場で「車体やエンジンの製造」「加工」「塗装」「開発」などをする仕事です。製造現場ではライン作業が多く、部品の取りつけやボルトの締めつけといった、決められた作業を行います。

製造業務は長時間の立ち作業が多いため、体力が必要です。同じ作業の繰り返しであっても、効率良く作業を進めるスピード感も重要になってきます。また管理者であれば、コミュニケーションスキルも欠かせません。作業員に指示を出し、納品まで円滑に管理する必要があります。

生産部門で役立つ資格は、「フォークリフト免許」「危険物取扱者」「電気工事士」「電気主任技術者」です。

企画部門

企画部門の業務では、市場調査をして消費者のニーズを考察し、企画を打つことから「マーケティングスキル」が重要です。国内に限らず、海外ではどのような自動車が人気なのか、経済の動向も含めて調査します。

また社内外問わず多くの人と接する機会が多いため、ヒューマンスキルも欠かせません。自分の意見を相手に分かりやすくプレゼンテーションしたり、チームでコミュニケーションを取って企画を考えたりする必要があります。

海外メーカーとも連携を取る企業では、ビジネスレベルの語学スキルも必要です。TOEICやTOEFLなど資格で英語力をアピールすると転職で有利になるでしょう。

まとめ

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自動車業界は自動車メーカーだけでなく、素材メーカーやパーツメーカー、ディーラーなどさまざまな産業が関わっています。自動車業界への転職を有利に進めるためには、自動車業界の最新動向や職種ごとに求められるスキルを把握しておくことが大切です。

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