更新日:2022/04/01
プログラミング言語を習得すると、IT業界の様々な分野で活躍することができるようになります。
しかし、プログラミング言語には多くの種類があるため、エンジニアとしてキャリアアップするには、どのプログラミング言語を習得すべきか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
ここでは、プログラミング言語を初めて学習する人にもおすすめできるPython(パイソン)について、その特徴とPythonのスキルを活かせる仕事についてまとめました。
Pythonでできることや、Pythonの勉強方法もご紹介しますので、エンジニアとしてのスキルアップに役立ててください。
目次
Pythonは、1991年に誕生したプログラミング言語のひとつです。
プログラミング言語の中でも、Pythonはシンプルで読みやすく、プログラミング言語を初めて学ぶ人でも習得しやすいという特徴があります。
また、PythonはWindowsやmacOS、Linuxといったオペレーティングシステム(OS)で使えるため、汎用性が高い言語として様々な分野のシステム開発やデータ分析に活用されています。
なお、Pythonは公式サイトから無料でダウンロードして、インストールできる点も魅力です。
Pythonを習得することで、どのような仕事に携わることができるのでしょうか。
Pythonのスキルを活用できる主な仕事をご紹介します。
Pythonを使う仕事の中でも、特に注目度が高いのがAI開発です。
AI開発の現場ではPythonが使われるケースが多く、今後も伸びていくと考えられています。
AI開発の仕事に就きたい場合、Pythonを習得しておけば、就職・転職が有利になる可能性があります。
YouTubeやInstagramなど、様々なWebアプリケーションがPythonを使って開発されています。
PythonにはWebアプリケーション開発の枠組みとなるフレームワークが数多く用意されているため、スピーディーに開発することができます。
たとえば、シンプルで扱いやすいフレームワーク「Flask」は、初めてPythonでWebアプリケーション開発を行う方におすすめです。
Pythonは、数値計算や統計処理、データ解析といった分野で強みを発揮するプログラミング言語です。
Pythonを使えば、インターネット上の情報を効率的に集める「Webスクレイピング」もでき、収集した情報をマーケティングなどに役立てることができます。
Pythonを習得すれば、エンジニアとして様々な分野で活躍することが可能です。
続いては、Pythonのスキルを活かして、どのような職種に就くことができるのかをご紹介します。
AIエンジニアとは、AI(人工知能)を研究、開発するエンジニアや、AIを使用したシステム開発などを行うエンジニアのことです。
AIは産業や福祉、医療など、様々な分野で活用され、人々の生活を支えています。
今後、AI分野はさらに市場拡大すると予測されます。
Webアプリケーション開発エンジニアとは、企業のWeb会員ページやECサイトなど、Webブラウザで利用できるアプリケーションを開発するエンジニアのことです。
Webアプリケーション開発エンジニアは、業務を効率的に処理するための「業務アプリケーション」の開発も行います。
データサイエンティストは、ビッグデータと呼ばれる膨大なデータなどを分析・解析し、事業に活用できる情報を引き出すエンジニアです。
引き出した情報は、企業の新規サービスや事業戦略の立案、経営状況の分析・改善などに利用されます。
Pythonをはじめとしたプログラミング言語を習得する方法として、「独学で習得する」「スクールに通う」「オンラインで学ぶ」の3つが挙げられます。
それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
独学でPythonを習得するメリットは、自分のペースで学習できるということです。
しかし、参考書やサンプルコードなどを見ながら学ぶことになるため、学習効率が悪くなってしまったり、適切な教材を選べなかったりすることもあるかもしれません。
Pythonを本格的に学びたいのであれば、プログラミングを学べるスクールに通うのがおすすめです。
Pythonを学べるスクールにも様々な種類があるため、自分のスキルや目指す方向に合ったスクールを選びましょう。
スクールでは、順序立てて学習できるカリキュラムが組まれているため、初心者でも系統立ててスキルを身に付けられるのがメリットです。
また、独学ではなかなか学習が進まないという方も、スクールであれば着実に学習を進めることができます。
ただし、スクールに通う場合、講義の時間が決まっているので、その時間に合わせてスケジュールを調整しなければならないというデメリットがあります。
Pythonをはじめとしたプログラミング言語は、オンライン講座で習得することも可能です。
スクールに通う時間がない方や希望に合うスクールに通えない方でも、オンライン講座なら場所と時間を選ばず、無理なく学べるでしょう。
ただし、学習内容やサポート内容は講座によって異なるため、Webサイトで情報をしっかりと確認して選ぶようにしてください。
Pythonのスキルを活かして転職する方法として、求人・転職サイトで求人情報を探したり、転職エージェントを利用したりする方法が挙げられます。
それぞれの方法について解説します。
求人・転職サイトは、自分の好きな時間に仕事を探せるというメリットがあります。
エンジニアに特化した求人・転職サイトであれば、Pythonのスキルを活かせる求人を多数見つけることができるでしょう。
反面、求人の数が多すぎて、検討に時間がかかってしまう場合があります。
Pythonのスキルを活かして転職する方法としては、転職エージェントを利用する方法もおすすめです。
仕事内容や年収、勤務地などを明確に伝えれば、転職エージェントが自分の希望やスキルに合う転職先を紹介してくれます。
転職エージェントであれば、一般の求人・転職サイトでは公開されない、非公開求人や独占求人を紹介してもらえる場合があります。
Pythonのプログラミングスキルは、今後の市場拡大が見込めるAIやデータサイエンスの分野で活用することができます。
エンジニアとしての市場価値を高めて転職を成功させたいという方は、Pythonの習得を検討してみてはいかがでしょうか。
Pythonの知識や技術を活かせる転職先をお探しの方は、マイナビエージェントにご相談ください。
マイナビエージェントではIT業界をはじめ、各業界に精通したキャリアアドバイザーが求職者の方の転職活動全般をサポートさせていただきます。
求職者の方の経験やスキルを踏まえた上で、最適な転職先をご紹介いたします。
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