Webライターの平均年収はいくら?メリットや年収を上げるコツも解説!|求人・転職エージェント

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更新日:2023/11/13

IT業界

Webライターの平均年収はいくら?メリットや年収を上げるコツも解説!

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この記事のまとめ

  • ライター(編集・制作・校正を含む)の平均年収は382万円だが、スキルを磨けば年収1,000万円を目指すのも不可能ではない。
  • Webライターとして働くメリットには、「高収入を目指せる」「自宅で働ける」「スキルや知識を高められる」などがある。
  • Webライターとして高年収を目指したいのであれば、資格を取得するなどして自身のスキルレベルを高めながらライティング実績を積み上げることが大切。

Webライターへの転職を検討する際、「どのくらいの年収がもらえるのだろうか」と悩む方もいるでしょう。そこでこの記事では、Webライターの平均年収やWebライターとして働くメリット、年収を上げるためのコツについて解説します。

会社員とフリーランスの違いや報酬形態の種類など、Webライターとして働くうえで必要な基礎知識もまとめたので、ぜひご一読ください。

目次

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Webライターの年収はいくら?平均値をチェック

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Webライターとは、Web上に掲載される記事を執筆する職種です。執筆ジャンルや形式(コラムやインタビュー記事など)は問いません。

マイナビエージェントの「職種別平均年収ランキング【2020年版】」によると、ライター(編集・制作・校正を含む)の平均年収は382万円です。年代および性別ごとの平均年収は下表をご覧ください。

年代 20代 30代
平均年収 322万円 394万円
男性 339万円 429万円
女性 316万円 362万円

Webライターの仕事は「未経験からでも始めやすい」「さまざまな働き方が可能」といった特徴があり、年収も個人差が大きい傾向にあります。実績やスキルの乏しいうちは、平均年収以下になるケースも少なくないでしょう。

一方、経験を積めばさらなる高年収も望めます。また、医療業界から医療系ライター、不動産業界から不動産ライターを目指すなど専門性の高い職種からの転職であれば優遇されやすく、高年収を得やすいでしょう。

Webライターとして働くメリット

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Webライターとして働きたいと考えていても、はたして自分に合っている仕事なのかが分からずに悩むこともあるでしょう。そこでここでは、Webライターとして働くメリットを3つ紹介します。これらのメリットに魅力を感じるのであれば、積極的にWebライターを目指すとよいでしょう。

高収入を目指せる

Webライターは会社員としてだけでなく、フリーランスとしても働きやすい点が特徴です。フリーランスとしてWebライターの仕事に従事する場合には、企業から案件を受注するほど高収入を目指せます

ただし、企業から仕事を任せてもらうためには相応の実績やスキルが必要です。Webライター初心者のうちは単価の安い案件しか獲得できず、対価が労力に見合わないこともあるでしょう。しかし地道にスキルアップに努めながら実績を積むことで、少しずつ単価の高い仕事を受注できるようになります。また、Webライターとしての経験を積み重ねると、編集者や校閲者などへのキャリアアップも可能です。

出社せずに在宅で働ける

Webライターの仕事はパソコンがあれば完結するため、自宅をはじめカフェやコワーキングスペースなど場所を問わずに働けるのはメリットといえるでしょう。企業によっては在宅勤務を推進しているところもあります。

在宅勤務の場合は時間の融通が利きやすく、プライベートとの両立がしやすい点もメリットです。小さな子どもの様子を見ながら仕事をしたり、早い時間から仕事を始めて夜の自由時間を増やしたりなど、さまざまなワークライフバランスを模索できます。

スキルや知識が増える

Webライターとして記事の執筆を続ける中で、ライティングスキルを高められる点はメリットのひとつです。特に企業のWebディレクターからフィードバックを受けると自身に不足しているスキルが分かり、より文章力を上げられます。

また、Webライターの仕事には求められるテーマに応じたリサーチが含まれるので、記事の執筆を通じて知識量を増やせるメリットもあります。Web検索で上位表示されるための知識(SEO)や、商品やサービスを売り込むためのマーケティング知識なども身につけられます。

Webライターが活躍できる仕事6選

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一口にWebライターといっても、その仕事内容は多岐にわたります。Webライターへ転職する際には自分が得意とする分野を選択すると、成果に結びついてより年収を上げやすくなるでしょう。ここでは、Webライターが活躍している仕事を6つ紹介します。

1.コピーライティング

コピーライティングとは、商品やサービスの宣伝に用いられるキャッチコピーを作成する仕事です。商品やサービスにはどのような魅力があるのかを分析し、消費者の購買行動に結びつく印象的な文章を考える必要があります。

コピーライティングの仕事には、短い文章でターゲットに刺さる的確な言葉選びや文章構成力が求められます。それに加え、商品やサービス、市場を分析する力、マーケティング力なども必要になるでしょう。

2.セールスライティング

セールスライティングとは、商品やサービスを売り込むための記事を作成する仕事です。具体的には、企業の商品やサービスを紹介して消費者の購買につなげる広告用LP(ランディングページ)やダイレクトメール、メールマガジンの作成などが該当します。

たとえば商品のレビュー記事には公式サイトへのリンクが貼られていることが多い傾向にありますが、広告用LPはそのリンク先として使われます。すでに商品やサービスに興味を持っている見込み客を確実に獲得するための記事を執筆する必要があります。

マーケティング力のほかターゲットに刺さる文章を考える必要があるため、コピーライティングに近いスキルも必要です。

3.SEOライティング

SEO(サーチエンジン最適化)ライティングとは、サーチエンジンの検索上位を狙った記事を作成する仕事です。日本ではGoogleの利用者数が多いため、Googleアルゴリズムに則った記事を作成するのが一般的です。

SEO記事の執筆にはSEOの知識やテクニックが欠かせませんが、Googleアルゴリズムは定期的にアップデートされるため、最新知識を学習し続ける必要があります。また、検索順位の上位を獲得するには記事の品質も重要です。情報のリサーチ力や、分かりやすく詳細に文章をまとめる執筆力が求められる仕事です。

4.取材ライティング

取材ライティングとは、インタビュー記事を作成する仕事です。取材から請け負う案件があれば、取材済みの音声データや文字起こしされた文章を基に執筆する案件もあります。

取材から請け負う案件であれば、ヒアリング力をはじめとしたコミュニケーション能力が必要です。取材内容を文章化する際には、内容をそのまま書き起こすのではなく、取材対象の伝えたいことや魅力を読者に分かりやすく伝えられるようにまとめるスキルも欠かせません。

5.PRライティング

PRライティングとは、商品やサービス、企業のPRにつながる文章を作成する仕事全般を指します。たとえば、企業に代わってSNSやブログに掲載する文章を執筆するなどです。

PRライティングには、商品やサービスの売り上げに結びつけるというよりも、企業のイメージやビジネス価値を高める意識が重要です。そのためには、企業がどのような目的で記事を作成するのか、どのような内容の情報を発信するのか、ターゲットはどの年代層なのかなどを正確にくみ取る必要があります。クライアントと顧客のニーズを把握し、柔軟に対応するスキルおよび姿勢が求められる仕事です。

6.コラムライティング

コラムライティングとは、コラム記事を作成する仕事です。Webライター自身の体験や感想を書くエッセイと混同されがちですが、コラムでは客観的な事実に基づいて自身の意見を述べる必要があります。

コラムライティングには、論理的な文章を作成する構成力や知識が必要です。加えてコラムならではのオリジナル性も求められるので、専門的な知識を身につけたり、常に新しい情報を収集したりすることも大切です。

Webライターの年収を左右する報酬形態

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ここでは、Webライターの年収に大きく関わる報酬形態について解説します。Webライターは業務委託として仕事を引き受けることが多く、案件によって報酬形態が異なる形が一般的です。Webライターとして高年収を目指したい方は、報酬形態による相場の違いを把握しておきましょう。

文字単価

文字単価の場合、執筆した文章の文字数に応じて報酬が決まります。たとえば、1字あたりの単価が2円の案件を受注して2,000字の記事を執筆すれば、1記事で4,000円の報酬を得られます。文字単価は、以下のようにWebライターとしての力量によって大きく左右されるといっても過言ではありません。

1字あたりの単価 求められる実績・スキル目安
1円未満 初心者
1円~2円 中級者、一定の実績がある
3円~5円 上級者、実績が豊富、特定の分野に精通している
5円以上 国家資格保有者、取材ライティングの実績が豊富

Webライターとしての実績があるほど、また専門性が高い知識を身につけている方ほど高単価の案件を獲得しやすいでしょう。

時給単価

一般的なアルバイトやパートのように、Webライターにも時給単価の案件があります。特に記事の執筆に加えて企画や編集といったコンテンツ制作の根幹にまで関わる案件の場合には、時給制が採用されているケースが少なくありません。

時給単価の相場は、1,000円~1,500円です。実績のあるWebライターであれば、時給2,000円以上も望めます。実際に記事の執筆にかかる時間だけでなく調査時間も支払いの対象となるケースもあるので、時給単価の案件を受ける際には事前に確認しておくとよいでしょう。

ページ単価

Webライティングにおけるページ単価とは、Webサイトの1ページ全体を制作した際の報酬形態です。記事の執筆だけでなく、Webデザインや画像編集などの業務にも携わる形が一般的です。業務内容が多岐にわたり多くの知識やスキルを求められる分、1ページあたりの単価は1万円~30万円と比較的高いのが特徴です。

Webライティングに加えてWebデザインの知識にも精通しているWebライターであれば、高額案件を獲得しやすいでしょう。

記事単価

記事単価は、記事ごとに報酬額が定められている方式です。おおよその字数は定められているケースがほとんどですが、「品質が担保できていれば厳密に字数を守る必要はない」という案件も少なくありません。

記事単価の案件は、執筆ジャンルや求められる字数によって報酬が大きく異なります。誰でも書きやすい短いレビュー文であれば数百円ほど、5,000文字目安のSEO記事で3,000円~数万円、専門性の高い記事であれば字数に関係なく数万円以上の報酬を受け取れることもあります

Webライターの2つの雇用タイプ

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Webライターの働き方は主に「会社員」と「フリーランス」の2つに分かれ、そこからさらに細分化されます。それぞれメリットとデメリットがあるため、自分に合った働き方を模索しましょう。ここでは、2つのWebライターの働き方の特徴をそれぞれ詳しく解説します。

会社員として働く

Webライターとして安定を求める方におすすめなのが、Webメディア会社への入社です。Webライターを募集しているWebメディア会社の中には独自の研修制度を設けているところがあり、Webライティングに関する知識を基礎レベルから学べます。Webライターを目指したいものの何から始めたらよいのかが分からない方は、Webメディア会社への転職を目指すとよいでしょう。

ただし一口にWebメディア会社といっても、自社のメディア運営に携わるのか、他社のライティングを代行するのかによって業務内容は大きく異なります。

自社のメディア運営に携わる場合は企業のブランドイメージを高める目的があるため、基本的には同ジャンルの記事作成に携わるケースが多いでしょう。一方、他社からライティング委託を受ける会社であれば、さまざまなジャンルの記事を手掛けやすい傾向にあります。

フリーランスで働く

フリーランスとして働くWebライターのメリットは、働き方を柔軟に調整しやすい点にあります。自己裁量で仕事を進めたい方や、独学で学ぶことが得意な方に向いています。

フリーランスとして働く場合、仕事の請け負い方は主に以下の2パターンです。

  • クラウドソーシングサイトを通じて案件を受注する
  • 企業から直接案件を受ける

クラウドソーシングサイトでは報酬額から一定の手数料が差し引かれるものの、初心者からでも携われる案件数が多い点が特徴です。Webライター初心者の場合はまずクラウドソーシングサイトを通じて案件を受注し、スキルを磨くとともに実績を積み上げることが大切です。Webライターとしての確かなスキルが身についたら、企業から直接高額案件を受注できるようになるでしょう。

Webライターで年収1,000万円稼げる?年収を上げるコツ

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Webライターは年収の個人差が大きく、中には年収1,000万円以上を稼ぐ方もいます。Webライターとしての年収を上げるためにも、日々スキルアップに励みましょう。ここでは、Webライターが年収を上げるコツを4つ解説します。

実績を作る

まずはWebライターとしての実績を積み上げましょう。高単価の案件を獲得するには、実績が必要不可欠なためです。ある程度の実績を積んだ後は、ポートフォリオを作成することをおすすめします。ポートフォリオによって自身の実績を分かりやすく示すことは、案件獲得や単価アップの交渉時に役立ちます。転職の際にも、ポートフォリオを通じて自分の経験やスキルを効果的にアピール可能です。

またライティング業務を続けていくと、リサーチ力や文章力といったWebライターに欠かせないスキルを磨き上げられます。スキルの向上は執筆の効率化につながるため、結果的に時間あたりの収入を増やせるでしょう。

専門知識を身につける

専門知識が必要な案件ほど、高単価な傾向にあります。高年収を得たいのであれば、執筆ジャンルを絞って専門性の高いWebライターを目指すとよいでしょう。現職の知識を活かせるジャンルに特化するのもおすすめです。実務経験がある場合、選考や契約条件において優遇されやすいためです。

未経験からであれば、金融系や不動産系のジャンルに特化したWebライターを目指すのも選択肢のひとつです。実務経験がなくても学習しやすく、かつ高単価を狙いやすいので年収アップを実現できるでしょう。

資格を取得する

専門知識を証明する手段として、資格の取得も有効です。専門性の高い資格を取得している方ほど、高単価の案件を獲得しやすくなります。金融系なら税理士や社会保険労務士、ファイナンシャル・プランナー、不動産系なら宅地建物取引士や住宅ローン診断士などがおすすめです。

なお、Webライター初心者はWEBライティング技能検定やWebライティング能力検定の合格を目指すとよいでしょう。資格の勉強を通じてWebライティングに必要なスキルを身につけられるほか、案件を獲得する際にも役立ちます。

個人でWebメディアを運営する

Webライターとして一定の経験を積んだのち、自らWebメディアを立ち上げて運営する方法もあります。目指すメディア規模にもよりますが、初期費用はそこまでかかりません。さらに記事執筆を外部委託せずに自分で作成すると、売り上げのほとんどを収益にできるでしょう。

ただし、アクセス数の稼げるWebメディアにするには知識やテクニックだけでなく、時間がかかります。さらにGoogleアルゴリズムのアップデートを受けて、一気に収益が落ち込むことも珍しくありません。Webメディアの運営には最低限サーバー代やドメイン代などがかかるので、赤字になる可能性もあることは留意しましょう。

まとめ

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マイナビエージェントの調査によると、ライター(編集・制作・校正を含む)の平均年収は382万円です。しかしWebライターとしてのスキルを磨き、実績を積み上げていけば高年収を目指すことも可能です。また、Webライターは未経験からでも始められるほか、「自宅で働ける」「知識を増やせる」といったメリットもあるため、興味のある方は積極的に目指してみてはいかがでしょうか。

「Webライターへの転職を検討しているが、どうしたらよいのかが分からない」「この先のキャリアに不安がある」といった悩みを抱えている方は、ぜひマイナビITエージェントへご相談ください。業界知識や転職市場を熟知したキャリアアドバイザーが、あなたに最適な求人をご紹介します。

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