Webディレクターで役立つ資格とは?必要なスキルや転職方法も解説|求人・転職エージェント

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更新日:2023/11/10

IT業界

Webディレクターで役立つ資格とは?必要なスキルや転職方法も解説

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この記事のまとめ

  • Webディレクターで役立つ資格には「Webディレクション試験」や「Webアナリスト検定」がある。
  • Webディレクターに求められるスキルには、マネジメントスキルや情報収集スキルが挙げられる。
  • 効率的な転職活動を実現したいのであれば、転職エージェントの活用も視野に入れるのがおすすめ。

Webディレクターは、Web制作におけるマネジメントを担当する職種です。チームメンバーとコミュニケーションを取りながら仕事を進めたい方に適しています。経験が浅い場合、自らのスキルをアピールするための資格があるとよいでしょう。

そこでこの記事では、Webディレクターで役立つ資格を解説します。Webディレクターの資格事情に精通すれば、学習や転職活動も段取りよく進められるでしょう。

目次

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Webディレクターとは

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Web制作の現場では、WebデザイナーやWebエンジニアといったさまざまな人材が協力し合って業務を進めます。そこで業務を取りまとめる役目を担うのがWebディレクターです。しかし、具体的な業務内容まで把握している方は少ないかもしれません。ここでは、Webディレクターの概要を解説します。

Web制作における指揮官を担う

Webディレクターは、Web制作における指揮官の役目を担います。サイト構築に関するクライアントとの打ち合わせやスケジュール管理、制作メンバーとのコミュニケーションといった複数のタスクを同時にこなす仕事です。

状況によっては、プロジェクトのトラブル処理も担当します。クライアントからの追加要望や制作メンバーからの質疑対応など、複数の課題解決に迫られる場合もあります。適切な采配スキルと柔軟な対応力が求められる職種といえるでしょう。

制作物の品質管理を担当する

Webディレクターは、制作物の品質管理も担当します。制作が終わった後でクライアントが求める制作物に仕上がっているか、想定外の不具合が生じていないかをチェックします。

プロジェクトによっては、納品後の運用フォローを担当するケースも多々あるでしょう。サイトの公開後も改善と修正を繰り返し、クライアントの理想に近づけるための施策を実行します。

Webディレクターに向いているタイプ

Webディレクターは、プロジェクト全体を管理する重要なポジションです。次のような強みを持つ人材に適性があると考えられます。

  • クライアントとの交渉が得意
  • マルチタスクが苦でない
  • トラブルへの迅速な対応ができる

  • プレッシャーのかかる状況に強い

いずれもWebディレクターとして活躍するには、欠かせないスキルです。プロジェクトを成功に導くため、状況に応じて必要なスキルを発揮しながら、業務に取り組む姿勢が求められます。

Webディレクターで役立つ資格

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Webディレクターは、制作現場での経験やスキルを活かしてプロジェクト進行の指揮を執る職種です。中には、管理をより円滑に進めるために資格取得を目指す方もいます。しかし、どのような資格を取得すればよいのか、イメージが難しいかもしれません。ここでは、Webディレクターで役立つ資格を紹介します。

Webディレクション試験

Webディレクション試験は、Webディレクターやプロジェクトマネージャーなど、管理業務を担う人材に向けた資格試験です。要件定義に向けた課題分析やサイト設計に関する知見、集客の仕組み作りなど、幅広い専門知識を身につけられます。

取得すれば、現場作業における基礎知識が備わっているほか、品質担保に関しても一定以上の信頼があるという評価につながります。これからWebディレクターを目指す方におすすめの試験です。

ITパスポート試験

ITパスポートは、IT知識の基礎固めに役立つ国家試験のひとつです。情報セキュリティやコンプライアンス、情報システムやネットワークといったITの基本知識が身につきます。IT業界の経験が浅い方や現場での作業に不安を感じている方におすすめの試験です。

Webライティング能力検定

Webライティング能力検定は、読み手に伝わりやすく、SEOにおいても有利になる文章を作成する能力を評価するための検定です。取得すれば、オンライン上でのコミュニケーションスキルやSEOライターの業務感覚だけでなく、日常の業務におけるコミュニケーション力向上にも役立つでしょう。

Webデザイン試験

Webデザイン試験は、Web制作におけるレイアウトや色彩調整の知識が問われる資格試験です。取得すれば、Webデザイン業務に関して一定以上のスキルがあることの証明になります。Webデザイナーの業務内容も把握できるため、制作者の立場を考慮しつつ、タスク管理ができるWebディレクターになれるでしょう。

Google AdWords認定資格

Google AdWords認定資格は、Google広告の運用における基礎から応用レベル技術の習熟度合いが分かる資格です。取得すれば、Google広告に関する専門知識があることが証明できます。プロジェクトでGoogle広告を活用している場合に役立つ資格です。

Webアナリスト検定

Webアナリスト検定は、Googleアナリティクスにおけるデータ分析のノウハウを学べる検定資格です。15時間の短期集中プログラムで、分析の基本的な考え方や手法を学べます。データ分析によるマーケティング戦略の立案やトレンドの把握など、制作後の運用に役立つ検定です。

Webディレクターに求められるスキル

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Webディレクターは現場作業を円滑に進めるべく、さまざまスキルが要求されます。特に実務経験が浅い方は、どのようなスキルを身につけておく必要があるか事前に知っておきたいでしょう。ここでは、Webディレクターに必要なスキルを解説します。

コミュニケーションスキル

チーム内で指揮を執り、プロジェクトのスムーズな進行や品質向上を目指すうえで、コミュニケーションスキルは欠かせません。制作を進める際には、制作物に対するフィードバックや日々のミーティングが必要です。

また、クライアントへの連絡や相談も担当します。プロジェクトによっては細かな仕様変更や調整が加わることから、各方面に耳を傾け、ベストな方向へ導くコミュニケーションスキルがプロジェクト成功の鍵を握るといえるでしょう。

マネジメントスキル

Webディレクターには、進捗・コスト管理はもちろん、メンバーへのタスク分配や負荷の分散といった多岐にわたる業務への対応力が求められます。それぞれの業務に遅れや支障を出さないように、マネジメントスキルが欠かせません。

プロジェクトには制作納期が設けられています。限られた時間の中でパフォーマンスを最大化するには、適切な指示を下す意識が重要です。

Webマーケティングスキル

制作が終わった後、サイトの運用フェーズでは、広告・SNS運用といった業務を担当する場合があります。広告の使用を検討する際はマーケティングの効果を最大化するために、SEO対策やA/Bテストを行い、用途に応じて広告を最適化します。

情報収集スキル

Webディレクターにとっては、情報収集も重要な仕事のひとつです。業務に必要な技術情報やマーケット・トレンドに関するニュースなど、さまざまな情報を入手する意識が求められます。

書籍や雑誌、新聞といったWeb以外のメディアから情報を仕入れる習慣も大切です。情報を多角的に捉える訓練につながるほか、制作の品質向上にも役立ちます。

Webディレクターになる方法

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Webディレクターは、プロジェクトによって仕事内容や求められるスキルが変化する特殊なポジションです。スキルアップを目的にWebディレクターになりたい方がいる反面、どのように目指せばよいかイメージが湧かない方もいるかもしれません。ここでは、Webディレクターになる方法を解説します。

Web業界未経験者の場合

Web業界未経験からWebディレクターを目指すのであれば、まずはWebデザイナーやプログラマーといった職種を経験しましょう。Web制作の現場でキャリアを積めば、制作全体を見通すスキルも身につき、Webディレクターへのチャレンジの機会が増えるためです。

Webディレクターはマネジメントやコミュニケーションのスキルが重視されますが、最終的にプロジェクトのまとめ役を担うために、周辺職種も経験して実績とスキルを積み重ねましょう。

Web業界経験者の場合

すでにWeb業界を経験していたり何らかの制作に携わった経験を持っていたりする場合、実績を武器に転職活動するのがおすすめです。制作現場で長期の実務経験があれば、Webディレクターとしてのポテンシャルを評価してもらえるかもしれません。

経験はあるものの、知識やスキルが十分に備わっていない場合、業務に関連する情報収集に努めましょう。Webや専門書を活用して知識とスキルをカバーすれば、転職後の業務にもスムーズに着手できます。

Webディレクターへ転職するポイント

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Webディレクターへのステップアップやキャリアチェンジを考えている方であれば、すでに転職へ向けた準備を進めているかもしれません。その中で、具体的な転職戦略や効果的なアピール方法について悩む方もいるでしょう。ここでは、Webディレクターへ転職する際の重要なポイントを解説します。

過去の実績を明確にする

まずは過去の実績やスキルを書き出して整理しましょう。採用選考においては、これまでの経歴や身につけた能力が重視されるためです。応募先企業が求める人物像をイメージしつつ、関係のある実績やスキルをまとめましょう。

具体的には、これまで対処した課題への取り組みや改善後の結果をアピールするのがおすすめです。理路整然と説明できれば、Webディレクターにふさわしい人材だと判断してもらえます。

マーケティングスキルで差別化する

SNS運用やアクセス解析といったマーケティングスキルを身につけると、ほかの求職者と差別化できます。Web制作においては運用フェーズでマーケティングスキルが必要です。制作後のサポートまでカバーできる人材になれば、選考での評価も高まります。

マーケティングの経験がない方は、GoogleアナリティクスやX(旧Twitter)の運用といった取り組みやすいものから着手して実績を作りましょう。一定以上のアクセス数を集めたりフォロワー数を獲得したりすると、実務でも役に立ち評価してもらえます。

転職エージェントを活用する

転職活動を効率的に進めたいのであれば、転職エージェントの活用も視野に入れましょう。転職に関するプロから選考へ向けた適切なアドバイスがもらえるためです。特にWeb業界未経験からWebディレクターを目指す場合、積極的な活用をおすすめします。

転職エージェントでは、最短でWebディレクターになるための情報収集や選考対策が可能です。ひとりでは対策が難しい面接の練習もできるため、初めて転職活動に臨む方でも安心でしょう。

まとめ

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Webディレクターを目指すのであれば、資格をアピールポイントにすると転職活動で有利になるケースがあります。特にWeb業界の経験が浅い方やこれからスキルを養いたい方におすすめです。

マイナビITエージェントでは、Webディレクターの求人を豊富に扱っています。専属のキャリアアドバイザーが選考対策をサポートするため、未経験から目指す場合でも安心です。ぜひご相談ください。

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マイナビエージェント編集部

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