クリエイターの志望動機はどのように書けばよい?例文とポイントを解説|求人・転職エージェント

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更新日:2022/09/06

IT業界

クリエイターの志望動機はどのように書けばよい?例文とポイントを解説

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この記事のまとめ

  • クリエイターにはプログラマーやデザイナーなど多種多様な職が含まれるため、職種にマッチした志望動機を作成することが重要。
  • 志望動機を書くときは、業界を志す理由や応募先企業を選んだ理由、将来のキャリアプランを簡潔に盛り込む。
  • クリエイターへの転職を成功させるためには、仕事に必要なスキルの習得に励むことも大切。

IT業界を目指していて、Webデザイナーやゲームプランナーなどのクリエイター職を志望している方もいるのではないでしょうか。しかし転職活動を進める中で、エントリーシートに記入する志望動機の書き方で悩むこともあるでしょう。

そこでこの記事では、クリエイター職に応募するときに役立つ志望動機の書き方や作成時のポイントを紹介します。基本的なポイントを押さえたうえで志望動機を作成すれば、応募先企業に好印象を持ってもらえるでしょう。

目次

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クリエイターの主な職種

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一口にクリエイターといっても、その職種は多種多様です。IT業界で活躍するクリエイターの例を挙げると、以下のとおりです。

  • Webデザイナー
  • Webディレクター
  • アートディレクター
  • 広告クリエイター
  • ゲームクリエイター
  • 映像クリエイター
  • イラストレーター
  • フロントエンドエンジニア

クリエイターと聞くと何かを制作する職を思い浮かべがちですが、制作の指揮・監督に携わる職種や、作成したデザインを実際に表示できるようにするエンジニアも含まれます。クリエイターへの転職を検討している方は、自分がどの分野で活躍したいのかをよく考え、自身にマッチした職種を選ぶことが大切です。

クリエイターの志望動機を書くときのポイント

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クリエイターの志望動機を作成する際には、自身をより魅力的な人材としてアピールするために以下の5つの要素を盛り込みましょう。

  • 職種を選んだ理由を書く
  • 応募先企業を選んだ理由を伝える
  • 経験・スキルを盛り込む
  • 将来性をアピールする
  • ポートフォリオを提示する

志望動機作成時や見直しの際には、5つの要素がきちんと盛り込まれているかをチェックすることをおすすめします。

職種を選んだ理由を書く

クリエイターといっても職種は多岐にわたるため、志望動機を作成する際は「なぜその職種に就きたいと思っているのか」を忘れずに書きましょう。実際、企業は、「応募者が該当職種を志望した理由」を知りたいと考えています。

「前職で培ったWebデザインのスキルを活かし、ユーザビリティに優れたWebサイトの開発に携わりたいと考えている」など、相手の疑問に答えられるような内容を志望動機に盛り込むとよいでしょう。

応募先企業を選んだ理由を伝える

応募した職種を選んだ理由を盛り込むだけでは不十分です。企業側は「なぜうちの企業の求人に応募してきたのかを知りたい」と思っています。応募した職種を志望している理由を盛り込むだけで終わってしまうと、「同じ職種であればどこの企業でもよかったのではないか」と判断されてしまうでしょう。

そのため、応募先企業の経営ビジョンなどを志望動機に盛り込み、共感できたポイントやその理由、どのように貢献できるかを記載すると効果的です。

経験・スキルを盛り込む

職種や応募先企業を選んだ理由で触れた点を実現するためにどのようなスキルを習得しているのか、これまでの経験をどのように活かせるのかをアピールすることも重要です。

たとえば「ユーザビリティに優れたWebサイトのデザインを制作したい」場合は「ウェブデザイン技能検定1級に合格している」「HTML5を使用したマークアップ業務に3年携わっていた」などのように、保有スキルや役立つ経験をアピールできれば効果的です。

経験・スキルを盛り込むときは「どのようなスキル・経験があるのか」「そのスキル・経験を転職後にどのように活かせるのか」の2点を意識しましょう。

将来性をアピールする

思い描いているキャリアプランなど、将来性を盛り込むことも志望動機を作成するうえでは大切な要素です。「入社後はデザインスキルをさらに磨き、Webデザイナーのスペシャリストを目指したい」「マネジメントスキルを習得し、プロジェクトマネージャーを目指したい」などのように、転職後に何を目指すのかを記述しましょう。

応募先企業の選考担当者は、「入社後にどのように活躍してくれるのか」を知りたいと考えています。キャリアプランを志望動機に盛り込むことで、相手の要望に答えられるでしょう。

ポートフォリオを提示する

クリエイターのように制作物のクオリティーや方向性、センスが重視される職種では、「応募者がどのようなものを制作するのか」が重視されます。そのため、自分の成果物が視覚的に分かるポートフォリオを用意するとよいでしょう。

自己紹介やスキル・経験の紹介とともにこれまでに作成した作品の一例を掲載し、ディスクリプションでコンセプトや制作環境、制作時に意識したポイント、設計から完成にいたるまでのプロセスなどを解説しましょう。ひと目で理解できるポートフォリオを提示できれば自分のスキルレベルや制作の方向性をアピールできます。デザイナーやイラストレーターのように、目に見える作品を制作する職では特に重要です。

【クリエイター職種別】志望動機の例文

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クリエイターにはさまざまな職種があるため、それぞれ作成すべき志望動機は異なります。ここからは、クリエイターのうち以下の職種の志望動機の例文を見ていきましょう。

  • Webデザイナー
  • Webディレクター
  • 広告クリエイター
  • ゲームクリエイター
  • 映像クリエイター

それぞれの職種に応募するときに役立つ志望動機のポイントを解説するため、志望動機の書き方で迷っている方はぜひ参考にしてください。

Webデザイナー

【例文】

私は現職で、Webサイトの立ち上げ業務に3年間携わっていました。その中で、主にコーポレートサイトの作成に携わり、JavaScriptを使用したフロントエンド開発やHTML5を使用したマークアップ業務をメインに行っていました。

以前からEC業界に将来性を感じており、このたびECサイトの開発を手がける貴社のデザイナー職に応募いたしました。入社後は多くのユーザーにとって見やすく使いやすいECサイトを作成するため、これまでの経験や実務をとおして培ったスキルを活かしたいと考えています。

継続的にスキルアップに励み、いずれはより上流工程に携わるWebディレクターやWebプロデューサーへのステップアップを考えています。

上記の例文では、これまでの経験やスキルをどのように活かせるのかに触れつつ、ECサイトの開発に携わる企業に応募した理由もきちんと盛り込まれています。入社後のビジョンも明確にしているため、説得力が高いといえるでしょう。

Webデザイナーの選考ではポートフォリオが重視されるため、提出したポートフォリオの内容と矛盾がないようにすることが大切です。

Webディレクター

【例文】

私は、現職においてデザイナーを経てディレクター業務に従事しています。新たに作成するWebサイトのディレクション業務全般に携わっており、これまでにコーポレートサイトを中心とした20以上のサイトに携わってきました。

業務をとおしてオウンドメディアの設計・開発・集客に携わる機会もあり、その中でオウンドメディアに将来性を感じるようになりました。今後はこの分野で活躍したいと思うようになり、今回オウンドメディアの開発をメインとする貴社の求人に応募いたしました。

入社後はこれまでに培った開発技術やマーケティング関連のスキルを活かしてプロデューサーを目指し、開発から運用にいたるまでのさまざまな分野に携わりたいと考えております。

上記の志望動機では、オウンドメディアの受託開発を手掛ける企業に応募した理由や、これまでに培ったスキルをどのように活かせるかを簡潔に盛り込んでいます。Webディレクターを目指す場合も、開発に携わったWebサイトなどをポートフォリオとして提示できるとなおよいでしょう。

広告クリエイター

【例文】

私は現職で、自社製品の広告を制作する部署でデザイナーとして働いています。業務に携わっていく中で、広告物のデザインによって製品の売り上げが大きく変わることを学びました。その結果デザインについてより深く学習するようになり、広告を専門に作成する広告デザイナーの道を志すようになりました。

広告クリエイターに転職しようと思っていたところ、ジャンルを問わずに多くの広告を手掛けている貴社の求人が目に留まり、今回応募いたしました。入社後は培ったスキルを活かして制作業務に従事し、よりスキルアップに励みつつ効果的な販促物を作成したいと思っております。将来的には、より上流工程に携わる広告プランナーを目指そうと考えています。

上記の志望動機は、なぜ広告クリエイターを目指すようになったのか、どのようなスキルを活かせるのかを簡潔に記述している点が特徴です。キャリアプランも具体的に記述しており、企業のビジネスに貢献したい意欲が感じられる内容に仕上がっています。

ゲームクリエイター

【例文】

私はこれまで、組み込みエンジニアとしてC++を使用した住宅設備向けの組み込みシステム開発に携わっていました。しかし、以前から目指していたゲームプログラマーへの夢を諦めきれず、転職することを決意いたしました。

求人情報をチェックしていく中で、FPSゲームの開発を中心に手掛けている貴社のプログラマーの求人が目に留まり、このたび応募いたしました。FPSゲームは普段からプレイすることも多く、貴社が開発したタイトルはC++をメインに使用しています。入社後はプレイヤーとしての経験と開発経験の両方をゲームプログラミング分野で発揮できると考えております。

将来的には開発スキルに加えてプランニングスキルも習得し、ディレクターやプロデューサーとしてゲーム開発の最上流工程に携わりたいと思っております。

上記の例では、組み込みエンジニアとして習得したC++を転職後に活かせることをアピールしています。そのうえで将来のビジョンや入社後にどのような分野で貢献できるのかを記述しており、説得力が高いのが特徴です。

映像クリエイター

【例文】

私はこれまで、広告代理店で動画広告の制作に携わっており、その中で「伝わりやすい映像」「印象に残る映像」を意識して制作に取り組んできました。制作した動画広告がリリースされるとよい反応を得られることも多く、購買につながって売り上げの増加に貢献できたことを覚えています。

近年は映像制作の専門性を高めるための転職を検討しており、活動を進める中で貴社の求人が目に留まりました。貴社では「映像をとおして世界中の人にメッセージを伝える」をコンセプトとしており、映像制作の専門スキルを有する人材を求めていることを知りました。

貴社でならこれまで培ってきた映像制作スキルを活かし、よりクオリティーが高い作品を制作することで社会に貢献できると思い、今回応募いたしました。入社後は映像制作の現場でスキルを発揮するだけではなく、プランニングにも携わりたいと考えております。

上記の志望動機には、自身が携わってきた映像制作の経験をアピールしつつ、なぜ応募先企業に入社したいのかを簡潔に伝えています。

入社後のビジョンも明確になっているため、プランナーを目指したい意思を感じられる点も特徴です。応募先企業の担当者はどのように活躍してくれるのかをイメージしやすく、効果的です。

NG例もチェック!避けたほうがよい志望動機とは?

ポイントを押さえて志望動機を書いたつもりでいても、情報が不足していたり、説得力に欠けていたりするケースがあります。そこでここでは志望動機のNG例文をピックアップし、どのように改善できるかを見ていきましょう。

【例文】

私は現職で、家電製品に組み込まれたコンピューター上で動作する組み込みシステムの開発に携わっていました。開発でC++を使用したプログラミングを行うことが多く、スキルアップにも励んできました。

習得したC++のスキルをさらに活かしたいと思って転職を検討していたところ、貴社のゲームプログラマーの求人が目に留まり、このたび応募いたしました。ゲームプログラミングの分野でもC++のスキルを活用して開発に携わりたいと思っています。入社後はさまざまなゲームの開発に携わり、世の中に愛される作品を生み出したいと考えています。

この例では、現職のスキルを転職後にどのように活かせるかはアピールできているものの、ゲームプログラマーを志す強い意志や応募先企業を選んだ理由が記述されていません。

応募先企業の担当者は、「なぜうちの企業に応募してきたのかがよく分からない」と感じることでしょう。より説得力を高めるには、「なぜゲームプログラマーを目指すのか」「応募先企業のビジネススタイルにどのように貢献したいと考えているのか」を盛り込むと効果的です。

クリエイターが活躍する業界

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クリエイターは多種多様な業界で活躍しています。転職を成功させるには、自分が思い描いているキャリアプランを実現できる業界や関心が高い業界を選ぶことが大切です。そこでここからは、クリエイターが活躍する4つの業界を紹介します。

  • Web業界
  • ゲーム業界
  • スマホアプリ業界
  • 広告業界

同じクリエイター職でも、業界によって業務内容は大きく異なります。転職を検討している方は、それぞれの特徴を押さえたうえで自分にマッチした業界を選びましょう。

Web業界

Web業界とは、WebサイトやWebアプリ、Webメディアなどのインターネット上で動作するサービス全般に携わる業界です。Web業界で活躍するクリエイターには、以下のような種類があります。

  • Webデザイナー
  • Webディレクター
  • Webプランナー
  • 映像クリエイター

Webクリエイターが制作するものは、インターネットを介して多くのユーザーに提供される点が特徴です。多くのユーザーに役立つサービスを開発したい、社会への影響力が大きい仕事に携わりたいと考えている方に向いています

ゲーム業界

ゲーム業界とは、PCゲームやコンソールゲーム、スマートフォン向けゲームなど多種多様なゲームを開発する業界です。主に以下のクリエイターが活躍しています。

  • プランナー

  • プログラマー
  • デザイナー

一口にゲーム業界といっても、デザイナーやプログラマーなど多くの人材が開発に携わり、それぞれ役割が大きく異なります。自分が携わりたい職種を明確にしたうえで、転職活動に励みましょう。

スマホアプリ業界

スマホアプリ業界は、スマートフォン上にインストールして動作するアプリケーション(ネイティブアプリ)の開発をメインとしています。一口にスマホアプリといっても、業務アプリやゲームアプリ、SNSアプリなどその種類はさまざまです。スマホアプリ業界では以下のようなクリエイターが活躍しています。

  • プログラマー
  • UIデザイナー
  • 映像クリエイター
  • イラストレーター

スマホアプリをメインに開発する企業も存在しており、将来有望な分野のひとつです。スマホアプリにはネイティブアプリ以外にWebアプリも存在しており、Web業界の経験を活かせる分野も存在します。

広告業界

広告業界とは、動画広告やランディングページ、Web広告、SNS広告などに携わる業界です。広告業界では、以下のようなクリエイターが活躍しています。

  • プランナー
  • デザイナー
  • イラストレーター
  • アートディレクター

マーケティングにおいてWeb広告やSNS広告の重要性が高まっており、今後もさまざまな分野で活躍できるでしょう。イラストの作成経験やWebデザイナーの経験など、広告業界への転職で活かせる経験も多種多様です。

クリエイターを目指すならスキル習得が大切

クリエイター職への転職を検討しているのであれば、制作現場で即戦力として活躍するために必要なスキルを習得することが大切です。職種によって求められるスキルは異なりますが、以下のスキルの習得をおすすめします。

  • プログラミングスキル
  • マーケティングスキル
  • クリエイター向けツールを使用するスキル
  • デザインスキル
  • マネジメントスキル
  • ヒューマンスキル

制作活動に直接関わるスキル以外にも、ビジネスを円滑に進めるためのヒューマンスキルなども必要です。プログラミングスキルやマーケティングスキルなど、継続的な学習が必要なものも存在します。転職を成功させ、業界で長く活躍するためにも常に学習に励みましょう。

まとめ

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デザイナーやプログラマー、イラストレーターなどIT業界で活躍するクリエイターにはさまざまな職種が存在します。クリエイター職を目指している方は、自分のキャリアプランを実現でき、スキルを発揮できる業界・業種を選ぶことが大切です。選考時には志望動機が重要な役割を果たすため、基本的なポイントをきちんと押さえたうえで作成しましょう。

転職を成功させるには自分にマッチした企業を選ぶことも大切です。マイナビITエージェントでは、クリエイター職の求人も多数取り扱っています。転職先を探している方は、ぜひこの機会にマイナビITエージェントをご利用ください。

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