更新日:2022/05/31
この記事のまとめ
「データサイエンティストの志望動機はどのように書いたらよい?」「志望動機で書いてはいけないことってある?」といった疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。志望動機は採用の決め手となる重要な部分であるため、きちんと作り込むことが大切です。
この記事では、データサイエンティストへの転職で活かせる志望動機のポイントを解説します。例文もいくつか紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
目次
志望動機で悩んでいる方は、「なぜデータサイエンティストを目指すのか」をいま一度考えて、年収・仕事内容・将来性について自身の考えを整理しましょう。ここでは、多くの人がデータサイエンティストを志望する動機を紹介します。
IT人材の不足を訴える企業は多く、データサイエンティストの需要は高いのが現状です。そのため、「今後も市場価値が高まるのではないか」といった考えから志望する人が多くいます。
近年はインターネットやAIの普及により、ビッグデータの活用がビジネスにおいて重要視される傾向があります。ビッグデータを扱える高度なスキルを持ったデータサイエンティストは、今後も需要が高まることが予想されます。
データをビジネスに応用し、新しい付加価値を生む可能性を秘める仕事として、データサイエンティストは注目を集めています。ネットサービスの普及やデータ量の拡大が進む現代、企業が生き残るためにはデータサイエンティストは必要な職業といえるでしょう。
データサイエンティストは流通やマーケティングの分野だけでなく、メディア業界や金融業界といったさまざまな業界で求められる職種です。
「市場価値が高いのであれば、年収アップが見込めるのではないか」といった理由で志望する人も多いでしょう。データサイエンティストになるには「プログラミングスキル」「コーディングスキル」「データベースを操作するスキル」が必要です。
専門性が高い職種であるからこそ、人材を育てにくく、貴重であるといえます。また、さまざまな業界で求められる職種であるため、年収が高い求人を探しやすいのも志望理由のひとつです。
志望動機を考える際は、自身の将来性と向き合い、ビジョンを明確に持つことが大切です。企業研究を徹底し、志望先企業でどのように活躍できるか、自身のスキルを盛り込みつつ作成しましょう。ここでは、データサイエンティストの志望動機を考えるポイントについて解説します。
志望動機を作成するために、自身の将来性について考えてみましょう。これはデータサイエンティストに限った話ではありません。志望動機では「企業でどのように貢献したいか」「目標や明確なビジョンがあるか」といった点が重視されます。
特に未経験から転職するときは、データサイエンティストを目指したきっかけもきちんと伝えましょう。将来のビジョンが明確でない場合、業界の現状や将来をリサーチし、どのように社会と関わっていきたいかを考えることが重要です。
なぜ志望先企業を選んだのか、明確な理由を伝えることが大切です。そのためには、志望先企業やライバル企業、業界について研究する必要があります。志望先企業が主体の志望動機となるように、ライバル企業にはない特徴や強みを見つけ、志望動機に盛り込みましょう。
企業研究をする際には、求人情報や企業の公式サイトだけでなく、SNSや口コミをチェックするのがおすすめです。どのような人材が求められているかといった点にも着目し、リサーチしましょう。
自身が入社した後、どのように企業へ貢献できるのかイメージしましょう。そのためには、自身のスキルや強み、何ができるのかを整理する必要があります。実際に入社しないと分からないこともありますが、想像できる範囲で自分が働いている姿を想像しましょう。
魅力的な志望動機とは「応募者が入社したら、どのように企業に貢献してくれるかを記載してあるもの」ともいえます。できる限り具体的にイメージを膨らませましょう。
企業に対する理解度や自身のスキルをアピールすることが大切です。企業理解度を深めるために、企業研究を徹底しましょう。さらに、自身のスキルを把握し、企業に貢献できる点を文章にして志望動機を作成します。
自身のスキルやアピールポイントが分からない場合、これまでのキャリアを棚卸ししてみるとよいでしょう。紙に書き出して整理したり、家族や友人に相談したりするのもおすすめです。
採用担当者から見てNGな志望動機の特徴として、「内容に具体性がない」「志望先企業に対する熱意が感じられない」「自己中心的」の3つが挙げられます。自身の志望動機が当てはまっていないか確認しましょう。ここでは、例文を紹介しながらNGな志望動機について詳しく解説します。
【NG例文】
自分のスキルを活かし、貴社に精一杯貢献します。
「一般論を並べているだけで自分の言葉で書かれていない」「内容に具体性がない」といった志望動機は、魅力を感じないためNGです。上記の例文では、どのように企業に貢献するのかを記載していません。また、自身のスキルも曖昧です。「どのようなスキルを活かして、どのように貢献するのか」を具体的に書きましょう。
【NG例文】
データサイエンティストを目指し、貴社の求人を見つけました。未経験ですが、貴社に貢献できるように精進いたします。
「なぜ数ある企業の中から志望先企業を選んだのか」といった点を盛り込んでいない志望動機はNGです。上記の文章だと、「データサイエンティストであればどの企業でもよいのか」という印象を与えます。志望先企業ならではの特徴や強みを盛り込み、熱意を伝えましょう。
【NG例文】
貴社は残業がなく、働きやすい職場環境に力を注いでいる点が魅力に感じました。
給与や福利厚生のような待遇を理由とした志望動機はNGです。職場選びにおいて給与や福利厚生は重要なポイントですが、「給与が高ければ他企業へ転職するのではないか」と見なされてしまいます。自己中心的な志望動機は避けて、仕事内容に関連する理由を盛り込みましょう。
志望動機のポイントが分かっても、実際にどのように書いたらよいか分からない方もいるでしょう。ここでは、データサイエンティストへの転職で使える志望動機の例文を2つ紹介します。例文はあくまでも参考とし、自身のオリジナルな経験やスキルを盛り込むとよいでしょう。
【例文】
私はこれまで事業会社でマーケティングの仕事をしていました。データ分析に携わることも多く、ビッグデータを専門的に扱えるデータサイエンティストの仕事に興味を抱くようになりました。インターネットやSNSが普及し、膨大な情報が溢れる現代において、データサイエンティストは必要不可欠な職業だと思っております。
貴社が展開している〇〇分野は、他企業にはない独自の視点で社会に革命を起こすと考えており、魅力的を感じたため貴社を志望いたしました。入社後は、マーケティングで培った分析力を活かし、貴社に貢献していきたいと考えております。
【例文】
私は〇〇株式会社でデータサイエンティストとして、生産設備のデータ分析や人事データ分析の仕事をしていました。携わった製品は、主にオフィス情報機器や印刷、医療関連製品です。
事業全般に関わるデータ分析業務の経験を経て、新しい分野でも自分のスキルが活かせないかと思い、転職先を探していました。貴社はファッション分野において他企業よりも事業のAI化に積極的である点に魅力を感じ、貴社へ志望いたしました。
入社後はチームの一員として、大好きなファッション業界に貢献できるよう尽力いたします。
志望動機は採用の決め手となるため、積極的に自身をアピールすることが大切です。未経験者はデータサイエンティストを目指したきっかけを伝えるとよいでしょう。志望動機を書く際は企業研究を徹底し、具体性のある内容や志望先企業ならではの特徴や強み、入社への熱意を盛り込みます。
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