更新日:2024/04/26
この記事のまとめ
外出時はマスクの着用が一般的となりましたが、「面接時にも着用したままでよいのだろうか」と、悩まれている方もいるでしょう。そこで今回は、昨今の面接におけるマスク事情について解説します。
マスクの着用がOKかNGかというだけでなく、面接に適したマスクの色や種類についてもまとめました。自信を持って面接に臨めるように、ここで疑問を解消しましょう。
目次
結論からいって、感染予防への意識が高まる昨今においては、面接時のマスク着用が問題視されることはまずないでしょう。
ただし、マスク着用は国民の義務とされているものではありません。企業の経営方針によっては、「表情が分かりづらい」「声が聞き取りづらい」などの理由から、十分な距離を取る代わりにマスクなしでの面接を希望されるケースもあります。
マスク着用で問題ないとは断定せず、転職希望先に伺いを立てるのがおすすめです。
面接時もマスクを着用するのが一般的にはなってきましたが、現時点では必ずしもマスクOKとは言い切れません。なるべくは「マスクをしたまま面接を受けてもよいか」の確認を事前に取っておきたいところです。
確認を取る場合には、以下2つのタイミングがおすすめです。
マスク着用の断りを入れるタイミングは、日程調整の段階が望ましいでしょう。事前にやりとりをしておけば、行き違いも少なく、当日にバタバタすることもありません。
断りの入れ方として、メール例文を用意しました。ご参考ください。
お世話になっております。〇〇(自分の名前)と申します。
面接日程につきまして、承知致しました。〇月〇日〇時から、どうぞよろしくお願い致します。
一点お伺いしたいのですが、面接当日はマスクを着用したままで構わないでしょうか。
貴社のご方針などございましたら、お申しつけいただけますと幸いです。
冒頭で日程調整について返信をしてから、補足として伺いを立てるとよいでしょう。
面接当日までマスク着用について確認が取れなかった場合には、入室後、面接開始前に確認を取るとよいでしょう。流れとしては、以下のとおりです。
1.面接室に入室
2.席の横に立ち、「本日はお時間をいただきありがとうございます。〇〇(名前)と申します。どうぞよろしくお願い致します」とあいさつする
3.着席の前に、「先にお伺いしたいのですが、マスク着用のままでも差支えなかったでしょうか」と確認する
4.指示に従い、着席し、面接開始
通常よりも入室時に気を回さなくてはいけないことは増えますが、失礼がないように落ち着いて尋ねれば、問題はありません。
マスクを着用していると表情が読み取りづらく、声もこもりやすくなるのが難点です。そのため、マスクなしで面接を受けるとき以上に気をつけなくてはいけないポイントがいくつかあります。
これらのポイントを押さえ、マスクをしたままでも意欲をしっかりと伝えられるようになりましょう。
マスク着用の面接では、顔にかからないような髪型にするのがおすすめです。マスクを着けていると、鼻から下という顔の大部分が隠れてしまいます。すると、面接官はより一層、目から伝わる情報を重視するでしょう。
特に前髪は目にかからないように意識して、まとめておきましょう。なお、横に流すだけでは、面接中に崩れて何度も直すことになる恐れがあります。ピンやヘアスプレーを用いた対処も取り入れましょう。
マスクを着用しているときの声は、自分が思っているよりもこもって聞こえやすいものです。少し大げさなくらいのハキハキとした話し方を意識しましょう。
声を大きくするだけでなく、一音一音を大事にするようなイメージでゆっくりと話すことが大切です。また面接本番を迎える前には、第三者に聞いてもらうか録音をして、聞き取りやすさを確認しておくとよいでしょう。
マスク着用による表情の伝わりづらさは、話し方に抑揚をつけることでもカバーできます。面接では多くの場合、事前にある程度の回答を用意しますが、ただ読み上げるような回答にはならないようにしましょう。意欲が感じられず、面接官の心に留まりません。
抑揚をつけるのが苦手な方は、特に強く伝えたいアピールポイントだけでも、よりハッキリゆっくりと話すことを意識しましょう。それだけでも、与える印象は大きく変わります。
表情が見えにくい分、アイコンタクトやジェスチャーといった動作も、マスク着用時には重要です。面接官の話を聞くタイミングでは、相手の顔を見据えながら適度に頷き、全身で話を聞く姿勢を見せましょう。
また、ときには大きな笑顔を作ることも大切です。口角を上げていてもマスクの下では見えませんが、口角を上げれば自然と目元にもほがらかな表情が現れます。
面接で着用するマスクに明確なルールは定められていません。ただし、そのほかの衣服と同様にビジネスシーンにふさわしいものが求められます。色柄については清潔感を意識し、無地の白やグレーといった控えめな色がおすすめです。黒やピンクといったおしゃれカラーは避けるのが無難でしょう。
マスクの種類については、平型でも立体型でも構いません。ただし、フィット感は重視しましょう。緩くてすぐにずれ落ちてしまったり、きつくて窮屈そうに見えたりしては、印象を損ねる恐れがあります。
新型コロナウイルス感染症対策の観点から、昨今ではオンライン面接を実施する企業も増えてきました。ここではオンライン面接ならではのメリットをご紹介します。
対面であることに縛られず、状況に応じて、適した方法を選ぶとよいでしょう。
オンライン面接であれば、自宅のPCから面接を受けられるため、マスクの着用が不要です。マスク着用時の面接における、表情が伝わりづらい、声がこもりやすいといったデメリットがなくなります。
「マスクをしたまま話すのがどうしても苦手だ」という方や、「目つきが悪く、印象に影響しそうで不安だ」という方にとっては、特に大きなメリットだといえるでしょう。
オンライン面接であれば、外出する必要がありません。「移動中や面接会場で新型コロナウイルス感染症にかかるかもしれない」という心配がなくなります。
また、交通機関の乱れによる遅刻リスクを回避できるでしょう。羽織る上着や鞄、靴といった小物に気を配る必要がなくなるほか、面接時間のギリギリまで身だしなみのチェックが可能であるといったメリットもあります。
新型コロナウイルス感染症による影響はいまも大きく、今後も面接事情は移り変わっていくと予想されます。このような状況では、マスクのことだけでなく、さまざまな事柄において不安を感じられる方は多いでしょう。
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面接時のマスク着用が一般的になってきた昨今だからこそ、新たな悩みを抱える方は増えました。今後は、新たに面接時のマナーやルールが増えることもあるかもしれません。
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