未経験でもリース業界に転職できる?業務内容やおすすめの職種を紹介|求人・転職エージェント

更新日:2022/08/02

金融業界

未経験でもリース業界に転職できる?業務内容やおすすめの職種を紹介

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この記事のまとめ

  • リース業界は金融業の一分野で、購入した器具や設備を企業に貸与することで収益を得るビジネスモデル。
  • 金融業界未経験からリース業界への転職を目指す場合は、「営業職」「エンジニア職」「事務職」を狙うのがおすすめ。
  • 再生可能エネルギーをはじめとした新たな分野や日本国外への投資が拡大しており、リース業界は将来性がある業界と考えられている。

金融業界未経験からリース業界への転職を考えている方もいるのではないでしょうか。しかし未経験でリース業界に転職できるのか、リース業界は自分にマッチしているのかなど、不安を覚えることも多々あるでしょう。

そこでこの記事では、リース業界のビジネスモデルや主な職種、未経験から転職する方法を紹介します。転職前にリース業界に関する基本的な情報を把握することで、自身が思い描くキャリアプランを実現しやすくなるでしょう。

目次

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リース業界のビジネスモデル

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リース業界は金融業に分類される業種です。金融業界未経験からリース業界への転職を志している方もいるのではないでしょうか。

転職後のミスマッチを防ぐためには、転職前にリース業界がどのようなビジネスモデルで収益を生み出しているのかを理解することが大切です。ここでは、リース業界のビジネスモデルについて詳しく解説します。

設備・物品を長期間貸し出して収益を得る

リース業界の主な業務は、サプライヤー(供給元)から仕入れた器具や設備などを企業に貸すことにあります。具体的な業務の流れは以下のとおりです。

  1. 器具・設備を必要とする企業とリース契約を締結する
  2. リース契約に基づいてサプライヤーから器具・設備を購入する
  3. 購入した器具・設備を契約先の企業に貸与する
  4. サプライヤーが契約先の企業に対象の器具・設備を納入する

リース業界は顧客に代わって購入した器具や設備を貸し出し、その対価としてリース料を受け取ることで収益を上げています

リース形態は2種類存在する

リース契約の形態には、「ファイナンス・リース」と「オペレーティング・リース」の2種類あります。同じリースでも仕組みが異なる点を押さえておきましょう。具体的な契約内容はそれぞれ以下のとおりです。

リース契約の種類 特徴 中途解約の可否
ファイナンス・リース ・購入代金・金利・税金・保険料のすべてがリース料金に含まれる
・リース契約の対象物は資産として計上する
・購入契約に近いイメージ
不可
オペレーティング・リース ・必要な期間だけ使用できるタイプのリース契約
・リース期間契約満了時の残価を定め、購入価格から残価を差し引いた金額をリース料として支払う
・リース契約の対象物を資産として計上しない
・賃貸借契約に近いイメージ
可能


ファイナンス・リースは中途解約ができず、購入代金に諸経費を加えたすべての金額をリース料として支払うフルペイアウトが条件です。一方、オペレーティング・リースは購入代金から契約満了時の残価を差し引いた金額がリース料として設定されるため、ファイナンス・リースよりもリース料の負担が軽減される特徴があります。

リース契約の期間満了後は、物品をリース企業に返却か、再リースするかのいずれかの方法を取ります。

リース業界の主な職種

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一口にリース業界といっても、職種によって業務内容は大きく異なります。転職後のミスマッチを防ぐためにも、それぞれの職種がどのような仕事に関わるのかを事前に把握しておきましょう。ここでは、「営業」「財務」「法務」「経理」「資産管理」の5つの職種の業務内容を紹介するとともに、各職種で求められるスキルについても合わせて解説します。

営業

リース業界の営業は、OA機器やICT機器などの器具や設備を必要とする企業に対してリースを提案し、契約を獲得することが主な仕事です。

契約を獲得するには、顧客が抱える課題をヒアリングしてニーズを満たすプランの提案が欠かせません。顧客が必要とする機器などに関する知識はもちろんのこと、顧客との信頼関係を構築するためのコミュニケーションスキルも求められます。

財務

財務は主に資金調達を担うチームです。リース契約を締結するには、器具や設備を必要とする企業の代わりに対象物を購入する必要があります。契約を締結した企業の必要に応じてさまざまな物品を調達するには、資金力が欠かせません。財務はリース業の根幹に関わる重要な職種といえるでしょう。

法務

法務はリース契約時の与信審査や契約書のチェック、リース料金滞納時の回収などに携わります。契約締結前に相手企業の財務状況や経営状況を審査するのは、リース料の滞納を防ぐためには欠かせない業務です。法務・財務の専門家が在籍しており、審査や滞納金の回収に携わる分、金融業のカラーが強い職種といえます。

経理

経理は会計・税務に関わるさまざまな業務を担当します。一般的な企業と同じような仕事もありますが、リース契約に関連した税務処理に携わる点はリース業界ならではの仕事です。法務と同様、会計や税務・金融・法律に関する広範な知識が求められます。企業によっては、法務チームに代わって契約書の作成を担当するケースもあります。

資産管理

資産管理とは、リース契約の対象物全般を管理する職種です。契約期間や物品の購入・運用・廃棄・売却に携わり、企業が保有している資産を有効活用する点において重要な役割を果たします。資産管理チームは保有している資産を運用して利益を生み出すことにフォーカスする職種であり、高い運用スキルが求められます。

金融業界未経験でもリース業界に転職できる?

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金融業界経験がない場合、リース業界への転職は難しいのではないかと感じている方もいるのではないでしょうか。たとえ業界未経験であっても、職種によってはリース業界へのキャリアチェンジが可能です。

ここでは、金融業界未経験者でもリース業界への転職がしやすいおすすめの職種として「営業」「点検・整備」「事務」の3つを紹介します。

未経験者歓迎の求人が多い「営業職」

営業職は未経験者歓迎の求人が多く、金融業界の経験がなくても比較的転職しやすい職種です。リース業界は企業間取引が中心のため、法人営業に携わった経験があれば高く評価されるでしょう。

リース業界の営業として転職したのちにスキルアップに励み、別の職種にチャレンジするキャリアパスを描くことも可能です。まずは業界未経験者でも採用されやすい営業職への転職を目指し、業界内でキャリアアップする道を選択するのもよいでしょう。

エンジニアを目指すなら「点検・整備職」

リース業界では保有している器具や設備を管理するためのエンジニアを必要としています。エンジニア職も金融業界未経験から転職しやすい職種のひとつです。

エンジニアを志望する場合は、未経験者歓迎のエンジニア職に応募し、設備メンテナンスの経験を積み重ねてキャリアアップするとよいでしょう。金融業界未経験者でも、製造業や設備メンテナンス業の経験があれば選考時にアピール可能です。

他業界の経験を活かせる「事務職」

事務職も金融業界未経験者歓迎の求人が多いため、リース業界への入り口としておすすめの職種です。事務職の中には、法務アシスタントなど専門的なチームのサポートに携わる職も存在します。

営業職や点検・整備職と同様に、別業界で事務職の経験がある場合は金融業界未経験でも選考を有利に進められるでしょう。転職後はアシスタントとして専門知識を習得し、法務や財務職などへとキャリアアップする道もあります。

未経験者は転職が難しい職種もある

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リース業界には、「マネジメント職」「財務・資産管理職」「海外営業職」など未経験では転職するのが難しい職種も存在します。これらの職種を目指す場合は別の職種として入社してからキャリアアップするか、金融業界で該当する職種の経験をある程度積んでから転職する必要があるでしょう。ここでは、未経験者が転職するのが難しいリース業界の職種とその理由を解説します。

マネジメント職

リース企業で働くマネジメント職は、新たなリース商品の企画や既存商品の改善をメインに担当します。マネジメント職の求人では経験者を求めていることが多く、未経験で転職するのは難しいでしょう。

未経験からリース業界への転職を考えている場合は、難易度が高いマネジメント職をいきなり狙うのではなく、まずは営業職など未経験者でも転職可能な職種に就いたうえでステップアップすることをおすすめします。業界内で働きながら必要な知識やスキルを習得することで、いずれはマネジメント職への道が開かれるでしょう。

財務・資産管理職

財務・資産管理職は運用によって企業に収益をもたらす重要な部門で、資産運用の経験者が求められています。ファンド運用会社でアセットマネジメントに携わった経験がある方や不動産・証券・債券などの運用経験がある方を対象とした求人です。資産運用には高度な知識が求められるため、金融業界未経験でこのポジションを目指すのは難しいといわざるを得ません。

海外営業

国内のリース市場は飽和しており、海外に活路を見いだそうとしているリース企業も多数存在します。海外営業は営業職の一種ですが、未経験者ではなくクロスボーダー・ファイナンスなどの業界経験者が求められる職種です。金融業界未経験で海外営業に携わりたいと考えているのであれば、未経験者歓迎の求人が多い国内営業で成果を上げたのちに海外営業へのキャリアアップを目指すとよいでしょう。

転職を成功させるために習得したいスキル

金融業界未経験からリース業界に転職したいと考えている方は、リース業界で重要視されるスキルの習得に励みましょう。リース業界に役立つスキルには以下のようなものがあります。

  • 法人営業(BtoB営業)の経験
  • 課題解決力
  • 提案力
  • ヒアリング力
  • 語学力

これらのスキルは、リース業界に転職する前でも習得できます。とくに営業職に転職する場合はこれらのスキルが重要なため、継続的にスキルアップに励みましょう。金融全般やリースに関する専門的で高度な知識・スキルは入社してからの習得でも遅くはありません。

リース業界の全体的な動向

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未経験からリース業界を目指すにあたり、リース業界の将来性について知りたいと思っている方もいるでしょう。リース業界は以下の理由により、将来有望な業種と考えられています。

  • 新分野への投資が盛んになっている
  • 日本国外への拡大が広がっている

ここではそれぞれのポイントについて解説します。転職を検討している方は事前にチェックしておくとよいでしょう。

新分野への投資が盛んになっている

リース業界は企業に器具や設備を貸与してリース料を得るビジネスモデルですが、近年はこれまでのOA機器やICT機器、自動車などのリース取扱高が低迷傾向にあるため、以下のような新分野の資産への投資が拡大しています。

  • 再生可能エネルギー(太陽光発電設備・風力発電設備)
  • ヘルスケア関連機器
  • 不動産
  • 航空機

収益性をより高めるためにも、リース業界の中にはこれらの分野の経験者の採用を強化している企業もあります

日本国外への拡大が広がっている

国内のリース業界は飽和状態にあるため、日本国外への投資が盛んになっている点も特徴です。設備投資の急拡大が見込まれる新興国市場に進出し、現地の金融関連企業の買収を進めてリース業を営む企業も存在します。

国外でビジネスを展開するには海外営業の力が欠かせず、求人が活性化しています。未経験からいきなり海外営業職を目指すのは難しいものの、国内営業で実績を積み重ねれば海外営業に携わる道も開けるでしょう。

まとめ

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リース業界は金融業の一分野で、器具や設備を企業に貸与してリース料を得るビジネスモデルです。金融業界未経験でも営業や事務などの職種であれば未経験者歓迎の求人も多く、リース業界への転職がしやすいでしょう。

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