更新日:2023/01/24
この記事のまとめ
新卒として入社後1年~3年ほどで転職をする「第二新卒」の方が昨今では増えています。その中でも、挑戦心が強い方に人気の転職先が「ベンチャー企業」です。
この記事では、第二新卒でベンチャー企業に転職するのはありなのかを解説します。ベンチャー企業へ向いている方・向いていない方それぞれの特徴や、転職時の注意点についてもまとめましたので、ベンチャー企業への転職を検討している第二新卒の方はぜひご一読ください。
目次
結論からいって、第二新卒でベンチャー企業に転職するのは「あり」です。ベンチャー企業は全体的に20代~30代の人材が多く働いており、実力さえあれば若くても昇進しやすい社風の企業も多いため、チャレンジ精神や意欲の強い方にはおすすめです。
しかしその一方で、多忙になりやすくプライベートの時間を作りにくいことや、大手に比べると給与が低い傾向にあるといったベンチャー企業ならではの難点もあります。第二新卒でベンチャー企業への転職を目指すのであれば、まずはベンチャー企業についてよく理解したうえで自己分析し、「自分にベンチャー企業の風土は合っているか」を吟味する必要があるでしょう。
ベンチャー企業について、「カッコいい」「働きやすそう」といった漠然としたイメージだけで憧れているのであれば注意が必要です。第二新卒でベンチャー企業への転職を目指すのであれば、ベンチャー企業に関する基礎知識を押さえましょう。
ベンチャーという言葉は「冒険」や「投機」といった意味を持つように、ベンチャー企業とは比較的新設されたばかりであるほか、これまでにない革新的なサービス、またはビジネスモデルを展開している企業を指します。なお、設立年数が何年以内、資本金が何円以内などといった明確な定義はありません。
以上のような特徴を持つことから、ベンチャー企業では一般的に「現代に合った自由度の高い働き方が実現できる」といわれています。その一方で、人材不足によるハードワークや、業務のノウハウがまだ不十分などといった傾向もあります。
ベンチャー企業もスタートアップ企業も、これまでにない革新的なサービスやビジネスモデルを展開している企業であることは変わりません。その中でも成長率の伸びが早く、高い企業のことをスタートアップ企業といいます。
第二新卒からベンチャー企業への転職を考えている方は、スタートアップ企業も視野に入れるとよいでしょう。ただし設立年数が比較的長いベンチャー企業に比べると、経営はより不安定な状態にあるのが一般的です。
ベンチャー企業への転職を考えている第二新卒の方へ向け、ここではベンチャー企業に向いているタイプと向いていないタイプをご紹介します。ベンチャー企業は企業ごとの特色が大きいため、合う・合わないはこの限りではありませんが、参考情報としてお役立てください。
第二新卒でベンチャー企業への転職に向いているのは、主に以下に当てはまる方です。
ベンチャー企業での業務は、教えてもらったことを着実にこなすといったものではありません。基本的なことは教えてもらうことになるかもしれませんが、以降は自分の経験や感覚を頼りに取り組んでいかなくてはいけない場面に多く遭遇します。そのため、何事にも自ら積極的にチャレンジできる精神を持っていることは、最低限必要な要素でしょう。
ベンチャー企業に向いていないタイプは以下に当てはまる方です。
ベンチャー企業は人手不足の傾向にあるため、さまざまな業務を任せられることが多く、ときには休日を返上して出勤するケースもあります。また給与や福利厚生に関しても、大手企業に比べると充実していないのが一般的です。
マニュアルどおりの仕事をこなしたい方や、プライベートを充実させたい方にとっては、ストレスを感じやすい環境かもしれません。
ベンチャー企業への転職にはいくつか注意点があります。しかしこれらの注意点はベンチャー企業ならではの魅力にも通じる部分であるため、注意点と魅力のどちらが大きく感じられるかが検討のポイントとなるでしょう。ここからは、ベンチャー企業への転職を検討する際に意識したい4つの注意点を紹介します。
大手企業や長年続いている中小企業とは異なり、ベンチャー企業には安定性が低いといったリスクがあります。革新的なサービスやビジネスモデルは一気に利益を上げることもありますが、売れ続けているサービスなどに比べると安定せず、売上が流動的であるためです。
また安定性の低さは、倒産や人員整理などのリスクにもつながります。きちんとした基盤のある企業かどうかといった企業リサーチを徹底するのはもちろんのこと、大手企業などに比べると不安定であることは承知したうえで転職を検討しましょう。
特に設立から間もないベンチャー企業は、人員が少なく、業務の仕組みが固まっていないケースもあります。その場合、ひとり当たりの仕事量が増えるほか、想定外の業務を任されることもあるでしょう。入社後すぐに責任のある仕事を任されることも考えられます。以上のことから、ベンチャー企業では体力はもちろんのこと、精神的なタフさも求められるでしょう。
ベンチャー企業への転職に限りませんが、未経験の職種は内定獲得の難易度が上がります。特に第二新卒で転職する場合は、勤続歴が短いことがマイナスに響き、内定獲得だけでなく年収が下がる恐れなどもあるでしょう。
一方で、第二新卒はポテンシャル採用も見込めます。チャレンジしたい気持ちがあれば、未経験職種であっても諦めずに応募してみましょう。
第二新卒者の勤続歴の短さをよりマイナスイメージにしてしまうのが、ネガティブもしくはあいまいな転職理由です。「転職意欲が低いのではないか」「すぐに辞めてしまうのではないか」と懸念される恐れがあります。
勤続歴が短い場合はアピールできるスキルや実績を作りにくいかもしれませんが、「前職で学んだことをベンチャー企業で活かしたい」といった強い思いがあるなら、意欲や柔軟性の高さを前面に出せるでしょう。
ここでは、第二新卒でベンチャー企業への転職を成功させるためのポイントを3つご紹介します。内定獲得はもちろん、入社後に不満が出たり後悔したりしないための対策を押さえることで転職を成功させましょう。
ベンチャー企業への転職を考えたら、まずはキャリアプランを明確にしましょう。キャリアプランを描く際には、プライベートのライフプランも併せて考えることが重要です。
「どのような仕事をしたいのか」「何歳までにどのような立場や給与を得たいのか」など、キャリアプランを明確にしたうえで、ベンチャー企業へ入社後の自分を想像し照らし合わせれば、ベンチャー企業が自分に向いているかどうかを判断できるでしょう。
大手企業などに比べるとどうしても不安定さが気にかかるベンチャー企業。経営状況はあらかじめ入念にリサーチしましょう。
ポイントとしては、まず現在だけでなく今後の成長が期待できるかどうかもチェックします。まだひとつのサービスが当たっただけというような状況であれば、あまりおすすめはできません。そのほかでは資金の調達方法や経営陣の情報などを集め、安定性を測るとよいでしょう。
第二新卒者はポテンシャル採用を見込めるため、ベンチャー企業への転職難易度は決して高くありません。しかし自分の強みを明確にアピールし、企業に貢献できる人材であることを伝える必要があるため、徹底した自己分析および企業リサーチが重要です。
そこでおすすめなのが、転職エージェントのサポートを受けることです。転職エージェントでは転職のプロであるキャリアアドバイザーから客観的なアドバイスを受けられるため、自己PRの精度を高められます。
また企業の風土や実際の労働環境についても、各業界に精通している転職エージェントであれば、自分にマッチする求人を提案してくれるのもメリットです。
第二新卒でベンチャー企業への転職を志望している方は、ぜひマイナビエージェントまでご相談ください。マイナビエージェントでは、ベンチャー企業を含む多数の求人を取り扱っています。中には転職サイトなどでは見られない「非公開求人」もあるため、あなたの希望に沿った転職先を見つけやすいでしょう。
マイナビエージェントにはキャリアアドバイザーのほか、企業と密接なコミュニケーションを取る企業担当アドバイザーも在籍。情報の少ないベンチャー企業であっても、職場の雰囲気をはじめとしたリアルな内情をお伝えできます。
第二新卒でベンチャー企業への転職を考える方は、その時点でチャレンジ精神が豊かといえ、ベンチャー企業への適性が少なからずあると考えられます。しかしベンチャー企業は、企業ごとの差も大きいため、転職成功のためには情報収集が欠かせません。
企業について詳しい情報が必要な方は、ぜひマイナビエージェントにお任せください。マイナビエージェントは求人紹介から内定獲得までをすべてサポート。専任のキャリアアドバイザーが、ベンチャー企業も含めたあなたに最適な企業をご紹介します。
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