更新日:2025/01/17
この記事のまとめ
「災いが多い」といわれる厄年に転職しても大丈夫なのか不安に感じている方は多いでしょう。転職は今後の人生を左右する重要な転機であり、厄年の転職に二の足を踏んでしまうのも無理はありません。
そこでこの記事では、厄年と転職の関係性について解説します。転職を成功させるポイントも紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
目次
厄年とは厄災が多く降りかかるとされる年齢のことです。厄年には、起業・転職・結婚・家の新築・引っ越しといった新しいことを始めるのは避けたほうがよいとされています。
厄年の根拠や起源はよく分かっていませんが、平安時代にはすでに存在しており、江戸時代になって普及して神社・仏閣での厄祓い(やくばらい)が流行しています。
女性と男性では厄年の年齢が違う点に注意が必要です。男性・女性の厄年は以下のとおりです。なお、厄年は満年齢ではなく、生まれたときを1歳とする「数え年」で判断するのが一般的です。
男性の厄年
前厄 本厄(厄年) 後厄
24歳 25歳 26歳
41歳 42歳 大厄 43歳
60歳 61歳 62歳
42歳の男性は、特に災厄に遭いやすいとされている「大厄」の年です。42歳になると社会的な地位が確立され、身体的な変化も顕著になりやすい時期といえるでしょう。ほかの本厄よりも注意する必要があるため、神社やお寺などでの厄祓いをおすすめします。
女性の厄年
前厄 本厄(厄年) 後厄
18歳 19歳 20歳
32歳 33歳 大厄 34歳
36歳 37歳 38歳
女性の厄年も男性と同様に3つあります。女性は最後の厄年が38歳で、男性と違って早く終わる点が特徴です。大厄は33歳となっており、この年齢になると家庭を築いている方も多くいるでしょう。家族のために厄祓いをすることを検討してみてください。
厄年に科学的な根拠はないものの、人生の転換期にあたることから古来忌むべき年齢とされてきました。
男性の大厄42歳は前厄・後厄を考えると満年齢で40歳~42歳、女性の大厄33歳は前厄・後厄を考えると満年齢の31歳~33歳です。男女ともにこれらの年齢は人生の節目の時期にあたり、トラブルやストレスにさらされやすい年代といえるでしょう。
転職は今後の生活やキャリアを左右する重要な決断であるため、厄年に転職しても問題はないのか不安に感じている方も少なくないでしょう。実際、厄年と転職に密接な関係はあるのでしょうか。ここでは、厄年と転職の関係について詳しく解説します。
男性の厄年は、キャリアアップを考える時期と重なりやすい点が特徴です。
たとえば男性の本厄にあたる25歳は、大卒者だと就職3年目の時期に該当します。ある程度仕事をこなせるようになり、理想とするキャリアが見え始める頃でもあります。「思い描くキャリアプランを実現したい」「本当にやりたい仕事に就きたい」と転職を考える方は少なくありません。
また、男性の大厄にあたる42歳は職務経験を積み重ね、豊富な専門知識も身についている働き盛りの時期です。「新たなステージに挑戦したい」「専門分野に関するスキルを究めたい」とキャリアアップを考えて転職する方もいます。
現在の20代後半から30代にかけては自分のこれからの進路を真剣に考える年代であり、その結果転職にいたることがよく起こる時期でもあります。ところが、女性の30代は6年間が前厄・本厄・後厄にあたるという厄の多い年代です。
就職や転職は、求職者・企業の双方の相性や求職・求人のタイミング次第でトントン拍子に話がまとまることがあります。「厄年を気にしていたらいい転職口を逃してしまう」ということにもなりかねません。
確かに、厄年には人生の節目としてトラブルやストレスにさらされる可能性は高いかもしれません。しかし、気をつけていればトラブルやストレスはある程度避けられます。
まして、平安時代や江戸時代の基準を多様化した現代にあてはめるのには少々無理があります。厄年は「注意する目安の年」くらいに考えるのがちょうどよいでしょう。厄年を理由に転職のチャンスを見送るのはもったいないことといえます。
厄年は日本の民間信仰や風習に関連する概念であり、転職とは何の関係性もありません。「厄年だから転職に失敗する」といった科学的根拠もないため、自身の思い描くタイミングで転職するとよいでしょう。
厄年であることに不安を感じている方は、神社やお寺で厄祓いをすることをおすすめします。気持ちを切り替えられ、前向きに転職活動を進められるようになるでしょう。
転職が初めての方、転職が久しぶりな方は、どのような点に注意して転職活動を進めたらよいか悩んでしまうこともあるでしょう。ここでは、転職を成功させるために意識したいポイントを4つ紹介します。以下を押さえることで転職の成功率を上げられるため、ぜひ参考にしてみてください。
転職活動を始める際はいきなり求人探しをするのではなく、まず転職の軸を定めることが大事です。転職の軸とは、転職先を選ぶ際に重視するポイント、あるいは譲れない条件といえます。転職の軸を定めることで求人選びにも一貫性が生まれ、スムーズに希望する転職先を見つけられるでしょう。
転職の軸を定めるために、まずは自身のこれまでのキャリアを振り返ってみてください。自分の得意としてきたことは何か、苦手な分野は何かを洗い出します。そして「どういった転職先が自分に向いているのか」を明確にしましょう。希望する転職先(業界・職種)が決まったら、労働条件や職場の雰囲気などを整理します。
自己分析の後は、数ある求人の中から応募する企業を選定します。事業内容や給与、社風などをしっかりと把握し、自分にマッチした企業を見つけましょう。転職では即戦力が求められるため、自分のスキルや経験を評価してくれる企業を選ぶことが大切です。
気になる求人をいくつかピックアップしたら、企業のWebサイトやSNSなどを調べて入念に企業研究をしましょう。複数の企業を比較・検討し、慎重に応募先企業を決めることがポイントです。
1社ずつ求人に応募していると、選考結果が出るまでは何も行動ができなくなります。スムーズに内定がもらえないと、転職するまでに予想以上の時間がかかってしまうでしょう。
転職先を早く決めたい場合は、複数の企業に応募して同時に選考を進めるのが得策です。また、複数社の選考を同時に受けることで企業の比較・検討がしやすくなります。納得感を持って転職先を決めれば、ミスマッチも防止できるでしょう。
よりよい条件で入社するためにも、必要に応じて条件交渉をしましょう。交渉に成功すれば、給与を上げられる可能性があります。ただし条件交渉にはコツが必要で、成功させるのは簡単ではありません。
給与の交渉をする場合は給与相場や自分の市場価値を理解したうえで、どのくらい交渉の余地があるかを見極める必要があります。相場から外れた給与額を提示すると、「常識のない人だ」とマイナスな印象を与えるため注意しましょう。また、交渉のタイミングは内定後~内定受諾前がおすすめです。
厄年が気になる方には、「厄祓い(厄除け)」がおすすめです。厄祓いをしてくれる神社やお寺には、厄年と該当生年を書いた看板などが掲げられています。
厄祓いで有名な寺社は全国各地にあります。転職前に社務所・寺務所などに出向き、厄祓いを申込むのもよいでしょう。
厄年には災いが起こりやすいといわれていますが、転職とは何の関係もありません。「厄年だから」と気にせず、自分が思い描くタイミングで転職活動を始めるとよいでしょう。どうしても厄年の転職が心配な方には、厄祓いをおすすめします。
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