更新日:2022/01/25
外資系企業などへ転職しようとするときは、英文での履歴書が必用なケースも多くあります。日本で一般的に言われる履歴書とはずいぶんスタイルの違うものなので、頭を切り替えて作る必要があります。今回は英文履歴書の書き方についてご紹介します。
目次
英文の履歴書には「カバーレター」と呼ばれる送付状を付けるのがマナーです。カバーレターは自己PRや実績紹介のために付けられ、履歴書より先に目を通されます。カバーレターの印象が悪いと履歴書が読まれないこともあるので注意しましょう。
英文履歴書は原則としてA4サイズ1枚にまとめます。学歴や職務経歴が長くなる場合は2枚程度まで増やして大丈夫ですが、不必要な情報がないか精査し、なるべくシンプルにまとめる方が好感を持たれるでしょう。見やすくするため必要に応じてフォントサイズを拡大したり、太字にしたりするのは効果的ですが、凝りすぎずシンプルなレイアウトを心がけるようにしましょう。
書式は特に決まりはないものの、一般的に①年代順(Chronological Resume)、②職務別(Functional Resume)、③年代順と職務別の混合式(Combination Resume)のいずれかでまとめます。年代順に記載するときは新しい情報から書いていく「逆時系列」にし、書類の上部ほどアピールしたい重要な項目を記載し、採用担当者の興味をひくように心がけましょう。
氏名、住所、電話番号、Eメールアドレスを記入します。一方、性別、生年月日、年齢、家族構成などは履歴書に「書く必要のない個人情報」です。日本の履歴書と同じ内容を羅列していると、意識の足りない人とみなされやすいので注意しましょう。写真の添付も必要ありません。
履歴書を送付した目的、すなわち「なぜその会社を志望したのか」という動機や希望する職種について記します。
どのような分野の仕事に何年就いたことがあるか、英語やその他のスキルがどの程度か、などについて箇条書きにします。具体的に使いこなせるPCのアプリケーション名を書いたり、得意なことについてPRしたりしても良いでしょう。
勤務経験のある会社ごとに社名、住所、役職名または所属先、在職期間、仕事内容や業績などをまとめます。営業成績の推移など、業績は具体的な数値で示すようにしましょう。英文にして職歴が長くなりすぎるときは、優先度の低い内容から削っていきます。
原則として最終学歴だけを記入しますが、複数書きたい場合は卒業年度が新しいものから並べます。専攻や学科名、学位、大学名、大学の所在地、学位取得(卒業)年度などを書くようにしましょう。
応募する仕事に関連する資格やスキルについて書きます。
第三者に自分のスキルや人柄を保証してもらうことで、履歴書の内容が確かなものであると証明したり、人脈をアピールしたりできます。一般的には「Available upon request」と記載し「必要に応じて用意します」というスタンスを示しておけば良いでしょう。
英文履歴書はビジネス用語(ビジネスワーズ)と呼ばれる単語を使って書くことに注意を払います。たとえば「help」ではなく「assist」、「use」ではなく「utilize」といった具合です。これらの言葉を選ぶことで、より専門的な内容に仕上がります。
同様に職歴や業績を記すときには、「アクションワーズ」や「アクティブ動詞」、「活用動詞」と呼ばれる動詞を選びましょう。たとえば、「established(確立した)」、「achieved(達成した)」、「arranged(調整した)」、「expanded(拡大した)」、「developed(開発した)」、「promoted(促進した)」などです。
まとめ
外資系企業だけでなく、グローバル化に力を入れている国内企業などでも英文履歴書は大きなアピール材料になります。国際的に活躍したい、語学力を活かした仕事に就きたい、と希望しているときはぜひ英文履歴書の作成にも取り組んでみましょう。
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