履歴書の特技欄には何を書く?採用者の興味を引く書き方のコツ|求人・転職エージェント

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履歴書の特技欄には何を書くべき?
採用者の興味を引く書き方のコツ

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転職活動において、企業とのファーストコンタクトとなる履歴書は、いうまでもなく大事な書類です。しかし、「学歴・職歴」や「志望動機」はともかく、「特技」欄には何を書けばいいのだろう…と悩んだことはありませんか?

ここでは、転職活動において履歴書が果たす役割から、履歴書に特技欄がある意味、特技欄の書き方、どうしても書くことが思い付かない場合の対策まで、詳しくご紹介します。

履歴書と職務経歴書それぞれの役割

まず、転職活動における履歴書と職務経歴書の役割から確認していきましょう。

企業は、応募者のプロフィールを確認するために履歴書の提出を求めます。基本的に、履歴書の内容だけで合否が決まることはありませんが、これを基に面接で質疑応答を行うため、重要書類であることには変わりありません。入社が決まった後は、人事情報として保管されます。

一方、職務経歴書は、履歴書からはわからない応募者のこれまでの業務経験やスキル、志望動機などを企業が知るための書類です。専門職など一定のスキルが必要な職種の場合、その内容によっては、書類選考で落とされることもあります。

履歴書の特技欄は何のためにある?

企業が書類選考を行うのは、多くの応募者から「この人に会ってみたい」と思える応募者を選抜し、面接でじっくりその人物の人となりを見極めるためです。

そんな企業の採用担当者にとって、履歴書の特技欄は、応募者の強みを想像したり、面接での会話の糸口としたりするための情報源。学歴・職歴や志望動機同様、しっかりチェックされていると考えましょう。

応募者にとって特技欄は、いわば自己アピールをするためのスペース。「英会話」「スポーツ」「特になし」などと適当に書くのではなく、採用担当者の興味を引くような書き方が求められます。

特技欄の書き方

採用担当者の興味を引きやすい特技とは、大雑把に分けると「珍しい」「実務に役立ちそう」「応募者の人柄が感じられる」のどれかにあてはまります。それぞれについて、詳しく紹介しましょう。

<珍しいもの>

  • ユニークなもの

    たとえば、ボルダリングや競技ダンス、ハンググライダーなど、経験者が少ないスポーツや、和太鼓、邦楽などの伝統芸能、マジック、居合いといった多くの人がやったことがないもの、詳しくないものに精通していれば、素直にそれを書くだけでアピールになります。

    採用担当者も「どういうものなんだろう?」「なぜそれに取り組もうと思ったんだろう?」と、興味を引かれるはずです。

  • 意外性があるもの

    たとえば「文系だがプログラミングが得意で、友人と一緒にゲームを作ったことがある」「やや小太りに見えるかもしれないが実は長距離に強く、高校・大学と陸上部に所属しており42.195km走れる」など、意外性を感じられる特技も、採用担当者の印象に残りやすいといえます。

    また、これらの特技を書くことで「プログラミングに強い」「体力がある」など、強みのアピールにもつながります。

<実務の役に立ちそうなもの>

  • コミュニケーションスキルに関するもの

    たとえば、カラオケやものまね、ダンス、演劇など、高いコミュニケーションスキルを連想させる特技は、相手に好印象を与える場合が多いです。営業職などでは、接待に使えるゴルフなども強みになるでしょう。

  • その企業が求める人物像に関係がありそうなもの

    たとえば、営業職なら「明るく元気があってフットワークの軽い人」、経理職なら「普通なら見落としがちなミスにも気付いてくれる人」など、それぞれの企業・職種ごとに採用したい人物像や、必要とされるスキルは異なります。

    そのため、特技が複数ある場合は、希望する職種に合わせて書き分けるのがおすすめです。営業職ならスポーツやアウトドアスキル、海外勤務も多い総合商社なら英会話というように、企業の求める人物像やスキルを連想させる特技を選ぶことで、間接的にその職種に向いていることをアピールできます。

<応募者の人柄が感じられるもの>

  • 企業研究したことをアピールできるもの

    企業の中には、福利厚生の一環として、社内で部活動やサークル活動を行っているところもあります。企業のウェブサイトやSNSなどでそのような情報が紹介されており、自分の趣味・特技と合致している場合は、そのスポーツや活動について書いてみるのもいいでしょう。

    面接で「ぜひ御社の○○サークルにも参加したい」と伝えれば、企業研究をしっかり行ったことや、入社したい気持ちが大きいことを同時に伝えることができます。

  • 長く続けているもの

    たとえば「小学校から大学までサッカー一筋」など、長く続けているものがあれば、それだけで強みになりうるでしょう。「コツコツとひとつのことを続けられる人物だ」と好印象につながる場合が多いです。

特技欄を書く際の注意点

特技欄を書く際に気を付けるべきポイントとしては、次のようなものがあります。

単語ではなく文章で書く

特技を書く際は「英会話」「一度会った人の顔と名前が覚えられる」など、単語や短文で書くのではなく「単語または短文+説明文」という構成にすることがおすすめです。
たとえば英会話が得意なら、下記のようにTOEICの点数や経験したことを簡潔に記載したほうが、採用担当官にもわかりやすく、面接の際にも聞かれやすくなります。

<特技欄 例>

英会話
現在TOEIC750点。語学力を活かして、大学のボランティアで外国人旅行者の案内を経験しました。

企業によって書く内容を変える

応募先がIT企業なら、たとえプログラマーではなくても「文系だけどプログラミングは得意」と記載することで、高評価につながる可能性は高いでしょう。しかし、業種によってはアピールにならない場合もあります。特技も志望動機と同様に、企業の業種や職種、企業が求める人物像に合わせて書く内容を変えましょう。

記載しないほうがいい特技を知っておく

特技欄は自己アピールの場であり、基本的には何を書いても構わないのですが、マイナスイメージを与える可能性が高く書かないほうがいい特技もあります。
まず、パチンコや競馬などのギャンブル系は金銭トラブルを連想させるのでNG。いくらプログラミングが得意でも、ハッキングなど犯罪を連想させるものは避けましょう。

また、アニメやゲーム、漫画などは、業界や仕事内容によってはプラスになる場合もありますが、ネガティブな印象を抱く人も少なくないので、避けたほうが無難です。

大げさに書いたり嘘を書いたりしない

特技欄を書く上で絶対に避けるべきは、自己アピールの場だからと実際よりかなり大げさに書いたり、嘘を書いたりすることです。特技欄に書いた内容は、面接で突っ込んで聞かれることも少なくありません。

その際にしっかりした受け答えができないと、コミュニケーションが苦手だと思われたり、見栄のためなら嘘をつく人間だと見なされたりして、大きなマイナスポイントにつながります。

特技欄に書いた内容そのものが書類選考の結果を左右することはほぼないため、正直に等身大の特技を記載するようにしましょう。

特技が思いつかない場合はどうするか

履歴書に記載する特技は、人より優れている必要はなく、スポーツや資格試験のような目に見える結果が必要なわけでもありません。「早起きが得意」でも「ものまねがうまい」でも、自分の主観で「特技だ」と思えるなら、特技として書いてしまって問題ないのです。

ただ、そう考えても、いざ特技といわれると、なかなか思いつかない人もいるでしょう。そんなときは、次のようなことを試してみてください。

  • 人に聞く

    長所や人より優れている点があっても、その人にとっては「その状態が当たり前」ですから、自分では気付かない場合があります。周りの人に、自分は何が得意か聞いてみると、思いもよらなかった特技を発見できるかもしれません。

  • 過去の経験を振り返る

    過去に人から褒められたり、感謝されたり、感心されたりした経験があれば、それが特技といえる可能性は高いです。大きなことである必要はないので振り返ってみましょう。

    参考までに、いくつか身近な特技の例を挙げておきます。

    • 誰に対しても緊張せずに話し掛けられる(コミュニケーション能力をアピール)
    • 10分あれば似顔絵が描ける(観察力をアピール)
    • 家電のスペックをわかりやすく説明できる(説明力をアピール)
    • 冷蔵庫の余った材料で料理が作れる(段取り能力、応用力をアピール)
    • 整理整頓が速い(処理能力をアピール)

大事なのは、特技そのものではなく、特技を通して何をどのようにアピールするかです。面接で質問されたときにきちんと答えることができれば問題ないので、自信を持って書きましょう。

なお、以上のことを試してもどうしても特技が思いつかない場合、特技欄のない履歴書を使うこともできます。
ただし、アピールする機会をひとつ失うことにもなりますので、あくまで最後の手段と考えましょう。

特技欄はアピールの場

履歴書の特技欄は、採用担当者にとっては応募者の人となりを知る情報源であり、応募者にとっては自身をアピールするチャンスです。履歴書を書く際は「採用担当者にアピールしたいこと」を考えて、書く内容を吟味してください。

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