更新日:2024/03/07
この記事のまとめ
転職活動をスタートし、いざ履歴書の作成に取りかかろうとする際、多くの人は、「履歴書に貼る写真はどのくらいのサイズが最適なのだろう」と一度は疑問に思うのではないでしょうか。
採用担当者が最初にあなたの顔を目にする機会となるのが、履歴書に貼る写真です。そのため、社会人としてのマナーをおさえ好印象を与える写真を貼る必要があります。
そこで今回は、履歴書に貼る写真の具体的なサイズ、使ってはいけない写真、Web応募時の対応方法、間違った場合の対処法、全般的な注意点などを解説します。
選考を有利に進めるためには、第一印象のよさが欠かせません。「たかが写真」と甘く考えず、よりよい仕上がりを目指して準備していきましょう。
目次
多くのケースにおいて、履歴書における写真は「採用担当者がはじめて見るあなたの姿」となります。
採用選考では、面接など対面による選考の前に書類選考を実施するのが一般的な選考フローです。そのため、履歴書の写真によってあなたの第一印象が決まることになります。第一印象はその後の評価にも少なからず影響をおよぼすことになるので、履歴書の写真は重要な役割を担うものといえるでしょう。
「顔さえわかればよいだろう」という安易な考えで撮影するのは危険です。どのような写真を提出すれば採用担当者に好印象を与えられるのかを考え、対策する必要があります。
履歴書写真については以下の記事でも解説しています。
履歴書に貼る写真のサイズは、縦40mm×横30mmが基本です。
市販の履歴書を見てみると、写真の貼付箇所にも適応サイズが記載されているはずなので、確認してみましょう。多くの履歴書には、縦36~40mm×横24~30mmと書かれており、数mm程度の誤差であれば問題なく貼付できるようになっています。ただ、見栄えの美しさとしては、枠線にちょうど収まる縦40mm×横30mmがおすすめです。
なお、履歴書にはA4・B5の2サイズがありますが、いずれの場合も写真のサイズは同様です。紙のサイズが小さいと写真サイズも小さくなるということはありません。
履歴書に貼る写真として選んではならないものを4つご紹介します。採用担当者からの印象を損なう可能性があるため、これらの写真は避けましょう。
運転免許用の写真を履歴書に使用するのはNGです。運転免許用の写真は縦30mm×横24mmで、履歴書の写真サイズよりも小さくなっています。小さい分には枠内に収まりますが、明らかに余白が大きいので見栄えが悪く、違和感があります。
パスポート用の写真についても履歴書に貼るのはNGです。そもそもパスポート用の写真は縦45mm×横35mmであり、履歴書よりも大きいサイズ設定となっています。そのため、履歴書に貼ろうとすると枠線をはみ出してしまいます。
「履歴書用のサイズに切ればよいのでは」と思う方もいるかもしれません。しかし、写真の背景が狭くなって顔が大きく見えたり、頭頂部やスーツが見切れてしまったりして、一目で違和感を与える写真になってしまいます。
プライベートで撮影した写真を履歴書に貼るのはもってのほかです。たとえ履歴書用のサイズにぴったりだとしても、ビジネスシーンで使用するにはふさわしくありません。採用担当者に不快感を与え、ふざけている、真剣味がないなどと評価されることになります。
プライベート写真と同様の理由で、SNSに使用している写真も履歴書に貼るのもNGです。社会人としての常識やマナーに欠けると判断されてしまいます。
近年の採用選考では、紙の履歴書を郵送する従来の形ではなく、履歴書データをWebから送ることを求めるケースも多々見受けられます。
Web応募の場合においても、履歴書に貼る写真サイズは調整する必要がありますが、通常とはサイズの概念が異なるため注意が必要です。
Web応募の場合は、写真サイズを560×420ピクセル、600×450ピクセルのいずれかで提出するのが一般的です。実物の写真とデータでは単位が異なるため、わかりづらくなりますが、縦横の比率は変わらず4:3となっています。サイズが大きくなるほどデータ量も大きくなりますが、その分拡大してもなめらかな画質が保たれます。
データ容量については、一般的に2MB程度までなら問題なくアップロードが可能です。ただし、企業の使用するツールによっても異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
もし用意した写真データでは大きすぎる場合は、写真をリサイズして小さくするか、写真ファイルを圧縮する必要があります。Web上では無料で編集できるサイトもあるので活用しましょう。Windowsパソコンを使用している場合は、デフォルトでインストールされている「ペイント」アプリでトリミングが可能です。
履歴書に貼る写真を用意したもののサイズを間違っていたことに気づいた場合は、新たに撮り直しましょう。先程触れたように、大きい写真をサイズが合うように切り取ったとしても、不自然な写真に仕上がってしまいます。
採用担当者は採用のプロであり、履歴書を数多く見てきているため、すぐに違和感を覚えます。履歴書の写真は転職活動において重要な役割を担うものですので、写真が原因で評価をおとすことがないよう、正しいサイズの写真を用意しましょう。
履歴書の写真を準備するにあたってのポイントや注意点をご紹介します。採用担当者に好印象を与えられるよう、細かい部分まで配慮を欠かさないようにしましょう。
用意した写真を履歴書に貼る前に、写真の裏に自分のフルネームを書いておきましょう。万が一、写真が履歴書から剥がれてしまっても、誰の写真か一目瞭然なので、採用担当者の手を煩わせることがありません。ただし、筆圧が強すぎたりペンの色が濃すぎたりすると表面に影響してしまう可能性があるため、鉛筆やシャープペンシルで軽く書いておくとよいでしょう。
履歴書の写真を撮影する際には、身だしなみや服装を整えましょう。ビジネスシーンであることを認識し、シワや汚れのない黒や紺のスーツ、白い無地のシャツを着用するのが最適です。女性はブラウスやカットソーでもよいですが、あまり胸元が開いていないものを選びましょう。男性については、落ち着いた色・デザインのネクタイを着用します。
髪型は目や顔にかからないようにセットし、長い場合はまとめましょう。
履歴書に貼る写真は、スタジオや写真館で撮影したものを使用するのがベストです。時間や費用はそれなりにかかりますが、最適な撮影環境でプロに撮影してもらった写真はワンランク上の仕上がりとなります。あらかじめ履歴書用の写真であることを伝えれば、データ形式で写真を渡してくれる場合もあります。
より手軽に撮影したい方は、スピード写真やアプリを使用しても問題はありません。スピード写真は駅前など多くの場所に設置されていますし、アプリなら自宅にいながら撮影が可能ですので、在職中の方でも写真の準備がしやすいでしょう。費用も数百円程度なので、コストを抑えたい方にも最適です。
履歴書に貼る写真のサイズは、縦40mm×横30mmが一般的です。数mm程度の誤差は問題ありませんが、見栄えを考え、ぴったりのサイズで用意することをおすすめします。
履歴書の写真は、あなたの第一印象を決定づける重要な役割をもつものです。多少の手間や費用はかかりますが、内定獲得により近づくためにも、しっかりと準備しましょう。
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