更新日:2022/04/01
在宅作業で完結することができるプログラミングは、副業としては理想的です。
では、未経験者でもプログラミングを副業にすることはできるのでしょうか。
未経験者がプログラミング案件を獲得するまでの手順と、必要な知識などについて具体的に紹介していきます。
目次
副業でプログラミングをするメリットは数多くあります。
ぜひ、自身の生活と照らし合わせて考えてみてください。
プログラミングの副業案件の大半は、成果報酬制です。
作業開始から納品までの日数は、数日間~数ヵ月とさまざまですが、クライアント企業からの要望に従ってプログラミングし、期日までに納品するスタイルが一般的です。
そのため、納期と品質さえ確保できれば好きな時間に在宅で作業できるのが魅力です。
仕事量や作業時間が調整しやすいプログラミングは、副業に適した職種といわれています。
ITやプログラミングの分野では、技術の進歩のスピードが凄まじく、常にスキルのアップデートが求められます。
副業を通して知らなかった技術や新しい方法を学ぶことも可能ですし、プログラミングの実績作りにも役立ちます。
プログラマーの採用試験では、過去に作成したコードや作品をまとめたポートフォリオの提出を求められることがありますが、副業で作成したプログラムも実績として掲載できるので将来の仕事への備えにもなります。
副業でプログラミングをするメリットもありますが、当然デメリットも存在します。
時間と仕事量の調整がしやすいとはいえ、副業にかかった分だけ余暇の時間は減ってしまいます。
例えば、1日あたり2時間30分の稼働で、週5日副業をしたとすると、1ヵ月あたりの副業時間は50時間にもなります。
副業経験者の中には、自由時間がゼロになってしまったと漏らす方も少なくありません。
副業と言っても、クライアント企業にとっては本業・副業という区別はなく、品質・納期共に本業と同等のレベルが求められます。
本業が忙しい時期と重なってしまうと、夜遅く帰宅してから副業をするということもあり得ます。
それにより体調を崩したり、本業の勤務中に睡魔に襲われたりしてしまうと、本業が疎かになりかねません。
プログラミング未経験者が、副業を獲得するまでのステップは次のとおりです。
プログラミングの副業は、他の副業に比べて報酬が高い傾向にありますが、使用できるプログラミング言語により報酬金額が異なります。
どの言語を学ぶべきかを迷っている方にお勧めしたいのが、HTML、CSS、WordPress、Bootstrap、JavaScriptなど、Web制作系の言語です。
Web系の言語は習得が比較的簡単で、副業案件を獲得しやすいという特徴があります。
プログラミング初心者は、スクールか独学でプログラミングを学習することになります。
独学の場合、書籍を購入して読んだり、プログラミング関連のWebサイトを参考にしたりしながら、自分でコードを作成してスキルを身につけていきます。
独学のメリットは、低コストでできることと、自分で時間の調整が可能なところです。
しかし、全て自分で調べていかなければならず、分からないことがあった場合、解決までに時間がかかってしまう可能性があります。
また、スキルを習得するまでにも時間や努力が必要になります。
プログラミングスクールの場合は受講は有料ですが、わからないときにはアドバイスがもらえて、効率的に学習を進める事ができます。
プログラミングスクールには、通学制のほか、オンラインスクールもあります。
オンラインスクールでは、対面でのアドバイスは受けられませんが、授業料は通学制よりも安価です。
プログラミングのスキルを身に付けることができれば、副業案件探しはそれほど難しくはありません。
副業の求人を多数掲載しているWebサービスで、習得した言語名や希望条件などを入力して検索してみましょう。
自分の条件に合った案件を見つけたら応募します。
書類選考などを経て採用された場合には、クライアントと諸条件をすり合わせて内容を決定し、副業としてプログラミングを開始するという流れになります。
副業で取り組める案件を探す方法として一番効率が良いのは、Webサービスを利用することです。
クラウドソーシングなどには、毎日何十件もの新しい案件が登録され、スキルさえあれば複数の案件から選ぶ事が可能です。
ただし、クラウドソーシングでは、報酬が著しく安価な案件なども混じっていることがあるため、応募前に諸条件を細かく確認しておきましょう。
また、IT企業に務めている友人がいる場合、プログラミングができることを伝え、案件を紹介してもらったり、勉強会やセミナーに参加して、名刺交換した相手に紹介してもらうという場合もあります。
プログラミングの副業を始める前に、以下の注意点を確認しておきましょう。
副業解禁の流れが大きいとはいえ、副業を禁止している企業は多くあります。
本業の勤務先企業が副業を認めているかは、就業規則で確認しておきましょう。
副業禁止の規定がある企業では、万が一違反した場合に、懲戒処分などの厳しい罰則が定められていることも珍しくありません。
本業が副業を認めていない場合、就業規則を無視して副業することは大きなリスクを伴います。
プログラミングの副業は、自分が受注した分のコードが仕様通り動作するまで完了しません。
不具合があった場合はその修正作業も含めて期日までに終えなくてはいけません。
スケジュールが十分に確保できる案件を選び、本業に支障をきたしたり、体調を崩したりすることがないようにすることが大切です。
自分の今後のスケジュールなどをしっかりと確認し、副業に時間を割く余裕がない場合は、無理に受注しないようにしましょう。
例えば、本業で年間400万円の給与収入を得ている方が、年間20万円を超える所得を副業で得た場合には確定申告をする必要があります。
期限内に手続きできなかった場合は、無申告加算税や延滞税が発生するなど、ペナルティが課されることもあります。
また住民税は、副業で得た収入の大小に関わらず、所得に応じて加算されるので注意しましょう。
キャリアアップや収入増を目指すために副業を始める方も多いですが、副業以外にも転職することによって新しいスキルを身につけたり、収入アップが可能となります。
プログラミングの副業はコツコツとコードを作成するのが好きな方には向いていますが、どうしてもプロジェクトの末端の作業ばかりを担うことになりがちです。
副業と、正社員だからこそ取り組めるプロジェクトとでは、やりがいや規模が異なります。
プロジェクトの上流部分を担い、将来的にはプロジェクトマネジメントのスキルを身につけてさらなる収入アップを目指したいのであれば、転職して正社員プログラマーを目指す方が得策です。
プログラミング未経験者がプログラミングを副業にするためには、知識とスキルを習得することが何よりも大切です。
スキルさえ持っていれば案件の獲得は難しくありません。
一方、副業でできるプログラミング案件は、どうしてもプロジェクトの補助的な作業ばかりになってしまいます。
長期的な視点でキャリアアップを目指すのであれば、副業ではなく転職することも選択肢に入れることをおすすめします。
転職する際には、プロのキャリアアドバイザーがいるマイナビエージェントのご利用がおすすめです。
各業界や企業に精通したプロのキャリアアドバイザーのほかに、企業担当のアドバイザーも在籍しています。
求人票には載っていない企業の情報を知ることができます。
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